User Manual

9 Ja
効果的な低音域再生をするためには、組み合わせるスピ
カー ( フロント ) と本機の音が自然につながるように音量
バランスを調節する必要があります。下記の手順に従っ
調節してください。
1. 本機の音量 (VOLUME) を最小 (0) にします。
2. 先に各接続機器の電源をオンにします。
システム接続をしているときは、接続した機器の電源
をオンにしてください。
3. 次に本機の主電源スイッチを「入」にして本機をオン
にします。
* インジケーターが緑色に点灯します。
4. 低音を含んでいるソースを再生し、フロントスピー
カーの音量をアンプで調節します
通常お聴きになる音量にします。
( トーンコントロールなどは、一旦フラットにしてく
ださい。)
5. HIGHCUT
ハイカット
ツマミで、カットする周波数を調節します
フロントスピーカーの最低再生周波数 ( 再生可能な最
も低い周波数 ) のやや高めに合わせてください。
* フロントスピーカーの最低再生周波数は、そのス
ピーカーの取扱説明書で調べてください。
* 入力 3LFE 端子から入力した信号には、ハイカット
周波数ツマミの効果はかかりません(
6 ページ)
6. 本機の音量 (VOLUME) を徐々に上げていき、フロント
スピーカーとの音量バランスをとります。本機がない
ときよりも若干低音が聴こえるくらいにします。
7. 自然な ( 好みの ) 位相となるように本機背面の位相
イッチを切り替えます。
8. 再生するソースに合わせて映画「MOVIE」か
音楽「MUSIC」に設定します。
MOVIE:
映画等のソースにて、より迫力のある再生音を楽し
むために効果音を補強する機能です。( より厚く深
い音になります。)
MUSIC:
通常の音楽ソースにて、不必要な低音域をカットし、
よりクリアな音質を楽しむための機能です。( 軽や
かで、よりメロディーラインがくっきりとした音に
なります。
y ヒント
一度バランス調節をした後は、アンプ側の音量調節だけで、全体の
音量調節ができます。
ただし、フロントスピーカーをかえた場合は
もう一度この調節を行ってください。
アンプのトーンコントロール (BASS,TREBLE など ) やイコライ
ザーを最大にして大出力でご使用になったり、市販のテストディス
クなどに入っている 20Hz 50Hzのサイン波や特殊な音 ( 電子
楽器、レコードプレーヤーの針先のショック音、低音が異常に強調
された音など ) を連続して大出力で入力することは、スピーカーの
破損の原因となりますので絶対に行わないでください。また、低音
が異常に強調された特殊なディスクでは、本来の音以外に異音が発
生する場合があります。これは、スピーカーユニット自身の限界を
越えたバタ付き現象で故障ではありません。そのようなとき
は、音量を下げてご使用ください。
音量バランスの調節
主電源
背面
位相スイッチについて
位相スイッチは、フロントスピーカーに対して、本
機を正相 ( ) につなぐか逆相 ( ) につなぐかを切り
替えるスイッチです。
切り替えることによって、音の雰囲気が変わること
があります。あくまでも聴感的ですが、正相でつな
ぐか逆相につなぐかによって、低音ばかりでなく、
全帯域にわたって音の拡がりやしまりが変化し、音
場感に影響を与えます。フロントスピーカーの種類
( 密閉型かバスレフ型 ) や設置状況によって音の拡が
りやしまりがそれぞれ異なりますので、セッティン
グの際に、正相/逆相の両方を試聴してみて最も自
然な再生音になる方を選んでください。