User Manual

第19章 その他の機能
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PM5D/PM5D-RH 取扱説明書 基本操作編
指定したチャンネルストリップ (INPUT、DCA、STEREO A/
B、ST IN/FX RTN) のフェーダーに対して、半自動でキャリ
ブレーションを行ないます。PM5D 起動時にフェーダー設定
に問題が検出された場合も、このウィンドウが表示されます。
1
フェーダー選択ボタンをクリックしてチェックマークを
付け、キャリブレーションするフェーダーを指定します。
起動時のチェックで問題が検出されたフェーダーは、ボタ
ンがオン ( 緑色 ) になっていて、あらかじめチェックマー
クも付いています。
2
START CALIBRATION ボタンをクリックすると、自動的
にキャリブレーションが始まります。
プログレスバーには進行状況が表示されます。
3
進行状況が60%になると自動処理が終わるので、指定した
すべてのフェーダーについて、以下の順番にフェーダー位
置を手作業で合わせます。
1
−∞
2
20dB
3
0dB
4
+10dB
4
フェーダー位置を合わせたら、[ENTER] キーを押します。
処理が次のフェーダー位置に移ります。
5
手順3 4の操作を繰り返して、
1
4
のフェーダー位置
について設定します。
6
キャリブレーションが終了して、フェーダー選択ボタンが
すべてオフになったのを確認したら、OK ボタンをクリッ
クします。
内部メモリーにキャリブレーション設定が保存されます。
フェーダー選択ボタンがオン ( 緑色 ) のままの場合は、
キャリブレーションに失敗しています。もう一度キャリブ
レーションを実行してみてください。
Note
内部メモリーに書き込み中は、プログレスバーにWriting...と表
示されますので、その間は電源を切らないでください。
必要に応じて、指定したアナログ入力ポートのゲインを 0.1dB
単位で微調整します。工場出荷時に各ポートの入力レベルが
揃うように設定されているので、通常は設定を変更する必要
ありません。
Note
工場出荷時に最適な値に設定されているので、入力ポートによっ
て初期値は異なります。また、内部メモリーを初期化しても、工場
出荷時の設定に戻ります。
ゲインを微調整するには、ボックスの左右にある / ボタ
ンをクリックして、入力ポートごとに 0.1dB 単位で設定しま
す。すべての入力ポートを工場出荷時の設定に戻したい場合
は、FACTORY PRESET ボタンをクリックします。OK ボタ
ンをクリックすると、設定が有効になります。
必要に応じて、指定した出力ポートのゲインを 0.01dB 単位で
微調整します。工場出荷時は 0.00dB になっています。
ゲインを微調整するには、ボックスの左右にある / ボタ
ンをクリックして、出力ポートごとに 0.01dB 単位で設定しま
す。すべての出力ポートを 0.00dB に戻したい場合は、
FACTORY PRESET ボタンをクリックします。OK ボタンを
クリックすると設定が有効になります。
フェーダーのキャリブレーション アナログ入力ゲインの微調整 (PM5D-RH モデ
ルのみ )
出力ゲインの微調整