取扱説明書 J
安全上のご注意 ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。 ここに示した注意事項は、製 品を安全に正しくご使用いただき、お客様や他の方々 への危害や財産への損害 を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。 お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。 ■ 記号表示について この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。 「ご注意ください」という注意喚起を示します。 〜しないでくださいという「禁止」を示します。 「必ず実行」してくださいという強制を示します。 と「注意」 について ■「警告」 以下、誤った取り扱いをする と生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさ と切迫の程度を明示する ために、 「警告」と「注意」に区分して掲載しています。 警告 この表示の欄は、 「死亡す る可能性または重傷を負 う可能性が想定される」 内容です。 (5)-1 注意 1/3 この表示の欄は、 「傷害を 負う可能性または物的損 害が発生する可能性が想 定される」内容です。
警告 電源 / 電源コード 水に注意 電源は必ず交流100V を使用する。 エアコンの電源など交流200V のものがあります。 誤って この機器の上に花瓶や薬品など液体の入ったものを置かな い。 また、浴室や雨天時の屋外など湿気の多いところで使用 接続すると、 感電や火災のおそれがあります。 必ず実行 禁止 パワーサプライは、 必ず指定のもの(PW5000) を使用す る。 しない。 感電や火災、 または故障の原因になります。 濡れた手で電源プラグを抜き差ししない。 感電のおそれがあります。 故障、 発熱、火災などの原因になります。 必ず実行 禁止 電源コードをストーブなどの熱器具に近づけたり、 無理に 異常に気づいたら 曲げたり、 傷つけたりしない。また、 電源コードに重いもの をのせない。 禁止 電源コードやプラグがいたんだ場合、 または使用中に音が 電源コードが破損し、 感電や火災の原因になります。 出なくなったり異常なにおいや煙が出たりした場合は、 す ぐに電源スイッチを切り、 電源プラグをコンセントから抜 必ず実行 分解禁止 上げの販売店または巻末のヤマハ電気音響製品
設置 使用時の注意 この機器を持ち運びする場合は、 必ず6 人以上で行なう。 この機器が落下して破損したり、 お客様や他の方々がけが この機器の通風孔やパネルのすき間に手や指を入れない。 お客様がけがをするおそれがあります。 をしたりする原因になります。 ご注意 ください 必ず実行 この機器を移動するときは、 必ず電源コードなどの接続 ケーブルをすべて外した上で行なう。 必ず実行 この機器の通風孔やパネルのすき間から金属や紙片などの 異物を入れない。 コードをいためたり、 お客様や他の方々が転倒したりする おそれがあります。 禁止 コンセントから抜いた上で、 お買い上げの販売店または巻 末のヤマハ電気音響製品サービス拠点に点検をご依頼くだ この機器を移動するときは、 必ずメモリーカードを抜いた 上で行なう。 メモリーカードを挿入したままでこの機器を移動すると、 必ず実行 感電、 ショート、火災や故障の原因になることがあります。 入った場合は、すぐに電源ス イッチを切り、電源プラグを さい。 メモリーカードおよびこの機器に衝撃が加わり、 メモリー カードおよびこの機器が故障する原因になりま
はじめに はじめに このたびは、 YAMAHAミキシングコンソールPM5000をお求めいただき、 まことにありがとうございます。 PM5000はさまざまな音響制作シーンで定評をいただいているミキシングコンソール、PM4000シリーズの 真の後継モデルとして、YAMAHAが自信を持ってお送りするSR用ミキシングコンソールです。 今までに発売されたPMシリーズの血統を受け継ぎ、音質と操作性には妥協を許さず、 また、 YAMAHA プロフェッショナルミキシングコンソールとして双璧を成す、PM1Dよりフィードバックされた数々のデジタル コントロール機能をも踏襲し、 デジタルコンソールが主流となりつつある現代に発表された「究極の アナログ」とも言える完成度を誇るものです。 お求めいただいたPM5000を正しくご利用いただくため、 ご使用の前に必ず本書をご一読ください。 また、本書はいつでもご覧いただけるように、 大切に保管してください。 市販の音楽/サウンドデータは、 私的使用のための複製など、著作権上問題にならない場合を除いて、権利者に無断で複製また は転用することが禁じられています。ご使用時には、著作権の専門家
本書の構成について 本書の構成について 記述方法 本書ではPM5000が装備する個々のモジュールの特長や機能を中心に解説しています。PM5000の操作 の大部分は従来のアナログコンソールを踏襲しており、PM4000を始めとする各種アナログコンソールに慣 れた方であれば感覚的にご利用いただけるでしょう。一方、PM5000に特徴的な操作や、複数のモジュー ルを使用する連係的な操作についてはコラム(囲み記事 )のような形で適宜説明しています。 また、パネル上の操作子(ボタン、 ノブなど)は[ ]で囲って示しています。 本書は、次のように構成されています。 ■ PM5000の概要(10ページ) コンソール全体を示しながら、各部の名称と主な役割を説明しています。本書を読み進める前に必ず 目を通してください。PM5000内部の大まかな信号の流れ(シグナルルーティング) と外部機器との連係 についても説明しています。 ■ 各セクション&モジュールの説明(15ページ) PM5000に入力したオーディオ信号が出力されるまでの流れに沿って、 個々のセクションや各モジュー ルの機能や操作を説明しています。 ■ シーンメモリー機能
目次 目次 はじめに ................................................. 6 本書の構成について ................................. 7 記述方法 ........................................................ 7 モデル構成による違い ..................................... 7 PM5000 の概要..................................10 パネル構成 .................................................. 10 トップパネル .............................................. 10 リアパネル .................................................. 12 拡張性:外部機器との連係 ............................. 14 CASCADE .......
マトリクスセンド& マスターアウトセクション ..................... 35 マトリクスセンドセクション ........................ 35 マトリクスマスターアウトセクション............ 37 オシレーター&トークバックセクション .. 38 オシレーター/ トークバック信号の出力.......... 39 セーフ&プロテクト設定 ..........................................65 GROUP ASSIGN SAFE..................................65 G/A BUS ASSIGN SAFE...............................65 RECALL SAFE SELECT ................................66 SOLO ENABLE.................................................66 INPUT SOLO SAFE ................................
PM5000 の概要 PM5000の概要 パネル構成 基本構成のPM5000の各機能セクションのレイアウトを以下に示します。PM5000-52Cではマスターアウト セクションがコンソール中央に配置され、 それ以外のモデルではコンソール右側に配置されます。 N OT E 本書ではパネルレイアウト面での大まかな分類を「セクション」 と呼びます。これに対して「ブロック」は「セクション」に含まれる機 能面の区分けを指します。ハードウェア面での区分けは「モジュール」と呼びます。たとえば、複数のインプットチャンネルの総称 は「インプットチャンネルセクション」であり、そこに含まれる各インプットチャンネルを構成する要素は「EQブロック」や「フェーダー ブロック」です。さらに、PM5000の各インプッ トチャンネルは「インプットチャンネルモジュール」 と「フェーダーモジュール」という2つ のハードウェア部品に分けられます。 トップパネル PM5000-52C PM5000-28 10
PM5000 の概要 1 インプットチャンネルセクション (15ページ) インプットチャンネルはモノラルとステレオ (ST)の2種類 が用意されていますが、 基本的なブロック構成は同じで す。入力音声は、 ファンタム電源、入力ゲイン、位相反転、 ハイパスフィルターを通過した後、 4バンドEQ、 チャンネル フェーダーの順番に入ります。インサート入出力はEQ後 段、EQ前段 (PRE)のどちらでも可能です。EQブロック の後段には12系統のステレオAUXバスと8系統のG/A (グループ/AUX)バスがあり、 入力音声を各バスへ自由 に送り出せます。各チャンネルの入力音声はステレオバ ス (STEREO L&R) やモノラルバス (MONO)にも送り 出せ、 モノラルインプットチャンネルではステレオ出力(ST OUT) とモノラル出力(MONO(C))に対するLCR定 位が設定できます。各チャンネルのフェーダーブロックで は、12組のVCAグループ、8組のミュートグループも設定 できます。 また、各チャンネルのオン/オフ状態、 マスター バスへのセンド設定(バスアサイン)、 グルーピング、 フェーダーレベルの設
PM5000 の概要 7 ミュートマスターセクション(21ページ) 8個のミュートマスタースイッチ(MUTE MASTER) は 各インプットチャンネルのグループミュートに利用できるほ か、 8つまでのシーンメモリーを直接呼び出すダイレクトリ コールスイッチ(DIRECT RECALL) としても利用できま す。MUTE MASTER、 DIRECT RECALLのどちらで 利用するかは、ユーティリティ機能で設定します。 8 デジタルコントロールセクション (49ページ) PM5000のデジタルコントロール機能が集約されている 部分です。パネルの設定状態をシーンメモリーとして保 存したり、保存されている設定状態を呼び出したりできま す。シーンメモリーでは、パネル上の各スイッチのオン/ オフ状態を記憶できる以外に、 チャンネルフェーダーや VCAフェーダーをモーター駆動で動かして、 設定した時 間(フェードタイム)後に記憶したレベルに到達させること も可能です。また、ユーティリティ機能では、PM5000の基 本動作を決めたり、外部機器との連係方法を設定した り、外部記憶用のCF(コンパクトフラッシュ) メモ
PM5000 の概要 ! モノラル(ステレオ) インプット ( ステレオアウト&モノラルアウト インプット、 ダイレクトアウト、 インサートイン&アウトを各チャ ンネルに装備し、 ステレオインプットモジュールではそれぞ れがL&Rの2系統になります。ただし、 ステレオインプット モジュールにはダイレクトアウトはありません。 ステレオ/モノラルマスターからの出力コネクター(ST OUT、MONO(C) )がまとめられています。 @ サブイン 各ステレオAUXマスターには[STEREO AUX SUB IN] (L&R)、各グループ/AUXマスターには [G/A SUB IN] 、モニター出力には2系統の[STEREO 2TR IN] (1&2) と [CUE SUB IN] ( L/R/C)、 ステレオ&モノ ラル出力マスターには[ST SUB IN] ( L&R) と [MONO (C )SUB IN] を装備するほか、全マトリクス出 力から送り出せる[MATRIX SUB IN] (L&R) が用意 されています。付属のブロックダイアグラムでご確認くだ さい。 º ランプコネクター 付属のグース
PM5000 の概要 拡張性:外部機器との連係 PM5000は単体で利用できるのはもちろんですが、外部 機器との連係にも優れています。ここでは、既存のシステ ムとの同期や、他のYAMAHAミキシングコンソールと組 み合わせた入出力の拡張について紹介します。 TYPE B PM5000のTYPE [B] コネクターをPM4000/3500と接続した 場合、 以下の項目をPM5000からPM4000/3500に送ってリンク できます。PM5000は基本的にマスターとして動作するので、 ユーティリティ機能の受信設定は特に必要ありません。 ただし、 CUE/SOLO設定についてはPM4000/3500から送る こともできます。 MIDI ・ VCAマスターセクション (ミュート&フェーダーレベル) ・ミュートマスター ( PM3500にはミュートマスター機能なし) IN ・ CUE/SOLO設定(インプットCUEのみ同期) RS232C OUT GPI THRU RS422 MIDI MASTER SLAVE A B PM5000の[MIDI] ポートを他のMIDI搭載機器と接続する と
インプットチャンネルセクション インプットチャンネルセクション モノラルインプット モジュール ステレオインプット モジュール モノラルインプットモジュールと ステレオインプットモジュール インプットチャンネルセクションを構成するインプットチャン ネルモジュールには、 モノラルとステレオ (ST) の2種類が あります。ステレオインプットモジュールは内部回路的に はモノラルインプットモジュールが2本並行する形です が、機構上(EQを始めとする各ブロックのスイッチやノブ など)は左右のチャンネルがリンクされています。 ヘッドアンプブロック リアパネルのインプットコネクターに接続した音声信号の 入力レベルなどを調節します。 モノラルインプット モジュール ステレオインプット モジュール 1 3 2 1 3 5 2 4 5 1 +48Vスイッチ このスイッチをオンにすると、 ファンタム電源(+48V)が供給され ます。 NOTE この機能を利用するときは、 リアパネルの[+48V MASTER] ス イッチをオンにします。メーターブリッジ左側の[+48V MASTER ON] インジケーターが点
