User Manual

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各種の便利な設定をする[FUNCTIONファンクション]
P-255 取扱説明書
41
本 
1
[FUNCTION
ファンクション
]ボタンを何度か押して、設定
したい項目を表示させる
[FUNCTION]ボタンを押すたびに、機能番号がひとつ
ずつ大きな番号になります。
[FUNCTION]ボタンを押しながら、[/NO]ボタンを
押すと機能番号をひとつ小さな番号に戻すことができ
ます。
ファンクションの画面は、3秒間何も操作しないと
ファンクションに入る前の状態に戻ります。
2
[−/NO
ノー
]/[/YES
イエス
]ボタンを押して、値を
設定する画面に入る
[/NO]または[/YES]ボタンを1回押すと、現在の
設定状態(設定値)が表示されます。
3
[/NO]/[/YES]ボタンを押して、値を
設定する
[/NO][/YES]を同時に押すと、該当ファンク
ションの初期設定に戻ります。
4
[FUNCTION]ボタンを押して値を決定する
ファンクション画面は、約3秒後にファンクションに
入る前の状態に戻ります。
楽器全体の音の高さを微調整する機能です。合奏のとき
や、CDの再生に合わせて演奏するときなど、ほかの楽器
CDの再生音などと音の高さを正確に合わせたい場合に
使います。
[/NO]/[/YES]ボタンで、A3の鍵盤の音の高さをHz
ヘルツの数値で設定します(0.2Hz単位)。
表示は10の位と1の位と小数点第一位で表示します。
例 440.2Hzのときの表示は「
40.2
」になります。
設定範囲:414.8.0466.8(Hz)
初期設定:440.0(Hz)
Hz(ヘツ)とは
音の高さを示す単位です。(音の高さは音波の振動数によって決ま
ります。1秒間に何回振動するかという数値の単位がHzです。)
音律(調律法)を選ぶ機能です。
現在もっとも一般的なピアノの調律法「平均律」が完成す
るまでには、時代と共にさまざまな音律が考えられ、また
それによる音楽が誕生しました。当時の調律法で演奏する
ことでその曲が誕生したときの響きを味わえます。
次の7種類の音律(調律法)が用意されています。
平均律(EqualTemperament
イコール テンペラメント
)
1オクターブを12の間隔で等分した音律です。現在もっとも
ピュラーなピアノの調律法です。
純正律長調/短調(PureTemperamentMajor/Minor
ピュア テンペラメント メジャー/ マイナー
)
自然倍音を基準とするため、主要3音が美しく純粋に響くのが
特長です。現在でも合唱のハーモニーなどで見られます。
ピタゴラス音律(PythagoreanTemperament
ピタゴリアン テンペラメント
)
ギリシャ時代の哲学者ピタゴラスによって考えられた5度音程だ
けの組み合わせからできた音律です。3度はうなりが生じますが5
度と4度の音程が美しく、旋律の演奏に向いています。
中全音律(MeantoneTemperament
ミーントーン テンペラメン
)
ピタゴラス音律の3度の音程のうなりをなくすために改良された
音律です。十六世紀後半から十八世紀後半までにかけて広く普及
し、ヘンデルも使用しました。
ヴェルクマイスター音律(Werckmeister
ヴェルクマイスター
)
キルンベルガー音律(Kirnberger
キルンベルガー
)
中全音律とピタゴラス音律を組み合わせた音律で、両者はその組
み合わせかたが異なります。転調により曲想が変化するのが特徴
です。バッハやベートーベン時代に使用され、現在でもその時代
の音楽をハープシコード(=チェンバロ)などで演奏するときには
しばしば用いられます。
ファンクションでの基本操作
ソング再生中(21ページ)、録音中(25ページ)、ファイル操
作中(30ページ)のときは、ファンクションモードに入れませ
ん。
F
*
.
*
NOTE
40.0
例 F.1を選んだ場合
各ファンクション項目の説明
F1.
 音の高さの微調整(チューニング)
オーディオソング再生音の高さは変わりません。
F2.
 音律(調律法)の選択
NOTE