ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド はじめに 本書では、DME7 でサポートしているオーディオコンポーネント、コントロールコンポーネ ントそれぞれの使用方法について説明します。 その他のプロセッサーやアンプ等の機器につきましても、DME7 で使用されているコンポ― ネントのいくつかはそれらの機器と共通のため、本書をご覧いただくことで、使用方法をご 理解いただけます。 ご注意 • 本書に掲載されているイラストや画面は、すべて説明のためのものです。したがっ て、 実際の仕様と異なる場合があります。 • Dante は Audinate Pty Ltd の商標です。 • Smaart®は rational acoustics 社の登録商標です。 • 本書に記載されている会社名および商品名等は、各社の登録商標または商標です。 • アプリケーションソフトウェアは、改良のため予告なしにバージョンアップすることが あります。最新のアプリケーションソフトウェアは、ヤマハプロオーディオサイトから ダウンロードできます。 https://www.yamahaproaudio.
DCA ......................................................................................................................................... 32 Delay ....................................................................................................................................... 34 Dynamics................................................................................................................................ 36 Compressor........................................................................
Router ................................................................................................................................... 104 Source Selector .................................................................................................................... 106 Speaker Processor............................................................................................................... 108 Standard SPP ......................................................................................
オーディオコンポーネント Mono、Stereo、Multi の違いについて DME7 で扱うコンポーネントエディターに関連する画面について説明します。 コンポーネントをデザインシートに配置したとき、以下の画面が最初に表示されることがあ ります。 (例 Fader) これらのコンポーネントは Mono(モノ)、Stereo(ステレオ)、Multi(マルチ)を指定すること で、複数の Ch(チャンネル)を個別、もしくは一括で制御することができます。たとえばフ ェーダーの場合、Stereo(ステレオ)を選ぶと L と R を、Multi(マルチ)を選ぶとすべてのチャ ンネルをまとめて 1 つのフェーダーで操作できます。 [OK]ボタンを押すとコンポーネントが表示されます。 4 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
コントロール信号を制御する方法 DME7 は、”Control レイヤー”と呼ばれるエリアで、コントロールコンポーネントとオーデ ィオコンポーネントのパラメーターを接続し、複雑な制御信号のコンフィグレーションを作 成することができます。 手順については ProVisionaire Design ユーザーガイドをご覧ください。Control レイヤーで オーディオパラメーターを制御するときの動作については、本書の各オーディオコンポーネ ントの説明をご覧ください。 Control ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Control Parameter Range dB −∞~ 10.00 Normalized 0.00~ 1.00 Value Value Num 0,1 Input Port Name ● Level Ch1 ● On Ch1 Parameter Range −∞~10.
⚫ Control Parameter (赤線):オーディオコンポーネントのパラメーター 制御対象のオーディオコンポーネントのパラメーターです。 外部からの制御信号を入力するためのポートの名前(Input Port Name)、パラメーター の変更通知を出力するためのポートの名前(Output Port Name)及び制御対象パラメータ ーのレンジ(Parameter range)。 ⚫ Input Value (青線): 対象パラメーターを制御するための入力値の推奨データタイプとレンジ。 ⚫ Output Value (緑線): 対象パラメーターを制御した場合に出力される出力値のデータタイプとレンジ。 (表 1) Fader で Level を制御する場合は、コントロールしたい Level のパラメーターと同じデータ タイプの dB 値(−∞~10.00)を入力する、もしくは、正規化された値(0.00~1.00)を入力する ことで Control Parameter である Fader Level を−∞~10.
アイコン オーディオコンポーネントのパラメーターで、このアイコンがついているものは、 Control PINs をチェックすることによって Control レイヤー上で制御できます。 アイコン コントロールコンポーネントのパラメーターで、このアイコンがついているものは、 Parameter Set、GPI、DCP、Remote Control Setup List に登録できます。 7 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
Acoustic Echo Canceller (AEC) Acoustic Echo Canceller (AEC)とは、遠隔会議時に問題となるスピーカー音がマイクへ廻り 込むことで発生するエコー(アコースティックエコー) や空調などの定常的なノイズを除去 する機能です。相手側に、このエコーやノイズを取り除いたクリアな音声を届けることで、 遠隔会議でのスムーズな会話が実現できます。 なお、相手側で発生するアコースティックエコーを除去するには、相手側にもアコースティ ックエコーキャンセラー機能を搭載したシステムを設置する必要があります。 AEC コンポーネントが配置されている信号経路は以下の遅延量が加算されます。 ワードクロックが 44.1kHz の場合:17.41 msec ワードクロックが 48kHz の場合:16.0 msec ワードクロックが 88.2kHz の場合:17.41 msec ワードクロックが 96kHz の場合:16.
■「AEC」コンポーネントエディター AEC に関する設定をします。画面の左側は Reference、画面の右側は MicIn1~16 に接続 したマイクに関する設定をします。マイクが 5 本以上の場合は下にスクロールバーが表 示されます。 Mic.
・スピーカーの音量が大きい。 ・マイクゲイン(MIC1、MIC2)が高い。 ・マイクとスピーカーの位置が近い。 • [ERLE] レベルメーター AEC が除去しているエコーの量 (dB)をリアルタイムで表示します。ERLE の値がマイ ナスになるほど、より多くのエコーを AEC で除去していることを意味します。 • [OUT] レベルメーター AEC からの出力レベルを表示します。 c [GAIN] ノブ マイクのゲインを設定します。 d [AEC EFFECT] タイプ AEC の効果を設定します。Soft/Medium/Hard/Custom の 4 つあります。 ・Soft: エコー除去量は減りますが音質は高くなります。 ・Medium: 初期値です。 ・Hard: エコー除去量は増加しますが音質が低下します。 ・Custom: Advanced Settings ウィンドウで AEC を手動で設定できます。 音声を確認しながら会議室(近接地)の状況に合わせて調整してください。通常、とくに 必要がなければ Medium をご利用ください。 AEC Effect のタイプを切り替えることで
Reference f レベルメーター Reference からの入力レベルを表示します。 g [GAIN] ノブ Reference のゲインを設定します。 h [Advanced Settings] ウィンドウオープンボタン Advanced Settings ウィンドウを表示します。 Advanced Settings ウィンドウ Mic.
要な信号も除去してしまうため会話の音声の音質が低下します。必要最低限の強度で設 定してください。 [AEC EFFECT]で Custom を選んだときのみ設定できます。 c [ECHO SUPP] ノブ エコーキャンセラー機能の強度を設定します。強度を上げるとより多くのエコーが除去 されますが、強度を上げすぎると必要な信号も除去してしまうため会話の音声の音質が 低下します。 [AEC EFFECT]で Custom を選んだときのみ設定できます。 d [DEREVERB] ノブ 近接地の部屋で発生する残響を除去する残響除去機能の強度を設定します。残響が多い 部屋ではより数値の大きい値を設定してください。強度を上げすぎると必要な信号も除 去してしまうため会話の音声の音質が低下します。必要最低限の強度を設定することを おすすめします。値を 0 に設定すると残響を除去しません。残響がほとんどない部屋で あれば”DEREVERB”はオフ(0)にして使うのがベストです。 [AEC EFFECT]で Custom を選んだときのみ設定できます。 e [REVERB TIME] ノブ 室内の残響時間を設定します。通常は
に最も近い位置に設置できない場合に Delay Offset を設定することで FE Delay が適切に 設定されます。 Delay Offset を設定する方法 1. MIC1 に接続されているマイクの距離を測ります。 2. スピーカーに最も近い位置に設置されているマイク(ここでは MIC2)の距離を測り ます。 3. 上記 2 つの距離の差を出し、その距離の情報から以下の式で時間情報に変換した 値を Delay Offset として入力してください。 時間(msec) = 距離(m) ÷ 340(m/s) x 1000 (音速を 340 m/s と定義) Control ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Range Value dB −∞~ 10.00 0.00~ Normalized 1.00 Value Num 0,1 Value dB Normalized Control Parameter Input Port Name Parameter Range Output Value Output Port Name Type 0.