インプットチャンネルセクション 3 GAINノブ 入力ゲインを調節します。 [PAD] スイッチがオフの状態での入 力レベルの可変範囲は−10dB〜−60dBですが、 [PAD] スイッ チ2をオンにすると+16dB〜−34dBにシフトします。 NO T E ステレオインプットモジュールの[GAIN] ノブは、内側でLチャンネ ル、 外側でRチャンネルの入力ゲインを個別に設定します。 4 L+Rスイッチ (ステレオインプットモジュールのみ) EQブロック 4バンド (HIGH、 HI-MID、 LOMID、LOW) のイコライザーで構 成され、入力音声の音質を音場 に合わせて補正するのに利用し ます。HIGHとLOWはシェルビン グ/ピーキングの切り替えタイプ、 HI-MIDとLO-MIDはピーキング タイプです。 7 このスイッチをオンにすると、 ステレオ入力信号をモノラルミック スします。これにより、 ステレオインプットモジュールをモノラルイ ンプットモジュールとして利用できます 。 7 EQコントロール NO T E 各バンドには2つのノブが用意され、 聴感上のレベル差を補正するため、
インプットチャンネルセクション INSERTブロック ステレオAUXセンドブロック1〜12 リアパネルのインサートイン&アウト (INSERT IN&OUT) に接続した外部機器で入力信号を加工す るような場合に利用します。 入力信号のステレオAUXバス1〜12 へのセンドレベルを設定します。 ! SEND LEVEL & SEND PANノブ(モノラルイン プットモジュール) ! @ # SEND LEVEL & SEND BALANCEノブ (ステレオ インプットモジュール) ) 9 内側のノブでセンドレベル(ノブが時計の 2時方向で0dB) を、 外側のノブでパン (モ ノラルインプットモジュール) またはバラン ス (ステレオインプットモジュール) を設定 します。 9 INSERT ONスイッチ チャンネルインサートのオン/オフを切り替えます。 このスイッチを オンにすると、 リアパネルのINSERT INに接続した外部機器 からの入力が有効になります。 インサートイン&アウトはEQの前 段または後段に置かれ、 これは [PRE]EQスイッチ)で決めま @ SEND ONスイ
インプットチャンネルセクション G/A(グループ/AUX) センドブロック1〜8 メインアウトブロック 入力信号のグループ/AUXバス1〜8へのセンドを設定 します。 ステレオバス (STEREO) とモノラルバス (MONO(C )) で構成されるメインアウトへのセンドを設定します。モノラ ルインプットモジュールでは、ステレオバス (L&R) とモノラ ルバス (Center) を併用したLCR出力が可能です。 モノラルインプット モジュール $ ステレオインプット モジュール % ^ & ( º $ SEND LEVELノブ そのグループ/AUXバスへのセンドレベル (ノブが2時方向で 0dB) を設定します。 ( ¡ ¡ º & PAN&CSRノブ (モノラルインプットモジュールのみ) メインアウトスイッチ(で選んだバスに送り出す信号のバランス を調節するノブです。 [ST] スイッチをオンにしてステレオバス に送り出す場合は、 [PAN] ノブ (内側 ) を調節します。 [LCR] スイッチをオンにしてステレオバス ( L&R) とモノラルバス (C) の % SEND ON
インプットチャンネルセクション ( メインアウトスイッチ ¡ レベルメーター チャンネルフェーダー通過後の信号のメインアウト先を設定しま す。ステレオバスに出力する場合は[ST] スイッチをオンにし、 EQ通過後のチャンネルフェーダー前段の信号レベルが確認 できます。 [PEAK] インジケーターは、 定格(0dB) よりも17dB [PAN] ノブ&または [BAL] ノブ*でL/Rバランスを決めま す。モノラルバスに出力する場合は、 [MONO] スイッチをオン にします(チャンネルフェーダーレベルで送り出されます)。 モノラルインプットモジュールでLCR出力する場合は、 [LCR] スイッチをオンにして、 [CSR] ノブ&でL/C/Rバランスを決めま す。 高いレベルに達したときに点灯します。 NOTE [PEAK]インジケーターだけは、 EQ前段あるいはインサート前段 (ヘッドアンプ通過直後)の信号レベルに対しても上記のように動 作します。 º CHANNEL ONスイッチ インプットチャンネルモジュールのオン/オフを切り替えます。 この スイッチをオフにすると、 ステレオAUX、 グ
インプットチャンネルセクション チャンネルフェーダーブロック チャンネルフェーダーで各マスターバスへの出力レベルとチャンネル間のレベルバランスを決めたり、任意のVCAグルー プやミュートグループに入れて、 VCAマスター側から出力レベルをコントロールできます。 £ ¢ ∞ § ™ ¶ ™ チャンネルフェーダー § MUTEインジケーター1〜8 インプットチャンネルモジュールから出力する信号レベルを調節 します。ステレオバスやモノラルバスへの出力レベル以外に、 ス このチャンネルのミュートグループ1〜8へのアサイン状態を、 各 グループに対応するLEDの点灯状態で確認できます。詳しく テレオAUXバスやグループ/AUXバスへのセンドをフェーダー 後段([PRE]FADERスイッチがオフ状態)から行なう場合の は後述の「チャンネルのグルーピング」をご覧ください。 出力レベルにも影響を与えます。 ¶ CUEスイッチ NO T E チャンネルフェーダーは、 シーンメモリーを呼び出したときに、記憶 したフェーダーレベルまで自動的に移動するモーターフェーダー として利用できます。詳しくは「シーン
インプットチャンネルセクション チャンネルのグルーピング ここでは、 VCAグループとミュートグループによるグルーピングについて説明します。 VCAマスターセクション VCA 1 VCA 2 MUTE MASTER スイッチ VCA 3 VCAグループについて 複数のインプットチャンネルを目的に応じてまとめて (グ ルーピング)マスター側で一括制御する方法は2つありま す。1つは「チャンネル→マスター」という音声信号の流 れに沿ったミキサー本来の方法で、 12系統のステレオ AUXバスや8系統のグループ/AUXバスへ送り出し、 各 マスターでまとめるのがこれに当たります。 VCA 10 VCA 11 VCA 12 VCAグループとミュートグループへの アサイン 各インプットチャンネルは、12個のVCAグループと8個の ミュートグループに自由にまとめ、 それぞれのマスター フェーダーやマスタースイッチで自由に調整できます。 VCAグループやミュートグループへのアサインは、 デジタ ルコントロールセクションにあるASSIGN MODEスイッチ を使います。 もう1つは音声信号の流
インプットチャンネルセクション VCAグループ 1 2 ASSIGN MODEの[VCA]スイッチを押してLEDが点滅すると、 VCAグループへのアサインが始められます。 VCAセクションにあるVCA1〜12のいずれかの [CUE]スイッチを押して、 設定するVCAグループを選びます([CUE]スイッチが 点滅。この時点でアサインされているインプットチャンネルがあれば、 そのVCAインジケーターも点滅 ) 。 3 そのVCAグループにアサインするインプットチャンネルの[CUE]スイッチを押します(VCAインジケーターが点滅 ) 。アサインを解除 するときは、 もう一度インプットチャンネルの[CUE]スイッチを押します(VCAインジケーターが消灯)。 VCAフェーダー VCA 4 5 1 チャンネルフェーダー 1 2 3 4 5 6 7 手順3を繰り返して、 現在のVCAグループに必要なだけインプットチャンネルをアサインします。 別の[VCA] スイッチを押すと、 設定対象のVCAグループが変わります。それまで設定中だったVCAグループにアサインされたイ ンプットチャンネルのV
インプットチャンネルセクション ミュートグループ 1 2 ASSIGN MODEの[MUTE]スイッチを押してLEDが点滅すると、 ミュートグループへのアサインが始められます。 [MUTE MASTER]スイッチ1〜8のいずれかを押して、設定するミュートグループを選びます (スイッチが点滅。この時点でアサ インされているインプットチャンネルがあれば、 そのMUTEインジケーターも点滅)。 3 そのミュートグループにアサインするインプットチャンネルの[CUE] スイッチを押します([MUTE]インジケーターが点滅)。アサイン を解除するときは、 もう一度インプットチャンネルの[CUE]スイッチを押します([MUTE] インジケーターが消灯)。 MUTE MASTERスイッチ チャンネルフェーダー 1 4 5 2 3 4 5 6 7 手順3を繰り返して、 現在のミュートグループに必要なだけインプットチャンネルをアサインします。 別の[MUTE MASTER] スイッチを押すと、 設定対象のミュートグループが変わります。それまで設定中だったミュートグループに アサインされたインプットチ
インプットチャンネルセクション VCAとマスターミュートによるグルーピング 前述の方法で各インプットチャンネルをVCAグループやミュートグループにアサインすると、各チャンネルの出力をグループ 単位でコントロールできます。 VCAセクション VCA1〜12の各フェーダーが、 それぞれのグループにアサインしたチャンネルに対するグループフェーダーとして機能し、 そのグループに含まれるチャンネル間のレベルバランスを保ったまま相対的に出力レベルを増減できます。各チャンネルの 最終的なフェーダーレベルは、 チャンネルフェーダーとVCAフェーダーの各レベルを加算した値になります。以下はチャン ネル1、3、5、 7がVCA1グループに、 チャンネル1〜4がVCA2グループに割り当てられた状態です。 VCAフェーダー VCA 1 VCA チャンネルフェーダー 2 1 2 3 4 チャンネル1&3の最終的なフェーダーレベ ルはVCA1&2の影響を受け、チャンネル フェーダーの設定より−20dB低くなる。 5 6 7 VCA2がノミナルレベル(0dB)であるため、 チャンネル2&4の最終的なフェーダー
インプットチャンネルセクション VCA1〜12の各 [CUE]スイッチは、 それぞれのグループにアサインしたチャンネルに対するグループCUEスイッチとして 機能します。VCA側の [CUE] スイッチを押して点灯させると、 アサインしたチャンネル側の[CUE] スイッチが点滅し、 そ れぞれのチャンネルフェーダー後段 (PAN/BAL通過後) の信号をCUE(L&R、 C)バスを通じてモニターできます。 VCAフェーダー VCA 1 チャンネルフェーダー VCA 2 1 2 3 4 5 6 7 チャンネル1&3は、VCA1、2どちらの[CUE]スイッチ をオンにしてもモニター可能。 NO T E VCA [CUE] スイッチを使ったモニターについて詳しくは「モニターコントロールセクション」をご覧ください(40ページ)。 MUTE MASTERスイッチ MUTE MASTERスイッチ[1]〜[8]が、 割り当てたチャンネルに対するグループミュートスイッチとして機能します。 MUTE MASTERスイッチ[1]〜[8] を押して点灯させると、 アサインしたチャンネルがミュートされま
インプットチャンネルセクション グループミュート時のCHANNEL [ON]スイッチの表示設定 ミュートグループにアサインしたチャンネルをMUTE MASTERスイッチ[1]〜[8]で一括してミュートする場合、該当する チャンネルのCHANNEL [ON]スイッチを点滅させるか消灯させるかを設定することができます。初期設定では、 該当す るCHANNEL [ON]スイッチは点滅します。 1 電源を一旦オフにして、 ASSIGN MODEの[MUTE]スイッチを押しながら電源を入れると、 グループミュート表示の設定モードに 入ります。ただし、 この状態で5秒以上何も操作しないと、通常のモードで起動します。 M U T E M O D E : B L I N K PW5000 POWER SUPPLY POWER OPERATION MONITOR FAN LINE VOLTAGE HIGH NORMAL +16 -16 +12 +48 STOP THERMAL CAUTION ON OFF FAN SPEED AUTO POWERスイッチ 25-1 HIGH +
インプットチャンネルセクション 2 上記の表示で[INC]キーまたは[DEC]キーを使って、 BLINK(該当するCHANNEL [ON]スイッチが点滅)またはSTATIC(消灯) を選びます。 BLINK時 STATIC時 M U T E M U T E M O D E : B L I N K M O D E : S T A T I C 点滅 3 消灯 [ENTER]キーを押して確定すると、 通常のモードで起動します。[CLEAR/EXIT]キーを押すと、 以前の設定のまま通常のモード で起動します。 NOTE ・この設定は電源を入れなおしても保持されますが、セットアップメモリーには含まれないのでCFメモリーカードに保存することはできません。 ・STATICに設定した場合でも、 プレビュー中は点滅表示になります。 ・STATICに設定した場合は、 消灯しているCHANNEL [ON]スイッチを押してミュートをオン/オフすることはできません。 25-2
マスターアウトセクション マスターアウトセクション ステレオ G/Aマスター AUXマスター モジュール モジュール STEREO/MONO マスターモジュール 複数のマスターを 1 モジュールに統合 マスター出力セクションは、12系統のステレオAUXバス (ST AUX) 、8系統のG/A(グループ/AUX) バス、各1 系統のステレオバスとモノラルバス (STEREO、 MONO) に対応するモジュールで構成されます。ステレ オAUXマスターモジュールとG/Aマスターモジュール は、 どちらも隣り合う2つのマスター(奇数&偶数)をペア にしたデュアル構成のモジュールです。 ステレオAUXマスターモジュールでは各マスターに対応 した2組のL&R信号を扱いますが、G/Aマスターモ ジュールでは各マスターが独立あるいは連動して、2系 統のモノラル信号または1組のステレオ信号を扱います。 同じく1つのモジュールに統合されたSTEREO/MONO マスターモジュールも、 ステレオバスとモノラルバスから入 る信号を独立して調節します。 26
