User Manual

第16章 リモートコントロール
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PM5D/PM5D-RH 取扱説明書 基本操作編
この章では、MIDI GPI を利用して、PM5D のパラメーターを外部から操作したり、逆に PM5D を使って外部機器
を操作する方法について説明します。
PM5D MIDI について
PM5D では、MIDI を使って以下の操作が行なえます。
プログラムチェンジの送受信
PM5D 上で特定のイベント ( シーン / エフェクトライブ
ラリーのリコール操作 ) を実行したときに、対応するナン
バーのプログラムチェンジメッセージを外部機器に送信
できます。また、外部機器からプログラムチェンジメッ
セージを受信したときに、対応するイベントを実行できま
す。
コントロールチェンジの送受信
PM5D で特定のイベント ( フェーダー/ エンコーダー、
キーの操作 ) を実行したときに、対応するナンバーのコ
ントロールチェンジメッセージを外部機器に送信でき
ます。また外部機器からコントロールチェンジメッセー
ジを受信したときに、対応するイベントを実行できま
す。フェーダーやキーの操作を MIDI シーケンサーなど
の外部機器に記録しておき、後からそれを再生すると
いった目的に利用できます。また、システムエクスク
ルーシブにより、バルクデータ ( シーンやライブラリー
の内容 ) やパラメーターの送受信もできます。
MIDI リモート機能
INPUT/ST IN チャンネルストリップの操作子にあらか
じめ MIDI メッセージを割り当てておき、その操作に応じ
MIDI メッセージを出力できます。シンセサイザーなど
の外部 MIDI 機器や DAW ソフトウェア、HDR のパラ
メーターをリモートコントロールする目的に利用できま
す。
MIDI イベントの送信
シーンメモリーのシーンごとに独自の MIDI メッセージ
を登録しておき、シーンをリコールしたときに該当する
MIDI メッセージを出力できます。
Note
MIDI メッセージの送受信に使用する MIDI ポートは、上記の機能
ごとに、リアパネルの MIDI IN/OUT 端子、リアパネルの USB
子、スロット 1 4 に装着されたI/O カードの中から選択でき
ます (USB 端子、I/O カードを選んだ場合は、さらにポート 1
8 が選択できます)。ただし、MIDI イベントの送信は、MIDI OUT
端子に固定されています。
プログラムチェンジでイベントをコントロールする
PM5D では、MIDI プログラムナンバーごとに特定のイベント ( シーンのリコール / エフェクトライブラリーのリコール ) を割り当
てておき、PM5D 上で特定のイベントを実行したときに、対応するナンバーのプログラムチェンジメッセージを外部機器に送信でき
ます。また、外部機器からプログラムチェンジメッセージを受信したときに、対応するイベントを実行できます。
1
外部機器のMIDI OUT端子をPM5D MIDI IN端子に接続
します。また、PM5D MIDI OUT 端子を外部機器の
MIDI IN 端子に接続します。
2
DISPLAY ACCESSセクションの[MIDI/REMOTE]キーを
何回か押し、次の MIDI PGM CHANGE 画面を表示させま
す。
MIDI PGM CHANGE 画面では、それぞれのプログラムナ
ンバーに対してイベントを割り当てたり、MIDI メッセー
ジを送受信するポートやプログラチェンジの送受信方法
を選択したりします。
第16章 リモートコントロール
MIDI IN MIDI OUT MIDI OUTMIDI IN
PM5D
外部機器
MIDI PGM CHANGE