User Manual

ボイスパラメーター
7
1-2-2 Pitch( ピッチ )
電子楽器の音源部にあるオシレーターから出力された波形の音高をコントロールします。
ピッチユニットは、エレメントのチューニングやピッチ EG の設定など、ピッチに関する設定を
コントロールします。エレメントごとにピッチをずらしてデチューン効果を作ったり、ピッチ
EG( ピッチエンベロープジェネレーター ) によって、鍵盤を弾いた瞬間から音が消えるまでの、
ピッチの時間的な変化を作ります。
VelocityLimit
( ベロシティーリミット )
エレメントが発音するベロシティーの、最低値と最高値を設定します
ここで設定したベロシティーリミット内で、エレメントが発音します
この設定により、たとえば、弱く弾いたときと強く弾いたときで異なるエレ
メントを発音できます。
93 34 のように最低値と最高値が逆になるような設定を行なった場合
1 34 93 127 の範囲で発音します。
NoteLimit
( ノートリミット )
エレメントが発音する音域の最低音と最高音を設定します。
ここで設定した最低音と最高音の鍵盤範囲で、エレメントが発音します。
C5 C4 のように最低音の方が最高音より音程が高くなるような設定を
なった場合、C -2 C4 C5 G8 の範囲で発音します。
CoarseTuning
( コースチューニング )
エレメントまたはドラムキーのピッチを半音単位で調整します。
FineTuning
( ファインチューニング )
エレメントまたはドラムキーのピッチを 1 セント単位で微調整します。
セントとは、半音を 100 等分した音程の単位です。(100 セント=半音)
PitchVelocity
Sensitivity
( ピッチベロシティーセンシティ
ビティー )
エレメントまたはドラムキーのピッチを、鍵盤を弾く強さ ( ベロシティー )
で変化させる度合いを設定します。
プラスの値 :鍵盤を強く弾くほど音が高くなります。
マイナスの値 :鍵盤を強く弾くほど音が低くなります
0:元のピッチのまま変化しません
FineScalingSensitivity
( ファインスケーリングセンシ
ティビティー )
ファインチューニングによるピッチの変化について、鍵盤の高低によって増
減する度合いを設定します。
プラスの値 : 低音部の鍵盤を弾いたときはピッチが下がり、高音部の鍵盤
を弾いたときはピッチが上がります。
マイナスの値 :低音部の鍵盤を弾いたときはピッチが上がり、高音部の鍵
盤を弾いたときはピッチが下がります。
Random
(ラム)
鍵盤を弾くたびにエレメントのピッチをランダムに変化させます。
値を大きくするほどピッチ変化が大きくなります。
0 に設定すると、元のピッチのまま変化しません。
PitchKeyFollow
Sensitivity
( ピッチキーフォローセンシティ
ビティー )
センターキーで設定した鍵盤のピッチを基準として、となりの鍵盤との音程
を設定します。
+100%( 通常の設定 ):となりの鍵盤との音程差が半音になります。
0%:となりの鍵盤との音程がなくなり、すべての鍵盤でセンターキー
指定したピッチが鳴ります。
マイナスの値 :ノートの高低と実際に鳴る音の高低が入れ替わります。
このパラメーターは、音階演奏を必要としない効果音や、ノーマルボイスと
して打楽器を使う場合など、となりの鍵盤との音程が必ずしも半音である必
要がない場合などで有効です。