Ambient Noise Compensator (ANC) ANC(Ambient Noise Compensator) とは、周辺ノイズ測定用のマイクから入力されたレベル に合わせて、プログラムソースのレベルを増減させる機能です。DME7 に搭載している ANC は、曲間などの無音部分を検知し、その間に騒音を測定しレベルを可変する GAP タ イプの ANC です。 デザインシートに配置するとき、Mono か Stereo か Multi かを選択しますが、プログラムソ ースに合わせて選択してください。ここでは Stereo の場合の画像で説明します。 周辺ノイズ測定用のマイクはスピーカーから離れた、部屋の中央天井面など、スピーカーか らの直接音が入らず、環境雑音源(ざわめき、騒音)に近い場所に設置してください。 使用例 例 1: スピーチ会場にて、環境雑音(ざわめきなど)に応じてプログラムソースの出力レベ ルが上下するように自動的に調整します。 例 2: 飲食店にて、プライバシーを確保するために周りの会話などの雑音に応じて BGM(プログラムソース)を調整します。 Audio 入力の一番下に周辺
Multi を選択したときは、④のメーターは表示されません。別途 Meter コンポーネント をご利用ください。 a ANC [ON] ボタン ANC の機能を有効にするか無効にするかを切り替えます。 b AMIBIENT • レベルメーター 周辺ノイズのレベルを表示します。 • [THRESHOLD] ノブ 平均的な周辺ノイズのレベルを設定します。周辺ノイズのレベルがこの値を超えた場 合はプログラムソースのレベルを上げ、この値より低い場合はプログラムソースのレ ベルを下げます。 c GAP • [THRESHOLD] ノブ プログラムソースのしきい値を設定します。 プログラムソースのレベルが、一定期間継続してしきい値未満だった場合、ギャップ と判定します。 • [TIME] ノブ ギャップを判定するための時間を設定します。 15 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
d PROGRAM SOURCE GAIN • [MIN GAIN] ノブ プログラムソースのレベルの補正量の下限値を設定します。 • [MAX GAIN] ノブ プログラムソースのレベルの補正量の上限値を設定します。 • [GAIN RATIO] ノブ プログラムソースのレベルの補正の割合を設定します。「プログラムソースの補正 量」 :「周辺ノイズのしきい値からの増分」の割合で設定します。 • [RESPONSE TIME] ノブ レベル補正の反応速度を設定します。 • レベルメーター 補正後のプログラムソースの出力レベルを表示します。 Control ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Range Value Num 0,1 Control Parameter Input Port Name ● On Parameter Range OFF:0、ON:1 16 Output Value Output Port Name ● On Type Range Value Num 0,1 ProVisionaire Design DME7 コン
Audio Detector Audio Detector とはオーディオ信号を検出する機能です。ディテクションインジケーター を GPI Output に登録することで、オーディオ信号を検出したときに本体の GPI [OUT] 端子 から信号を出力できます。 Audio ■「Audio Detector」コンポーネントエディター オーディオ信号のしきい値を設定したり、しきい値を超えた入力を検出したことを表示した りします。 a Audio Detector [ON] ボタン Audio Detector 機能を有効にするか無効にするかを切り替えます。 b ディテクションインジケーター しきい値を超えた入力を検出したときに点灯します。GPI Output や Remote Control Setup List などに登録すると外部機器でディテクションインジケーターの点灯状態を確 認できます。 c [THRESHOLD] ノブ オーディオ信号を検出するしきい値を設定します。 d [INFINITE HOLD] ボタン オンにすると一度オーディオ信号を検出するとディテクションインジケーターが点灯
たままになります。 オフにするとオーディオ信号を検出するとディテクションインジケーターを点灯させ、 オーディオ信号がしきい値以下になると、[HOLD] ノブで設定した時間を経過したあとデ ィテクションインジケーターを消灯します。 e [HOLD] ノブ [INFINITE HOLD] ボタンがオフのときに、オーディオ信号がしきい値以下になったとき のディテクションインジケーターの点灯時間を設定します。 Control ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Control Parameter Range Value Num 0,1 - - - Input Port Name Parameter Range Output Value Output Port Name Type Range ● On OFF:0、ON:1 ● On Value Num 0,1 ● Detection Indicator OFF:0、ON:1 ● Detection Indicator Value Num 0,1 18 ProVisionaire Desi
Auto Gain Control (AGC) AGC (Auto Gain Controller) とは、入力レベルに応じてゲインを自動補正し、レベル差のあ る信号の出力レベルを一定に保つ機能です。たとえばマイクとの位置や声の大きさが違うこ とで拡声される音量が変化して聞き取りにくい状態になります。そのようなときに音量を一 定の範囲に自動的に調整します。 デザインシートに配置するとき、Mono か Stereo か Multi かを選択します。ここでは Stereo の場合の画像で説明します。 Audio ■「Auto Gain Control」コンポーネントエディター AGC に関する設定をします。 Multi を選択したときは、メーターは表示されません。別途 Meter コンポーネントをご 利用ください。 19 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
入力が Threshold 値以上で-18dB 以下の ノイズゲートがオンのときは、-60dB で入 場合、出力を-18dB にします。 出力が同じレベルとなるようにした上で、 場合、Ratio 値で出力レベルを調整しま なるように出力を調整します。 入力が Threshold 値以上で-18dB 以上の Threshold 値に達したときに出力が-18dB す。 入力が Threshold 値以上で-18dB 以下の場 合、出力を-18dB にします。 入力が Threshold 値以上で-18dB 以上の場 合、Ratio 値で出力レベルを調整します。 a AGC [ON] ボタン AGC の機能を有効にするか無効にするかを切り替えます。 b [INPUT] レベルメーター 入力信号レベルを表示します。 c [COMPENSATION LEVEL] ノブ ゲイン補正する量を設定します。設定値が大きいほど、補正量は多くなります。設定値 を急激に変化させると、出力レベルを一定に保てないことがありますのでご注意くださ い。 d [RESPONSE TIME] ノブ ゲイン補正の反応速度を設
f [OUTPUT] レベルメーター 補正された出力信号レベルを表示します。 Control Control レイヤーで制御できるパラメーターはありません。 21 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
Combiner 複数の部屋で音声信号を共有したり、1 つの部屋をパーティションなどで可変的に区切る場 合に使用する機能です。部屋の分割や結合の状態に応じて、音声信号の出力を変更します。 DME7 の Combiner には「Room Combiner」と「Room Combiner plus Automixer」の 2 種 類があります。後者には Dan Dugan Automixer の機能が追加されています。Combiner は 8 室まで登録でき、部屋の形状も実際にあった形に設定できます。DCP などのリモートコン トローラーにスナップショットを登録することで、部屋の状態に応じたパラメーターをリコ ールできます。 ここでは「Room Combiner plus Automixer」を使って説明します。 「Components」エリアからデザインシートにドラッグ&ドロップをすると、部屋のデザイ ンをするダイアログが表示されます。 Combiner のコンポーネントを配置したあと、Properties から部屋の数や MIC の本数を 変更することはできません。 セルをドラッグして部屋を作成してくだ
部屋番号を付け替える場合は、部屋番号を順番にクリックしてください。編集中に 1 番か ら番号を振り直したい場合は[Restart numbering] ボタンをクリックしてください。 付け替えが終わったあと、[Next] ボタンをクリックしてください。各部屋に配置するマイク 本数の設定画面に切り替わります。 全部屋で使用するマイクの本数をドロップリストで選択して、部屋に割り振るマイクのセル をクリック、またはドラッグしてください。 23 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
割り振りが終わったあと、[Create] ボタンをクリックしてください。「Room Combiner plus Automixer」がデザインシートに配置されます。 この画面は「Room Combiner」にはありません。 入力はそれぞれ上から以下のようになっています。 • Room Combiner Room In (あらかじめミックスされた音またはマイク単体)× 部屋数 BGM In×4 Paging (全部屋への放送)×1 • Room Combiner plus Automixer In (Automixer を通す入力)× マイク本数(最大 64 本) Local In (Automixer を通さない入力)× 部屋数 BGM In×4 Paging (全部屋への放送)×1 24 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
Room Combiner / Room Combiner plus Automixer ■ 「Room Combiner」コンポーネントエディター/ 「Room Combiner plus Automixer」コンポーネントエディター どの部屋をつなげるか設定します。 a ルーム 部屋を表わしています。部屋と部屋の間にあるボタン(コンバインボタン) をクリックす ると、部屋がつながります。つながっている部屋は同じ色になります。タイルをダブル クリックまたは右クリックで[Open Parameter Window] を選択すると、Combiner のパラ メーター設定ウィンドウが開きます。 b [Dugan Automixer]ボタン (Room Combiner plus Automixer のみ) クリックすると Room Combiner plus Automixer 用の Dugan Automixer ウィンドウが開 きます。 c [ROOMS] ボタン クリックすると Combiner のパラメーター設定ウィンドウが開きます。 25 ProVisionaire Design DME7 コンポ
d 部屋選択ドロップダウンリスト 下に表示されるコンバインボタンをどの部屋にするのか切り替えます。 e コンバインボタン どの部屋とつなげるかを設定します。離れた部屋ともつなげることができます。 Combiner パラメーター設定ウィンドウ (Room Combiner) 全部屋のパラメーターを表示/設定します。 部屋をつないだとき、[ROOM IN] はそれぞれ調整できますが、[PAGING]/[BGM]/[ROOM OUT]は部屋番号の小さい方の設定を優先します。 a インデックス 部屋に割り振られている番号と色を表示します。部屋がつながっていると同じ色になり ます。 b [NAME] テキストボックス 部屋の名称を表示します。ダブルクリックすると名称を変更できます。 c [ROOM IN] ROOM IN から ROOM OUT へのセンド量とミュートのオン/オフを設定します。 d [PAGING] PAGING から ROOM OUT へのセンド量とミュートのオン/オフを設定します。 e [BGM] BGM1 から 4 のうちのどれかを選んで、該当する BGM から ROOM OUT
f [ROOM OUT] ROOM OUT のレベルとミュートのオン/オフを設定します。 Combiner パラメーター設定ウィンドウ (Room Combiner plus Automixer) 部屋ごとのマイク入力を Dugan Automixer でオートミックスした出力に[LOCAL IN]、 [BGM]、[PAGING]をミックスします。全部屋のパラメーターを表示/設定します。 部屋をつないだとき、[LOCAL IN]はそれぞれ調整できますが、[LOCAL IN]以外は部屋番号の 小さい方の設定を優先します。 a インデックス 部屋に割り振られている番号と色を表示します。部屋がつながっていると同じ色になり ます。 b [NAME] テキストボックス 部屋の名称を表示します。ダブルクリックすると名称を変更できます。 c [MICS.
g [ROOM OUT] ROOM OUT のレベルとミュートのオン/オフを設定します。 Control Room Combiner ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Range Value Num 0,1 Value dB Normalized Normalized Input Port Name Parameter Range Output Value Output Port Name Type ● Combine 1+2 OFF:0、ON:1 ● Combine 1+2 Value Num ● RoomIn Level Room1 −∞~10.00 ● RoomIn Level Room1 Value dB ● RoomIn On Room1 OFF:0、ON:1 ● RoomIn On Room1 Value Num ● Paging Level Room1 −∞~10.
Control Room Combiner plus Automixer ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Range Value Num 0,1 Value dB Normalized Normalized 10.00 0.00~ Normalized Parameter Range Output Port Name Type ● Combine 1+2 OFF:0、ON:1 ● Combine 1+2 Value Num ● Mics.Level Room1 −∞~10.00 ● Mics.Level Room1 Value dB ● Mics.On Room1 OFF:0、ON:1 ● Mics.On Room1 Value Num ● LocalIn Level Room1 −∞~10.
