User Manual

PM5D/PM5D-RH 取扱説明書 基本操作編
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その他の機能
PM5D の内蔵メモリーを初期化する
PM5D の内蔵メモリーにエラーが起きたとき、またはシステムパスワードを忘れてしまったために通常操作に戻せなくなったとき
は、次の操作で内蔵メモリーを初期化できます。
内蔵メモリーを初期化すると、それまでメモリー内に保存されて
いた内容が失われます。以下の操作は慎重に行なってください。
1
パネル上の SCENE MEMORY [STORE] キーを押しなが
ら、パワーサプライ PW800W の電源を入れます。
オープニング画面に続いて、次の初期化メニュー画面が表
示されます。
2
希望する初期化方法に応じて、次のいずれかのボタンをク
リックします。
・ INITIALIZE ALL MEMORIES
シーンメモリーやライブラリーを含む、すべてのメモリー
を工場出荷時の状態に戻します。
・ INITIALIZE CURRENT MEMORIES
シーンメモリーやライブラリーを除くメモリーを工場出
荷時の状態に戻します。
・ CANCEL
初期化操作を取り消し、PM5D を通常モードで起動しま
す。
Note
バックアップ用バッテリーの電圧が低いとき、または内蔵メモ
リーにエラーが発生したときは、画面下部に警告のメッセージが
表示され、強制的に初期化メニューが表示されます。警告メッ
セージが表示されたときに、CANCEL ボタンをクリックして通
常モードで起動した場合、正常な動作は保証しかねますのでご注
意ください。
3
初期化を確認するメッセージが表示されるので、OK ボタ
ンをクリックします。
内部メモリーの初期化が終了すると、PM5D が通常モード
で起動します。
フェーダーおよび入出力ゲインを調整する ( キャリブレーション機能 )
使用環境によっては、モーターフェーダーの挙動にずれが生じる場合があります。この挙動のずれは、キャリブレーション機能を
使って調整できます。必要に応じて、アナログ入出力のゲインも微調整できます。
1
パネル上の [ENTER] キーを押しながら、パワーサプライ
PW800W の電源を入れます。
オープニング画面に続いて、次のキャリブレーションメ
ニュー画面が表示されます。
2
次のいずれかのボタンをクリックして、キャリブレーショ
ンの対象を選択します。
キャリブレーション対象に応じたウィンドウが表示され
ます。
3
ウィンドウの指示にしたがって、キャリブレーションを設
定します。
4
ウィンドウ内の OK ボタンをクリックします。
キャリブレーションの設定が有効になり、PM5D が通常
モードで起動します。
CALIBRATE FADER
POSITION
( フェーダーのキャリブ
レーション )
FADER CALIBRATION ウィンドウ
を表示して、指定したフェーダーの
キャリブレーションを行ないます。
CALIBRATE AD
INPUT GAIN
( アナログ入力ゲインの
微調整 )
(PM5D-RH モデルのみ )
AD INPUT TRIM ウィンドウを表示
して、指定したアナログ入力ポート
のゲインを微調整します。
CALIBRATE OUTPUT
GAIN
( 出力ポートの微調整 )
OUTPUT TRIM ウィンドウを表示
して、指定した出力ポートのゲイン
を微調整します。