User Manual

PM5D/PM5D-RH 取扱説明書 基本操作編
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その他の機能
カスケード接続を利用する
複数の PM5D どうし ( 高4台)または PM5D と外部ミキサー(YAMAHA DM2000/02R96 など ) をカスケード接続することで、
スを共通化できます。また、複数の PM5D をカスケード接続する場合は、シーンのストア / リコール、キュー/ ソロ、ディマーといっ
た操作を連動させることもできます。
ここでは、2台のPM5D をカスケード接続する場合を例に挙
げ、その接続方法や操作方法について説明します。
2台のPM5D をカスケード接続する場合は、お互いの
CASCADE IN 端子と CASCADE OUT 端子を接続します。
れで相互に MIX バス、STEREO バス、CUE バスの出力信号を
送受信することができます。
また、2台のPM5D で、シーンのストア / リコール、キュー/
ロといった操作を連動させるには、片方をカスケードマス
ター、もう一方をカスケードスレーブに設定します ( この設定
は、SYS/W.CLOCK ファンクションの MIXER SETUP 画面で
行ないます )。カスケードマスターに設定された PM5D から
は、CASCADE IN 端子を通じてコントロール信号 ( 作情報 )
が出力され、カスケードスレーブに設定された PM5D
CASCADE OUT 端子からその信号を受信します。
Hint
・2台から 4 台の PM5D をデイジーチェイン式 (1 台目の
CASCADE OUT 2 台目のCASCADE IN、2 台目の
CASCADE OUT 3 台目のCASCADE IN の順に接続して
いく方式。最大 4 台まで接続可能 ) でカスケード接続する場合
は、接続の最後に位置する PM5D (CASCADE IN 端子にのみ
接続されている PM5D) をカスケードマスター、その他の
PM5D をカスケードスレーブに設定します (
P.199)。
PM5D YAMAHA DM2000 または 02R96 とカスケード接
続する場合は、DM2000/02R96 CASCADE OUT 端子を
PM5D CASCADE IN 端子に接続します。ただし、この場合
は操作を連動させることはできません。
PM5D をその他の外部ミキサーとカスケード接続する場合は、
スロット 1 4 に装着された I/O カードを通じて、音声信号
の送受信を行ないます (
P.198)。
ここでは、2台のPM5D を双方向にカスケード接続する場合
に必要な基本設定を、カスケードマスターとカスケードス
レーブに分けて説明します。
カスケードマスター
1
DISPLAY ACCESS セクションの [SYS/W.CLOCK] キー
を繰り返し押し、MIXER SETUP 画面を表示させます。
2
画面下部の CASCADE MODE 欄で、MASTERを選択し
ます。また、すぐ下の BI-DIRECTION ボタンをオンに設定
します。
CASCADE MODE 欄では、複数の PM5D をカスケード接
続するときに、カスケードマスターとして動作するか
(MASTERを選んだ場合 )、カスケードスレーブとして
動作するか (SLAVEを選んだ場合 ) を選択します。
また、BI-DIRECTION ボタンをオンに設定すると、カス
ケード接続された両方の PM5D から、お互いの音声信号
をミックスした信号が出力されます。
カスケードの接続方法
PM5D A
CASCADE
IN
CASCADE
OUT
CASCADE
IN
CASCADE
OUT
PM5D B
A+B
音声信号
A+B
音声信号
( カスケードマスター) ( カスケードスレーブ )
カスケード接続の基本設定
MIXER SETUP
CASCADE MODE
CASCADE MODE BI-DIRECTION ボタン