Input Value Type Range Control Parameter Input Port Name Parameter Range Output Value Output Port Name Range 0:auto, Value Num 1:man, Value Num 0,1,2 ● mode Ch01 Value Num 0,1 ● Room override Room1 OFF:0、ON:1 ● Room override Room1 Value Num Value Num 0,1 ● Room mute Room1 OFF:0、ON:1 ● Room mute Room1 Value Num 0:auto,1:man,2:mute ● mode Ch01 Type 2:mute 30 OFF:0、 ON:1 OFF:0、 ON:1 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
Dugan Automixer ウィンドウ (Room Combiner plus Automixer) 「Dugan Automixer」コンポーネントを Room Combiner plus Automixer 用にカスタマイズ したものです。詳細については「Dugan Automixer」コンポーネントエディターを参照して ください。 「Dugan Automixer」コンポーネントではグループという単位でグループごとにマイクをミ ックスしますが、ここでは、部屋ごとにマイクをミックスするため、Group パラメーター はありません。チャンネル番号の上にはもともとマイクが割り振られている部屋の名称を表 示します。 31 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
DCA DCA はインプット系チャンネルを 8 つのグループに登録して、一斉にミュートしたり、オ フセットノブを使ってレベルを一括操作する機能です。同じグループに属するインプット系 チャンネル同士であれば、レベル差を保ったまま 1 つのオフセットノブでレベルを操作で きます。ドラム用マイクのグルーピングを行う場合などに便利です。 Audio ■「DCA」コンポーネントエディター a 登録チャンネルマトリクス グループにチャンネルを登録するマトリクスです。 縦軸にグループ名(A~H)が、横軸に 登録可能なチャンネル名が表示されています。交点をクリックすると、グループに登録 できます。チャンネル数が多く画面内に表示しきれない場合は、下にスクロールバーが 表示されます。 : 登録 32 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
b [Clear] ボタン グループに登録したチャンネルを一括で解除するボタンです。 c [ON] ボタン グループごとにオン/オフを切り替えるボタンです。オフにするとグループに登録されて いる信号をミュートします。 : オン :オフ(ミュート) 任意の入力信号が複数のグループに登録されている場合、登録されているグループの 1 つでもオフになっていると、その信号はミュートされます。 d [Offset] ノブ グループに登録されている入力チャンネルに加算されるオフセット値です。任意の入力 信号が複数のグループに登録されている場合は、登録されているグループのオフセット 値がすべて加算されて出力されます。 e [Level Min]/[Level Max] ノブ オフセット値の下限と上限を設定します。 Control ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Range Control Parameter Input Port Name Parameter Range Output Value Output Port Name Type Range
Delay 複数のスピーカーがある音響システムの場合、話者の定位がうまくいかないと、近くのスピ ーカーから音が出ている状態が強調されます。そのようなとき、近くのスピーカーと離れた スピーカーの距離に応じて、近くのスピーカーの音声を遅延させることで自然な音になりま す。 また、複数のスピーカーからの音が干渉しあう場合に、一方の音声を少し遅延させること で、干渉しあう周波数を移動させ、違和感を生じさせないようにできます。 デザインシートに配置するとき、Mono か Stereo か Multi かを選択します。ここでは Stereo の場合の画像で説明します。 Audio ■「Delay」コンポーネントエディター 遅延量を時間や距離などで設定します。 a Delay [ON] ボタン ディレイの機能を有効にするか無効にするかを切り替えます。 b Delay Time ノブ ディレイタイム(遅延時間) を設定します。 c Type リストボックス Delay Time ノブで設定したディレイタイム(遅延時間) を選択した単位系に変換して、左 側に表示します。 34 ProVisionaire
Control ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Range Value Num 0,1 dB −∞~ 10.00 Normalized 0.00~ 1.00 Value Control Parameter Input Port Name Parameter Range Output Value Output Port Name Type Range ● On OFF:0、ON:1 ● On Value Num OFF:0、 ON:1 ● Delay Time −∞~10.00 ● Delay Time Value −∞~ 10.
Dynamics DME7 には Compressor、Comp260、Ducker、Gate、Limiter、Paging Ducker の 6 種類の ダイナミックレンジを設定するコンポーネントが搭載されています。 デザインシートに配置するとき、Mono か Stereo か Multi かを選択します。ここでは Stereo の場合の画像で説明します。 Audio Paging Ducker 以外は入力の一番下がキーイン信号入力用となります。Paging Ducker では 入力の一番下がページングマイクからの信号入力用となります。 36 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
Compressor ダイナミックレンジを圧縮する信号処理です。入力がある一定のレベル(しきい値) 以上の 場合に、音が異常になる現象を防ぎます。 ■「Compressor」コンポーネントエディター Multi を選択したときは、⑪のメーターは表示されません。別途 Meter コンポーネント をご利用ください。 a Compressor [ON] ボタン Compressor の機能を有効にするか無効にするかを切り替えます。 37 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
b コンプレッサー曲線 効果をグラフに表示します。横軸が入力信号レベル、縦軸が出力信号レベルを表わしま す。 c [GR] メーター ゲインリダクションの減衰量を表示します。 d [KEY IN] リストボックス リストからコンプレッサーを動作させる基準信号となるキーイン信号とする入力信号を 選択します。 選択肢は以下となります。 • [Self] モノラルチャンネルのコンポーネントで、入力信号をトリガーソースにします。 • [L] ステレオチャンネルのコンポーネントで、L の入力信号をトリガーソースにします。 • [R] ステレオチャンネルのコンポーネントで、R の入力信号をトリガーソースにします。 • [KeyIn] キーイン入力をトリガーソースにします。 • [Max In] ステレオチャンネルまたはマルチチャンネルのコンポーネントで、複数のチャンネル の信号で最大値の入力信号をトリガーソースにします。 • 1~64 マルチチャンネルのコンポーネントで特定のチャンネル信号をトリガーソースにしま す。 e [THRESHOLD] ノブ Compressor の効果がかかるしきい値を設定します。 f
i [RELEASE] ノブ リリースタイム(入力信号がしきい値を下回ったあと、Compressor の効果がなくなるま での時間) を設定します。 j [GAIN] ノブ 出力信号のゲインを設定します。 k [OUTPUT] メーター 出力信号レベルを表示します。 Control Control レイヤーで制御できるパラメーターはありません。 39 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
Comp260 ヤマハ独自の VCM (Virtual Circuitry Modeling)技術による、アナログテイストのコンプレッ サーです。ライブ SR で定番として求められる 70 年代半ばのコンプレッサー/リミッターを 追求し、VCA (Voltage Controlled Amplifier)回路と RMS (Root Mean Square)検出回路を忠実 にモデリングしました。コンプレッションカーブ設定(Knee)は Hard/Medium/Soft の 3 段階 から選択可能です。アタック/リリースタイムも可変で、プリセット設定は初期の機材の固 定値を再現しました。トップ SR エンジニアの監修により、各パラメーターの効き具合をラ イブ SR に最適化した設計となっています。 ■「Comp260」コンポーネントエディター Multi を選択したときは、⑪のメーターは表示されません。別途 Meter コンポーネント をご利用ください。 40 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
a Comp260 [ON] ボタン Comp260 の機能を有効にするか無効にするかを切り替えます。 b コンプレッサー曲線 効果をグラフに表示します。横軸が入力信号レベル、縦軸が出力信号レベルを表わしま す。 c [GR] メーター ゲインリダクションの減衰量を表示します。 d [KEY IN] リストボックス リストからコンプレッサーを動作させる基準信号となるキーイン信号とする入力信号を 選択します。 選択肢は以下となります。 • [Self] モノラルチャンネルのコンポーネントで、入力信号をトリガーソースにします。 • [L] ステレオチャンネルのコンポーネントで、L の入力信号をトリガーソースにします。 • [R] ステレオチャンネルのコンポーネントで、R の入力信号をトリガーソースにします。 • [KeyIn] キーイン入力をトリガーソースにします。 • [Max In] ステレオチャンネルまたはマルチチャンネルのコンポーネントで、複数のチャンネルの 信号で最大値の入力信号をトリガーソースにします。 • 1~64 マルチチャンネルのコンポーネントで特定のチャンネル信号をトリガーソースにしま
h [ATTACK] ノブ アタックタイム(入力信号がしきい値を超えてから、Comp260 の効果が最大に達するま での時間) を設定します。 i [RELEASE] ノブ リリースタイム(入力信号がしきい値を下回ったあと、Comp260 の効果がなくなるまで の時間) を設定します。 j [GAIN] ノブ 出力信号のゲインを設定します。 k [OUTPUT] メーター 出力信号レベルを表示します。 Control Control レイヤーで制御できるパラメーターはありません。 42 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
Ducker 特定のチャンネルに音声信号が入力されたのを受けて、入力チャンネルの音声信号レベル (音量)を小さくする機能です。たとえばマイクを接続しているチャンネルをキーインソース として BGM に使用すれば、そのマイクでアナウンス放送を行っている間は BGM が自動的 に小さくなり、アナウンス放送が終わると自動的に元に戻る、といった使い方ができます。 ■「Ducker」コンポーネントエディター Multi を選択したときは、④のメーターは表示されません。別途 Meter コンポーネント をご利用ください。 a Ducker [ON] ボタン Ducker の機能を有効にするか無効にするかを切り替えます。 43 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
b ダッキング曲線 効果をグラフに表示します。横軸が入力信号レベル、縦軸が出力信号レベルを表わしま す。 c [GR] メーター ゲインリダクションの減衰量を表示します。 d [KEY IN] リストボックス リストから Ducker を動作させる基準信号となるキーイン信号とする入力信号を選択し ます。 選択肢は以下となります。 • [Self] モノラルチャンネルのコンポーネントで、入力信号をトリガーソースにします。 • [L] ステレオチャンネルのコンポーネントで、L の入力信号をトリガーソースにします。 • [R] ステレオチャンネルのコンポーネントで、R の入力信号をトリガーソースにします。 • [KeyIn] キーイン入力をトリガーソースにします。 • [Max In] ステレオチャンネルまたはマルチチャンネルのコンポーネントで、複数のチャンネルの 信号で最大値の入力信号をトリガーソースにします。 • 1~64 マルチチャンネルのコンポーネントで特定のチャンネル信号をトリガーソースにしま す。 e [THRESHOLD] ノブ Ducker の効果がかかるしきい値を設定します。 f [RAN
