User Manual
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NetworkAmp Manager−取扱説明書
ストレート Ethernet ケーブル : ピン1はピン1に、ピン2はピン2というように、該当ピン同
士を接続する Ethernet ケーブル。Ethernet 機器をネットワークに接続するために使用します。
両端子を見れば、ストレートケーブルかクロスオーバーケーブルかがすぐにわかります。配
線が同一であればストレートケーブル、異なっていればクロスオーバーケーブルです。「クロ
スオーバーEthernetケーブル」参照。
ネットワークトポロジー : ネットワークの構造。一般的なネットワークトポロジーには、
スター、リング、ツリー、バスの各タイプがあります。ネットワークは様々なトポロジーで構
築されますが、ハブを使用しているEthernetネットワークは、通常スタートポロジーに接続し
ます。
ハブ :「
リピーターハブ」、
「
スイッチングハブ」参照
パフォーマー : CobraNet ネットワーク上でワードクロックスレーブの機器。パフォーマー
機器はコンダクターに同期します。「コンダクター」参照。
バンドル : CobraNet ネットワークはデジタルオーディオデータをバンドル単位で配信し、
Ethernetデータパケット毎に1バンドルを配信します。20ビット/48kHzのデジタルオーディ
オデータなら1つのバンドルで8チャンネル、24ビット/48kHzのデジタルオーディオデータ
なら7チャンネル送信します(レイテンシー5.33msの場合)。バンドルには1〜65,279までの番号
が付けられ、1対複数(マルチキャスト)、または1対1(ユニキャスト)で転送されます。各バンド
ル毎に8チャンネルすべてを使用した方が、たとえば2つのバンドルで4チャンネル、あるいは4
つのバンドルで 2 チャンネルを使用するよりも、ネットワーク効率が良くなります。「マルチ
キャストバンドル」、「ユニキャストバンドル」参照。
バンドル 0: バンドルというよりも、必要に応じて送受信を無効にするためのNull設定です。
マネージドハブ : LANを更に小さな仮想LANに分割することによってネットワーク効率を
向上させる一種のスイッチングハブ。
マルチキャストバンドル : CobraNetのバンドル1〜255はマルチキャストバンドルで、ネッ
トワーク上の機器がバンドルを受信するように設定されているかいないかに関係なく、ネッ
トワーク上のすべての機器にバンドルが送信されます。マルチキャストバンドルによって一
つのポイントから複数のポイントに接続(ポイント・ツー・マルチポイント接続)ができるの
で、リピーターハブやスイッチングハブなどで使用できます。利点としては、任意の数の機器
を同じバンドルを受信するように設定することで、各機器にデジタルオーディオを分配する
ことができます。欠点は、すべてのネットワーク帯域幅が使用され、機器がすべてのバンドル
を受信するので、データを受信するか無視するかを各機器が決定しなければならないこと、
また10Base-Tデータポート(例:コンピュータ、プリンタなど)にデータが殺到してしまうこと
です。スイッチングハブにとっては入ってくる全データをすべての出力ポートへ送信しなけ
ればならないので、かなりの負担になります。「ユニキャストバンドル」参照。
メディアコンバーター : 分配メディアを別のタイプの分配メディアに変換する機器(例:
Ethernet (100Base-TX)から光ファイバー(100Base-FX)に変換)。
ユニキャストバンドル : CobraNetバンドル256〜65,279はユニキャストバンドルです(ただ
し、ACU16-C/NHB32-Cはバンドル番号0〜16,383までに対応しているので、対応しているユニ
キャストバンドルは256 〜16,383 です)。つまり、2台の機器がバンドルを送受信するよう設定
されている場合にのみ送信されます。ユニキャストバンドルは 2 ポイント間の接続(ポイン
ト・ツ ー・ポイント接続)のみが可能であるため、マルチキャストバンドルよりも帯域幅効率
が向上します。この効率とは、スイッチ100Base-T Ethernetネットワーク上で、コンピュータや
プリンタなどと CobraNet がどれだけ共存できるかの度合いを言います。ただし、CobraNet に
対応していない機器はネットワークのバンド幅を予想以上に使用してしまう場合があり、こ
れによって CobraNet の性能に悪影響が及び、オーディオのドロップアウトやポップ/クリッ
クノイズが生じる場合もあります。重要なプロジェクトには専用の CobraNet ネットワークを
使用することが必要です。ユニキャストバンドルはスイッチドネットワーク上でのみ使用で
きます。ユニキャストバンドルはマルチキャストバンドルのように動作するよう設定できま
すが、これについては本用語集の範囲外になるので略します。「マルチキャストバンドル」参
照。