マスターアウトセクション 基本的なシグナルルーティング インプットチャンネルモジュールの場合と同様に、 ステレオAUXマスターモジュールとG/Aマスターモジュー ル、 STEREOマスターとMONOマスターは、 ステレオかモノラルかの違いだけで、基本的なシグナルルー ティングは同じです。下図は、 各マスターに共通的なシグナルルーティングを示したものです。 ST AUX ST AUX L ST AUX ST AUX R TB/OSC MASTER OUT SUM GAIN ST AUX SUB IN L TO MATRIX MATRIX INSERT ST AUX SUB IN R G/A G/A IN TB/OSC G/A OUT MASTER OUT SUM GAIN TO MATRIX G/A SUB IN MATRIX INSERT STEREO STEREO BUS IN L STEREO BUS IN R TB/OSC STEREO OUT MASTER OUT SUM GAIN STEREO SUB IN L TO MATRIX MATRIX INS
マスターアウトセクション 各マスターモジュールに共通のコントロール シグナルルーティングが同様であることから、 各マスターモジュールのコントロールも基本的には同じです。 異なる部分が、各マスターモジュール固有のキャラクターを示しているとも言えるでしょう。ステレオAUXマ スターモジュールとG/Aマスターモジュールは、 1つのモジュールの左右に2組の同じコントロールを装備し ます。いずれのコントロールについても、 左側が奇数番号のマスターモジュール、 右側が偶数番号のマス ターモジュールに対応します。以下のコントロール ( 黒丸の数字)が各マスターモジュールに共通のもので す。 奇数番号の マスター用 コントロール 1 4 偶数番号の マスター用 コントロール 奇数番号の マスター用 コントロール 1 4 偶数番号の マスター用 コントロール 1 4 1 4 ! 5 ) @ 6 6 6 6 2 2 2 2 3 7 3 7 3 7 3 7 # 9 9 9 9 8 8 8 8 $ $ $ $ NOT E 以降の各マスターの説明では、 それぞれの
マスターアウトセクション 1 TO MATRIXスイッチ 8 マスターフェーダー このスイッチをオンにすると、 各マスター信号をステレオ&モノラ ルマトリクスへ送り出せます。マトリクスへのセンドは、 マスター ここで設定したフェーダーレベルが、 リアパネルの各マスターモ ジュールのアウトプット端子からの出力レベルを決定します。 フェーダー8後段からMASTER[ON] スイッチ9を経由して 行なわれます。このため、 マトリクスへのセンドは、 MASTER [ON] スイッチを点灯させた状態で [TO MATRIX] スイッチを オンにします。 2 SUM GAINノブ& SUM GAIN ONインジケーター 3 Σ・PEAKインジケーター [Σ・PEAK] インジケーターでは、 サミングアンプでミックスされた 各マスター信号の状態が確認できます。各インジケーターは、 ミックス信号がクリップレベルより3dB低いレベルから点灯しま す。点灯する場合は、 [SUM GAIN] ノブを左に回してミックス 信号の入力ゲインを下げるとクリップが防げます ( 減衰量は最 大で20dB)。SUM GAIN[ON]
マスターアウトセクション ステレオ AUX マスターモジュール 各コントロールの説明は、前述の「各マスターに共通のコントロール」と併せてご覧ください。 5 L+Rスイッチ このスイッチをオンにすると、 プリミックス後のステレオ信号をモノ ラルミックスし、 それを各マスターチャンネル(L&R) に分岐でき ます。 NOTE 聴感上のレベル差を補正するため、LとRの信号レベルはそれぞ れ入力時よりも3dB下がります。 5 NOTE [L+R]スイッチをオンにするとステレオAUXマスターモジュール はモノラルマスターモジュールとして利用できます。この場合、 STEREO AUX SUB IN (L/R) のどちらか一方に入力しても同 じ信号がステレオAUXマスターモジュールのL&Rの両方に出力 されます。ただし、L&Rのインサートイン&アウトは独立しています から、ステレオAUXマスターモジュールからの最終出力をLとRで 別のものにすること (同じソースに異なるエフェクトを適用するな ど) も可能です。 ST AUX ST AUX L ST AUX R TB/OSC ST AUX TO MATRIX
マスターアウトセクション G/A (グループ /AUX)マスターモジュール 各コントロールの説明は、前述の「各マスターに共通のコントロール」と併せてご覧ください。 ) TO STスイッチ ! PANノブ @ TO MONOスイッチ ! [TO ST] スイッチをオンにすると、 マスターフェーダー後段の 信号に [PAN] ノブ!でパンを設定した上でステレオバスに送 ) @ り出せます。同様に、 [TO MONO] スイッチをオンにすると、 同 じ信号をそのままモノラルバスに送り出せます 。 NOTE G/AマスターモジュールからSTEREOバスやMONOバスに送り 出す信号は、 [CUE] スイッチ$でモニターできるマスターフェー ダー後段(AFLポイント)の信号と同一のものです。このため、 初 期状態では ( AFLポイントのモニター同様 )MASTER[ON] ス イッチをオンにしないと、それぞれのバスに送り出すことはできませ ん。ただし、 [CUE] スイッチによるAFLポイントでのモニター ([MASTER PFL] スイッチがオフ状態) をMASTER[ON] ス イッチのオン/オフに関
マスターアウトセクション グループ/AUXの切り替え それぞれのG/Aマスターモジュールはデュアル構成で、 目的 や用途に応じて、GROUP POST PAN(ステレオマスター) 、 GROUP PRE PAN (2系統のモノラルマスター)、AUX(2系 統のモノラルマスター) として使い分けられます。G/Aマス ターモジュールが現在どのマスターとして動作しているかは、 G/A BUSモードインジケーターで確認できます。 モノラルAUXモードで動作中(初期状態 ) NO T E G/Aマスターモジュールの動作モードは、ユーティリティ機能を 使って切り替えます(63ページ)。 G/A BUSモードを切り替えた場合、実際に変化が起きるのはG/Aマスターモジュール側ではなく、ステレオ&モノラル両 方のインプットチャンネルモジュール側です。インプットチャンネルモジュール内部のいくつかのスイッチングによってグルー プ/AUXバスへのセンドポイントが変わるため、 結果的にグループ/AUXマスター側の動作が変わったようになります(付 属のブロックダイアグラムをご覧ください)。各モードによる動作の違いをまとめると、
マスターアウトセクション G/A BUSモードによる動作の違い G/A BUSモードの違いにより、CUE信号の出力方法も 変わります。GROUP PRE PANモードまたはAUXモー ドでは、 隣り合う2つのG/Aマスターモジュールは独立動 作し、 それぞれのCUE L&Rバスへは同じ信号が送り出 されます。これに対して、 GROUP POST PANモードで は、隣り合う2つのG/Aマスターモジュールがステレオで 連動し、奇数番号のマスターからはL信号がCUE Lバ スに、偶数番号のマスターからはR信号がCUE Rバスに 送り出されます。 CUE L CUE R それぞれの L/Rは同じ モノラル信号 それぞれの L/Rは同じ モノラル信号 CUE L+R CUE L+R GROUP POST PANモードに設定したG/Aマスターモ ジュールでは、2つの[CUE] スイッチも連動します。つま り、 奇数側・偶数側どちらかの[CUE] スイッチをオンにす ると、 もう一方も点灯します。 ステレオ 信号のL チャンネル L L L R R R ステレオ 信号のR チャンネル 33
マスターアウトセクション STEREO/MONOマスターモジュール 各コントロールの説明は、 前述の「各マスターに共通のコントロール」をご覧ください。 STEREO部分(左) MONO部分(右) STEREO/MONOマスターモジュールのコントロール構成は、前述のステレオAUXマスターモジュールや G/Aマスターモジュールと比較してかなりシンプルです。STEREO側のコントロールは、 デュアル構成のス テレオAUXマスターモジュールの片側分と見ることができます。ただし、 実用面を考慮して、 マスターフェー ダーはLとRが独立しており、 [TB/OSC] スイッチもLとRに独立して用意され、 トークバック信号またはオシ レーター信号もLとRに個別に送り出せるようになっています。同様に、MONO側のコントロールはデュアル 構成のG/Aマスターモジュールの片側分と見ることもできます。STEREO/MONOマスターモジュールは、 ステレオ&モノラルのメインアウトを扱うので、 当然のことながらモノラルミックスやステレオバスへのセンドス イッチなどはありません。 34
マトリクスセンド & マスターアウトセクション マトリクスセンド&マスターアウトセクション マトリクスセンドセクション マスターアウトセクションの上部に配置されているのが、 マトリクスセンドセクションです。ハードウェア的には 各マスターモジュールに統合された「マトリクスセンドブロック」ですが、操作面から見た場合には、 [TO MATRIX]スイッチを使って各マスターとの接続のオン/オフがワンタッチで切り替えられる完全な別 セクションになっています。 縦方向がマスター信号の流れ ステレオAUX G/Aマスター マスター モジュール モジュール STEREO/MONO マスターモジュール MONITOR モジュール 横方向がマトリクスバス STEREO MATRIX 1 STEREO MATRIX 2 STEREO MATRIX 3 STEREO MATRIX 4 MATRIX 1 MATRIX 2 MATRIX 3 MATRIX 4 MATRIX 5 MATRIX 6 MATRIX 7 MATRIX 8 [TO MATRIX]スイッチ 各マスターに対するマトリクスセンドの構成はほぼ同じで、 上から順
マトリクスセンド & マスターアウトセクション ステレオAUXマスターモジュール STEREO/MONOマスターモジュール ST MATRIXへはステレオチャンネルの入力レ ベルをL&R同時設定 (L/Rバランスはそのまま) ST MATRIX (MONO) MATRIX (MONO)MATRIXへはステレオチャンネルの 入力レベルをL&R同時設定(内部でモノラル ミックス) L R L R ST AUX ST AUX G/Aマスターモジュール L R SUB IN L R ST STEREO/MONOマスターモジュール ST MATRIXへはモノラル系マスターからは 入力レベル(内側)とL/Rバランス(外側)を設定 ST MATRIX (MONO) MATRIX (MONO)MATRIXへはモノラルチャンネル の入 力レベルを設定(L/Rバランスはそのまま) G/A G/A MONO モノラル系マスター(グループ/AUX、 MONO) からステレオマトリクス へのセンドには、 ノブを使ってレベル(内側) とL/Rバランス (外側) を 設定します。ステレオ系マスター (ス
マトリクスセンド & マスターアウトセクション マトリクスマスターアウトセクション マトリクスマスターアウトセクションは、 マトリクスセンドセクションの右側に配置されています。マトリクスセンド セクションに入った信号の出力(インサートのオン/オフ、 リコールセーフのオン/オフなど) を設定します。 マトリクス センド セクション マトリクス マスターアウト セクション マトリクスセンドセクションから各マトリクスバスが延長される形で配置されたマトリクスマスターアウトセク ションでは、 当然のことながら、4系統のステレオマトリクス(ST MATRIX 1〜4) と8系統のモノラルマトリク ス (MATRIX 1〜8) をそれぞれ個別に調節できるようになっています。その役割は対応するマトリクスバ スからの信号を取り込んで出力するだけなので、用意されているコントロールもシンプルで、 ステレオマトリク スとモノラルモノラルマトリクスの区別もほとんどありません(ステレオマトリクスではL&Rを同時に調節しま す)。唯一の違いは、各ステレオマトリクス (ST MATRIX 1〜4) に装備される [MONO MODE
オシレーター&トークバックセクション オシレーター&トークバックセクション マスターセクションの右側に配置されたオシレーターとトークバックは、 それぞれに独立したセクションです。 オシレーター(OSCILLATOR) セクションからは検聴用のピンクノイズまたはサイン波を、 トークバック (TALKBACK) セクションからはトークバックマイクの音声を、 それぞれTBバスに送り出せます。これらの 信号は、各マスターやマトリクスに用意されている [TB/OSC]スイッチをオンにすることで、 それぞれにルー ティングできます。 [TB/OSC OUT]スイッチ [OSC ON]スイッチ TB[ON]スイッチ オシレーター信号やトークバック信号を送り出すには、 [OSC ON] スイッチやTB[ON] スイッチを押して点 灯させます。ただし、TBバスへのセンド用の回路は両者で共有しているため、両方のスイッチを押した場 合にはトークバック信号が優先します。これらの信号をリアパネルのTB/OSC OUTから出力するときに は、 トークバックセクションにある [TB/OSC OUT]スイッチをオンにします。 3
