User Manual

第18章 サラウンドパン
132
PM5D/PM5D-RH 取扱説明書 基本操作編
サラウンドパンを調節する
インプット系チャンネルのサラウンドパンを隣り合った 2 チャンネル単位 ( または ST IN/FX RTN チャンネルの L/R 単位 ) で調
節します。
Note
・ 以下の操作を行なう前に、「サラウンドバスの基本設定」
(
➥
P.131) を参考に、使用するサラウンドモードを選び、MIX
OUT 端子 1 〜 8 または MIX OUT 端子 9 〜 16 に適切な再生
システムを接続してください。
・ 5.1ch/6.1ch のサラウンドモードを使用する場合、LFE ( ロー
フリケンシーエフェクト ) チャンネルの信号は低音専用のサ
ブウーハーに接続します。ただし、サラウンドモードを切り替
えただけでは、EQ ( フィルター) の設定は変化しません。必要
に応じて、使用するサブウーハーの特性に合わせて、LFE チャ
ンネルとして利用している MIX チャンネルの EQ (LPF) を
使って、高音域の成分をカットしてください。
1
DISPLAY ACCESS セクションの [PAN/ROUTING] キー
を繰り返し押して、SURR PARAM 画面 (PAN/ROUTING
ファンクション ) を表示させます。
SURR PARAM 画面では、常に 2 チャンネルのサラウンド
パンが表示されます。
2
チャンネル選択欄を使って、サラウンドパンを調節するイ
ンプット系チャンネルを選択します。
奇数 / 偶数番号の順で隣り合う 2 チャンネル ( または ST
IN/FX RTN チャンネルの L/R チャンネル ) が表示され
ます。
3
サラウンドパングリッドの周囲に並んだ SURROUND
BUS ON/OFF ボタンを使って、インプット系チャンネル
から信号を送るサラウンドバスを選択します。
SURROUND BUS ON/OFF ボタンは、インプット系チャ
ンネルからそれぞれのサラウンドバスに送られる信号の
オン / オフを切り替えるボタンです。
Hint
インプット系チャンネルを [SEL] キーで選んでから MIX セク
ションの [MIX SEND] キーを点灯させ、サラウンドバスに対応
する MIX [ON] キーをオンにした場合も、同様の効果が得られま
す。
4
次のいずれかの方法で、選択したチャンネルのサラウンド
パンを調節します。
・ マウス / トラックパッドを利用する
操作したいチャンネルのサラウンドパングリッド内にポ
インターを移動し、黄色い○マークを前後左右にドラッグ
します ( ドラッグ中は、マークの色が赤に変わります )。ま
た、サラウンドパングリッド内をクリックすると、その位
置にサラウンドパンが移動します。
・ サラウンドパン周辺の定位ボタンを利用する
チャンネルの信号をスピーカーの位置に素早く移動させ
るには、サラウンドパングリッドの周辺に表示される定位
ボタン (L、R、Cなど)をクリックします。
・ CURSOR [
√
]/[
®
]/[
π
]/[
†
] キーを利用する
サラウンドパングリッドにカーソルを合わせて [ENTER]
キーを押し、○マークの表示を赤に切り替えます。
この状態で CURSOR [
√
]/[
®
] キーを押すと左右方向に、
CURSOR [
π
]/[
†
] キーを押すと前後方向にサラウンドパ
ンが 8 ステップ単位で移動します。また、[SHIFT] キーを
押しながらこの操作を行なうと、サラウンドパンを 32 ス
テップ単位で素早く移動できます。サラウンドパンの調節
を確定するには、もう1回[ENTER] キーを押します。
・ MIX エンコーダーを利用する
MIX セクションの [MIX SEND] キーをオンにすると、
MIX エンコーダー1 または 9 を使ってそのインプット系
チャンネルの左右の定位、MIX エンコーダー2 または 10
を使って前後の定位を調節できます。それぞれの MIX エ
ンコーダーに割り当てられているパラメーターは、SURR
PARAM 画面の MIX SECTION ASSIGNMENT 欄で確
認できます。
・ MIDI コントロールチェンジ /GPI を利用する
MIDI コントロールチェンジや GPI にサラウンドパンの
パラメーターを割り当てると、外部機器からサラウンドパ
ンを調節できます。詳しくは、リファレンス編の MIDI
CTRL CHANGE 画面 (
➥
P.170)、GPI 画面 ( 
➥
P.173) を
ご参照ください。
5
隣り合う 2 チャンネルで、サラウンドパンの操作を連動さ
せるには、STEREO LINK ボタンをオンに設定し、右側の
ボックスでリンクパターンを選びます。
STEREO LINK ボタンをオンに設定すると、SURR
PARAM 画面に表示される 2 チャンネルで、サラウンドパ
ンが連動します。連動する方法を指定するには、STEREO
LINK ボタンの右側のボックスにある左右の / ボタ
ンをクリックして、リンクパターンを次の中から選択しま
す。
SURR PARAM
定位ボタン SURROUND BUS
ON/OFF ボタン
チャンネル選択
STEREO LINK ボタン
サラウンドパングリッド
パターン 1
前後 / 左右とも同じ方向に連動しま
す。
パターン 2
前後は逆方向、左右は同じ方向に連
動します。
パターン 3
前後は同じ方向、左右は逆方向に連
動します。
パターン 4
奇数チャンネルの左←→右の動きが
偶数チャンネルの後ろ←→前の動き
と連動します。また、奇数チャンネル
の前←→後の動きが偶数チャンネル
の左←→右の動きと連動します。