User Manual

第10章 シーンメモリー
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PM5D/PM5D-RH 取扱説明書 基本操作編
この章では、PM5D のミックスパラメーターをシーンとしてストア ( 保存 )/ リコール ( 読み込み ) する方法につい
て説明します。
シーンについて
PM5D では、現在のミックスパラメーターの設定内容をシーンとしてメモリーにストア / リコールできます。シーンには、000 500
のシーン番号が付けられています。000 は読み込み専用のシーンで、上書きができません。それ以外の番号は、いずれも読み書きでき
ます。
1 つのシーンには、パネル上の操作子の設定 (TALKBACK
クション、CUE/MONITOR セクション、および PM5D モデル
のADINセクションを除きます ) に加え、以下に挙げるファ
ンクション / 画面の設定が含まれます。
INPUT ファンクションの設定
OUTPUT ファンクションの設定
EFFECT PARAM 画面の設定
GEQ PARAM 画面の設定
SELECTIVE RECALL 画面 (SCENE ファンクション )
設定
FADE TIME 画面 (SCENE ファンクション ) の設定
MIXER SETUP 画面 (SYS/W.CLOCK ファンクション )
の設定
・HA画(SYS/W.CLOCK ファンクション ) の設定
ただし、インプットパッチ、アウトプットパッチ、HA ( ヘッド
アンプ ) 各情報に関しては、設定内容はそれぞれ対応するラ
イブラリーに保存され、シーンにはリンク先となるライブラ
リー番号のみが記録されます。
たとえばシーンをストアするときに、インプットパッチ、アウ
トプットパッチ、HA ( ヘッドアンプ ) の設定が変更されてい
れば、変更内容がそれぞれのライブラリーにストアされ、同時
にストア先のライブラリー番号がシーンに記録されます。
Hint
変更内容をライブラリーにストアするには、未使用のライブラ
リー番号に新規保存する方法と、既存のライブラリー番号に上書
き保存する方法が選択できます (
P.80)。
また、シーンをリコールするときは、そのシーンにリンクされ
ているインプットパッチ、アウトプットパッチ、HA ( ヘッドア
ンプ ) のライブラリー番号が同時にリコールされます。
なお、シーンのリコール時に各ライブラリーのリンクを有効
にするかどうかは、シーンごとに設定できます (
P.155)。
とえば、あるシーンで HA ライブラリーのリンクをオフに設
定しておけば、そのシーンをリコールしても HA の設定は更
新されません。
Note
ここで言う「ヘッドアンプの設定」とは、PM5D-RH モデルの内蔵
ヘッドアンプ、および専用プロトコルに対応した外部ヘッドアン
プ機器 (YAMAHA AD8HR、AD824 など ) を指します。PM5D
デルの AD INセクションの設定は含まれません。
第10章 シーンメモリー
00 Initial Data
10 InPatch #1
00 Initial Data
10 OutPatch #1
00 Initial Data
10 HA #1
000 Initial Data
010 Music #1
カレントシーン
シーンメモリー
インプットパッチ
の設定
アウトプットパッチ
の設定
内蔵 / 外部ヘッド
アンプの設定
インプットパッチライブラリー
アウトプットパッチライブラリー
HA ライブラリー
シーンのストア
000 Initial Data
010 Music #1
00 Initial Data
10 InPatch #1
00 Initial Data
10 OutPatch #1
00 Initial Data
10 HA #1
カレントシーン
シーンメモリー
インプットパッチ
の設定
アウトプットパッチ
の設定
内蔵 / 外部ヘッド
アンプの設定
インプットパッチライブラリー
アウトプットパッチライブラリー
HA ライブラリー
シーンのリコール