j [OUT] メーター 出力信号レベルを表示します。 Control ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Range Value Num 0,1 Control Parameter Input Port Name ● On Parameter Range OFF:0、ON:1 45 Output Value Output Port Name ● On Type Value Num Range OFF:0、 ON:1 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
Gate 一定の音量以上の音声だけを通す信号処理です。マイクから入力がない場合や、入力があ る一定のレベル(しきい値)以下の場合に、小さなノイズを切るようなときに使用します。 ■「Gate」コンポーネントエディター Multi を選択したときは、⑩のメーターは表示されません。別途 Meter コンポーネント をご利用ください。 a Gate [ON] ボタン Gate の機能を有効にするか無効にするかを切り替えます。 b ゲート曲線 効果をグラフに表示します。横軸が入力信号レベル、縦軸が出力信号レベルを表わしま す。 c [GR] メーター ゲインリダクションの減衰量を表示します。 d [KEY IN] リストボックス リストからゲートを動作させる基準信号となるキーイン信号とする入力信号を選択しま す。 選択肢は以下となります。 46 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
• [Self] モノラルチャンネルのコンポーネントで、入力信号をトリガーソースにします。 • [L] ステレオチャンネルのコンポーネントで、L の入力信号をトリガーソースにします。 • [R] ステレオチャンネルのコンポーネントで、R の入力信号をトリガーソースにします。 • [KeyIn] キーイン入力をトリガーソースにします。 • [Max In] ステレオチャンネルまたはマルチチャンネルのコンポーネントで、複数のチャンネル の信号で最大値の入力信号をトリガーソースにします。 • 1~64 マルチチャンネルのコンポーネントで特定のチャンネル信号をトリガーソースにしま す。 e [THRESHOLD] ノブ Gate の効果がかかるしきい値を設定します。 f [RANGE] ノブ Gate の効果がかかっているときの減衰量を設定します。 g [ATTACK] ノブ アタックタイム(入力信号が THRESHOLD を超えてから Gate が開くまでの時間) を設定 します。 h [HOLD] ノブ ホールドタイム(入力信号が THRESHOLD を下回ったあと、Gate が閉じ始めるまでの待 ち時間
Limiter しきい値を超えた入力信号を∞ :1 で圧縮し、しきい値より大きい信号が出力されるのを防 ぎます。主に過大入力によるパワーアンプやスピーカーシステムの破損防止に用いられま す。 ■「Limiter」コンポーネントエディター Multi を選択したときは、⑧のメーターは表示されません。別途 Meter コンポーネント をご利用ください。 48 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
a Limiter [ON] ボタン Limiter の機能を有効にするか無効にするかを切り替えます。 b リミッター曲線 効果をグラフに表示します。横軸が入力信号レベル、縦軸が出力信号レベルを表わしま す。 c [GR] メーター ゲインリダクションの減衰量を表示します。 d [KEY IN] リストボックス リストからリミッターを動作させる基準信号となるキーイン信号とする入力信号を選択 します。 選択肢は以下となります。 • [Self] モノラルチャンネルのコンポーネントで、入力信号をトリガーソースにします。 • [L] ステレオチャンネルのコンポーネントで、L の入力信号をトリガーソースにします。 • [R] ステレオチャンネルのコンポーネントで、R の入力信号をトリガーソースにします。 • [KeyIn] キーイン入力をトリガーソースにします。 • [Max In] ステレオチャンネルまたはマルチチャンネルのコンポーネントで、複数のチャンネルの 信号で最大値の入力信号をトリガーソースにします。 • 1~64 マルチチャンネルのコンポーネントで特定のチャンネル信号をトリガーソースにしま す
Control ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Control Parameter Range Value Num 0,1 Value dB Normalized - - −∞~ 10.00 0.00~ 1.00 - Input Port Name Parameter Range Output Value Output Port Name Type Range ● On OFF:0、ON:1 ● On Value Num OFF:0、 ON:1 ● Threshold −∞~10.00 ● Threshold Value −∞~ 10.
Paging Ducker TRIGGER [ON] ボタンのオン/オフによってプログラムソースの音声信号レベルをコントロ ールする機能です。 TRIGGER [ON] ボタンや[RANGE] インジケーターは GPI や Remote Control Setup List に登 録できるので、外部からコントロールしたり外部の LED を点灯させることができます。 ■「Paging Ducker」コンポーネントエディター Multi を選択したときは、メーターは表示されません。別途 Meter コンポーネントをご 利用ください。 a Paging Ducker [ON] ボタン Paging Ducker の機能を有効にするか無効にするかを切り替えます。 51 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
b TRIGGER [ON] ボタン オンにするとプログラムソースの音声信号レベルを[RANGE] ノブで設定した値まで下げ ます。オフにするとプログラムソースの音声信号レベルを元に戻します。ページングマ イクのトークスイッチ/ボタンと連動するように設定してください。 c [RANGE] ノブ/インジケーター ノブで TRIGGER [ON] ボタンがオンになったときのプログラムソースの音声信号レベル を設定します。ノブで設定したレベルまで下がったときにインジケーターが点灯しま す。GPI に LED を付け、[RANGE] インジケーターを GPI に登録すると、ページングマ イクが有効になったかどうかの確認ができます。 d [ATTACK] ノブ TRIGGER [ON] ボタンがオンになってから、[RANGE] ノブで設定したレベルにプログラ ムソースの音声信号レベルを下げるまでの時間を設定します。 e [HOLD] ノブ TRIGGER [ON] ボタンがオフになってから、プログラムソースの音声信号レベルを元に 戻し始める時間を設定します。 f [RELEACE] ノブ [HOLD] ノブで
REV-X REV-X は高密度で豊かな残響の音質、なめらかな減衰、原音を生かす広がりと奥行きとい った特長を持つリバーブアルゴリズムです。音場や目的に合わせて REV-X HALL、REV-X ROOM、REV-X PLATE の 3 種類を選択できます。 Audio 入出力はステレオで、上から 1L、1R になります。 ■「REV-X」コンポーネントエディター a [ON]ボタン REV-X をオン/オフします。 b [Type]リスト エフェクトタイプを選択します。 53 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
c Reverb Time 残響が減衰して消えるまでの時間です。値を大きくするほど残響が持続します。 d Initial Delay 原音が入力されてから残響が始まるまでの遅れです。値を大きくするほど残響の発生が 遅れます。 e Decay 残響のエンベローブ形状です。値によって残響の特性が変化します。 f Room Size 空間の広さです。値を大きくするほど広い空間をシミュレートします。この値は Reverb Time と連動しています。この値を変えると、Reverb Time も変化します。 g Diffusion 残響の密度と広がりです。値を大きくするほど密度が増し、広がり感が強くなります。 h HPF 残響の低域成分をカットするフィルターです。この値で指定した周波数以下の成分がカ ットされます。このフィルターは原音には影響を与えません。 i LPF 残響の高域成分をカットするフィルターです。この値で指定した周波数以上の成分がカットされ ます。このフィルターは原音には影響を与えません。 j Hi Ratio 高域の残響の長さです。高域の残響時間をReverb Time との比率で指定します。 k
q ズームアウトボタン 時間軸(グラフの横軸)に割り当てられる秒数が増えます。 その結果、グラフの横幅が縮 小表示されます。 r ズームインボタン 時間軸(グラフの横軸)に割り当てられる秒数が減ります。 その結果、グラフの横幅が拡 大表示されます。 s DRY/WET ノブ 原音とエフェクト音のバランスを調節します。この値を 0% にすると原音だけが、100% にするとエフェクト音だけが出力されます。 Control ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Range Value Num 0,1 Control Parameter Input Port Name ● On Parameter Range OFF:0、ON:1 55 Output Value Output Port Name ● On Type Value Num Range OFF:0、 ON:1 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
EQ DME7 には GEQ と PEQ の 2 種類のイコライザーが搭載されています。 デザインシートに配置するとき、Mono か Stereo か Multi と、バンド数を選択します。ここ では Stereo の場合の画像で説明します。 Audio 56 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
GEQ GEQ の設定をします。 GEQ のバンド数は 7/15/31 からデザインシートに配置するときに指定できます。ここでは 31 バンド にしたときの画面で説明します。 ■「GEQ」コンポーネントエディター Multi を選択したときは、メーターは表示されません。別途 Meter コンポーネントをご 利用ください。 a [INPUT] メーター 入力信号レベルを表示します。 b EQ 曲線 特性をグラフに表示します。 c [OUTPUT] メーター 出力信号レベルを表示します。 57 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
d GEQ [ON] ボタン GEQ の機能を有効にするか無効にするかを切り替えます。 e バイパスボタン 各バンドでバイパスするかしないかを設定します。ボタンをクリックして点灯させたバ ンドをバイパスします。 f ゲインフェーダー 各バンドの出力ゲインを設定します。 g [±15]/[±12]/[±6]/[‒24] ボタン GEQ のゲイン調整の幅を選択します。クリックするとゲインフェーダーや EQ 曲線の表 示が幅に合わせて変化します。 h [FLAT] ボタン すべてのゲインフェーダーを 0 位置に移動させます。 i [HPF] ノブ/HPF[BYPASS] ボタン ハイパスフィルターのカットオフ周波数を設定します。ハイパスフィルターを使用しな い場合は、[BYPASS] ボタンをクリックしてオン(点灯) にしてください。 j [LPF] ノブ/LPF[BYPASS] ボタン ローパスフィルターのカットオフ周波数を設定します。ローパスフィルターを使用しな い場合は、[BYPASS] ボタンをクリックしてオン(点灯) にしてください。 k [B/W-Q] リスト/ノブ ノッチフィルターで変化させる周波数帯
PEQ PEQ の設定をします。 PEQ のバンド数はデザインシートに配置するときに指定できます。ここでは 8 バンドにし たときの画面で説明します。 ■「PEQ」コンポーネントエディター a EQ 曲線 特性をグラフに表示します。グラフ上のポイントをドラッグすると設定を変更できま す。コンピューターのキーボードのキーを押しながら操作すると縦方向のみ、横 方向のみの制限された動きをします。 b PEQ [ON] ボタン PEQ の機能を有効にするか無効にするかを切り替えます。 c [Type] リストボックス 各バンドに設定するフィルターのタイプを選択します。選択したタイプに合わせて下の ノブの数が増減します。 フィルターの内容は以下のとおりです。 • PEQ (Parametric Equalizer) 指定した周波数付近の音量を Q で指定した幅で増減します。 • L.
