User Manual

PM5D/PM5D-RH 取扱説明書 基本操作編
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4
接続とセットアップ
画面上部の MASTER CLOCK SELECT 欄で、マスターク
ロックとなるソースを選択します。選択可能なソースは、
次のとおりです。
Note
ボタンの左側にある マークが赤色 (UNLOCK) または黄色
(UNKNOWN) で表示されるソースは、有効なクロックが入力さ
れていないか、クロックが検出できないため、選択できません。
2
画面上部の MASTER CLOCK SELECT 欄から、マスター
クロックとなるソースのボタンをクリックします。
マスタークロックの切り替えを確認するウィンドウが表
示されます。
3
OK ボタンをクリックします。
選択したワードクロックマスターが有効になります。
お、選択したワードクロックマスターは、電源を切っても
記憶されます。接続を変更しない限り、毎回設定し直す必
要はありません。
Note
SRC ( サンプリングレートコンバーター) を搭載したデジタル
I/O カード (MY8-AE96S) がスロット 1 4 に装着されてい
る場合は、2 チャンネル単位で SRC のオン / オフを切り替え
できます。SRC をオンに設定したチャンネルからの入力信号
は、PM5D とワードクロックを同期させる必要はありません。
PM5D と外部機器との間でハイサンプリングレート
(88.2kHz/96kHz) の信号を送受信する場合は、転送方法を選
択する必要があります ( 詳しくは
P.196)。
カレントシーンを初期状態に戻す
PM5D が初期状態のときは、INPUT 子1〜48からの入力
信号はインプットチャンネル 1 48 に、ST IN 子1〜4か
らの入力信号は ST IN チャンネルにパッチされており、
STEREO バスや MIX バスを経由して外部に出力できます。
しかし、PM5D 内部のミックスパラメーターの設定 ( これを
カレントシーンと呼びます ) が変更されていると、特定の入
力信号がインプット系チャンネルに送られなかったり、EQ
ダイナミクスプロセッサーの極端な効果がかかってしまって
いることがありえます。
このような状態から、ミックスパラメーターを初期状態に戻
したいときは、次のように操作します。
1
SCENE MEMORY セクションの SCENE [
π
]/[
] キーを
使って、シーンナンバーインジケーターに000と表示さ
せます。
シーン番号000は、初期設定のシーンメモリーです。
2
SCENE MEMORY セクションの [RECALL] キーを押しま
す。
シーン番号000が読み込まれ、カレントシーンが初期状
態に戻ります。
Note
シーン番号000が読み込まれると、インプットパッチ、アウト
プットパッチ、内蔵エフェクト、HA ( ヘッドアンプ ) などの設定
も初期状態に戻りますので、ご注意ください ( ただし、ワードク
ロックマスターの選択は影響を受けません )。
INT 96、INT 88.2、
INT 48、INT 44.1
PM5D の内蔵クロックを選択します。これ
らの設定を選んだ場合は、PM5D がワード
クロックマスターとして動作します。必要
に応じて、外部機器側では、ワードクロッ
クスレーブとして動作するように内部設
定を切り替えてください。
W.CLOCK IN
リアパネルの WORD CLOCK IN 端子から
入力されるワードクロック信号に PM5D
が追従します。
CASCADE IN
CASCADE IN 端子を経由して、もう 1
のPM5D から送信されるクロック情報に
PM5D が追従します。
2TR IN D1 D3
2TR IN DIGITAL 端子 1 3 の入力信号
に含まれるクロック情報に PM5D が追従
します。
SLOT 1 4
スロット 1 4 に装着されたデジタル I/
O カードの入力信号に含まれるクロック
情報 ( 奇数 / 偶数番号の順に並んだペアの
チャンネル単位で選択できます )
PM5D が追従します。
シーンナンバー
インジケーター
SCENE [
π
]/[
]
キー