User Manual

問題の解決とヒント
DMEセットアップマニュアル
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ユーザーモジュールをダブルク
リックしても、「UserModule」
ウィンドウが開かない。
問題のユーザーモジュールが、
[OpenUserModuleDesign
Window]を選択した上で保存されて
いる。
Saveダイアログを開いて[OpenUserModuleEditor]を選択
し、ユーザーモジュールを再保存してください。
スロットインコンポーネントを
右クリックし、コンテキストメ
ニューから[Open]を選択しても
エディターが表示されない。
該当のスロットインコンポーネント
がエディターを装備していない。
「Synchronization」ウィンド
ウのメッセージエリア内に
「ResetConfig...」メッセージ
が長時間表示される。
シーンが多数保存されている場合、
処理に時間がかかることがあります。
モニター出力のポートを選択で
きない(DME64N/24Nのみ)
既に使用されている(ワイヤーで結線
されている)出力ポートはモニター出
力先として選択できません。
空いている出力ポートを選択してください。
注意点
USBポートとドライバーのイン
ストール
複数のUSBポートが装備されたコンピューターの場合、ドライバーが各ポートに個別にインストールさ
れます。したがってインストール完了後に、元々使用していたポートとは別のポートを使用して接続する
場合、ドライバーを再度インストールする必要があります。これを避けるには、DME接続専用ポートを
あらかじめ決めておくか、コンピューターのすべてのポートにドライバーをインストールしておくように
します。また使用するDMEの機種(DME64N、DME24N、DMESatellite)によって、USBドライバー
が異なることにも注意してください。同じ機種のDMEであれば、複数のユニットに対して同じドライバー
を使用することができますが、たとえばDME64NとDME24Nのように機種が異なる場合には、異なる
USBドライバーが必要となります。(USBドライバー自体は同じものですが、インストールの際に使用
するINFファイルが異なります)。
USBハブの使用は避ける コンピューターに標準のUSBポートに直接DMEを接続してください。USBハブを使用して接続すると、
コンピューターがDMEを認識しないことがあります。
市販のセキュリティソフトウェ
アンチウィルス、アンチスパイウェアなどのインターネットセキュリティアプリケーションがコンピュー
ターにインストールされている場合、そのファイアウォールによってDME-NNetworkDriverがブロッ
クされ、DME本体の接続とリモート操作を行なえなくなることがあります。P2Pアプリケーションなど、
常時バックグラウンドで作動している通信ソフトとの互換性にも注意してください。
パソコンの節電オプション ノートパソコンの場合、節電オプションの一部にネットワーク接続を自動的に切断するものがあります。
この機能により、その時点でオンライン接続しているDME本体との接続が切断します。このような現象
が見られたら、節電オプションをチェックしてください。
無線ネットワーク 市販の無線ネットワークアクセスポイントを利用して、無線通信機能を備えたノートパソコンと接続する
ことができます。そのためにはネットワークについて良く理解しておくことが必要です。また、詳細な設
定法についてはアクセスポイントのユーザーマニュアルを必ず参照してください。
ワードクロックの設定 DMEDesignerを使用して新しいファイルを作成する場合、ワードクロックの初期設定は「INT48k」
となっています。ワードクロックスレーブとしてDMEの操作を行なうシステムでは、オンライン接続す
る前にこのワードクロック設定を変更する必要があります。初期設定を変更しないままDMEをオンライ
ン接続すると、システム内の他のユニットとのワードクロックの同期が行なえなくなり、クリック音が発
生して他のユニットに損傷を与える可能性があります。DMEDesignerを使用する際には、できるだけ
クロック設定を行なうことをおすすめします。
DMEの初期化 問題が生じた際、DMEを初期化することで問題を解決できる場合があります。特に、シーンリコール時
にDMEがフリーズした場合(起動中またはオンライン接続時)にはこの方法が役立ちます。オプション
02(DeleteAllData)を選択しないようにご注意ください。このオプションを選択すると、DME本体の
ファームウェアまで削除されてしまいます。この場合、ファームウェアを更新しない限りDMEが使用で
きなくなります。初期化に関する詳細については、DME64N/DME24N取扱説明書の「DME64N/
DME24Nを初期化する」、またはDMESatellite取扱説明書の「DMESatelliteを初期化する」を参照
してください。
Analyze機能の使用
DMEDesignerを使用してコンフィギュレーションを作成したら、Analyze機能を使用してコンフィギュ
レーションのチェックを行なうことをおすすめします。この機能を使わない限り、作成したコンフィギュ
レーションが実行可能であるかどうかを完全に判断することはできないことにご注意ください。リソース
メーターだけではオンラインにできるかどうかはわかりません。したがって、必ずAnalyze機能を使用し
て最終的なチェックを行なうようにしてください。また、サンプリング周波数を正しく設定してから
Analyze機能を使用してください。たとえば、48kHzで解析結果がOKでも、実際に96kHzで使用する
とDSPのリソースが足りなくなる場合があります。サンプリング周波数は、メインパネルウィンドウの
[Hardware]→[WordClock]ダイアログボックスで設定できます。
問題点 考えられる原因 修正方法