オシレーター&トークバックセクション オシレーター/トークバック信号の出力 出力するオシレーター信号は、 ピンクノイズ (連続または1秒〜20秒間隔) またはサイン波(20Hz〜20kHz) を選べます。 ピンクノイズを出力する場合は、 [PINK] スイッチをオンに します。この状態で[SWEEP/BURST] スイッチをオフ にしておけば、 ピンクノイズを連続的に出力できます。 [SWEEP/BURST] スイッチを点灯させ、 その上のノブ を回すと無音状態(ピンクノイズの出力間隔 ) を1秒〜20 秒に設定したバーストノイズ(断続的なピンクノイズ)が出 力できます。この場合、 ピンクノイズの出力時間は 200msec固定です。 トークバック音声の出力には、 トークバック用のマイクロ フォンを[INPUT] コネクター (入力レベル−50dB) にあら かじめ接続しておきます。 [+48V]スイッチをオンにする と、 [INPUT] コネクターにファンタム電源(+48V) が供 給されます。接続したマイクロフォンのタイプに合わせ、必 要に応じて利用してください。 [INPUT] コネクター下の ロー
モニターコントロールセクション モニターコントロールセクション モニターソース モニターソースには、ステレオマスター信号、2系統の2ト ラックイン信号([2TR IN 1&2])、CUE信号の3種類が あり、 これらを切り替えながらモニターできます。ステレオ マスター信号はMONITOR AまたはMONITOR Bの [ON] スイッチをオンにして、 その[LEVEL] ノブを上げ れば直ちにモニターできます。この状態で[2TR IN1]ス イッチまたは[2TR IN2] スイッチをオンにすれば、対応す る2トラックイン信号に切り替わります。また、 チャンネルや マスター側の[CUE]スイッチをオンにするとCUE信号の モニターに切り替わります。なお、 CUE信号のモニターは 2トラック入力信号に優先します。 モニター信号 通常動作 [2TR IN1/2] スイッチ点灯 (択一) [CUE ] スイッチ点灯 ステレオマスター 信号 2トラック信号 CUE信号 NOTE 上記の通常動作でステレオマスター信号を出力しないように設定 しておくと ( 67ページ)、2系統のモニターアウトからCUE信
モニターコントロールセクション 2系統のモニター出力 CUE信号のモニター 2系統のモニターアウトは切り替えることも、 両方を同時に 利用することもできます。MONITOR A&Bを同時に利 用する場合、 [LCR]スイッチをオンにすると、 MONITOR BのLチャンネルがセンタースピーカー(C) として機能します。 [L+R]スイッチをオンにするとステレ オマスター信号をモノラルミックスしてL&Rに出力できま す。さらに[+MONO (C)]スイッチをオンにすると (セン タースピーカーに加えて)L&Rにもモノラルマスター信号 を送り出せます。 前述のようにモニタースピーカーやヘッドフォンを通じてス テレオマスター信号や2トラック信号がモニターできる状 態にある場合(あるいはモニター中) に、 インプットチャン ネル、VCAマスター、 マスターアウト、マトリクスアウトにあ る任意の[CUE] スイッチをオンにすると、 そのCUE信号 がモニターできます。 L R 通常動作 L C R L+R (C) R+L LCRスイッチ 点灯(オン) L+Rスイッチ 点灯(オン) L+C
モニターコントロールセクション 各チャンネルの[CUE] スイッチを直接操作した場合は、CHANNEL[ON] スイッチのオン/オフ (SRスピー カーなどへの出力状態 ) に関係なく、 常にチャンネルフェーダー前段(PFL) でのモニターになります。これ に対して、VCAセクションを経由した場合のインプットチャンネルのモニターは常にチャンネルフェーダー後 段(AFL)のPAN/BAL通過後の信号になります。たとえば、 あるVCAマスターの [CUE] スイッチを有効 にすると、 そのグループにアサインしたチャンネルの[CUE] スイッチが点滅状態となり、 この状態で CHANNEL[ON] スイッチが有効なチャンネル信号だけがモニターアウトに送り出されます。つまり、VCA グループ内のチャンネルを個別にオン/オフしながらモニターすることも可能です。 点灯 1 2 3 4 5 6 7 点滅 VCA 1 VCAフェーダー 1 2 チャンネルフェーダー 3 4 5 6 7 チャンネル1&5だけがモニターアウトに出力されます。 このように各チャンネルはPFL信号またはAFL信号で
モニターコントロールセクション マスターアウトについては、 CUEポイントを各マスターに ついて一律で切り替えられます。各マスターフェーダー の前段の信号をモニターするときは[MASTER PFL] スイッチをオンにし、後段の信号をモニターするときは [MASTER PFL]スイッチをオフにします。後者の場合 に、 さらに各MASTER[ON] スイッチの前段(PRE ON) をCUEポイントに設定すると (69ページ)、 SRスピー カーなどへの出力を無効にした状態でもモニター出力が 可能です。 CUEスタック機能について 現在の[CUE] スイッチのオン/オフ状態は、 別のセクション で [CUE]スイッチを有効にすると解除されます。パネル上 の[CUE] スイッチがすべてオフの場合には、 ステレオマス ター信号や2トラック入力信号のモニターに戻ります。 ただし、 表記のCUEスタック機能が有効になる場合もあり ます。CUE信号のモニターを「マスターアウト→VCA→イ ンプットチャンネル」の順番で切り替えた場合、 別セクション の[CUE] スイッチを押さずに、 切り替えた先のセクション で [CUE
モニターコントロールセクション SOLOモード CUEとSOLO SOLOとCUEは同等に語られることがあり、状況によってはまったく同じ機能を指す場合もあります。ただ し、 PM5000を始めとするSRコンソールについて言えば、 CUEはPAオペレーターのモニタースピーカーに 対して音声信号を選択的に送り出す機能であるのに対し、SOLOはマスターアウトやマトリクスセンドに接 続したSRスピーカーなどへ選択的に送り出す機能として区別されます。PM5000でSOLO信号を扱う操作 は前述のCUE信号の場合と基本的に同じため、操作上で両者を特に区別しないときは「CUE/SOLO機 能」と呼びます。 CUE SRスピーカー SRスピーカー Guitar Bass Vocal Keyboard Guitar Bass Vocal Keyboard コンソールモニター コンソールモニター PM5000(CUEの時) Guitar Guitar Guitar Bass Vocal Keyboard SOLO SRスピーカー SRスピーカー Guitar Guitar コンソールモニター
モニターコントロールセクション 基本操作 サブスピーカー サブスピーカー L C メーターブリッジにある [SOLO MODE] スイッチを2秒間 以上押し続けると、SOLOモードが有効となり、 [SOLO MODE]スイッチが点滅状態になります。なお、 SOLO モードに切り替えられない場合はSOLOモードへの移行 が可能な状態か(66ページ)チェックしてください。 サブスピーカー R 2ch レコーダー SOLO MODE STEREO AUX1 ST MATRIX1 GROUP/ AUX1 MATRIX1 PREVIEW STEREO AUX SOLO SELECT GROUP/ ST· AUX MONO(C) ステージ上の モニター スピーカー CH1の 音声信号 MATRIX STEREO MONO NO T E [PREVIEW] インジケーターはシーンメモリーの確認や編集に利 用します(55ページ)。 CH1の CUEボタン NO T E CUE信号をモニターしていた状態からSOLOモードを有効にす ると、 CUEが解除されて、すべての[CUE] スイッチ
モニターコントロールセクション MASTER SOLO SELECT 前出の想定図の場合に、 それぞれの出力状態(メイン& サブのSRスピーカー、 ステージ上のモニタースピーカー、 録音機器などへの出力状態) を選択的にチェックするに は、MASTER SOLO SELECTを使うと便利です。 [SOLO MODE]スイッチの下側にある4つの[SOLO SELECT] スイッチは、 [SOLO MODE] スイッチがオン の場合のみ利用できます。 [SOLO SELECT] スイッチ は、SOLO機能が働く範囲のセクションを選びます。 たとえば、SOLO SELECTの [STEREO AUX]、 [GROUP/AUX]、 [ST/MONO(C)] の各スイッチを オンにしてみます。これだけでは特別な変化はありませ んが、 ST AUX1マスター側の[CUE] スイッチをオンに すると、 その時点でサブのL&Rスピーカーがソロ状態に なります。 さらに、STEREOマスターの [CUE]スイッチをオンにす ると、 メインのL&Rスピーカーもあわせてソロ状態になりま す。この間も、チャンネル1の音声はソロ状態
モニターコントロールセクション メーターブリッジ メーターブリッジ部には、各マスターアウト (ステレオAUX、 グループ/AUX、 STEREO、 MONO) 、 マトリクス アウト (STEREO、 MONO) 、CUE (L/R/C) 、 トークバック/オシレーター(TB/OSC) 信号に対応するバー グラフメーターが用意されており、 各信号のリアパネルからのマスターアウトレベル(−39dB〜PEAKまで 3dB刻み) を確認できます。 1 LAMP DIMMER PW CAUTION FAN CAUTION 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 STEREO MONO(C) 1 CUE 2 3 4 5 6 7 8 OUT METER LED DIMMER SOLO MODE PREVIEW LAMP OFF STEREO AUX SOLO SELECT GROUP/ ST· AUX MONO(C) PANEL LED DIMMER MATRIX L STEREO AUX R C GROUP/AUX STEREO MAT
モニターコントロールセクション メーターブリッジ部には、 バーグラフメーター、パネル上の 各インジケーター、付属のグースネックランプの照度を暗 くする方向で調節するノブや消灯させるスイッチも用意 されています。 グースネック ランプの 照度調節 LAMP DIMMER LAMP OFF OUT METER LED DIMMER バーグラフ メーターの照度調節 PANEL LED DIMMER グースネック ランプの消灯 パネル インジケーター の照度調節 また、 ファンタム電源を始めとする各DC電圧の供給状態 (電圧レベル)や、外部パワーサプライとコンソール内蔵 の冷却ファンの動作状態も確認できます。 各DC電圧が 正常で点灯 +48V +12V PW CAUTION FAN CAUTION +16V -16V +48V MASTER ON 外部パワーサプライ (異常時に点灯) 冷却ファン (異常時に点灯) ファンタム電源 マスタースイッチが オン NO T E 専用のパワーサプライPW5000は、 電源内部の継続動作が可能 な範囲での温度上昇やファンタム電源部の異常などが発
デジタルコントロールセクション デジタルコントロールセクション 各コントロールの機能 デジタルコントロールセクションには、 シーンメモリー機能 やユーティリティ機能など、PM5000をデジタル制御する 際に利用するコントロールが用意されています。 4 5 1 2 ! 7 @ 6 # 3 $ % 8 9 9 ) 49
デジタルコントロールセクション 1 シーンディスプレイ (3桁+3つのドット) 8 テンキー PM5000のシーンメモリー機能がオンの状態では、 現在の (最 後に呼び出した) シーン番号(000〜999) が表示されます。3つ ) INCキー&DECキー のドットは、 シーンディスプレイに表示中のシーン番号にデータが 無い空の状態(左)、 MIDIメッセージを受信した場合(中央)、 テンキーはシーン番号やタイ トル文字の指定、 [CLEAR/ EXIT]キーはシーン番号の入力操作の取り消しやタイトル文 パネルの状態がシーンに保存されている状態と異なる場合 (右) にそれぞれ点灯します。 9 CLEAR/EXITキー&ENTERキー 字の削除、 [ENTER] キーは操作の確定などに利用します。ま た、 [INC] キーと [DEC]キーはシーン番号やパラメーター値の NO T E 増減に使います。数値のパラメーター値に対しては、 各キーを 押し続けると連続的に増減できます。 PM5000の電源を入れたときは、前回電源を切ったときのパネル 設定の状態が反映されます(初めて電源を入れたと
デジタルコントロールセクション シーンメモリー機能 概要 シーンとはパネル上の設定内容を記憶したもので、 個々のシーンを必要に応じて呼び出す(リコール) ことでパネル上の設 定をすばやく切り替えるのに利用します。PM5000では最大1,000シーン(000〜999)が利用できます。最初の10シーン (000〜009 ) には特定の状況を想定したパネル設定がプリセットされています。このプリセット設定は書き替えできないた め、ユーザー設定として記憶できるのは最大990シーン (010〜999) です。各シーンには、 下表に示す内容が記憶できま す。 セクション 記憶される内容(パネル上のコントロール) リコール除外設定 (■:パネル上のスイッチ、 ■:ユーティリティ機能) FADER SAFE レベル (チャンネルフェーダー) チャンネルのオン/オフ (CHANNEL ON) ステレオバスへのセンド オン/オフ (STEREO) モノラルバスへのセンド オン/オフ (MONO) LCR出力のオン/オフ ( LCR:モノラルチャンネルのみ) インプット RECALL SAFE ステレオAUXバスへの
デジタルコントロールセクション フェードタイムの設定 3 中の[CUE] スイッチを押すと消灯し、 そのインプットチャン ネルやVCAマスターにはフェードタイムが適用されなくなり シーンを呼び出したときに記憶されたフェーダーレベルま で漸次変化させる場合は、 フェードタイムを設定します。 以下のようにフェードタイムの設定は、 チャンネルフェー ダーとVCAフェーダーに共通するフェードタイムを設定 し、 それを個々のチャンネルやVCAマスターについて適 用するかどうか(オン/オフ)で指定します。 ます(シーンリコール時には、 記憶されたフェーダーレベル に瞬時に変わります)。 4 1 フェードタイムを適用するインプットチャンネルやVCAマス ターの[CUE] スイッチを押して点滅状態にします。点滅 [INC]/[DEC] キーを使って、 フェーダーレベルの変化時 間(0.1〜60.0秒) を設定します。 この変化時間は0.1〜 10.0秒までは0.1秒単位、 10.0〜20.0秒までは0.
