User Manual

PM5D/PM5D-RH 取扱説明書 基本操作編
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エフェクト
内蔵エフェクトを MIX バス経由で利用する
ここでは、操作の対象としてエフェクト 1 を選び、エフェクト
の入力に MIX バス 1、エフェクトの出力に FX RTN チャンネ
1/2 を割り当てる場合を例に挙げて、内蔵エフェクトを
MIX バス経由で利用する方法について説明します。
1
DISPLAY ACCESS セクションの INPUT [PAN/
ROUTING] キーを繰り返し押し、CH to MIX 画面を表示
させます。
2
MIX バス 1 のタイプ選択ボックスに、VARIと表示されて
いることを確認します。
ボックス内にFIXEDと表示されている場合は、左右の
/ ボタンをクリックしてVARIに切り替えてから、
[ENTER] キーを押して ( またはボックス内部をクリック
して ) 変更を確定してください。
このボックスでは、MIX バスの動作 (VARI/FIXED) を選
択します。VARI タイプが選ばれているときは、センドレ
ベルが可変式のバスとして利用できます。
Hint
VARI/FIXED の切り替えは、奇数 / 偶数番号の順に並んだ 2
統の MIX バス単位で行ないます。エフェクトの入力をステレオ
で利用する場合は、これらの 2 系統の MIX バスをペアに設定し
ておくと便利です。
3
DISPLAY ACCESSセクションの[EFFECT]キーを繰り返
し押し、EFFECT PARAM 画面を表示させます。
4
画面左上のボックスにEFFECT1と表示されていることを
確認します。
このボックスでは、操作対象となるエフェクトを選択しま
す。他のエフェクトが選ばれているときは、左右の /
ボタンをクリックして EFFECT1 を選んでください。
Hint
EFFECT ASSIGN 画面 (EFFECT ファンクション ) を表示させ
ると、8 系統のエフェクトを一覧しながら入出力に信号経路を割
り当てたり、バイパス / キューを操作したりできます
(
P.150)。
5
INPUT欄にあるL CHボックスの左右の / ボタンを
クリックして MIX 1 (MIX チャンネル 1) を選択し、
[ENTER] キーを押します ( またはボックス内をクリック
します )。
これで、エフェクトの L 入力に MIX チャンネル 1 の出力
が割り当てられます。
すでに信号経路が割り当てられていた場合、[ENTER]
キーを押したときに割り当てを確認するウィンドウが表
示されます。確定するには OK ボタンをクリックします。
なお、エフェクトの入力をステレオで利用したい場合は、
同じ要領で R CH ボックスに MIX チャンネル 2 を割り当
てます。
6
OUTPUT欄のL CHボックスにFX RTN1L、RCHボックス
にFXRTN1R と表示されていることを確認します。
OUTPUT 欄の L CH/R CH ボックスでは、エフェクトの
L/R 出力を割り当てるインプット系チャンネルを選択し
ます。
初期状態では、エフェクト 1 L/R 出力に FX RTN チャ
ンネル 1 (L/R) が割り当てられています。他のチャンネル
が選ばれているときは、ボックスの左右の / ボタン
を使って、それぞれ FX RTN1L/FX RTN1R を選択して
ください。
7
MIX BALANCE ノブを 100 の位置に合わせます。
MIX BALANCE は、エフェクトの出力信号に含まれる原
音とエフェクト音のバランスを調節するためのノブで、
べてのエフェクトタイプに共通です。このノブを 100 (%)
に設定したときは、エフェクト音だけが出力されます。
8
ENCODER MODE セクションのMIX SEND SELECT [1]
キーを押し、エンコーダーモードインジケーターに1
表示させます。
この状態で、インプット系チャンネルのエンコーダーを
使って、各チャンネルから MIX バス 1 に送られる信号の
センドレベルを操作できます。
9
INPUTチャンネルストリップ/ST IN チャンネルストリッ
プのエンコーダーを回して、各チャンネルから MIX バス 1
に送られる信号のセンドレベルを調節します。
このとき、エフェクトリターンとして使用している FX RTN
チャンネルのエンコーダーは上げないでください。エフェクトの
出力を同じエフェクトの入力に返すことになり、発振するおそれ
があります。
Hint
インプット系チャンネルから MIX バスへ送られる信号の送出
位置は、チャンネルごとに設定できます (
P.42)。
その他にもセンドレベルを調節するには、MIX セクションの
[MIX SEND] キーをオンにしておき、[SEL] キーでインプット
系チャンネルを選んでから該当する MIX エンコーダーを回す
という方法があります (
P.42)
CH to MIX タイプ選択ボックス
EFFECT PARAM
OUTPUT INPUT MIX BALANCE ノブ
操作対象となるエフェクト