• H.
Fader 各チャンネルの出力レベルを調整します。 デザインシートに配置するとき、Mono か Stereo か Multi と、チャンネル数を選択します。 ここではモノラル 8 チャンネルの場合の画像で説明します。 Audio Stereo を選んだ場合、上から 1L、1R、2L、2R になります。 ■「Fader」コンポーネントエディター Multi を選択したときは、メーターは表示されません。別途 Meter コンポーネントをご 利用ください。 a チャンネルインデックス チャンネル番号を表示します。 b [ON] ボタン 各チャンネルの出力を有効にするか無効にするかを切り替えます。 c [⌀] ボタン 各チャンネルの出力信号の位相を反転するかしないかを切り替えます。ボタンをクリッ 61 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
クして点灯させたチャンネルの出力信号の位相を反転させます。 d フェーダー 各チャンネルの出力信号レベルを設定します。フェーダーを右クリックすると、コンテ キストメニューが表示され、[0dB] または[ ‒ Infinity] を選択できます。 e ポート名 ポートの名称を表示/編集します。コンポーネントのポートの「Label」と連動します。 Control ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Value dB Normalized Range −∞~ 10.00 0.00~ 1.00 Value Num 0,1 Control Parameter Input Port Name Parameter Range Output Value Output Port Name Type ● Level Ch1 −∞~10.00 ● Level Ch1 Value ● On Ch1 OFF:0、ON:1 ● On Ch1 Value Num 62 dB Range −∞~ 10.
Feedback Suppressor Feedback Suppressor(以降 FBS)とは、マイクにスピーカーからの音声が回り込むと生じる 不快なハウリングを防ぐ機能です。ハウリングは耳障りなだけではなく、スピーカーに負担 をかけ、壊してしまうこともあります。そのハウリングを防ぐには、マイク位置になるべく 拡声されないようにスピーカーを配置します。それでもハウリングが起きる場合は、FBS を使用するとハウリングマージンを改善できます。 DME7 には Notch FBS と Pitch Shift FBS の 2 種類の FBS が搭載されています。 Notch FBS はノッチフィルターでフィードバックポイントのレベルを下げます。 Pitch Shift FBS はフィードバックした周波数ポイントのピッチをピッチシフトによってわず かにピッチを変更しフィードバックループを絶ちます。 Audio 63 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
Notch FBS ■「Notch FBS」コンポーネントエディター FIXED スピーカーやマイクの設置後、DME7 の設定時に、現在の音響設備にあるハウリングポイン トを事前に見つけて、フィルターを設定する方式です。位置が固定されているマイクに対し て有効です。 a FIXED [ON] ボタン 測定結果を有効にするか無効にするかを切り替えます。 b [DETECT] ボタン 測定を開始するか停止するかを切り替えます。オンライン時のみ有効です。測定は自動 で終了しません。また測定中は DYNAMIC によるフィルターは無効となります。測定の 仕方については「FIXED 方式の FBS 測定をする」を参照してください。 c [CLEAR] ボタン フィルターの設定をクリアします。 d [Freq.
g [Freq.
Control ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Range Control Parameter Input Port Name Parameter Range Output Value Output Port Name Type Range Value Num 0,1 ● Fixed On OFF:0、ON:1 ● Fixed On Value Num OFF:0、 ON:1 Value Num 0,1 ● Dynamic On OFF:0、ON:1 ● Dynamic On Value Num OFF:0、 ON:1 66 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
Pitch Shift FBS ■「Pitch Shift FBS」コンポーネントエディター a Pitch Shift FBS[ON] ボタン Pitch Shift FBS 機能を有効にするか無効にするかを切り替えます。オンにすると Pitch Shift FBS の動作を開始します。 b モードリストボックス 入力信号の種類を選択します。 モードの内容は以下のとおりです。 • Speech 入力信号がスピーチの場合に選択します。 • Music 入力信号が音楽の場合に選択します。 c [SUPPRESSION LEVEL] ノブ ハウリングを抑制する強さを設定します。値を大きくすると効果が強くなります。 d [Cents] 効果によるピッチチェンジ量を cent 単位で表示します。 Control ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Range Value Num 0,1 Control Parameter Input Port Name ● On Parameter Range OFF:0、ON:1 67 Output Value Ou
Filter フィルターは、特定の周波数帯域を通過させ、周波数帯域外を減少させます。 DME7 には BPF(バンドパスフィルター)、HPF(ハイパスフィルター)、LPF(ローパスフィル ター) の 3 種類のフィルターが搭載されています。デザインシートに配置するとき、Mono か Stereo か Multi かを選択します。ここでは Stereo の場合の画像で説明します。 各コンポーネントエディターの[HPF]リストボックス、[LPF]リストボックスでフィルターの 減衰量と種類を選択することができます。 フィルターの減衰量は、[6dB/Oct]、[12dB/Oct]、[18dB/Oct]、[24dB/Oct]、[36dB/Oct]、 [48dB/Oct]から設定できます。数値の小さいものはゆるやかに減衰し、数値の大きいものは 急激に減衰します。 フィルターの種類は以下のとおりです。 • Thru フィルターはかかりません。減衰せず、どの周波数でも一定の特性になります。 • AdjustGc(Adjustable Gc) 選択すると Gc のノブが表示されます。 Gc(カットオフ周波数におけるゲイン)
BPF 指定周波数帯域の信号を通過させ、周波数帯域外の周波数の信号を減少させます。 ■「BPF」コンポーネントエディター a BPF [ON] ボタン BPF を有効にするか無効にするかを切り替えます。 b [HPF]/[LPF] リストボックス オクターブあたりの減衰量とフィルターの種類を選択します。 c [Freq.
HPF 指定周波数より高い帯域の信号を通過させ、低い帯域の信号を減少させます。 ■「HPF」コンポーネントエディター a HPF [ON] ボタン HPF を有効にするか無効にするかを切り替えます。 b [HPF] リストボックス オクターブあたりの減衰量とフィルターの種類を選択します。 c [Freq.
LPF 指定周波数より低い帯域の信号を通過させ、高い帯域の信号を減少させます。 ■「LPF」コンポーネントエディター a LPF [ON] ボタン LPF を有効にするか無効にするかを切り替えます。 b [LPF] リストボックス オクターブあたりの減衰量とフィルターの種類を選択します。 c [Freq.
Input/Output DME7 の各入出力端子および SD カードです。 インプットには Dante/USB があります。 アウトプットには Dante/USB があります。 SD カードから音声を出力する場合は、SD Card コンポーネントを配置してください。 Dante の Input/Output のチャンネル数はアクティベートされているデバイスライセンスの数 で決まります。 Audio 72 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
Dante In ■「Dante In」コンポーネントエディター Dante 端子から入力された音声信号のレベル表示をします。 73 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
USB In ■「USB In」コンポーネントエディター USB 端子から入力された音声信号のレベル表示をします。 74 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
Dante Out Dante の出力に関する設定をします。 ■「Dante Out」コンポーネントエディター a チャンネルインデックス Dante のチャンネル番号を表示します。 b レベルメーター 出力レベルを表示します。 c [GAIN] ノブ 出力ゲインを調整します。 d [INV] ボタン 出力信号の極性を切り替えます。 e ポート名 ポートの名称を表示/編集します。コンポーネントのポートの「Label」と連動します。 Control ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Value Range dB Normalized −∞~ 10.00 0.00~ 1.00 Input Port Name ● Gain Out01 Control Parameter Parameter Range −∞~10.00 75 Output Value Output Port Name ● Gain Out01 Type Value dB Range −∞~ 10.
USB Out USB の出力に関する設定をします。 ■「USB Out」コンポーネントエディター a チャンネルインデックス USB のチャンネル番号を表示します。 b レベルメーター 出力レベルを表示します。 c [GAIN] ノブ 出力ゲインを調整します。 d [INV] ボタン 出力信号の極性を切り替えます。 e ポート名 ポートの名称を表示/編集します。コンポーネントのポートの「Label」と連動します。 Control ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Value Range dB Normalized −∞~ 10.00 0.00~ 1.00 Input Port Name ● Gain Out01 Control Parameter Parameter Range −∞~10.00 76 Output Value Output Port Name ● Gain Out01 Type Value dB Range −∞~ 10.
