User Manual

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ボイスエディターの操作の流れ
さまざまなユニットから構成さるボイスエディターの使い方には、的な操作手順というものはありません
どのユニットから操作しても構いませんが、つぎのような操作の流れを参考に、目的にあった設定を行なってくだ
さい。ここでの説明は、ボイスエディターを起動すると開くライブラリーウィンドウから始めます。
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必要に応じて、エディットの対象となるボイスを含む既存のライブラリーファイルをライブラリーウィンドウ上に読み込
んだり、特定のボイスをライブラリーウィンドウ上にインポートすることができます。
1. ライブラリーウィンドウのツールバーにあるエディター設定ボタンをクリックして、エディター設定ダイアロ
グを開きます。ここでボイスエディターでの操作を有効にするために、入出力用ポートやデバイスナンバーを
設定します(前述のエディター設定ダイアログ参照)。
2. 次の手順で本体のUSERボイスをボイスエディターに読み込みます。
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[設定]メニューP.8からVoiceデータのバルク受信...を選択します。
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バルク設定P.16Allを選択し[スタート]をクリックします。受信が終了したらダイアログを閉じます。
ライブラリーウィンドウに受信したUSERボイスの一覧が表示されます。
3. ライブラリーウィンドウのボイスリストの中からエディットしたいボイスをダブルクリックで選択します。
選ばれたボイスのエディットウィンドウが開きます。
4. エディットウィンドウにはさまざまなユニットが配置されています。まずはエレメントユニットで、ボイスを
構成るエレメント1〜4に関する設定を行ないましょうメントダイアログ1〜4を開き形を選び
フィルターやイコライザーで音色や音質を調節します。エレメントダイアログ1〜4ではグラフを使って視覚的
にエディットすることができます。
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エレメントダイアログからディテールダイアログを開き、数値設定で細かくエディットすることもできます。エレメ
ントダイアログとディテールダイアログは連動しており、各ダイアログでのエディット結果は、すぐにそれぞれのダ
イアログに反映されるようになっています。両方のダイアログを並べて表示させ、グラフと数値を同時に見ながらエ
ディットすることができます。
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その他、エレメントユニットでは各エレメントの出力レベルやインサーションエフェクトA/Bへの接続に関する設定
をすることができます。
5. インサーションA/Bユニットでインサーションエフェクトのタイプを選び、その他の設定を行ないます。
6. リバーブ/コーラスユニットでシステムエフェクトのタイプを選び、その他の設定を行ないます。
7. 必要に応じて、アルペジオやポルタメントの設定を行ないます。
8. エディットウィンドウのツールバーにあるストアボタンをクリックして、ストアダイアログを開きます。
エディットしたボイスを現在開かれているライブラリーにストアします。
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ここでのボイスのストアはライブラリーに一時的に保存するものです。つぎの手順でライブラリーをファイルとして
保存しない限り、エディットの内容は完全には保存されませんのでご注意ください。
9. ライブラリーウィンドウに戻り、ツールバーにある保存ボタンをクリックして、ライブラリーファイルを上書
き保存します。これで先ほどエディットしたボイスを含むライブラリーが、ファイルとして保存されます。
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保存したライブラリーファイルはいつでもこのライブラリーウィンドウ上に読み込むことができます。また、ライブ
ラリーウィンドウ上のボイスはまとめて本体に送信することができます。
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さまざまなライブラリーファイルを作成しておけば、ライブ用、レコーディング用など、目的別にボイスを管理した
り、必要に応じてボイスを用意できるので、たいへん便利です。
10. ライ リーンドウのツールバーにあるバルク送信ボタンをクリックして、イスデータをコンピュー
ターからMOTIF ES6/7/8に送信します。送信が完了すると、エディットしたボイスをMOTIFES6/7/8のパネル
上で選択できるようになります。