User Manual
DANTEVIRTUALSOUNDCARD ユーザーガイド
Danteレイテンシー
Dante latency ドロップダウンボックスにより、ユーザーが受信レイテンシーの表示と設定を行うことができます。
受信レイテンシーはコンピュータでの処理遅延とネットワークでの遅延をまとめて補正した値です。許容される値
は以下のとおりです。
ドロップダウンボックス 目的 許容される値
Dante Latency:
Dante Virtual Soundcard が
再生前に使用する受信レイテ
ンシーの表示と設定
Low (4ms)
Medium (6ms)
High (10ms)
一般的に、Dante Virtual Soundcard が高性能の PC で動作しているときには Low の設定を使うことができます。
性能の低いコンピュータは、Dante レイテンシーの設定を High にする必要がある場合があります。
Dante レイテンシーを小さく設定しすぎると、オーディオが一時的に欠落するおそれがあります。
ネットワークインターフェース・アイコン
ネットワークインターフェース・アイコンが Settings タブの ON/OFF ボタンの下に表示されます。これは Dante
Virtual Soundcard が使用しているネットワークインターフェース(コンピュータのイーサネットポート)の状態を示し
ます。
アクティブな 1 Gbps イーサネットネットワークイ
ンターフェースを検出しました。
アクティブな 100 Mbps イーサネットネットワーク
インターフェースを検出しました。
イーサネットネットワークを検出していません。
ネットワークインターフェースの選択
ネットワークインターフェース・アイコンの右に、Dante Virtual Soundcard が使用するネットワークインターフェース
の表示と選択を行うことができるドロップダウンボックスがあります。コンピュータの有線イーサネットネットワーク・
インターフェースが複数ある場合には、使用するインターフェースをここから選択してください。
現在選択されているインターフェースの IP アドレスとイーサネット MAC アドレスがドロップダウンボックスの下に
表示されます。
Dante Virtual Soundcard は無線、USB、ブルートゥース、およびブリッジされたイーサネットインター
フェースは使用できません。
一台の PC または Mac 上で動作するすべての Dante アプリケーションは、どのイーサネットインタ
ーフェースが選択されているかの情報を共通で持っています。例えば、Dante Controller と Dante
Virtual Soundcard を一台の PC にインストールし、Dante Virtual Soundcard から新しくイーサネット
インターフェースを選択した場合、Dante Controller の設定も新しく選択されたインターフェースに
自動的に切り替わります。
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