SD Card DME7 は、市販の SD メモリーカードを使うことにより、音楽や効果音などのオーディオフ ァイルを再生できます。DME7 で再生できるオーディオファイルのフォーマット は、MP3 および WAV です。SD メモリーカードに保存したオーディオファイル を再生するには、SD Card コンポーネントエディターでの設定が必要です。 Audio ■「SD Card」コンポーネントエディター オーディオファイルの選択と再生、音量調節をします。 [List]ボタンをクリックして SD Card File Manager ダイアログを開きます。 77 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
「SD Card File Manager」ダイアログ SD Card コンポーネントで再生するファイルを登録します。 このリストは、DCP や GPI 等でファイル再生する際にも使用します。 この画面は DME7 のデザインシートの[Tools]ボタンから[SD Card File Manager]をクリ ックしても開きます。 [Edit] ボタン クリックすると「SD Card File Settings」ダイアログを開きます。 メニュー ボタン クリックすると、下記のコンテキストメニューを表示します。 ・Copy 選択中の行の設定をコピーします。 ・Paste コピーした内容を選択中の行または他の機器の「SD Card File Manager」ダイアログに ペーストします。 78 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
・Clear 選択中の行の設定を削除します。 ・Copy All すべての設定をコピーします。 ・Clear All すべての設定を削除します。 List File/Folder を指定していないところは”No Assign”と表示します。 • No 001~100 行まで設定できます。 • Type 「SD Card File Settings」ダイアログの File /Folder で Play 1 Song を選択したときは”1 Song”と表示します。Play all songs in a folder を選択したときは”Folder”と表示しま す。 • File/Folder File 名または Folder 名を表示します。 • Play Mode 再生モードを表示します。 • Go to the top [Go to the top when playback stops.
[SD Card File Settings]ダイアログ [Folder/File] 再生するファイルを指定します。 • [Play 1 song] / [Play all songs in a folder] ラジオボタン [Play 1 song]を選択すると[SD Card:/]で選択中のファイルを再生します。 [Play all songs in a folder]を選択すると[SD Card:/]で選択中のフォルダーに保存されて いるすべてのファイルを再生します。 • [SD CARD:/] 再生するファイルの名前またはフォルダー名が表示されます。名前を変更したり、直 接入力することもできます。 [Play 1 song] を選択しているとき 表示可能なファイルおよびフォルダーの形式は以下のとおりです。 • (フォルダー名)¥(ファイル名).mp3 • (フォルダー名)¥(ファイル名).wav • (ファイル名).mp3 • (ファイル名).
• [Browse] ボタン クリックすると、再生するファイルまたはフォルダーを選択する画面が表示されま す。 [Play 1 song] を選択しているときはファイルを選択してください。 [Play all songs in a folder] を選択しているときはフォルダーを選択してください。 [Play Mode] • [Normal]/[Repeat]/[Shuffle Repeat] ファイルの再生モードを設定します。 [Normal]を選択すると、指定したファイルまたはフォルダー内のファイルを 1 回再生 します。 [Repeat]を選択すると、指定したファイルまたはフォルダー内のファイルを繰り返し 再生します。 [Shuffle Repeat]を選択すると、指定したフォルダー内のファイルをランダムに繰り返 し再生します。[Folder/File]で[Play 1 song]が選択されている場合は、[Shuffle Repeat] は選択できません。 • [Go to the top when playback stops.
a [Level] ノブ 音量を調節します。 b [Play] クリックするとドロップダウンリストが表示され、SD Card File Manager に登録された ファイルを選択できます。 c [List] ボタン SD Card File Manager ダイアログを開きます。 d 再生コントロール Control ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Range Input Port Name Parameter Range Output Value Output Port Name Type Range Any Trigger ● File 001 Start - - - - Any Trigger ● Play/Stop Play Stop - - - - Any Trigger ● Stop Stop - - - - ● Level −∞~10.00 ● Sel&Play 1:File1Start 2:File2 Start … Value dB −∞~ 10.00 0.
Meter 各チャンネルの信号レベルを表示します。 デザインシートに配置するとき、チャンネル数を選択します。ここでは 8 チャンネルの場 合の画像で説明します。 Audio ■「Meter」コンポーネントエディター 各チャンネルの信号レベルを表示します。 a チャンネルインデックス チャンネル番号を 8 チャンネル単位で表示します。 b メーター 各チャンネルの信号レベルを表示します。 c [ATTACK] ノブ アタックタイム(入力信号の立ち上がりの速さ)を設定します。 d [RELEASE] ノブ リリースタイム(入力信号の立ち下がりの速さ)を設定します。 83 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
Control ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Value Range dB −∞~ 10.00 Normalized 0.00~ 1.00 Value −∞~ 10.00 dB Normalized - 0.00~ 1.00 - Input Port Name Control Parameter Parameter Range Output Value Output Port Name Type Range ● Attack −∞~10.00 ● Attack Value dB −∞~ 10.00 ● Release −∞~10.00 ● Release Value dB −∞~ 10.00 −∞~10.00 ● Meter Ch1 Value dB −∞~ 10.
Mixer DME7 では Delay Matrix、Dugan Automixer、Matrix Mixer と Summer の 4 種類のミキサ ーがあります。 デザインシートに配置するときチャンネル数を選択します。Delay Matrix の入出力の最大は 64In/128Out です。Dugan Automixer の最大入力数は 64ch です。Matrix Mixer の入出力の 最大は 256In/256Out です。 Summer の入出力の最大は 32In/1Out です。Summer は入力された音声を単純にミックス して出力するため、コンポーネントエディターがありません。ここでは 16 チャンネルの場 合の画像で説明します。 Dante の Input/Output のチャンネル数はアクティベートされているデバイスライセンスの数 で決まります。 Audio Dugan Automixer の出力は上から以下のようになっています。 Discrete Out(効果がかかった音) × マイク本数 Group Mix Out (グループごとにミックスされた音) × グループ数 85
Delay Matrix / Matrix Mixer ■「Delay Matrix」コンポーネントエディター/「Matrix Mixer」コンポーネ ントエディター 入力チャンネルと出力バスを碁盤の目のように配置したミキサーです。「Matrix Mixer」コン ポーネントエディターでは出力バスごとにグループのバランスを調整します。「Delay Matrix」コンポーネントエディターでは出力バスごとにグループのバランスとディレイを調 整します。 ここでは、「Delay Matrix」コンポーネントエディターの画像を使って説明します。 86 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
a [One Input to All Outputs] ウィンドウオープンボタン One Input to All Outputs ウィンドウを開きます。1 つの入力チャンネルと、その入力チャ ンネルからすべての出力バスへのセンドレベルが表示されます。 b [All Inputs to One Output] ウィンドウオープンボタン All Inputs to One Output ウィンドウを開きます。1 つの出力チャンネルと、すべての入力 チャンネルからこの出力バスへのセンドレベルが表示されます。 c チャンネルマトリクス チャンネルごとのセンドレベルやディレイを表示します。縦軸は入力チャンネル、横軸 は出力チャンネルを表わします。カーソルをのせると交点(クロスポイント)が表示され ます。クリックすると選択状態になり、上下矢印キーを押すか、マウスの左ボタンを押 さえたまま上下させると数値を変更できます。ダブルクリックして直接数値を入力する こともできます。キーを押すと右へ移動します。 マトリクスの上と左にあるポート名表示部分をダブルクリックすると、ポート名を編集 するためのウィンドウが開きま
• [On] クロスポイントをオンにします。 • [Off] クロスポイントをオフにします。 • [Nominal] クロスポイントのセンドレベルを 0dB にします。 • [-3dB] クロスポイントのセンドレベルを‒3dB にします。 • [-6dB] クロスポイントのセンドレベルを‒6dB にします。 • [Minimum] クロスポイントのセンドレベルを‒∞ dB にします。 • [Input Channel(Rows)] ⚫ マトリクスの横軸に対する設定です。 ⚫ On: 横軸を一斉にオンにします。 ⚫ Off: 横軸を一斉にオフにします。 ⚫ Nominal/-3dB/-6dB/Minimum:横軸のセンドレベルを Nominal、−3dB、 −6dB、Minimum に設定します。 ⚫ Copy:横軸の設定(ディレイタイムとセンドレベル両方)をコピーします。 ⚫ Paste:コピーした内容を別の横軸にペーストします。 • [Output Channel(Columns)] ⚫マトリクスの縦軸に対する設定です。 ⚫ On: 縦軸を一斉にオンにします。 ⚫ Off: 縦軸を一斉にオフにします
One Input to All Outputs ウィンドウ 1 つの入力チャンネルと、その入力チャンネルからすべての出力バスへのセンドレベルが表 示されます。 「Delay Matrix」コンポーネントエディターや「Matrix Mixer」コンポーネントエディターの [One Input to All Outputs]ウィンドウオープンボタンをクリックすることで開きます。ここで は「Delay Matrix」の One Input to All Outputs ウィンドウの画像で説明します。 a メーター 各出力チャンネルの信号レベルを表示します。 チャンネル数が多い場合は下にスクロールバーが表示されます。 b [ON] ボタン 入力チャンネルから各出力バスへのセンドのオン/オフを切り替えます。 c ディレイタイムノブ(Delay Matrix のみ) 入力チャンネルから各出力バスへのディレイタイム(遅延時間)を設定します。単位はタ イプリストボックスで選択します。 d タイプリストボックス(Delay Matrix のみ) ディレイタイムノブで設定したディレイタイム(遅延時間)を選択した単位系に変換
e フェーダー 入力チャンネルから各出力バスへのセンドレベルを設定します。 チャンネル数が多い場合は下にスクロールバーが表示されます。 f [INPUT CHANNEL] リストボックス 設定する入力チャンネルを切り替えます。 g 入力ポート名 入力ポートの名称を表示/編集します。 コンポーネントのポートの「Label」と連動します。 h [Tools]ボタン 入力チャンネルからのセンドレベルを一斉に[On]、[Off]、[Nominal]、[−3dB]、[−6dB]、 [Minimum]に設定します。 i 出力ポート名 出力ポートの名称を表示/編集します。 コンポーネントのポートの「Label」と連動します。 90 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
All Inputs to One Output ウィンドウ 1 つの出力チャンネルと、すべての入力チャンネルからこの出力バスへのセンドレベルが表 示されます。 「Delay Matrix」コンポーネントエディターや「Matrix Mixer」コンポーネントエディターの [All Inputs to One Output]ウィンドウオープンボタンをクリックすることで開きます。ここで は「Delay Matrix」の All Inputs to One Output ウィンドウの画像で説明します。 a メーター 各出力チャンネルの信号レベルを表示します。メーターの下には現在選択されている出 力チャンネルを示す▲が表示されます。出力チャンネルの選択は数字をクリックする か、[OUTPUT CHANNEL]リストボックスで選択します。 チャンネル数が多い場合は下にスクロールバーが表示されます。 b [ON] ボタン 各入力チャンネルから出力バスへのセンドのオン/オフを切り替えます。 c ディレイタイムノブ(Delay Matrix のみ) 各入力チャンネルから出力バスへのディレイタイム(遅延時間) を設定し
• meter......... メートル/秒 • feet............ フィート/秒 e フェーダー 各入力チャンネルから出力バスへのセンドレベルを設定します。 チャンネル数が多い場合は下にスクロールバーが表示されます。 f [OUTPUT CHANNEL] リストボックス 設定する出力チャンネルを切り替えます。 g 出力ポート名 出力ポートの名称を表示/編集します。 コンポーネントのポートの「Label」と連動します。 h Tools 入力チャンネルからのセンドレベルを一斉に[On]、[Off]、[Nominal]、[−3dB]、[−6dB]、 [Minimum]に設定します。 i 入力ポート名 入力ポートの名称を表示/編集します。 コンポーネントのポートの「Label」と連動します。 Control Delay Matrix / Matrix Mixer ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Range Value Num 0,1 Value dB Normalized −∞~ 10.00 0.00~ 1.