デジタルコントロールセクション シーンのストア (保存) シーンのリコール (呼び出し) 前述のフェードタイムとともに、現在のパネル設定は次の 手順でシーンとしてストア(保存)できます。 シーンに保存したパネル設定は、 次の手順でリコールで きます。 リコールの実行 メッセージ ディスプレイ ストアの実行 パラメーター ディスプレイ パラメーター ディスプレイ テンキー テンキー INCキー INCキー DECキー 1 DECキー NOTE ストア先のシーンの番号(010〜999) を選びます。 シーン番 リコールを無視して現在のパネル設定を維持させたいスイッチや フェーダーについては、あらかじめ対応する[RECALL SAFE] スイッチや[FADER SAFE] スイッチをオンにしておきます。 号を直接指定するときはテンキーを、空いているストア先を スクロールしながら選ぶ場合には[INC]/[DEC] キーを 使うのが便利です。どちらの場合も選んだシーン番号が 点滅表示し、 パラメーターディスプレイのシーンタイトルも点 滅表示します(データが保存されていないシーンでは何
デジタルコントロールセクション リコール操作の取り消し [RECALL UNDO]スイッチを押すと、直前のリコール 前の状態に戻ります(アンドゥ機能 )。再び[RECALL UNDO] スイッチを押すと、 直前のアンドゥ前の状態に戻 ります。 タイトルの編集 シーンには12文字までのタイトルをつけることができます。 パラメーター ディスプレイ タイトル の編集 テンキー 数字以外の 文字入力 ENTERキー INCキー DECキー CLEAR/EXITキー NO T E 1 [RECALL UNDO] スイッチは、 電源を入れた後に一度もリコー ル操作を行なっていない場合は機能しません。 タイトルを変更するシーンの番号 ( 010〜999) を選び、 [TITLE] スイッチを押して点灯させます。 NOTE シーン番号000〜009までは編集できません。 2 パラメーターディスプレイにカーソルが現れ、 その位置にあ る文字が点滅表示します。 この状態からタイトルを編集し ます。 [ALPHABET]スイッチをオンにすると、 テンキーで 数字以外の文字(下表を参照)が入力できます。 [
デジタルコントロールセクション 数字キー 3 入力できる文字 (数字キーを押すごとに切り替え) 1 ! “ # $ % & ‘ ( ) * + , - . \ : ; < = > ? @ [ 2 A B C a b c 3 D E F d e f 4 G H I g h I 5 J K L j k l 6 M N O m n o 7 P Q R S p q r s 8 T U V t u v 9 W X Y Z w x y z 0 (space) プレビュー機能 プレビュー機能は一種のオフライン編集機能です。出力 音声に影響を与えることなく、 シーンに記憶した設定内 容を呼び出してパネル上で確認したり、パネル設定を編 集して保存できます。 1 [PREVIEW]スイッチを押すと、 [PREVIEW]スイッチの LEDとメーターブリッジにある [PREVIEW] インジケー ターの両方が点滅を始め、 プレビュー機能がオンになりま す。 [ENTER] キーを押して入力したタイトルを確定すると、 [TITLE] スイッチが消灯し、 現在のパネル設定に対する
デジタルコントロールセクション 3 [ENTER] キーを押すとシーン番号が点灯表示に変わ り、 記憶されている設定がパネル上に反映されます。この とき、 出力音声には影響が出ることはありません。 NO T E プレビュー時は、 シーンに記憶されている設定がすべてパネル上 に再現されます。 [CUE] スイッチは操作できません(プレビュー前 の状態が維持されます ) 。ただし、 [RECALL SAFE] スイッチや [FADER SAFE] スイッチは有効です。 4 ユーティリティ機能 概要 ユーティリティ機能には、 PM5000の操作に役立つ機能 や、 PM5000の基本動作設定がパラメーターとして用意 されています。これらのパラメーターを利用するときは、デ ジタルコントロールセクションの[UTILITY] スイッチをオ ンにします。 必要であれば、 シーンに記憶されるフェーダーやスイッチ (51ページ) の状態を変更します。ここで[STORE] スイッ チを押すと、 編集結果を手順2で選んだ (表示中の) シー ン番号に保存できます。別のシーン番号を選んでから [STORE]スイッチを押すと
デジタルコントロールセクション 共通の操作 ユーティリティ機能の各パラメーターは、 シーンディスプレ イ (3桁)、 メッセージディスプレイ (4桁 ) とパラメーターディ スプレイ (12桁 ) で内容を確認しながら、 テンキー、 [CLEAR/EXIT] キー&[ENTER] キー、 [INC] キー &[DEC] キーを使って設定します。 1 パラメーター 番号 機能区分 諸機能 1 BATTERY CHECK 2 DATE/TIME 3 COMPACT FLASH MEMORY 4 LOCK MODE 5 MEMORY PROTECT 6 SCENE EDIT 7 G/A BUS MODE 8 STMATRIX MODE 9 GROUP ASSIGN SAFE 10 G/A BUS ASSIGN SAFE 11 RECALL SAFE SELECT 12 SOLO ENABLE 13 INPUT SOLO SAFE 14 MONITOR MODE 15 MONITOR DELAY 16 MASTER CUE AFL POSITIO
デジタルコントロールセクション 4 設定可能なパラメーターの場合には、 最初の設定個所が 点滅表示します。必要に応じて、 [INC] キー&[DEC] 諸機能 キーやテンキーで値を入力し、 [ENTER] キーを押すと、 次の設定項目が点滅します。同様の手順で値を設定しま BATTERY CHECK(パラメーター番号:U01) す。 また、 [CLEAR/EXIT] キーを押すと1つ前の設定項 目に移動できます 。複数のパラメーターが並列で設定でき る場合には、1つ設定するごとに[CLEAR/EXIT] キーで 戻って設定します。 NO T E シーンメモリー、 セットアップメモリー、 内部クロックによる日 付や時刻などをPM5000の電源を切った状態でも記憶・ 維持できるのは、PM5000内部にメモリーバックアップ用 のバッテリーが装備されているためです。この機能を利 用すると、 バックアップバッテリーの装着状態や電圧状態 を確認できます。 値の確認だけに使うパラメーターの場合は手順4の操作は必要 ありません。設定可能なパラメーターでは、設定項目が1つだけの 場合も、2画面以上にわたる場合も
デジタルコントロールセクション DATE/TIME(パラメーター番号:U02) PM5000の内部クロックによる日付・時刻機能です。内部 クロックは、 PM5000のシーンメモリーなどをCFメモリー カードに外部ファイルとして保存する場合のタイムスタン プの記録に利用されます。 COMPACT FLASH MEMORY (パラメーター番号:U03) シーンメモリーやセットアップメモリーなど、PM5000本体 に記録されている内容をCFメモリーカードにファイルとし てセーブしたり、CFメモリーカードにセーブしたファイルを PM5000にロードできます。また、 CFメモリーカードの フォーマッ トも可能です。 D A T E / T I M E C F 1 上記の表示で[ENTER] キーを押すと、パラメーターディ スプレイが以下のような日付表示 ( 年/月/日) に変わり、 DT (日付)が点滅します。 ([INC]キー&[DEC] キーで変更 対象としてTM(時刻) も選択できますが、 通常は日付から 変更します。) D T 2 0 0 3 / 0 6 / 1 0 2 M E M O R Y
デジタルコントロールセクション カードのフォーマット(初期化) 2 入力できる文字 (数字キーを押すごとに切り替え) 1 ! # $ % & ‘ ( ) - @ 2 A B C されます。 3 D E F 4 G H I 5 J K L 6 M N O 7 P Q R S 8 T U V 9 W X Y Z S U R E ? Y : 1 3 数字キー 手順1で FMT を選んで[ENTER] キーを押すと、 パラメーターディスプレイに以下の確認メッセージが表示 N : 3 テンキーの [1]を押すとフォーマットが始まります。中止す る場合は [3]を押します。 フォーマット中はメモリーカードを 取り出さないようにしてください ( 以下のメッセージが表示 されます)。 4 ファイル名の入力が完了したら、 [ENTER] キーを押しま す。パラメーターディスプレイに以下の確認メッセージが表 示されます。 E x e c u t i n g S U R E ? Y : 1 N : 3 NO T E CFメモリーカードはPC側でフォーマットできる場
デジタルコントロールセクション 4 テンキーの [1]を押すと指定したファイルのロードが始まり ます。中止する場合は [3]を押します。 ロード中はメモリー カードを取り出さないようにしてください(以下のメッセージ が表示されます)。 E x e c u t i n g LOCK MODE(パラメーター番号:U04) 休憩中などでPM5000を離れる場合に、 いたずらなどで パネルスイッチおよびチャンネルフェーダーの設定が変更 されないようにするロック機能です。この機能では、 シー ンに記憶されないパネル設定(各チャンネルのノブやEQ [ON] スイッチ、HPF[ON] スイッチなど)やオシレーター の周波数はロックされません。 データのデリート(削除) 2 手順1で DEL を選んで[ENTER] キーを押したら、 メモ リーカードからデリートするデータファイルを選びます。 D E L : O L D _ D A T A L O C K 3 ファイルを選んだら、 [ENTER]キーを押します。パラメー ターディスプレイに以下の確認メッセージが表示されます。 S U R E ? Y : 1
デジタルコントロールセクション MEMORY PROTECT (パラメーター番号:U05) SCENE EDIT(パラメーター番号:U06) シーンメモリーの書き換えや新規保存を一時的にプロテ クト (読み出し〜リコールは可能 )することで、 PM5000本 体のシーンメモリーを一括保護できます。 M E M .
