User Manual

PM5D/PM5D-RH 取扱説明書 基本操作編
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リモートコントロール
必要に応じて、PM5D がローレベル / ハイレベルを検出する
電圧値を、GPI IN ポートから入力される信号の電圧に合わせ
て調整できます。
この機能を利用して、連続可変式コントローラー( ジョイス
ティックなど ) の電圧の変化幅に PM5D のパラメーターの変
化幅を合わせることができます。
1
PM5D GPI 端子に外部機器を接続します。
2
DISPLAY ACCESSセクションの[MIDI/REMOTE]キーを
何回か押し、GPI 画面を表示させます。
3
画面右上の GPI IN MONITOR 欄で、キャリブレーション
を行なう GPI IN ポートを選択します。
ジョイスティックなど二元式の操作子のキャリブレー
ションを行なうには、X-AXIS (X ) Y-AXIS (Y )
左右の / ボタンをクリックして、2 系統の GPI IN
ポートを指定します。
1 系統の GPI IN ポートのみキャリブレーションを行なう
ときは、どちらか一方を----( 割り当てなし ) に設定しま
す。
GPI IN ポートを指定すると、指定した GPI IN ポートから
の電圧が、GPI IN モニター欄に黄色の◎マークで示され
ます。この場合、横方向 (X ) の位置が X-AXIS 欄で選択
した GPI IN ポート、縦方向 (Y ) の位置が Y-AXIS 欄で
選択した GPI IN ポートの電圧に相当します。
なお、GPI IN モニター欄に表示される赤い直線 ( または赤
い四角 ) は、X軸/Y 軸に対応する GPI IN ポートのハイ
レベルからローレベルまでの範囲を表わしています。
Hint
必要に応じて、REVERSE ボタンをクリックして、入力信号の
ローレベル / ハイレベルを反転できます (GPI IN ポートの
POLARITY 欄を切り替えたときと同じ効果です )。
4
CALIBRATION ボタンをオンに切り替えます。
GPI IN モニター内部の赤い線 ( または赤い四角 ) が一度
消えて、黄色い◎印だけが残ります。
5
1 系統の GPI IN ポートのみキャリブレーションを行なう
ときは、手順 3 で指定した GPI IN ポートに入力される信
号の電圧を、最大値から最小値へと変化させます。
電圧の変化に合わせて黄色い◎マークが上下または左右
に移動します。それに応じて赤い線が伸び、該当する GPI
IN ポートの電圧の最大値と最小値が記憶されます。
6
ジョイスティックのキャリブレーションを行なう場合は、
ジョイスティックを 360°回転させます。
黄色い◎マークが回転します。それに応じて赤い四角が広
がり、X軸/Y 軸に対応する GPI IN ポートの最大値と最
小値がそれぞれ記憶されます。
7
CALIBRATION ボタンをオフに切り替えます。
検出された電圧の最大値と最小値が、それぞれハイレベル
/ ローレベルの基準値として記憶されます ( 連続可変式パ
ラメーターを操作する場合は、そのパラメーターの最大値
と最小値がこの基準値に揃えられます )。
Hint
キャリブレーションの結果は、すべてのシーンに対して有効で
す。また、PM5D の電源を切っても保持されます。
GPI 端子の GPI OUT ポートを利用して、PM5D のフェーダー
やキーを使って外部機器を操作します。
1
PM5D GPI 端子に、PM5D から操作する外部機器を接続
します。
2
DISPLAY ACCESSセクションの[MIDI/REMOTE]キーを
何回か押し、GPI 画面を表示させます。
3
GPI OUTPOLARITY欄で、それぞれの GPI OUT ポート
から出力される信号の極性を選択します。
GPI OUT POLARITY 欄では、GPI OUT ポートがアク
ティブになったときに、出力される信号の極性を次の 2
から選択します。
・(ローアクティブ )
GPI OUT ポートがアクティブのときに接地します。
・(ハイアクティブ )
GPI OUT ポートがアクティブのときにオープンになりま
す。
4
GPI OUT FADER START、USER DEFINED KEYS、
TALLY の各欄で、GPI OUT のポート 1 12 に対応する
PM5D のファンクションを選択します。
ここで選択した操作を PM5D 上で行なったときに、対応
する GPI OUT ポートがアクティブになり、コントロール
信号が出力されます。
GPI OUT ポートごとに、次の 3 種類のファンクションを
選択できます ( 複数選択可 )。
FADER START ( フェーダースタート )
PM5D のフェーダー操作をトリガーとして、GPI OUT ポート
から信号を出力します。
設定を変更するには、左端の ボタンをクリックして GPI
OUT PORT ASSIGN ウィンドウを表示させ、フェーダーモー
ド(トリガーを検出する方法 ) とチャンネルを選択します。
択可能なフェーダーモードは、次のとおりです。
FADER START
選択したチャンネルのフェーダーが− 60dB 未満から
60dB を超えたときに、250msec の長さのコントロール
信号 ( トリガー信号 ) が出力されます。
GPI IN ポートのキャリブレーション
GPI OUT を利用する
TALLY FADER START
GPI OUT
ステータス
POLARITY
TEST ボタン USER DEFINED KEYS