User Manual

6章 コンポーネントガイド
DMEDesigner取扱説明書
490
名称 機能
1
MicIn.メーター Near-endMicから入力された信号のレベルをチャンネ
ルごとに表示します。
RefIn.メーター AECの参照信号として使用するFar-end入力のレベルを
チャンネルごとに表示します。この信号を適正なレベル
に保つことによって、エコーキャンセラーがより効果的
に機能します。
EchoAttn.メーター エコーキャンセル量をチャンネルごとに表示します。
このレベルが大きいほどエコーキャンセラーが機能して
いることを示します。
ERLメーター ERL(エコーリターンロス=スピーカーから出力され
再びマイクに入力される音声のレベル)をチャンネルご
とに表示します。このレベルがなるべく小さくなるよう
にスピーカーとマイクの位置を調整すると、エコーキャ
ンセラーがより効果的に機能します。
セクション パラメーター 設定範囲 機能
2
AEC AECOn ON/OFF エコーキャンセラー機能のON/OFFを設定します。
OFFに設定すると、AECの学習も止まります。
Effect 1,2,3,4
エコーの除去量を設定します。数字が大きくなるほど多く
のエコーを除去できます。しかしその分音質が劣化します
ので、バランスをチェックしながら調節してください。
Distance 240(Meter) 設置しているマイクとスピーカーの距離を設定します。
複数のマイクとスピーカーを接続している場合は、最も
近いマイクとスピーカーの距離を設定します。距離が
2m以下の場合は2(初期値)に設定してください。
Advancedボタン AdvancedSettingsエディターウィンドウを表示しま
(491ページ)
NROn ON/OFF プロジェクターや空調などの恒常的なノイズを減らす
ノイズリダクション機能のON/OFFを設定します。
通常はONに設定して使用してください。
3
MatrixRouter ON/OFF Far-end入力の各チャンネル(AD)の信号を、AEC(1
4)の参照信号として使用するかどうかを設定します。
4
Far-endNoiseReduction ON/OFF Far-end入力の各チャンネル(AD)の入力に対し、
ノイズリダクション機能のON/FFを設定します。
通常はONに設定して使用してください。
5
Feedback
Suppressor
FBSOn ON/OFF フィードバックサプレッサー機能のON/OFFを設定し
ます。Near-endのマイク入力を自己拡声して使用する
場合は、この設定をONにすることで不意のハウリング
を自動的に抑制できます。
Width 1/10,1/60,1/93
(oct)
ハウリングを検出した周波数に挿入するノッチフィル
ターの遮断幅を設定します。フィードバックサプレッ
サーによる音質変化が気になる場合は遮断幅を細くして
ください。「1/93」に設定するとノッチフィルターの
遮断幅が最も細くなります。ただし、その場合フィード
バックサプレッサーの効果が小さくなることがありま
す。デフォルトでは「1/10」に設定されています。
Depth -6,-12,-18
(dB)
ハウリングを検出した周波数に挿入するノッチフィル
ターの遮断量を設定します。「-18」に設定するとハウ
リングを最も強く抑制します。ただし、その場合フィー
ドバックサプレッサーによる音質変化が大きくなる場合
があります。デフォルトでは「-6」に設定されています。