User Manual
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MOTIF ES / FIRST STEP GUIDEMOTIF ES / FIRST STEP GUIDE
02 03
はじめに
このたびは、ヤマハ・ミュージックプロダクションシンセサイザーMOTIF ESをお買い上げいただき誠にありが
とうございます。
このファーストステップガイドは、MOTIFESをすぐ使えるように操作の基本をまとめたものです。MOTIFES
には音楽制作のための機能が多数あります。すべての機能は、製品付属の取扱説明書をご覧いただくとして、
本書では音を出す、音色を切り替える、曲を作成するなど基本的な操作をマスターしましょう。
■MODEについて
MOTIF ESは、多彩な機能を効率よく使い分けることができるように、さまざまなMODE(モード)が用意され
ています。
■数値を変更する
MOTIFESは、パラメーターの数値や曲、パターンを変更するには、ふたつの方法があります。ひとつはデータ
ダイアルを左右に回す方法です。右に回すと数値が増え、左に回すと数値が減り、大きい数値の変更に向いて
います。もうひとつは、[INC/YES]、[DEC/NO]ボタンを使う方法です。INCはIncrement(インクリメント)
の略で『増やす』、DECはDecrement(ディクリメント)の略で『減らす』という意味で、データの値をひとつず
つ変更するのに向いています。
では、MOTIFESの素晴らしい音色、機能をご堪能ください。
VOICE(ボイス)
単一の音色を選んで、演奏するモード。
PERFORM(パフォーマンス)
音色を重ねたり、特殊な効果を加えて演奏するモード。
MASTER(マスター)
ボイスやパフォーマンス、ソング、パターンの区別なく、
設定をワンタッチで呼び出せるように登録するモード。
SONG(ソング)
曲を作ったり、再生するモード。
PATTERN(パターン)
曲を作ったり再生するモード。
SONGとの違いは曲をセクション(Aメロ、サビなど)ごとに作成していくのに適しています。
FILE(ファイル)
本体で制作した音色や曲を、スマートメディアやUSBデバイスに保存したり、
保存したデータを本体に読み込むモード。
操作を説明する際、「××モードに入る」という表記は、
各モードスイッチを押して、そのモードを操作する状態にするという意味です。
まずはこのMODEを理解することがMOTIFESを使いこなす秘訣です。
簡単に各MODEが持つ機能を説明しましょう。
VOICE
SONG
PERFORM MASTER
PATTERN FILE
MODE
SEQUENCER
INTEGRATED
SAMPLING
MIXING UTILITY
EDIT
COMPARE SCENE STORE
SET LOCATE
JOB STORE
DEMO
INTEGRATEDSAMPLING(インテグレーテッド・サンプリング)
外部からの音声を本体に録音(サンプリング)し演奏するモード。
MIXING(ミキシング)
ソングやパターンモードで、トラックごとの音色・音量・パン(定位)・エフェクトなどの調整を行うモード。
UTILITY(ユーティリティー)
本体の設定、たとえばチューニングやMIDIに関する設定を行うモード。
EDIT(エディット)
音色を自分の好みに変更したり、ソングやパターンの修正を行うモード。
JOB(ジョブ)
データのコピーやイレース(消去)などを行うモード。
STORE(ストア)
データをMOTIFES本体に保存するモード。
EXIT ENTER
EXECUTE
DEC/NO INC / YES
増える減る
■カーソルボタン
データダイアルの下、上下左右の矢印のついたボタンをカーソルボタンと呼びます。このボタンはLCD画面
(ディスプレイ)中のカーソル(反転表示部分)を上下左右に移動させる場合に使用します。LCD画面に表示
されるいろいろな項目(数値など)を変更したいときに、その項目を選択する場合に使用します。