User Manual

Table Of Contents
MOTIFXF取扱説明書
40
ソングモードでオリジナルソングを作る
たとえば、2小節目の3拍目裏のFの音を修正したい場合、
ロケーションのMEAS(メジャー )=002、BEAT(ビート)
=03、CLOCK(クロック)=240の位置にカーソルを移動
させましょう。音符の音程を修正する場合には「音程
(NOTE)」に、音符の長さを修正したい場合は「長さ
(GATE)」にカーソルを移動します。
NOTE 音程は、音名の英語表記に、オクターブを表す数字を付
て表示されています。中央のドがC3で、レ=D3、ミ=E3
ファ =F3、ソ=G3、ラ=A3、シ=B3となり、次のドは
C4となります。
NOTE ロケーションは、メジャー (小節数)、ビート(拍)、クロ
クで表示されます。4/4拍子の場合、4分音符=480ク
ロックとなります。また、音符の長さ(GATE)は、拍:ク
ロックだけで表示されます。たとえば、01:000で1拍(四
分音符)、00:240で半拍(八分音符)となります。
4 データダイアルを回して、値を変更します。
値を変更すると、その音符のデータ全体が点滅をはじめます。
NOTE 音符(NOTE)またはベロシティー (VEL)を設定する場合は、
鍵盤を押すことでも、値を設定できます。
5 [ENTER]ボタンを押すと変更が確定され、点滅
は止まります。
手順3〜5を繰り返して、修正したい音符をすべて修正しま
す。
6 修正が終わったら、[EXIT]ボタンを押してソング
プレイに戻ります。
NOTE 音符を消したいときには、消したい音符にカーソルを移動し
から[F6]ボタンを押します。
プレイエフェクトでメロディーを
スイングさせる
MOTIFXFのプレイエフェクト機能を使うと、演奏のリ
ムの変化を簡単に付けることができます。では、次の手順に
従って録音したメロディーをスイングさせてみましょう。
1 ソングプレイの状態で[F2]ボタンを押し、プレイ
エフェクト画面を表示します。
2 トラック1のQuantizeValue(クオンタイズバ
リュー )にカーソルを移動し、データダイアルで
「♪」に設定します。
ここでは、スイングをかけるときの基準となる音符を設定
します。
3 トラック1のSwingRate(スイングレート)欄に
カーソルを移動し、データダイアルで「66」に設
定します。
ここでは、ハネの程度を設定します。1拍の長さを100%
とし、その1/3の長さ分だけ跳ねさせることにし、
100×(1−1/3)=約66で、66に設定します。
NOTE トラック2にベースパートを録音した場合は、トラック2も
同じ設定にしてください。
設定できたら、[T](トップ)ボタンを押して曲の初めに戻し、
[R](プレイ)ボタンを押してソングを再生してみましょう
ソングの保存(ストア)
録音が終わったら、作成したソングを本体のメモリーに保存
します。このように、本体のメモリーに保存することを、ス
トアと呼びます。[STORE]ボタンを押して、オリジナルソ
ングを保存しましょう。操作手順は、ボイスストア(27ペー
ジ)と同じです。
注記
保存先のソングナンバーに保存されていたソングデータは上書きされて
消えてしまいます。必要なデータが保存されていないソングナンバーに
保存しましょう。
ソングについての詳細は、リファレンスマニュアルのソング
モードの章をご参照ください
小節番(メャー) クロ(ビート)
トラク1
クオンタイズバリュー
トラク1
スイングレー
プレイエフェクトをデータに反映させる
プレイエフェクトは、データそのものを変化させているわ
けではなく、データを変更するフィルターのようなものを
通すことで演奏を変化させています。そのため、MOTIF
XFだけでソングを再生する場合はよいですが、コン
ピューターのDAWソフトウェアに読み込ませる場合など、
ソングをスタンダードMIDIファイルに(汎用のMIDIファイ
ルに)保存する場合には、事前にプレイエフェクトの設定
をデータに反映させる必要があります。下記手順でプレイ
エフェクトの設定がソングデータに反映されます。
1 [JOB]ボタンを押して、[F5]Trackボタンを押しま
す。
2 「05:NormalizePlayEffect」にカーソルを移動さ
せ、[ENTER]ボタンを押します。
3 該当するトラックを選択してから、[ENTER]ボタンを
押して、ジョブ実行します。