User Manual
Dante Controller ユーザーガイド
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リダンダンシー
Dante 機器の多くはリダンダンシーを持つオーディオルーティングに対応しています。これらの機器
はプライマリーとセカンダリーのラベルを持つ2つのネットワークインターフェースを備えています。
プライマリーインターフェースは1つの物理ネットワークに接続する必要があります。リダンダン
シーを用いる場合には、セカンダリーインターフェースを別のネットワークに接続する必要がありま
す。セカンダリーインターフェースはプライマリーインターフェースと通信することはできません。
機器でセカンダリーネットワークが利用可能な場合には、リダンダンシーが自動的に有効になります。
同じオーディオデータがプライマリーとセカンダリー両方のネットワークに同時に送信されます。片
方のネットワークに問題が生じた場合でも、もう片方のネットワークを通して引き続きそのオーディ
オデータをフローします。
注: Dante のリダンダンシーでは、任意のリダンダンシー対応機器のプライマリーおよびセカンダ
リーの両インターフェースが同じリンクスピードで接続していることが必要です。たとえばプライマ
リーインターフェースが 1 Gbps のスイッチポートに接続されている場合、セカンダリーインター
フェースも 1 Gbps のスイッチポートに接続しなければなりません。同様に、プライマリーインター
フェースが 100 Mbps のスイッチポートに接続されている場合、セカンダリーインターフェースも
100 Mbps のスイッチポートに接続しなければなりません。
注: リダンダンシー非対応の Dante 機器はプライマリーネットワークにのみ接続してください。
オーディオフォーマット
ほとんどの Dante 機器は幅広いオーディオフォーマット(サンプリング周波数)をサポートしていま
す。機器は通常オーディオフォーマットでの切り替えが可能ですが、一度にサポートするフォーマッ
トは 1 つのみです。
オーディオフォーマットが同じチャンネルの間でのみサブスクリプションを設定することが可能です。
互換性のないフォーマットの機器のチャンネルの色はグレー表示となり、ルーティングできません。
(プライマリー
ネットワークに
要接続)
ネットワーク
A
(プライマリー)
リダンダンシー非
対応の Dante 機器
ネットワーク
B
(セカンダリー)
リダンダンシー対応の
Dante 機器
リダンダンシー対
応の Dante 機器