User Manual

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ファイルを操作する(ファイルモード)
MOTIFXFリファレンスマニュアル
235
図のようなディレクトリー構成を持つハードディスクを例に
とって、ディレクトリーの移動について説明します。
まず、このハードディスクのルートディレクトリーを開くと、
AとBの2つのディレクトリーだけが表示されます。次にディ
レクトリー Aに入ると、CとDの2つのディレクトリーが表示
されます。さらにディレクトリー Cに入ると、ディレクト
リーは何も表示されなくなり、ディレクトリー Cに保存され
ているファイルだけが表示されます。
このように、表示されるディレクトリーの中に入って階層構
造の下側に移動することを、「階層を下がる」といいます。
次に、ディレクトリー Cからディレクトリー Bに移動してみ
ましょう。まず階層を一つ上がってディレクトリー Aに移動
します。さらにもう一度階層を上がってルートディレク
リーに移動します。すると再びディレクトリー AとBが表示さ
れる状態になるので、目的のディレクトリー Bに入ります。
このように、離れた位置にあるディレクトリーに移動するた
めには、上下に接しているディレクトリーを1つずつたどりな
がら目的のディレクトリーに移動する必要があります。
n ファイル画面(237ページ)では、階層を下がる操作は、移動
したいディレクトリーにカーソルを合わせて[ENTER]ボタン
を押します。
階層を上がる操作は、ディレクトリー /ファイルリスト(3)の
最上段に移動して[ENTER]ボタンを押します。
ファイルやディレクトリーの場所を示す表示のことをパスと
呼んでいます。パスの書き方は、デバイス(記憶装置)からス
ラッシュ (/)でディレクトリー名をつないでいきます。たとえ
ば、先ほどの図でディレクトリー Cをパス付きで表示すると、
「/USBHDD/A/C」となります。
メモリーやハードディスクなどのデバイス(外部記憶装置)を、
MOTIFXFが認識して使用可能な状態にすることを指します。
MOTIFXFでは、USB記憶装置の場合はUSB端子に接続する
事で自動的にマウントが実行されます。ネットワークで接続
されたコンピューターのデバイスについては、マウント画面
(239ページ)でマウントの操作を行ないます
なお、マウントを解除することをアンマウント(Unmount)と
呼びます。
メモリーやハードディスクなどのデバイス(外部記憶装置)を初
期化することをフォーマットと呼びます。フォーマットする
と、そのデバイスに保存されているすべてのファイルやディ
レクトリー (フォルダー )は消えてしまいます。
メモリーやハードディスクなどのデバイスにデータを保存す
ることをセーブ、デバイスからファイルを読み込むこと
ロードと呼びます。
MOTIFXFで読み書きできるファイルの種
類について
MOTIFXFでは、ロード可能なファイルタイプとセーブ可能
なファイルタイプが下記表のように異なります。目的に応じ
て、適切なファイルタイプを選びましょう。
セーブできるファイルタイプ
ディレクトリー (フォルダー )の移動について
パス
マウント(Mount)
ルートデ
ー:Bー:A
ー:Dー:C
フォーマット(Format)
セーブ(Save)、ロード(Load)
ファイルタイプ
拡張子*
説明
All(オール) .X3A ユーザーメモリー上のすべてのデータ
を、まとめて1つのファイルとして保存
(セーブ)します。
AllVoice
(オールボイス)
.X3V ユーザーバンク(フラッシュ ROM)に保
存(ストア)されたすべてのボイスデータ
を、まとめて1つのファイルとして保存
(セーブ)します。サンプリングで取り込
まれたサンプルを使っているユーザーボ
イスがある場合、該当するウェー
フォームも合わせて保存(セーブ)されま
す。
AllArpeggio
(オールアルペジオ)
.X3G アルペジオメモリー (フラッシュ ROM)
上に作成された全ユーザーアルペジオ
データを、まとめて1つのファイルとし
て保存(セーブ)します
AllSong
(オールソング)
.X3S シーケンスメモリー (フラッシュ ROM)
に保存(ストア)されたすべてのソング
データを、まとめて1つのファイルとし
て保存(セーブ)します。各ソングに保存
(ストア)されているすべてのミキシング
データとミキシングボイス、すべてのサ
ンプルボイスも合わせて保存(セーブ)さ
れます。
AllPattern
(オールパターン)
.X3P シーケンスメモリー (フラッシュ ROM)
に保存(ストア)されたすべてのパターン
データを、まとめて1つのファイルとし
て保存(セーブ)します。各パターンに保
存(ストア)されているすべてのミキシン
グデータとミキシングボイス、すべての
サンプルボイスも合わせて保存(セーブ)
されます。
SMF
(スタンダードMIDI
ファイル)
.MID ソング/パターンモードで作成した1つの
シーケンスデータのうち、シーケンスト
ラック(TR1〜16)とテンポトラックの
データを、スタンダードMIDIファイル
(フォーマット0)として保存(セーブ)しま
す。