User Manual

PM5D/PM5D-RH 取扱説明書 基本操作編
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インプット系チャンネルの操作
FX RTN チャンネル 1 4
主に、内蔵エフェクトのリターン信号 ( ステレオ ) を加工するためのチャンネルです。インプットパッチが初期状態のときは、内蔵エ
フェクト1〜4の左右の出力チャンネルが割り当てらていれます。
INPUT PATCH ( インプットパッチ )
インプット系チャンネルに入力信号を割り当てます。
・φ(フェイズ )
入力信号の位相を切り替えます。
・MSDECODE (MS デコード ) ( インプットチャンネル /
ST IN チャンネルのみ )
MS マイクを接続したときに、MS デコード処理のオン /
オフを切り替えます。
ATT ( アッテネーター)
入力信号のレベルを減衰 / 増幅させます。
HPF ( ハイパスフィルター)
特定周波数より低い音域をカットするハイパスフィル
ターです。
・4BAND EQ (4 バンドイコライザー)
HIGH、HIGH MID、LOW MID、LOW 4 バンドを備えた
パラメトリック EQ です。
GATE ( ゲート ) ( インプットチャンネル /ST IN チャン
ネルのみ )
ゲート / ダッキングとして利用できるダイナミクスプロ
セッサーです。
COMP ( コンプレッサー) ( インプットチャンネル /ST
IN チャンネルのみ )
コンプレッサー、エキスパンダー、リミッターとして利用
できるダイナミクスプロセッサーです。
INPUT DELAY ( インプットディレイ ) ( インプットチャ
ンネル /ST IN チャンネルのみ )
入力信号を遅延させます。チャンネル間のタイミングを微
調節するときなどに利用します。
LEVEL/DCA 1-8 ( レベル )
チャンネルの入力レベルを調節します。
・ON(ン/オフ)
インプット系チャンネルのオン / オフを切り替えます。
フにすると、そのチャンネルはミュートされます。
PAN ( パン )
インプット系チャンネルから STEREO バスに送られる信
号のパンを調節します。必要ならば、ペアに設定された 2
系統の MIX バスに送られる信号に対して、このパンの設
定を適用することもできます。
LCR ( レフト / センター/ ライト )
左右チャンネルにセンターチャンネルを加えた 3 チャン
ネルの信号を STEREO バスに送ります。
MIX 1-24 ( ミックスセンドレベル 1 24)
インプット系チャンネルから MIX ス1〜24に送られ
る信号のセンドレベルを調節します。MIX バスへ送られ
る信号の送出位置は、4 バンド EQ の直前、プリフェー
ダー、ポストフェーダーの中から選択できます。
INSERT ( インサート ) ( インプットチャンネル /ST IN
チャンネルのみ )
インサートアウト / インサートインに任意の出力ポート
/ 入力ポートをパッチし、エフェクトプロセッサーなどの
外部機器をインサートします。インサートアウト / イン
サートインの位置は切り替えできます。
DIRECT OUT ( ダイレクトアウト ) ( インプットチャン
ネル /ST IN チャンネルのみ )
出力ポートにパッチし、入力信号をその出力ポートからダ
イレクト出力します。
METER ( メーター)
インプット系チャンネルのレベルをメーターに表示しま
す。レベルの検出位置は、切り替えできます。
Hint
インプットパッチからインプット系チャンネルへの信号の割り
当ては、INPUT PATCH ファンクションの INPUT PATCH 画面
で変更できます。
インプット系チャンネルの各種パラメーターを操作するに
は、パネル上の操作子 (INPUT チャンネルストリップ、ST IN/
FX RTN チャンネルストリップ、SELECTED CHANNEL
クションなど ) を使う方法と、ディスプレイに必要な画面を表
示させて設定値を変更する方法があります。