デジタルコントロールセクション シーンのコピー:指定したシーン (trg)の内容を別の番 号のシーン (dst) に上書きでコピーします。PCソフトウェア でよく使われる「コピー&上書きペースト」 と同じ動作です (シーン番号はズレません)。 C P Y : t r g > d s t バスモード設定 PM5000の利用方法に合わせて、G/Aバスやステレオマ トリクスバスの動作方法をあらかじめ設定しておきます。 これらはPM5000の基本動作を決めるセットアップメモ リーの一部として記憶され、 各シーン共通で利用されま す。 シーンのインサート(挿入) :指定した番号のシーン (trg) の直前に NO DATA のシーンを挿入します G/A BUS MODE(パラメーター番号:U07) (シーン番号がズレます )。 I N S : t r g シーンのプロテクト:指定した番号のシーン (trg) に記 憶した内容をコピーやクリアから保護します。 P R T : 2 t r g : O F F 操作対象となるシーンの番号(trg、 dst) を[INC] キー& [DEC] キー、 テン
デジタルコントロールセクション ST MATRIX MODE(パラメーター番号:U08) 3 - 4 : G R P P R E 5 - 6 : A U X 4系統の各ステレオマトリクスのL&Rバスは、 それぞれに 同じL+Rミックス信号を出力するモノラルマトリクスとして も利用できます。ここでモノラル設定されたステレオマトリ クスでは、マトリクスアウトセクションにある対応する [MONO MODE] インジケーターが点灯します(37ペー ジ)。 7 - 8 : A U X NO T E 上記のように ALL 表示でアスタリスク (*)が表示されるのは、 各G/Aバスの設定が異なっていることを示します。すべて同じ設 定の場合には GRP POST 、 GRP PRE 、 AUX のいずれ かが表示されます。 2 [INC]キーまたは [DEC]キーを使って、 GRP POST (GROUP STEREO)、 GRP PRE(GROUP MONO)、 M A T R I X 1 AUXのいずれかを指定し、 [ENETER] キーを押します。 パラメーターディスプレイに以下の確認メッセージが
デジタルコントロールセクション セーフ&プロテクト設定 PM5000には、 シーンメモリーの利用時に一部のパネル 設定だけをシーンリコールの対象外にして現在の設定 を保持できるリコールセーフ機能が用意されています。ま た、SOLOモードの誤操作によって出るべき音が出なくな る状況を避けるため、 SOLOモード自体に移行できない ようにしたり、SOLOモードに移行しても特定のインプット チャンネルはミュートされないようにするソロセーフ機能も あります。これらはPM5000の基本動作を決めるセット アップメモリーの一部として記憶され、各シーン共通で利 用されます。 GROUP ASSIGN SAFE (パラメーター番号:U09) 各インプットチャンネルのミュートグループやVCAグルー プへのアサイン状態をシーンリコールの対象から除外し、 現在の設定を保持できます。このセーフ機能は、全 ミュートグループ、 または全VCAグループに一括して効き ます。 G/A BUS ASSIGN SAFE (パラメーター番号:U10) 各G/AマスターモジュールからSTEREOバスとMONO (C)バスへのセンド設定([TO
デジタルコントロールセクション RECALL SAFE SELECT (パラメーター番号:U11) SOLO ENABLE(パラメーター番号:U12) 各インプットチャンネル、 各VCAセクション、各マスターア ウト、 各マトリクスアウトには[RECALL SAFE]スイッチ や [FADER SAFE] スイッチが用意されています 。この スイッチを個別にオンにしておくことで、 それぞれの出力 設定やフェーダーポジションをシーンリコールの対象から 除外し、現在の設定を保持できます(リコールセーフ機 能)。ここでは、すべての[RECALL SAFE] スイッチに ついてのリコールセーフ機能のオン/オフをマスター設定 します。なお、 各インプットチャンネルの[RECALL SAFE]スイッチは、 ミュートグループに対すミュートセーフ 機能も合わせ持つことができます。この機能をオンにして おくと、 ミュートグループにアサインしたインプットチャンネル の[RECALL SAFE] スイッチをオンにした場合には、 そ のMUTE MASTERスイッチを押した場合の対象から も除外できます。 NO T E インプ
デジタルコントロールセクション INPUT SOLO SAFE (パラメーター番号:U13) モニター設定 SOLOモードでは、 インプットチャンネル、 VCA、 マスター の3つのセクション別に、 [CUE] スイッチをオンにしたもの だけがSOLO信号として出力され、 その他の音声は ミュートされます。ただし、 このソロセーフ機能をオンにし たインプットチャンネルはSOLOモードでのミュート対象か ら除外され、 常に音声を出力できます。 PAオペレーター側のモニタースピーカーの利用方法や 出力信号に関する設定ができます。以下の3つのモニ ター設定は、 PM5000の基本動作を決めるセットアップメ モリーの一部として記憶され、 各シーン共通で利用され ます。 MONITOR MODE(パラメーター番号:U14) I N 1 S O L O S A F E モニターのソースには、CUE信号、 2トラック信号、 ステレ オマスター信号の3種類があり、出力の優先度もこの順 番になります。つまり、 [CUE] スイッチや[2TR IN1/2] スイッチがオフの場合は、 ステレオマスター信号が常にモ
デジタルコントロールセクション MONITOR DELAY(パラメーター番号:U15) PM5000の設置場所とSRスピーカーの距離が離れてい る場合、 コンソールの近くに置いたモニタースピーカーの 出力音と、 SRスピーカーからの到達音との間に時間差 が生じることがあります。こうした場合には、PM5000の モニター出力が内蔵するデジタルディレイを利用し、 モニ ター出力側の出力タイミングを遅らせて、SRスピーカーに 合わせられます(モニターディレイ機能 )。 2 [INC]キーまたは [DEC]キーを使って各パラメーターの 値を設定します。 NOTE ディレイ単位を変更するとディレイタイムが指定した単位で換算さ れて表示が変わります(メートル換算は343.59m/秒、 フィート換算 は1127.
デジタルコントロールセクション MASTER CUE AFL POSITION (パラメーター番号:U16) 各マスターからのCUE信号は、モニターコントロールセク ションの[MASTER PFL] スイッチの切り替えでフェー ダー前段・後段のどちらでもモニターできます(43ペー ジ)。この設定では、 フェーダー後段のCUE信号の取り 出すポジションを各MASTER[ON] スイッチの前段・後 段のいずれかで決められます。MASTER[ON] スイッ チの前段に設定することで、MASTER[ON] スイッチを オフにしても (SRスピーカーから音を出さない状態でも) モニタースピーカーからCUE信号が出力されるようにな ります。 シーンリコール設定 以下のオプション設定をうまく利用することで、 シーンリ コールがより効率よく実行できるようになります。また、誤 操作でパネル設定が書き換えられないように、 シーンメモ リー機能自体を無効にすることもできます。これらは PM5000の基本動作を決めるセットアップメモリーの一 部として記憶されます。 THEATER MODE (パラメーター番号:U17) シアター
デジタルコントロールセクション FADER MODE(パラメーター番号:U18) シーンのリコールやプレビューを実行すると、各フェー ダーが記憶されたフェーダーレベルまでモーター駆動で 移動します。フェーダーモードでは、 モーターフェーダー 機能を無効にして、 シーンの切り替え時にフェーダーを 動かさないように設定できます(フェーダーレベルは内部 的に変化します)。 F A D E R AUTOMATION (パラメーター番号:U19) PM5000はシーンメモリー機能をオフにして運用すること もできます。 この場合、 シーンメモリー関連の機能(リコー ル、 プレビュー、 モーターフェーダー、SAFEスイッチ、 MIDIやGPIによるシーン切り替えなど) も一切使えなくな り、 従来のアナログコンソールと同様の動作となります。 A U T O M A T I O N M O D E 上記の表示で[ENTER]キーを押すと、パラメーター ディスプレイが以下のような表示に変わります。 [INC] キーまたは[DEC] キーを使って、 ON(モーターフェー ダーオン)、OFF (モーターフェーダーオフ)
デジタルコントロールセクション DIRECT RECALL/MUTE MASTER (パラメーター番号:U20) シーンのアサイン 1 [MUTE MASTER]スイッチは、 本来のミュートマス タースイッチとして以外に、最大8つまでのシーンを直接 呼び出すDIRECT RECALLスイッチとしても利用でき ます。この設定では、MUTE MASTER機能か DIRECT RECALL機能かの選択と、 DIRECT RECALLスイッチとして利用する場合に各スイッチから 呼び出すシーンを割り当てます。 DIR RECALLを選んだ場合は続けて[ENTER] キーを 押し、 シーンのアサインに移ります。パラメーターディスプレ イが以下のような表示に変わります。 D I R 1 : - - - DIR1(〜8)は、MUTE MASTERスイッチ[1] (〜[8]) に対応します。 2 シーンを割り当てるスイッチを、 [INC] キーまたは[DEC] キーで選んでから [ENTER] キーを押します。パラメー ターディスプレイ内の点滅が移動したら、 [INC] キー、 [DEC]キーまたはテンキーでシ
デジタルコントロールセクション GPI OUT(パラメーター番号:U22) GPI設定 PM5000背面のGPIポートでは入力3系統、 出力8系統 で外部機器とGPI信号(パルス) を入出力できます。入 力3系統のうち1系統はトークバックのオン/オフ (TB [ON] スイッチ)専用です。以下のGPI設定では、残りの 2系統について現在のシーン番号の増減の可否を決め られます。 また、 出力8系統については、 インプットチャンネ ルのフェーダーの動きやシーンリコールに連動して、 8系 統のどの出力からGPI信号を送り出すかも設定できま す。 チャンネルフェーダーの動き (−60dB以下からの上昇ま たは−∞への下降) に連動するフェーダースタート機能、 あるいはシーンリコールに連動するシーンリンク機能を 使って、 それぞれ指定したGPI出力にパルス信号を送り 出せます。GPI出力は8系統ですが、 複数のフェーダー やシーンに同じGPI出力を重複して割り当てることもでき ます。フェーダースタート設定は、全シーンに共通する セットアップメモリーとして記憶されます。ただし、 シーンリ ンク設定は現在のシーン
デジタルコントロールセクション フェーダースタート機能 シーンリンク機能 1 1 FADER STARTを選んで[ENTER]キーを押すと、パ ラメーターディスプレイが以下のような表示に変わ SCENE LINKを選んで[ENTER] キーを押すと、パラ メーターディスプレイが以下のような表示に変わります。 ります。これはインプットチャンネル34のフェーダー の−60dBからの上昇時(STR)にGPI出力の3番からパ O U T P O R T : G P 3 ルス信号を出力する設定例です。 C H 3 4 : S T R : G P 3 2 2 [INC]キー&[DEC] キーまたはテンキーを使って、 GPI出 力の番号を指定して[ENTER] キーを押します。 また、 現 在のシーンをリコールしたときにGPI信号を出力しない場 合は、誤動作を防ぐため、−−− を選んでおきます。 [INC]キーまたは [DEC]キーで選んで[ENTER] キー で確定する方法で、 「チャンネル、 フェードタイプ(STR/ END)、 GPI出力の番号」のそれぞれを指定します 。GPI O U
デジタルコントロールセクション カスケード設定 PM5000では、 カスケード接続によってマスター&スレーブ間の機能をリンクできます。カスケード接続には2タイプあり、1つ はTYPE[A] ポートを用いたPM5000同士の接続、 もう1つはTYPE[B]ポートを用いたPM5000( 常にマスター) と PM4000/3500(常にスレーブ) との接続です。 RS422 RS232C RS232C RS422 RS422 RS422 RS-422クロスケーブル(TYPE A) MASTER MASTER MASTER SLAVE SLAVE SLAVE A A B PM5000(マスター) PM5000(スレーブ) PM4000 SLAVE CONNECT RS232C MASTER MASTER SLAVE A CUE/SOLO MUTE PM3500 VCA VCA 1-8 CUE CTRL OFF OFF OFF CONNECT SLAVE MSTR SLAVE MSTR 1~4 専用のストレートケーブル(TYPE B) RS422 B PM
デジタルコントロールセクション リンクされる機能 同じ機能を備えるPM5000同士であれば、 インプットチャンネル数の拡張という目的に沿って完全に連動させられます(後 述のパラメーターで連動させるものを個別に選択することで特定の機能だけをリンクできます)。特にCUEについてはマ スター←→スレーブの両方向に連動可能で、スレーブ側でインプットチャンネルのCUEを実行すればマスター側のCUEグ ループもインプットチャンネルになります。VCAセクションに対するCUEは各グループ (1〜12)のオン/オフも連動できるた め、 カスケード接続によって実質的なチャンネル数を増やしながらも、操作が必要以上に煩雑になるのを抑えられます。 リンクされる機能 (TYPE[A] ) マスター→スレーブの連動 例外項目 (非連動) スレーブ側での操作 フェーダー&レベル ○ − × ミュート ○ − × MUTE MASTER(オン/オフ) ○ − × ○(双方向の連動も可能) − ○ LAST CUE (オン/オフ:MIX CUEとの切り替え) ○ − × CUEスタック機能 ○
