User Manual

Table Of Contents
MOTIFXFリファレンスマニュアル
210
ソングやパターンにオーディオを録音する(サンプリングモード)
リフ
ボイ
ソン
パタ
マス
ファイ
パフォーマン
モード
ミキ
モード
ユー リテ
モード
サン
モード1
サン
モード2
beat1でスライスした結果、アタックの音がダブって聞こえ
たり、リズム感が崩れたりした場合は、スライスタイプを
beat3に設定してスライスします。さらに、分割の細かさを
サブディバイドで大きく調整し、センスで微調整します。
ディケイが長いフレーズをスライスする場合
はじめに、スライスタイプをphrase1に設定してスライスし
てみましょう。
phrase1でスライスした結果、アタック感が弱くなったり、
リリース部分の音がダブって聞こえたりした場合は、スライ
スタイプをphrase2に設定してスライスします。さらに、分
割の細かさをサブディバイドで大きく調整し、センスで微調
整します。
phrase1でスライスした結果、サンプルのつなぎ目が目立ち
すぎる場合は、スライスタイプをphrase3、サブディバイド
を小さく設定してスライスします。さらに、分割の細かさを
サブディバイドで大きく調整し、センスで微調整します。こ
の設定は、ストリングやブラスの長く伸びた音(ビブラート
かかっていないもの)や、ピッチが一定した音をスライスす
場合に適しています。また、ディケイが短く、パーカッシブ
なフレーズにかけると、エコーっぽい効果をかけることがで
きます。
phrase1でスライスした結果、サンプルのつなぎ目が目立ち
すぎる場合は、スライスタイプをphrase4、サブディバイド
を大きく設定してスライスします。さらに、分割の細かさを
サブディバイドで大きく調整し、センスで微調整します。こ
の設定は、ストリングやブラスの長く伸びた音(ビブラート
かかっているもの)や、ボーカルなどをスライスする場合に
しています。
スライス処理によって作られるウェーブデータは、切り出さ
れた個々のウェーブデータの長さが、それぞれ元の1.5倍とな
るようにテール部が合成されて付加され、さらに先頭と末尾
にフェード部が付加されます。これら付加されるデータによ
り、再生時のBPMを変更した場合の音質を高めると同時に
サウンドのスムーズなつながりを得ています。(ただし、ス
イスタイプ=quickの場合、テール部分は付加されません。)
スライス処理を実行するためには、ウェーブメモリー上に、
これらの合成演算を行なうための作業空きエリアと、出来上
がった分割波形を置くための空きエリアが必要となります。
サンプリング周波数が44.1kHzの場合、各スライスタイプご
とに必要な空きエリアのサイズは、およそ以下のようになり
ます。
「N」は、モノラルサンプルの場合は5.5、ステレオサンプル
の場合は8です。ステレオサンプルの場合、分割数はモノラ
サンプルの場合の2倍で計算します。
サンプルを修正する(サンプリングエディット)
[INTEGRATEDSAMPLING]→[EDIT]
サンプリングエディットでは、録音したサンプルを修正したり、サンプルの設定を変更したりできます。サンプリングメイン画面
から[EDIT]ボタンを押すとサンプリングエディット画面が表示されます。[EXIT]ボタンを押すとサンプリングメイン画面に戻り
す。
サンプリングエディットの内容は、ボイス/パフォーマンスモードからサンプリングモードに入った場合とまったく同じです
サンプリングエディットについては126ページをご覧ください。
サンプルやウェーブフォームを編集する(サンプリングジョブ)
[INTEGRATEDSAMPLING]→[JOB]
サンプルやウェーブフォームを編集/加工するための機能です。19種類のサンプリングジョブが用意されています
サンプリングジョブの内容は、ボイス/パフォーマンスモードからサンプリングモードに入った場合とまったく同じです。サンプ
リングジョブについては129ページをご覧ください。
スライス時の必要ウェーブメモリー
beat1 元波形サイズ×N+(0.3×分割数)kbyte
beat2 元波形サイズ×N+(0.2×分割数)kbyte
beat3 元波形サイズ×N+(0.3×分割数)kbyte
phrase1 元波形サイズ×N+(5.8×分割数)kbyte
phrase2 元波形サイズ×N+(1.4×分割数)kbyte
phrase3 元波形サイズ×N+(0.4×分割数)kbyte
phrase4 元波形サイズ×N+(1.4×分割数)kbyte
quick 元波形サイズ×N+(0.7×分割数)kbyte