User Manual

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MOTIFXF取扱説明書
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今度は曲作りにチャレンジしてみましょう。MOTIFXFには、曲を作るためのシーケンサーが内蔵されています。シーケン
サーとは、楽器の演奏を演奏データ(MIDIデータ)として記録する機能のことで、この機能を利用すれば、ビッグバンドやオー
ケストラの演奏なども1人で作り上げることができます。
用語を理解しよう
ソング
ソングとは、まとまった1つの楽曲のことで、通常は1つの
ソングで1曲を作成します。MOTIFXFには64ソング分の
メモリーが用意されています
トラック
トラックとは、演奏を録音するためのメモリーのことで、
1つのトラックには1パート分の楽器の演奏が録音できま
す。MOTIFXFのソングには、16トラックが用意されてい
て、16パート分の楽器演奏を録音/再生可能です。
ミキシング
トラックに録音した演奏データを再生するときに、ソング専
用の音源として機能するのがミキシングです。ミキシングに
は、ソングの16トラックに対応した16個のパートが用意
されていて、各トラックを再生するためのさまざまな設定が
できます。ミキシングは、ソングごとに1つずつ用意されて
います。
リアルタイム録音
リアルタイム録音とは、メトロノームに合わせて鍵盤を演奏
してデータを入力する方法です。録音後にタイミングを揃え
たり(クオンタイズ)、間違った音符を修正したり(ソングエ
ディット)できるので、気軽に録音できます。
リアルタイム録音には、replace(リプレース)、overdub
(オーバーダブ)、punch(パンチ)の3つの方法があります。
replaceは元のデータを消して上書き録音し、overdubは元
のデータを残したまま重ね録音し、punchは元のデータの
指定した範囲を部分的に上書き録音します。
ソングの再生
ソングの作成に入る前に、デモソングを再生しながら、
トラックのミュート/ソロやコントロールスライダーの活用
方法についてご紹介します。
下記の手順に入る前に「デモソングを聴く」(17ページ)
参考にしてデモソングの再生をスタートさせ、実際に音で確
認しながら操作してみましょう。
トラックのミュート
特定のトラックの発音をオフにする機能です。
1 [MUTE]ボタンを押してランプを点灯します。
ナンバーボタン[1]〜[16]のランプが点灯します。
2 ミュートしたいトラックと同じ番号のナンバーボ
タン[1]〜[16]を押すと、ボタンのランプが消え
ると共に、対応するトラックがミュートされます。
続けて複数のトラックをミュートすることも可能です。
3 ランプの消えているナンバーボタン[1]〜[16]を
押すと、ランプが点灯すると共に、対応するト
ラックのミュートが解除されます。
あとで録音を行なうときのために、すべてのトラックの
ミュートを解除しておきましょう。
トラックのソロ
特定のトラックだけを発音させて、他のトラックの発音をす
べてオフにする機能です。
1 [SOLO]ボタンを押してランプを点灯します。
2 ソロにしたいトラックと同じ番号のナンバーボタ
ン[1]〜[16]を押すと、ランプが点滅状態にな
り、対応するトラックがソロ状態になります。
続けてナンバーボタンを押すと、他のトラックがソロ状態
に切り替わります。
3 [TRACK]または[MUTE]ボタンを押して、ソロ
状態を解除します。
ソングモードでオリジナルソングを作る
ンバーボタン[1]〜[16] [MUTE]ボ
ンバーボタン[1]〜[16] [SOLO]ボ