User Manual

MX49MX61MX88リファレンスマニュア
本機のしくみ
コンピューターと
接続して使う
iOSアプリと
組み合わせて使う
本機の構成
コントローラー部
音源部
エフェクト部
アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
活用した音楽制作
リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
5
音源部
音源部は、鍵盤やノブなどによる演奏情報によって、実際に音を出す部分です。ここでは本機の音源方式である
AWM2音源について、またサウンドの基本となるボイス、その組み合わせであるパフォーマンスについて説明します。
AWM2音源
本体には、AWM2音源が内蔵されています。AWM2音源とは、ヤマハ
の多くのシンセサイザーに用いられている音源方式で、あらかじめサン
プリングされたリアルな波形(音の素材)を基にさまざまな音を作り出し
ます。生の楽器が持つ複雑な波形をそっくりそのまま持ち、音の要素と
して有効に活用できるように加工されているので、ピアノや管楽器など
をはじめとする楽器音を、高品位なサウンドで再現できます。また、リ
アルな再現性にとどまらず、フィルターやエンベロープジェネレーター
などを使って、積極的に新しい音作りを試みることも可能です。
ボイスについて
ボイスとは、本体に内蔵されている楽器音色のことです。本機には、ノーマルボイスとドラムボイスの2種類のボイス
が内蔵されています。
ノーマルボイス
ノーマルボイスは主に音階演奏ができる楽器の音色です。鍵盤どおりのピッチで発音します。1つのノーマルボイス
は、音の素材である波形が複数組み合わされて構成されています。
ドラムボイス(ドラムキット)
ドラムボイスは主に打楽器の音色です。C0〜C6の範囲の各鍵盤(ノート)に、ドラムやパーカッションの楽器音が割り
当てられています。ドラムボイスはドラムキットとも呼ばれています。
NOTE
初期設定で鍵盤に割り当てられているノートは、MX49はC2〜C6、MX61はC1〜C6です。C0〜C1/C0〜C2の音を鳴ら
すには、OCTAVE[−]ボタン、またはTRANSPOSE[−]ボタンを使って鍵盤の音の高さを変更します。
内蔵AWM2音源
ベロシテ
(鍵盤を押す強さ)
1つの
ノールボイス
鍵盤
異な打楽器
(C0〜C6)
C0
C1 C6
1つドラムボイス(ドラムキト)