Dugan Automixer オートミキサーは、台本がないようなスピーチ用途において、有効なマイクを検出してゲイ ン配分を自動最適化することで、エンジニアがフェーダー操作に掛かり切りになることな く、複数のマイク間で一貫したシステムゲインを維持します。 DME7 に搭載されている Dugan Automixer では、スピーチ用途において最大 64 本のマイ クのオートミックスゲインを自動調整します。 ここでは 3 本のマイクを使用した Dugan Automixer の状態を説明します。 1 人が話す場合 2 人が話す場合 マイクの入力音声 マイクの入力音声 (dB) (dB) オートミックスでの ゲイン (dB) オートミックスでの ゲイン (dB) 1 人が話した場合には、そのマイクのゲイ ンが瞬時に上がり、他のマイクのゲインは 下がります。別の 1 人が話した場合も同様 の動作です。 2 人が同時に話した場合には、トータルゲ インが一定となるよう 2 本のマイク間でゲ インが自動配分され、残り 1 本のマイクの ゲインは下がります。 Dugan Automixer は、リミッターやオート
■「Dugan Automixer」コンポーネントエディター メインコントロールフィールド a チャンネル表示 In のチャンネル 1~8、9~16、17~24、25~32、33~40、41~48、49~56、57~64 に対し、各チャンネルの auto mix gain(オートミックスゲイン) メーターと、 man(黄)/auto(緑)/mute(赤)の状態を表示します。 チャンネル 1~8、9~16、... 57~64 の領域を選択すると、チャンネルコントロールフ ィールドの表示チャンネルが 1~8、9~16、...
ネルコントロールフィールドでゲイン量の調整ができ、視認性が向上します。 チャンネルコントロールフィールド グループごとに色分けされています。 同じグループのチャンネルがミックスされます。 a [level] インジケーター 音声がオートミックスに適切なレベルになると緑に点灯します。 ・[level] インジケーターが消灯したら、入力ゲインを上げてください。 ・[level] インジケーターが赤く点灯したら、入力ゲインを下げてください。 b メーター メーターには gain (緑: オートミックスゲイン) /input (黄:入力レベル) /output (青:出 力レベル) の 3 種類の表示モードがあります。メインコントロールフィールドの [meters] ボタンを押すたびに表示モードが変わります。 通常はgain を表示するモードにしてください。 c [weight] スライダー 入力チャンネル間の相関的な感度を調整します。メーターの表示を gain にして、入力が ない場合にメーターがどれもほぼ同レベルになるようにウェイト設定を調整します。た とえば、1 本のマイクの近くでノイズが聞こえる場
得やすくなります。 ● 1 つのチャンネルでウェイト設定値を下げた場合 • そのチャンネルのオートミックスゲイン値が下がり、他のチャンネルの値は上がりま す。 • 複数のマイクで同時に話している場合に、他のマイクとの聞き分けが難しくなります。 d [group] ボタン 各チャンネルが所属するグループを選択します。クリックするとグループが切り替わっ ていきます。 e [override] ボタン メインコントロールフィールドの[OVERRIDE] ボタンをオンしたとき、このボタンの設定 によって、該当チャンネルが man モードまたは mute モードに変わります。 • チャンネルコントロールフィールドの[override] ボタンがオンのときメインコントロール フィールドの[OVERRIDE] ボタンをオンにすると、チャンネルのモードが man になりま す。 • チャンネルコントロールフィールドの[override] ボタンがオフのときメインコントロール フィールドの[OVERRIDE] ボタンをオンにすると、チャンネルモードが mute になりま す。 • メインコントロールフィールドの[OV
Control ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Control Parameter Range Value Num 0,1 Value dB Normalized - Parameter Range Output Port Name Type ● override Ch1 OFF:0、ON:1 ● override Ch1 Value Num ● auto mix gain a −∞~10.00 ● auto mix gain a Value ● group override a OFF:0、ON:1 ● group override a Value Num OFF:0、ON:1 ● group mute a Value Num Range OFF:0、 ON:1 −∞~ 10.00 0.00~ dB −∞~ 10.00 1.
Oscillator DME7 にはモノチャンネルのオシレーターが搭載されています。 Audio ■「Oscillator」コンポーネントエディター 発生させる波形やレベルを設定します。 a Oscillator [ON] ボタン 設定した信号を出力するかしないかを設定します。 b [100Hz]/[1kHz]/[10kHz] ボタン 選択したボタンに対応する正弦波を出力します。 c [VARI] ボタン/[Freq.
f [HPF] ノブ ピンクノイズを加工する HPF のカットオフ周波数が表示されます。ノブで値を設定し、 ノブの上にあるボタンで HPF のオン/オフを切り替えます。 PINK NOISE と BURST NOISE のときに表示されます。 g [LPF] ノブ ピンクノイズを加工する LPF のカットオフ周波数が表示されます。ノブで値を設定し、 ノブの上にあるボタンで LPF のオン/オフを切り替えます。 PINK NOISE と BURST NOISE のときに表示されます。 h [WIDTH] ノブ 断続的に出力されるノイズ部分の長さを設定します。 BURST NOISE のときに表示されます。 i [INTERVAL] ノブ ノイズとノイズの間の無音部分の長さを設定します。 BURST NOISE のときに表示されます。 j メーター 出力している信号レベルを表示します。 k [LEVEL] ノブ 出力レベルを設定します。 Control ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Range Value Num 0,1 Value dB Normali
Polarity 入力された信号の極性を反転させて出力します。 Audio ■「Polarity」コンポーネントエディター a [⌀] ボタン オンにすると、入力信号の極性を反転させて出力します。 Control Control レイヤーで制御できるパラメーターはありません。 100 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
Probe プローブには 2 つの機能があります。1 つは、任意の出力ポイントを検聴することです。2 つのプローブを使用し、各信号を独立して同時に検聴できるため、2 つの信号間の関係も確 認できます。Dante に出力した場合、Dante Virtual Soundcard を使用すれば PC 上で音声を 聞くことができます。また、2 つの出力を Smaart に入力すると相関を見ることができま す。プローブのもう 1 つの機能は、オシレーター信号を一時的に特定の入力ポイントに割り 込ませることです。オシレーターについては Oscillator コンポーネントエディターを参照し てください。 プローブの ON/OFF は、DME7 ごとに設定します。 Audio 配置可能なコンポーネントは 1 つだけです。 ■「Probe」コンポーネントエディター a Probe [ON]ボタン プローブモニター機能をオン/オフします。カーソルがプローブの形状に変わります。 b OUTPUT メーター オシレーターの出力レベルを表示するメーターです。ノブで調節します。 c OUTPUT[LEVEL] ノブ オシ
d Monitor 1 Monitor 1 の出力先を Dante Out1~256、USB Out1~8 から選びます。 e Monitor 2 Monitor 2 の出力先を Dante Out1~256、USB Out1~8 から選びます。 f [Monitor 1]/[Monitor 2]のメーター 出力している信号レベルを表示します。 g [LEVEL] ノブ 出力レベルを設定します。 手順 1. 機器とオンライン状態で、プローブモニター機能をオンにします。 カーソルがプローブの形状に変わります。 2.
