User Manual
Table Of Contents
- 安全上のご注意
- ご使用上の注意
- お知らせ
- はじめに~開発チームから皆様へのメッセージ~
- 取扱説明書について
- 付属品について
- 同梱ディスクについて
- 特長
- 目次
- 各部の名称と機能
- ご使用前の準備
- 基本操作
- モードについて
- ボイスモードで演奏する
- パフォーマンスモードで演奏する
- パフォーマンスの演奏を録音する
- 鍵盤演奏をオーディオ録音/再生する
- マスターキーボードとして使う
- ソングモードでオリジナルソングを作る
- パターンモードでパターンを作る
- ミキシングモードでマルチ音源のミキシングをする
- サンプリングモードを使う
- 本体のさまざまな設定をする(ユーティリティーモード)
- コンピューターと接続して使う
- ファイルモードでファイルをセーブ/ロードする
- メッセージリスト
- 困ったときは
- 拡張部品(別売)の取り付け
- 仕様
- 索引
MOTIFXF取扱説明書
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パターンは、楽曲の素材を作成し、それを組み合わせて効率的に曲作りするとても便利なしくみです。ここでは、いくつかの
パターンを作り、それらを曲進行に合わせて並べることでパターンチェーンを作り、最後にソングデータにコンバートするま
での流れを、順を追って説明します。
パターンのしくみ
MOTIFXFで曲を作るには、ソングモードで作る方法とパ
ターンモードで作る方法のふたつの方法があります。
ソングモードでは、曲を最初から終わりまで順を追って作っ
ていく方法で作成します。一方パターンモードでは、まず楽
曲の素材(イントロ、Aメロ、Bメロ、エンディングなど)を
作成し、それを組み合わせることで効率的に曲作りを行いま
す。
パターンモードにおける楽曲の素材をパターンといいます。
パターンは、パターンナンバー (01〜64)とセクション(A
〜P)で選びます。パターンナンバーは曲に当たり、セク
ションは曲の素材(イントロ、Aメロ、Bメロ、エンディング
など)に当たります。パターンの長さは、ループ素材として
使う2〜4小節程度のものから、イントロやAメロに相当す
る16〜32小節程度のものまで、1〜256小節の範囲で自
由に設定できます。たとえば、セクションAでイントロ、セ
クションBでAメロ、セクションCでBメロ、セクションDで
サビ、セクションEでBメロ、セクションFでサビ、セク
ションGでエンディングを作成し、下図のように並べること
で1曲の伴奏部分ができあがります。
パターンモードのように曲を分割して曲作りする方法は、気
に入ったリズムパターンやひらめいたリフなどを曲の素材と
して次々にセクションに記録しておき、後から素材となるセ
クションを組み合わせて曲作りするために、アイデアを形に
しやすいという特長があります。また、MOTIFXFに搭載
させたアルペジオ機能やパフォーマンスレコード機能を活用
すれば、比較的簡単に曲を作ることができます。
NOTE
パターンチェーン(43ページ)を使うと、素材となるセクション
を組み合わせて曲作りができます。また、作成したパターン
チェーンは、チェーンエディット(45ページ)でソングデータに
変換できます。
デモパターンを再生する
パターンを作成する前に、MOTIFXFに収録されているデ
モパターンを聴いてみましょう。
MOTIFXFには、パターン作成のヒントになる多数のジャ
ンルを網羅したデモパターンが収録されています。
1 「デモデータの読み込み(ロード)」(18ページ)の
手順でデモデータを読み込みます。
2 [PATTERN]ボタンを押して、パターンモードに
入ります。
パターンプレイ画面が表示されます。
NOTE 図のように、パターンは16トラックで構成されています。
そのため、単にリズムパターンだけを再生するわけではな
く、ベースやギター、キーボードなど、さまざまな楽器の
バッキングパターンが含まれているパターンもあります。
3 データダイアルを回して、パターンを選びます。
4 [R](プレイ)ボタンを押して、パターンの再生を
スタートします。
パターンは、[■](ストップ)ボタンを押すまでループ再生さ
れます。
5 セクションA〜Pを変更します。
グループボタン[A]〜[H]でセクションA〜Hを、バンクボタ
ン[USER1]〜[USERDR]でセクションI〜Pを選びます。
パターンモードでパターンを作る
イントロ
Aメロ
Bメロ
サビ
Bメロ
サビ
エンディング
セクションA
セクションB
セクションF
セクションG
セクションC
セクションD
セクションE
1小節目
120小節目
トラック
1〜16
パターンナンバー、パターンネームセクション セクションA〜P