User Manual

MX49MX61MX88リファレンスマニュア
本機のしくみ
コンピューターと
接続して使う
iOSアプリと
組み合わせて使う
本機の構成
コントローラー部
音源部
エフェクト部
アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
活用した音楽制作
リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
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押さえた鍵盤とアルペジオタイプの関係について
押さえた鍵盤とアルペジオタイプの関係は、アルペジオタイプのカテゴリーによって、大きく3つのタイプに分けるこ
とができます。
ノーマルボイス用のアルペジオタイプ
ノーマルボイスで鳴らすことを想定して作られたアルペジオタイプ(DrPc、Cntr以外のカテゴリーが該当)には、アル
ペジオの鳴り方として下記3種類が用意されています。
押鍵音だけが鳴るタイプ
押鍵音(押鍵音に対するオクターブ音も含む)だけを使って、アルペジオが自動演奏されます
押鍵したノートに合わせて鳴るタイプ(Note)
1つの鍵盤を押しただけで、その音がルートとなるような特定のコードタイプのフレーズが、自動演奏されます。さら
に他の鍵盤を追加で押していくと、押鍵した音に合わせてフレーズの音の高さが変換されます。このタイプのアルペジ
オについては、別PDFファイル「データリスト」内にある「ArpeggioTypeList」をご参照ください。
押鍵したコードに合わせて鳴るタイプ(Chord)
押した鍵盤からコードタイプを判別し、コードに沿って音程変換されたアルペジオが、常に適切な音域で自動演奏され
ます。このタイプのアルペジオについては、別PDFファイル「データリスト」内にある「ArpeggioTypeList」をご
参照ください。
NOTE
これらのアルペジオタイプはノーマルボイスを想定して作られているため、ドラムボイスを使って鳴らしても、音楽的な演奏
にはなりません。
ドラムボイス用のアルペジオタイプ(カテゴリー :DrPc)
アルペジオタイプの中には、ドラムボイスで鳴らすことを想定して作られたものがあります。この場合のアルペジオ機
能は、リズムパターンの自動演奏として機能します。これらのアルペジオタイプでは、リズムパターンの鳴り方に、下
記3種類が用意されています
1つのドラムパターンだけが鳴るタイプ
押鍵音に関係なく(同時に押した鍵盤の数や種類に関係なく)、常に同じドラムパターンが鳴ります。
1つのドラムパターンをベースに打楽器を追加していくタイプ
1つの鍵盤を押した場合は、どの鍵盤を押しても同じドラムパターンが鳴ります。さらに他の鍵盤を追加で押していく
と、各鍵盤に割り当てられた打楽器を使ったリズムパターンが、最初に鳴っていたドラムパターンに追加されていきま
す。
押鍵音に割り当てられた打楽器だけを使うタイプ
1つの鍵盤を押した場合は、その鍵盤に割り当てられた打楽器を使ったリズムパターンが鳴ります。さらに他の鍵盤を
追加で押していくと、各鍵盤に割り当てられた打楽器を使ったリズムパターンが、追加されていきます。したがって、
複数の鍵盤を押すことで、押した鍵盤に割り当てられた打楽器音を使ったドラムパターンを作り上げることになりま
す。ただし、タイプによっては、同じ鍵盤でも押す順番によってドラムパターンが変わるので、同じ打楽器を使ってい
ろいろな種類のリズムパターンを作りだせます。
NOTE
上記3種類のタイプは、特にカテゴリー名やタイプ名で区別されているわけではありません。アルペジオタイプを選んで実際
に鳴らしてみることで確認できます。
NOTE これらのアルペジオタイプはドラムボイスを想定して作られているため、ノーマルボイスを使って鳴らしても、音楽的な演奏
にはなりません。
コントローラーの情報を中心に作られたアルペジオタイプ(カテゴリー :Cntr)
これらのアルペジオタイプでは、コントロールチェンジやピッチベンドデータ中心のシーケンスが組まれており、それ
を再生することによって押鍵中の音が変化していきます。ノートオン/オフ(音符)データを含まないアルペジオもあり
ます。
NOTE
カテゴリーがCntr(コントロール)でノートオン/オフ(音符)データを含まないアルペジオタイプを選択した場合は、ボイスに
よって音が鳴らなくなる場合があります。
アルペジオの活用のヒント
アルペジオは、ライブパフォーマンスなどで演奏を補助するためのツールとしてだけではなく、楽曲制作などで
もクオリティーの高いMIDIデータを手軽に入力したり、目的の楽器や音楽ジャンルにぴったりあったバッキング
フレーズを作成したりするツールとして活用できます。活用方法については、取扱説明書の「クイックガイド」
をご参照ください。