User Manual

4章 デザイナー
DMEDesigner取扱説明書
311
ShowSignalDelay(遅延値の表示)
オーディオプロセッサーでの処理の時間、信号が遅延します。
[Tools]メニューの[ShowSignalDelay]コマンドは、遅延値を計測しコンポーネントに表示しま
す。コマンドを選択すると、遅延値の表示をON/OFFします。ONになっているときは、マークが点
灯します。
ONにすると、遅延値を求めるためにコンパイルされ、コンポーネントおよび結線の遅延値が表示さ
れます。コンパイルにより取得された遅延値は、コンフィギュレーションを編集するまで有効になり
ます。遅延値は、Sample単位で表示されます。
ツールバーの[ShowSignalDelay]ボタンと連動しています。
コンフィギュレーションウィンドウごとに、[ShowSignalDelay]ON/OFF設定が保存されます。
別のコンフィギュレーションウィンドウでON/OFFを切り替えても、影響を受けません。
[ShowSignalDelay]ONの状態でコンフィギュレーションを編集すると、自動的にOFFになり
ます。
コンポーネントとI/Oコンポーネントの遅延値は、オブジェクト下部中央に表示されます。
ワイヤーの遅延値は、接続先オブジェクトの入力ポート付近に表示されます。
NOTE
SPXコンポーネントは原音にエフェクト音を付加するため、BypassON/OFFによって遅延値が異なります。[Show
SignalDelay]をONにすると、BypassON時の遅延値が表示されます。
NOTE
WavFilePlayerコンポーネントは、外部入力を選択した場合の遅延値が表示されます。再生されるWaveファイルの遅延
値は表示されません。
NOTE
結線に明らかな問題がある場合は、「Someerrorsoccurredwhilecompiling.PleasetryAnalyze,andtheerrorof
thereasonisdisplayed.」のエラーメッセージが表示されます。コンフィギュレーションの解析(314ページ)を実行する
ことでエラーの原因を確認できます。
NOTE
コンパイルの実行中は、コンパイルが進行中であることをプログレスバーで表示します。実際の処理の進捗とプログレス
バーの表示は一致しない場合があります。また、必ずコンパイルが完了することを保証するものではありません。長時間
待ってもコンパイルが完了しない場合は、[Abort]ボタンをクリックしてコンパイルを中止してください。コンパイルに
失敗した場合は、不要なコンポーネントや結線を削除したり、消費リソースが少ないコンポーネントに置き換えたりしてか
ら、コンパイルし直してみてください。
[ShowSignalDelay]をONにするト上に遅延値が表示されます。