デジタルコントロールセクション CUE/SOLO機能 CASCADE(パラメーター番号:U23) TYPE A方式で通常のカスケード接続をそのまま行なえ るように、 PM5000は工場出荷時点で前述の全機能のリ ンクがオンになっています。一部の機能をリンクから除外 する場合には、 スレーブとなるPM5000側で以下のパラ メーターを利用してリンクをオフにします。TYPE B方式 でカスケード接続する場合、CUE/SOLO機能をスレー ブ側からも連動させるようにするには、 マスターとなる PM5000側でCUE/SOLO機能のリンクをオンにしてくだ さい。 C U E / S O L : O N シーンリコール S C N R C L : O N シーンのストア S C N S T R : O N NO T E ハードウェア的なカスケード接続と [MASTER]/[SLAVE]の切 り替えを済ませている場合、 以下のパラメーターをオン/オフした 瞬間にリンクがオンまたはオフになります。リンクがオンの状態から オフの状態にしても、スレーブ側ではそれ以前の状態を再現でき ません。混乱を避けるため、
デジタルコントロールセクション MIDI設定 PM5000リアパネルのMIDIポート ([IN]、 [OUT]、 [THRU])は外部のMIDI機器と動作をリンクするのに 利用できます。PM5000のMIDI[OUT] と外部機器の MIDI[IN] をつなげば、PM5000側の操作で外部機器 をコントロールでき、外部機器のMIDI[OUT] とPM5000 のMIDI [IN] をつなげば、外部機器からPM5000の動き をコントロールできます(双方の[IN] と [OUT] を同時に 接続するハンドシェイク接続では、 どちらからも相手をコン トロールできます)。MIDI[THRU]は、MIDI[IN] で受 信したMIDIメッセージをそのまま別のMIDI機器に送り 出すのに利用できます。 PM5000で利用できるMIDI機能は、 プログラムチェンジ とコントロールチェンジの2つに大別されます。これらは、 その機能から予想されるとおり、 シーンリコール、 フェー ダーやスイッチの操作に対応します。つまり、 外部の MIDIコントローラーから受信したプログラムチェンジで PM5000のシーンを切り替えたり
デジタルコントロールセクション プログラムチェンジの仕組み 標準的なMIDIメッセージだけを使って外部機器とやり 取りできるようにするため、 PM5000のMIDI機能はいく つかの工夫をしています。たとえば、最大1,000のシーン をプログラムチェンジで扱えるようにするため、 シンセサイ ザーや音源でおなじみのバンクセレクト (コントロールチェ ンジの1つ) を併用し、 プログラムチェンジテーブル(MIDI PGM CHANGE TABLE) というシーン番号とプログラ ム番号の対応表を後述のMIDIパラメーターで設定でき るようになっています。この変換テーブルを使って、受信 したプログラムチェンジに合わせて特定のシーンをリコー ルしたり、逆にあるシーンを呼び出したときに特定のプロ グラムチェンジが送信できる仕組みになっています。 MIDIチャンネル/ バンク番号 プログラム番号 シーン番号 1 1 10 1 2 11 1 3 12 1 4 13 : : : 1 128 137 2 1 138 2 2 139 : : : 2 128 265
デジタルコントロールセクション ここでのポイントは、PM5000で用いるバンク番号とMIDIチャンネルが同数(1〜16)である点です。プログラムチェンジ テーブル中で参照するバンク番号をPM5000の受信チャンネルと同じものに限る場合、 外部のプログラムチェンジで呼び 出せるシーン数は最大128ですが、 それ以外の場合にはバンクセレクトを併用したり、受信したプログラムチェンジに含ま れるMIDIチャンネルをバンク番号に読み替えることで、1,000シーンをすべて外部機器から呼び出せます。同様に、 PM5000本体でシーンリコールを実行した場合にも、前述の変換テーブルを使って、 対応するプログラムチェンジを送信 することができます。 NO T E 上記の方法はやや複雑かも知れませんが、PM5000をさまざまなMIDI機器とリンクできるように考案されたものです。たとえば、OMNI OFF、 BANK OFFというSINGLEモードは (もちろん、 PM5000側の設定ですが) そういう限られたMIDI機能しか持たない外部機器からも最低限の MIDIコントロールが可能なことを示しています 。バンクセレクト送信ができ
デジタルコントロールセクション NRPNによるコントロール PM5000ではコントロールチェンジと同一の制御を、 NRPN (Non-Registered Parameter Number) でも実行できま す。NRPN自体はコントロールチェンジの一部(コントロー ル番号:CC#99、98)で、 本来ならば同一の機器でシステ ムエクスクルーシブを使って送受信するようなデータを、 異 MIDI PGM CHANGE (パラメーター番号:U24) PM5000でプログラムチェンジを送受信するかどうかを 設定します。また、送受信に用いるプログラムチェンジ テーブルも指定しておきます。 なる機器同士でも容易に交換するための仕組みです。 こ うした特別な意味合いから、 コントロールチェンジのコント ロール番号からは省かれています(前述の表を参照)。 PM5000のパネルコントロールの制御は、 コントロールチェ ンジとNRPNのどちらを使っても可能です。後述の各パラ メーターでは、 コントロールチェンジとNRPNを独立してオン /オフ設定できますが、 両方をオンにした場合にはコント ロールチェンジによるコントロール
デジタルコントロールセクション MIDI CTL CHANGE (パラメーター番号:U25) MIDI SETTING(パラメーター番号:U26) PM5000でコントロールチェンジを送受信するかどうかを 設定します。また、NRPNついても個別に送受信の可否 を指定できます。 M I D I 1 C T L PM5000でMIDIメッセージの送受信を実行するための 基本設定です。プログラムチェンジの送受信方法 (SINGLE、 MULTI) は、 以下の項目を組み合わせて決 定されます(78ページ)。 C H G 上記の表示で[ENTER] キーを押すと、パラメーターディ スプレイが以下のような表示に変わります。 [INC] キー& [DEC] キーを使って、 いずれかを選び、 [ENTER] キーを 押します。 コントロールチェンジ M I D I 1 S E T T I N G 上記の表示で[ENTER] キーを押すと、パラメーターディ スプレイが以下のような表示に変わります。 [INC] キーま たは[DEC] キーを使っていずれかを選び、 [ENTER] キーを押します。 R
デジタルコントロールセクション NO T E 送信チャンネルと受信チャンネルは、 コントロールチェンジの送受 信には使われません(79ページ)。ただし、NRPN、 シーン番号の INC/DECの送受信には使われるため、その場合には相手側の 機器の送受信チャンネルをPM5000に合わせる必要があります。 2 [INC]キーまたは [DEC]キーを使って適切な設定を選 びます。 3 他の項目についても、 必要に応じて設定を変更します。 MIDI ECHO BACK(パラメーター番号:U27) PM5000が生成するMIDIメッセージと、MIDI INで受 信したMIDIメッセージ (プログラムチェンジ、 コントロール チェンジのみ) をミックスしてMIDI OUTから送り出せま す。送り出すメッセージは個別に指定できます。 M I D I 1 E C H O 上記の表示で[ENTER] キーを押すと、パラメーターディ スプレイが以下のような表示に変わります。 [INC] キーま たは[DEC] キーを使っていずれかを選び、 [ENTER] キーを押します。 プログラムチェンジのエコー設定 P
デジタルコントロールセクション MIDI PGM CHANGE TABLE (パラメーター番号:U28) プログラムチェンジテーブルは、PM5000が送受信するプ ログラムチェンジとシーンリコールの対応に用いる変換 テーブルです(78ページ)。この変換テーブルそのものは 「MIDIチャンネル/バンク番号、 プログラム番号、 シーン 番号」という組み合わせを必要なだけ用意するシンプル なものですが、 その使われ方は、 MIDIモードの設定(81 ページ) によって変わります。また、 テーブル設定をイニ シャライズして工場出荷時の状態に戻せば、ユーザー テーブルを最初から編集できます。 ユーザーテーブルのセッティング 1 SETTINGを選んで[ENTER] キーを押すと、 パラメー ターディスプレイが以下のような表示に変わります。 これは 左から順に「MIDIチャンネル/バンク番号(1〜16) :プログ ラム番号 ( 1〜128) :シーン番号(000〜999)」 を示します。 1 5 : 1 2 8 : 9 9 9 2 [INC]キー、 [DEC] キー、 テンキーで選んで [ENTER] キ
各種資料 各種資料 オプション製品の取り付け方法とインナースイッチの切り替え方法 モジュールなどの取付けや設定は、お買い上げの販売 店、または本書の巻末に記載されているヤマハ電気音響 製品サービス拠点にご依頼ください。 オプション (別売品) には、以下のモジュール/トランスが 用意されています。 ● インプット部オプション ・ MNM5000: モノラルインプットモジュール ・ MNR5000: モノラルインプットモジュール用 リアパネル(接続用配線含む) モジュールの取り外し/取り付け方 トップパネル上のモジュールの取り外し方は、 インプットモ ジュールとマスターモジュールで同じです。 ● トップパネル上のモジュールの取り外し方 1 パワーサプライの電源をオフにします。 2 モジュールの上下にあるプラスねじをゆるめます。 ・ STM5000: ステレオインプットモジュール ・ STR5000: ステレオインプットモジュール用 リアパネル(接続用配線含む) ● マスター部オプション ・ SAM5000: ステレオAUXマスターモジュール ・ GAM5000: GROUP/AUXマスターモジュ
各種資料 4 モジュール上側に結線してある接続線のコネクターを抜き ます。 コネクターは2ヶ所あり、 モノラルとステレオのモジュー ルで位置が若干異なります。 リアパネルからの接続線をす べてのコネクターから抜いてください。 ● インプットリアパネルの取り外し方 インプットモジュールオプションであるモノラルまたはステ レオのインプットリアパネルを取り外すときは、 対応してい るモジュールを一度外して、 モジュール側に結線されて いる接続線を抜く必要があります。 1 外したモジュールと同じチャンネルであることを確認して、 上下にあるプラスねじをゆるめてリアパネルを取り外しま す。 PM5000リアパネル コネクターから抜く モジュール 5 スナップボタンを押して接続線をモジュールから外し、 モ ジュールのフレームから接続線を抜きます。このとき、 接続 インプットリアパネル 線のコネクターが引っかからないように注意してください。 これで、 インプットモジュールは本体から取り外せます。 2 コード スナップボタンを押して、 インプットモジュールに結線されて いた接続線を本体のプラスチック
各種資料 ● モジュールの取り付け方 モジュールの取付は、取り外し方と逆の手順で行ないま す。 インプットリアパネルの取り付け方 (インプットモジュールの場合) 最初に、接続線をリアパネルからコンソール本体のプラス チック枠に通して、 モジュール側へ 持ってきます。その 後、 リアパネルを2本のプラスねじで取り付けます。 インプットトランスフォーマー の取り付け方 PM5000のインプットモジュールは電子バランス式です。 通常使用時において、 インプットに対するアイソレーション を考える必要はありません。しかし従来のインプットトラン スフォーマーによるアイソレーションを希望する方のため に、 オプションのITR5000を取り付けることで、 インプットト ランス式に変更が可能です。 NOTE トップパネル上のモジュールの取り付け方 インプットトランス式に変更した場合、入力インピーダンスが変わり ます(電子バランス式=3kΩ、 インプットトランス式=1kΩ)。 インプットモジュールの場合は、最初にリアパネルからの 接続線をモジュールのコネクターに接続します。 モジュールの取り付けの際には、 本体基板上に
各種資料 モノラルインプットモジュール トランスからの線 シールド 茶 シロ 赤 アカ シロ 3 4 5 J6 J6 アカ トランス R119 C113 ボトムステー R106 R104 R105 1 2 R260 CN202 IN5 C183 C114 R119 CN201 YAMAHA XK367 ステレオインプットモジュール 7 現行の基板を取り外し、 その位置にトランスに取り付けた 新しい基板と差し替えます。次に付属のケーブルクランプ を使って、線材をまとめて束ねて、残った部分をニッパーな どで切ってください。 モノラルインプットモジュール ボトムステー トランス トランス この基板を 差し換えます。 5 トランスの線を クランプで まとめます。 トランスから出ている線材を角穴に通します。 モノラルインプットモジュール 穴に通す 切る ステレオインプットモジュール 角穴 ステレオインプットモジュール この2つの 基板を 差し換えます。 上図と同様に クランプで まとます。 角穴 8 トランスの線材をすべてモジュールのアン
