User Manual

システムメニュー
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P-515取扱説明書
システムメニュー
システムメニューでは、楽器全体にかかわる設定を行ないます。
各項目の呼び出し方:
[FUNCTION]ボタンを何度か押して「システムメニュー」を選択し、[∧]/[∨]/[<]/[>]ボタンで項目を選択します。
[>]
[<]
[>]
[<]
[>]
[<]
説明 初期設定 設定範囲
Bluetooth
(77〜78
ページ参照)
Bluetooth (設定画面)
Bluetooth機能のオン/オフを設定します。 On(オン) On(オン)、
Off(オフ)
ペアリング (設定画面)
Bluetooth機器の登録(ペアリング)を行ないます。
チューニン
音の高さ
(マスター
チューニング)
(33ページ参
照)
(設定画面) 楽器全体の音の高さを微調整します。ほかの楽器との合奏やCDの
再生に合わせて演奏するときなどに、それらのピッチ(音の高さ)
と楽器本体のピッチを正確に合わせたい場合に使います。
A3=
440.0Hz
A3=
414.8Hz〜
466.8Hz
(約0.2Hz単
位)
音律 (設定画面) 現代のピアノはほとんどの場合、「平均律」と呼ばれる1オクター
ブを12分割した音律で調律(チューニング)されています。デジタ
ルピアノでも初期設定は「平均律」ですが、16〜19世紀に使わ
れていた音律をワンタッチで呼び出し、当時の音律で演奏するこ
とも可能です。
平均律 下記「音律リ
スト」を参照
基音 (設定画面) 上記で選択した音律の基音(演奏する曲の調の主音)を設定します。
上記で「平均律」以外を選んだときは、基音の設定が必要です。
NOTE
音律で「平均律」を選んでいる場合は、「---」表示となり、値の変更は
できません。
CCC#、D、
E
b、E、F、
F
#、G、Ab
A、B
b、B
鍵盤 タッチ
(34ページ参
照)
(設定画面) 鍵盤を弾く強さに対する音の強弱の付きかた(タッチ感度)を選び
ます。
ミディアム ソフト2、
ソフト1、
ミディアム、
ハード1、
ハード2、
固定
ベロシティ (設定画面) タッチを「固定」にした場合のベロシティー値(音量)を設定し
す。
NOTE
ここでの設定は、MIDI録音されたりMIDI出力されたりしません。
64 1〜127
デュオ
(30ページ参
照)
(設定画面) 鍵盤を2つの領域に分けて、同じ音域でデュオ演奏ができるよう
設定します(30ページ)。
Off(オフ) On(オン)、
Off(オフ)
スプリット
ポイント
(28ページ参
照)
(設定画面) スプリットやデュオをオンにしたときのスプリットポイント(鍵盤
の右手領域と左手領域の境め)を設定します。
F
#2(スプ
リット)、
E3(デュオ)
A-1〜C7
音律リスト
平均律 1オクターブを12の間隔で等分した音律。現在もっともポピュラーなピアノの調律法。
純正律「長調」/「短調」 自然倍音を基準とするため、主要3和音が美しく純粋に響くのが特徴。現在でも合唱のハーモニーな
どで見られる。
ピタゴラス音律 ギリシャ時代の哲学者ピタゴラスによって考えられた5度音程だけの組み合わせからできた音律。
3度はうなりが生じるが4度と5度の音程が美しく、旋律の演奏に向いている。
中全音律 ピタゴラス音律の3度のうなりをなくすために改良された音律。16世紀後半から18世紀後半までに
かけて広く普及し、ヘンデルも使用した。
ヴェルクマイスター /キルンベルガー 中全音律とピタゴラス音律を組み合わせた音律で、両者はその組み合わせかたが異なる。転調により
曲想が変化するのが特徴。バッハやベートーベン時代に使用され、現在でもその時代の音楽をハープ
シコード(=チェンバロ)などで演奏するときにしばしば用いられる。