User Manual

Table Of Contents
MOTIFXFリファレンスマニュアル
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MOTIFXFのしくみ
基礎編
MOTIF
XF
しくみ
基本操作
外部機器
接続
内部メモリー
MOTIFXFでは、ボイス、パフォーマンス、ソング、パターンなど、さまざまなデータを作成することになります。ここでは、
これらデータの管理方法や、データが保存されるメモリーについて説明します。
内部メモリー
MOTIFXFに使われている内部メモリーについて説明します。
各メモリーの扱うデータについては35ページ(次ページ)のメ
モリー構成をご参照ください。
フラッシュ ROM
ROM(ロム=ReadOnlyMemoryの略)とは、読み出し専用
のメモリーのことで、従来はデータを書き換えることはでき
ませんでした。それに対してフラッシュ ROMは、従来の
ROMと違ってデータの消去/書き込みができるROMです。
フラッシュ ROM上のデータは、電源を切っても消えません。
DRAM/SDRAM
RAM(ラム=RandomAccessMemory)は、読み出し/書き
込みの両方が可能なメモリーのことです。MOTIFXFには
DRAM(DynamicRAM)とSDRAM(Synchronous
DynamicRAM)の2種類が搭載されています。いずれも電源
を切ると消えてしまいますので、電源を切る前に、USB記憶
装置やネットワークで接続されたコンピューターへの保存
(セーブ)が必要です。なお、SDRAM上のデータ(サンプリン
グ機能で取り込んだサンプル)については、別売のフラッシュ
メモリーエクスパンションモジュールFL512M/FL1024M
へコピーしておくことで、簡単に呼び出すことができ、便利
です。
フラッシュメモリーエクスパンションモジュール
FL512M/FL1024M(別売拡張メモリー )
別売のフラッシュメモリーエクスパンションモジュール
FL512M/FL1024Mを装着することにより、サンプリング
機能で本体に取り込まれたウェーブフォームを保存できます。
また、必要なときにいつでも呼び出せるので、サンプリング
機能で作ったユーザーボイスを使うときなどに大変便利です。
n 別売のフラッシュメモリーエクスパンションモジュール
FL512M/FL1024Mへ保存できるのは、ウェーブフォーム
のみです。
エディットバッファーとユーザーメモリー
エディットバッファーとは、1つのボイス/パフォーマンス/
スター /ソングミキシング/パターンミキシングのデータを編
集(エディット)するための作業用メモリーエリアです。このエ
リアで作業して作ったデータを、ユーザーメモリーにストア
することになります。
別のボイス/パフォーマンス/マスタ /ソング/パターンを選択す
ると、エディットバッファーの内容は変更後のボイス/パフォーマ
ンス/マスター /ソングミキシング/パターンミキシングに書き換
えられます。保存が必要な場合は、変更前にユーザーメモリーに
ストア(保存)する必要があります。
エディットバッファーとリコールバッファー
エディットバッファーのバックアップ用メモリーとしてリ
コールバッファーが用意されています。これを利用すれば編
集中の内容をストアせずに、別のボイス/パフォーマンス/ソ
ング/パターンを選んでしまったような場合でも、編集してい
た内容をエディットバッファー内に呼び戻す(リコール)ことが
できます。
n マスターエディットでは、リコールバッファーはありません。