各種資料 各モジュールのインナースイッチの設定 ブロックダイアグラムを見ていただければわかるように、 各モジュールにはいくつかのインナースイッチがあります。 このイン ナースイッチの変更により、特定の信号経路を変更することができます。 下表はそのスイッチと動作の関係です。いくつかのスイッチは2つの組み合わせで動作するものもあります。ブロックダイア グラムを参考の上、必要な変更だけを行なうようにしてください。 工場出荷時は、 モジュール 対象 MONO Input DIRECT OUT AUX PRE FADER の状態になっています。 スイッチ番号/ スイッチ番号/ 選択可能状態 スイッチ設定 スイッチ設定 SW105 SW106 PRE 任意 ダイレクトアウト信号をPRE EQにす る ( SW106はどちらにあっても無効) POST PRE ダイレクトアウト信号をPOST EQ, PRE FADERにする POST POST ダイレクトアウト信号をPOST FADER, POST ON SWにする AUX PRE FADER PRE STEREO AUX MASTER
各種資料 各モジュールのインナースイッチの位置 POST PRE DIRECT OUT PRE EQ / POST EQ DIRECT OUT PRE FADER / POST FADER, POST ON SW J18 このねじを外して 金具を取り外す。 スイッチの変更終了後は 元に戻します。 JB POST SW105 POST SW106 SW107 PRE AUX PRE POST/PRE EQ JB J モノラルインプットモジュール PRE ステレオインプットモジュール SW106 POST PRE SW105 L&R L-ONLY Ø SW MODE このねじを外して 金具を取り外す。 スイッチの変更終了後は 元に戻します。 89
各種資料 ステレオ /AUXマスターモジュール SW102 SW103 POST ON SW PRE TO MATRIX FADER POST STAUX.GA (EVEN) PRE POST ON SW PRE POST PRE FADER STAUX.GA (ODD) SW105 プリント SW106 スイッチ SW102 SW103 SW105 SW106 G/Aマスターモジュール GA (EVEN) GA (ODD) POST PRE ON SW POST TO ST PRE ON SW SW102 SW103 SW101 POST SW105 ON SW PRE POST FADER TO MATRIX PRE POST ON SW PRE PRE POST SW104 STAUX.GA (EVEN) FADER SW101 STAUX.
各種資料 STEREO/MONO マスターモジュール TO MATRIX SW102 SW103 SW105 POST ON SW PRE POST FADER PRE POST MONO MASTER ON SW PRE POST PRE FADER ST MASTER プリント SW106 スイッチ SW102 SW103 SW105 SW106 91
各種資料 コネクターピンアサイン表 各コネクター図は、本体側のコネクターのピン配列を示します。 CASCADEコネクター PM5000、 およびPM5000とカスケード接続できる PM4000/3500シリーズのカスケードコネクターのピン配 列を示します。 PM3500/3500M リアパネル VCA 1-8 CUE CTRL PM 3500 VCA1〜8 (D-sub 9P コネクター) PM5000 5 CASCADE TYPE B ピンアサイン (D-sub 25P コネクター) 9 8 7 6 5 4 3 2 Pin # 1 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 14 OUT MASTER CUE SOLO PM 3000 PM 4000 Pin # Function Pin # 3 8 2 7 1 6 MIDI IN VCA CTRL SLAVE 13 12 11 10 4 9 THRU Function Function 1 VCA EXT 1 2 VCA EXT 2 3 VCA EXT 3
各種資料 PM5000の自己診断機能 PM5000は、 起動時に内部チェックをして自己診断をしま す。正常であれば、 ディスプレイにシーン番号を表示して 動作可能な状態になります。 万が一、 システムや内部に異常がある場合には、動作停 止またはエラー (ERROR) を示すメッセージが表示され ます。 エラーメッセージが表示された場合は、 エラーメッセージ リスト (94ページ) をご参照ください。 内部メモリーの初期化 上記のメモリーチェック時にエラーが出た場合には、内 部メモリーの初期化をする (工場出荷状態に戻す ) こと で、回避できる場合があります。 また次回の公演のためなどに、前にセットアップしてあっ たメモリーデータを初期化する場合にも、以下の手順で 行ないます。 NO T E この内部メモリーの初期化では、 「SCENE MEMORY」、 「SETUP MEMORY」、 「MIDI Program Change Table」を 初期化します。必要なデータがある場合には、 あらかじめCFメモ リーカードにバックアップを取っておいてください。 1 [STORE]ボタンを押しながら電源を入れ
各種資料 エラーメッセージリスト 4桁のメッセージディスプレイに以下のメッセージが表示された場合は、何らかのエラーが発生しています。 「故障かな?と 思ったら」 (95ページ) と併せてご確認ください。 エラー 表示メッセージ 意味 対策 システムが起動できません。お買い上げの販売店または [H.ER ] ハードの致命的なエラー 巻末に記載されているヤマハ電気音響製品サービス拠 点にご連絡ください。 内部データに問題がありますが、 [ENTER] キーを押して 起動時のエラー [S.
各種資料 故障かな?と思ったら 症状 原因と対策 電源が入らない、 パネルLED やディスプレイが点灯し ・専用のパワーサプライPW5000を付属の電源ケーブルで接続していますか? ない ・PW5000の[POWER ON/OFF]スイッチがオンになっていますか? ・メーターブリッジ部にある [PANEL LED DIMMER] ノブを絞り切っていませんか? ・それでも電源が入らない場合には、 お買い上げの販売店または巻末に記載されている ヤマハ電気音響サービス拠点にご連絡ください。 カスケード接続したスレーブのPM5000や PM4000/3500をコントロールできない ・適切なコネクターに接続していますか?PM5000どうしをカスケード接続する場合は TYPE Aコネクターを、PM4000/3500をカスケード接続する場合TYPE Bコネクター を使用します。 ・TYPE Aコネクターを使用する場合は、 [MASTER/SLAVE]スイッチを適切に設定し ていますか? (74ページ) ・TYPE Bコネクターを使用する場合は、 PM4000/3500側をSLAVEに設定していますか? (PM400
各種資料 仕様 1. 一般仕様 0dBu is referenced to 0.775 Vrms. Total Harmonic Distortion (Master Output) Less than 0.1% (THD+N) 20Hz〜20kHz @ +14dBu 600Ω (Input Gain Control at Maximum) Frequency Response (Master Output) 0+1,-3dB 20Hz〜20kHz @ +4dBu 600Ω (Input Gain Control at Maximum) Hum & Noise (20Hz〜20kHz) *1 Rs=150Ω Input Gain=Maximum Input Pad =OFF Input sensitivity=-60dBu -128dBu -100dBu -94dBu (98dB -87dBu (91dB -94dBu (98dB -64dBu (68dB Equivalent Input Noise. Residual Output Noise.
各種資料 Dimensions Width 28ch 36ch 52ch 1432 mm 1671 mm 2148 mm 1113 mm 349 mm 28ch 36ch 52ch 153 kg 179 kg 228 kg Depth Height Weight *1 Hum & Noise are measured with a 6dB/octave filter @ 12.7kHz; equivalent to a 20kHz filter with infinite dB/octave attenuation. Temperature condition @+10〜+25℃ *2 PAN/BAL: the left or the right turning around. *3 Turn over /roll-off frequency of shelving: 3dB below maximum variable level. 2. 入出力特性 2.
各種資料 2.2 出力仕様 Output Level *3 Actual Source Impedance For Use With Nominal STEREO AUX OUT (1〜12) [L, R] GROUP/AUX OUT (1〜8) STEREO OUT [L, R] MONO (C) OUT STEREO MATRIX OUT (1〜4) [L, R] MATRIX OUT (1〜8) MONITOR OUT (A,B) [L, R] TB/OSC OUT 150Ω 600ΩLines +4dBu (1.23V) +24dBu (12.3V) XLR-3-32 type MONO IN DIRECT OUT 1〜n ch *1 150Ω 600ΩLines +4dBu (1.23V) +24dBu (12.3V) Phone Jack (TRS) 150Ω 10kΩ Lines +4dBu (1.23V) +24dBu (12.
各種資料 MIDI データフォーマット 1. TRANSMIT/RECEIVE DATA 1011nnnn Bn Control Change 1.1 CHANNEL MESSAGE STATUS 01100010 62 NRPN LSB 1.1.
各種資料 2. TRANSMISSION CONDITION CONTROL CHANGE BANK SELECT $BnH BANK ON CONTROL CHANGE NRPN $BnH NRPN ON CONTROL CHANGE $BnH ASSIGN ON PROGRAM CHANGE $CnH PGM ON MIDI Tx CH? MIDI Tx CH? or MULTI ON MIDI OUT ECHO ON MIDI IN 3.
各種資料 MIDI Implementation Chart YAMAHA [Mixing Console] / Model: PM5000 Function Date: May, 01, 2003 Version: 1.
索引 索引 Symbols [+48V] スイッチ ..............................................................................................................15 +48V マスタースイッチ ................................................................................................13 Σ・PEAKインジケーター ...........................................................................................29 φ(フェーズ) スイッチ ..................................................................................................16 A AFL ..............................
索引 ア ハ アンドゥ ..............................................................................................................................54 インサートアウト ............................................................................................................13 インサートイン ................................................................................................................13 インナースイッチの設定 .............................................................................................88 インプットチャンネルセクション .
サービスについて ■保証書 ■調整・故障の修理 この商品には保証書がついています。販売店でお渡しし ていますから、ご住所・お名前・お買上げ年月日・販売店名 「故障かな?」と思われる症状のときは、 この説明書をもう 一度よくお読みになり、電源・接続・操作などをおたしか など所定事項の記入および記載内容をおたしかめの上、 大切に保管してください。 めください。それでもなお改善されないときには、 お買上 げ販売店へご連絡ください。調整・修理いたします。 保証書は当社がお客様に保証期間内の無償サービスをお 約束するもので、この商品の保証期間はお買上げ日より1 調整・修理に際しては保証書をご用意ください。 保証規定 により、調整・修理サービスをいたします。また、 故障した 年です。 保証期間内の転居や、ご贈答用に購入された場合などで、 製品をお持ちいただくか、サービスにお伺いするのかも 保証書に書かれています。 記載事項の変更が必要なときは、事前・事後を問わずお買 上げ販売店かお客様ご相談窓口、またはヤマハ電気音響 修理サービスは保証期間が過ぎた後も引き続きおこなわ れ、そのための補修用性能部品が