User Manual

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P-515取扱説明書
演奏を録音する
MIDI録音では、全部で16トラックで構成されるMIDIソングを、1トラックずつ録音して作り
上げることができます。
たとえば、ピアノ曲の場合、右手パートをトラック1に録音したあと、左手パートをトラック
2に録音すれば、両手で弾くのが難しいピアノ曲を録音することができます。また、リズム
(打楽器音のみ)を先に録音しておき、あとでリズムを聞きながらトラック1にメロディーを録
音することもできます。このように、1回で演奏するのが難しい曲でも、パート別に重ねて録
音することで、1つの曲に仕上げることができます。
1. 「簡単にMIDI録音する」(53ページ)の手順1〜2と同じ方法で、
録音の準備をします。
2. [<]/[>]ボタンで録音トラックを指定します。
リズムは追加録音できません。リズムを録音する場合は、必ず、最初に録音してくだ
さい。
右手パートを録音したいときは、「R」を選びます。
左手パートを録音したいときは、「L」を選びます。
トラック3〜16のいずれかを指定したいときは、[<]/[>]ボタンを何度か押してト
ラック(Extra3〜16)を指定します。最初にリズムを録音した場合は、トラック9〜
11のいずれか、またはすべてにリズムが録音されていますので、それ以外のトラッ
クを指定します。
トラックのデータの有無:
トラックに録音済みのデータがあるかどうかは、トラック名の右上に表示されるマー
クで確認できます。
トラックを指定してMIDI録音する
MIDI
NOTE
USBフラッシュメモリーに録音し
たい場合や、USBフラッシュメモ
リー上のソングに追加録音したい場
合は、「USBフラッシュメモリーに
MIDI録音する」(57ページ)をご覧
ください。
NOTE
リズムのベース音は、いずれかの鍵
盤を弾かないと鳴らないため、ベー
ス音を録音したい場合は、必ず鍵盤
を弾きながら録音してください。
本体に録音済みのMIDIソングに追加録音する場合:
「簡単にMIDI録音する」の手順1を行なったあと、追加録音したいMIDIソングを選びます
(
43ページ
手順1〜4)。
[REC]ボタン1秒以上押して、録音対象となるソングのリストを表示させ、追加録音した
いMIDIソングを選んで[>]ボタンを押してから、下記手順2に進みます。
12345678910111213141516
右手パートを録音
左手パートを録音
リズムを録音
トラックの割り当て
リズムを録音するときは、トラッ
クを指定できません。トラック9
〜11に録音されます。
デュアル/スプリット/デュオがオ
ンのとき、指定したトラックに入
るのは、デュアルの第1ボイス、
スプリット/デュアルの右側のボ
イスのみです。デュアルの第2ボ
イスは、指定したトラックに6を
足した番号のトラック、スプリッ
トおよびデュオの左側のボイス
は、指定したトラックに3を足し
た番号のトラックに入ります。
16を超えた場合は、折り返して
数えます。
注記
データがあるトラックに録音する
と、元のデータは上書きされてしま
いますので、ご注意ください。
録音トラック
トラックのデータの有無:
:データあり
データなし