Probeコンポーネントのウィンドウを閉じても、ProbeをオフにしないかぎりProbeは解 除されません。 Control ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Range Value Num 0,1 Control Parameter Input Port Name ● On Parameter Range OFF:0、ON:1 103 Output Value Output Port Name ● On Type Value Num Range OFF:0、 ON:1 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
Router 入力を出力ポートに振り分けます。 1 つの入力を複数のチャンネルに出力できますが、複数の入力を 1 つのチャンネルには出力 できません。 デザインシートに配置するとき、チャンネル数(最大 256In/256Out) を選択します。Dante の Input/Output のチャンネル数はアクティベートされているデバイスライセンスの数で決 まります。ここでは入力が 8 チャンネル、出力が 16 チャンネルの場合の画像で説明しま す。 Audio ■「Router」コンポーネントエディター 信号の割り振りを設定します。 104 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
a [CLEAR] ボタン 出力をすべてオフにします。 b ルーター 信号を振り分けるルーターです。マス目をクリックすることで出力のオン/オフを切り替 えます。 ルーターの上と左にあるポート名表示部分をダブルクリックすると、ポート名を編集す るためのウィンドウが開きます。 マス目はコンピューターのキーボードのキー+ドラッグ&ドロップ操作でも Parameter Sets や Remote Control List に登録できます。 Control ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Range Value Num 0,1 Control Parameter Input Port Name ● Out1 In1 Parameter Range OFF:0、ON:1 Output Value Output Port Name ● Out1 In1 Type Value Num Range OFF:0、 ON:1 1:1, Value Num 1,2… ● Out1 Sel 1:1,2:2 … ● Out1 Sel Value Nu
Source Selector 複数の入力ソースから 1 つのソースを選択します。 Source は入力ソースの数、Channel はそのソースのチャンネル数を表わします。 たとえば“4 Source 2 Channel” のコンポーネントは、4 つの 2 チャンネルソースから 1 つの 2 チャンネルソースを選択するコンポーネントです。 デザインシートに配置するとき、入力ソース数(4/8/16) とそのソースのチャンネル数(入力 ソースが 4/8 のときは 1/2/6、入力ソースが 16 のときは 1/2) を選択します。ここでは入 力ソース数が 4 つ、ソースのチャンネル数が 2 の場合の画像で説明します。 Audio ■「Source Selector」コンポーネントエディター a セレクトボタン 出力するソースを選択します。 b ポート名 ポートの名称を表示/編集します。 コンポーネントのポートの「Label」と連動します。 c フェーダー 選択したソースの出力レベルを調節できます。 106 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
d 出力レベル表示 選択したソースのチャンネルごとのレベル表示です。 Control ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Range Control Parameter Input Port Name Parameter Range Output Value Output Port Name Type Range 1:1, Value Num 1,2… ● Source 1:1,2:2 … ● Source Value Num 2:2 … Value dB Normalized −∞~ 10.00 0.00~ ● Source Level −∞~10.00 ● Source Level Value dB −∞~ 10.00 1.
Speaker Processor スピーカープロセッサーは、APF (All Pass Filter)、HornEQ、リミッターを含むスピーカー 調整用のクロスオーバープロセッサーです。 デザインシートに配置するとき、接続するスピーカーへの出力チャンネル数を選択します。 接続するスピーカーがシングルアンプモード(フルレンジ)の場合は 1、バイアンプモードの 場合は 2、トライアンプモードの場合は 3、クアッドアンプモードの場合は 4 を選択してく ださい。C-Series SPP (FIR)は 1 と 2 のみです。 ここではバイアンプモードの画像で説明します。 108 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
Standard SPP Speaker Processor のパラメーター特性を確認します。 ■「Standard SPP」コンポーネントエディター チャンネル切り替えタブ 操作対象となるチャンネルの設定を切り替えます。 ライブラリー情報 (C-Series SPP(FIR)コンポーネントのみ) スピーカーのライブラリーが呼び出されているときに、ライブラリーの情報を表示します。 Pre-installed LIBRARY a [LIST] ボタン ライブラリーを選択し、表示します。 109 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
ProVisionaire Design にプリインストールされているライブラリーでは、LIMITER の Threshold 値は電圧利得が 26dB のパワーアンプを使用するときの値になっています。 必要に応じて、DME7 の LIMITER の設定や出力レベル、パワーアンプの電圧利得やア ッテネーターなどの設定を適切な値にしてください。 たとえば電圧利得が 30dB のパワーアンプを使用する場合は、パワーアンプのアッテネ ーター値を 4dB 下げるか、DME7 の LIMITER の Threshold 値を 4dB 下げてくださ い。 b [STORE] ボタン 現在の状態をライブラリーとして保存します(拡張子は[.
f [FLAT]ボタン すべての「EQ」の[GAIN]を 0dB にします。 g GRAPH VISIBLE ボタン 該当する出力チャンネルのグラフの表示/非表示を切り替えます。出力チャンネルが複数 の場合に表示されます。 h [DELAY] ボタン クロスオーバー曲線から DELAY 特性の表示/非表示を切り替えます。 i [EQ] ボタン クロスオーバー曲線から PEQ 特性の表示/非表示を切り替えます。 j [OUTPUT] メーター 各出力チャンネルの出力信号レベルを表示します。 [EQ]タブ a [PHASE] グラフ EQ 位相特性曲線を表示します。 b [LEVEL] グラフ EQ 振幅特性曲線を表示します。 111 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
CROSSOVER a POLARITY[NORMAL]/[INVERTED] ボタン 各出力チャンネルの極性を反転させるかどうかを設定します。 b [Freq.] ノブ 各出力チャンネルのクロス周波数を設定します。 c [HPF]/[LPF] リストボックス 各出力チャンネルのオクターブごとの減衰幅とフィルターの種類を選択します。 減衰幅とフィルターの種類については Filter を参照してください。 d HPF/LPF[Freq.
DELAY 各出力チャンネルの DELAY 特性を設定します。 a DELAY [ON] ボタン ディレイの機能を有効にするか無効にするかを切り替えます。 b Delay Time ノブ ディレイタイム(遅延時間) を設定します。 c Type リストボックス Delay Time ノブで設定したディレイタイム(遅延時間)を選択した単位系に変換して、上 に表示します。 Sample はProVisionaire Design の「Word Clock」ダイアログで設定した周波数を基準 として表示します。 EQ 各出力チャンネルの PEQ 特性を設定します。 a EQ [ON]ボタン EQ のオン/オフを設定します。 113 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
b [BYPASS] ボタン 各バンドでバイパスするかしないかを設定します。ボタンをクリックして点灯させたバ ンドをバイパスします。 c バンドスライドバナー EQ を設定するバンドを選択します。 d [Type] リストボックス 各バンドに設定するフィルターのタイプを選択します。選択したタイプに合わせて下の ノブの数が増減します。 フィルターの内容は以下のとおりです。 • PEQ (Parametric Equalizer) 指定した周波数付近の音量を Q で指定した幅で増減します。 • L.SHELF (Low Shelf) 指定した周波数以下の低域全体の音量を増減します。バスブーストなどに使用しま す。 [6dB/Oct] と[12dB/Oct] は、オクターブあたりの減衰量を設定します。 • H.
h [Output Level] ノブ 各出力チャンネルの出力レベルを設定します。[SP]タブの「LEVEL」グラフに反映されま す。 i [MUTE] ボタン オンにすると、出力をミュートし、クロスオーバーのグラフが点線になります。 PEAK LIMITER / RMS LIMITER a [ON] ボタン リミッターのオン/オフを設定します。 b Gain Reduction インジケーター しきい値を超えた場合に点灯します。 c [Threshold] ノブ リミッターがかかるしきい値を設定します。 d [Attack] ノブ リミッターの立ち上がりの速さを設定します。 115 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
e [Release] ノブ リミッターのリリースの速さを設定します。 f [GR] メーター ゲインリダクションの減衰量を表示します。 g [Impedance/Unit] ノブ スピーカーの定格インピーダンスを設定します。 複数のスピーカーを並列に接続する場合も、1 台あたりのインピーダンスで設定しま す。 Control ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Range Value Num 0,1 Value dB −∞~ 10.00 0.00~ Normalized 1.00 - - - Value Num 0,1 Value dB −∞~ 10.00 0.00~ Normalized 1.
C-Series SPP (FIR) FIR 入りライブラリー専用のスピーカープロセッサーです。 現時点(2023 年 1 月)で、CZR のスピーカープリセットをロード可能です(エディットはでき ません)。 C-Series SPP(FIR)の Library の拡張子は.
Control ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Range Value Num 0,1 Value dB Normalized - −∞~ 10.00 0.00~ 1.00 - - Value Num 0,1 Value dB −∞~ 10.00 0.00~ Normalized 1.00 - - - Control Parameter Input Port Name Parameter Range Output Value Output Port Name Type Range ● PeakLimiter On OFF:0、ON:1 ● PeakLimiter On Value Num OFF:0、 ON:1 ● PeakLimiter Threshold −∞~10.00 ● PeakLimiter Threshold Value dB −∞~ 10.
Text、Transmitter/Receiver、User Defined Block に関しては ProVisionaire Design ユーザー ガイドをご覧ください。 119 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
コントロールコンポーネント コントロールコンポーネントの制御方法 コントロールコンポーネントには、大きく分けて 3 つのタイプがあります。 トリガータイプ コントロールコンポーネント: トリガータイプのコンポーネントは、ノブ、ボタン等を操作することでコントロール信号を 出力し、その信号によって他のコンポーネントを制御する、もしくは、プロセッシングタイ プのコンポーネントに制御信号を送ることで所望の処理を実行させることを主目的として使 用します。 (制御信号を入力して操作子を動かすことも可能です。) トリガータイプのコンポーネントでは、操作子のタイプが 3 種類(Fader、Button、Radio Button)、それぞれに対して出力する制御信号(制御対象コンポーネントに入力する制御信号) のデータタイプが 2 種類(Value、Normalized Value)、合計 6 種類のコンポーネントが用意 されています。 以下の例(Fader) に基づいて本リストの使用方法について説明します。 フェーダーコントロールコンポーネントは、連続値の制御信号をターゲットコンポーネント に送ることができます。 ⚫
プロセッシングタイプ コントロールコンポーネント: プロセッシングタイプのコンポーネントは、入力された制御信号に対して特定の処理を行っ た結果を出力します。DME7 では、これらの処理のタイプ別にコンポーネントを用意してい ます。 以下の例(NOT)に基づいて本リストの使用方法について説明します。 NOT コントロールコンポーネントは、入力値(OFF:0、ON:1)を反転させるコントロールコン ポーネントです。 ⚫ Control Parameter(赤線): Processing 処理に対する入力データ用ポートの名前(Input Port Name)、Processing 処 理の結果通知用ポートの名前(Output Port Name)および操作子パラメータータイプ (Trigger/Processing)。 ⚫ Input Value(青線): Processing 処理の入力値の推奨データタイプとレンジ。 ⚫ Output Value(緑線): Processing 処理結果の出力値のデータタイプとレンジ。 (例) NOT (Normalized Value) その他: 上記2つ(トリガー
Trigger Button (Normalized Value) ボタンのオン/オフを切り替えることによって、指定した値(正規化値)を出力します。 (Input が 2 の場合) INPUT On1:チャンネル 1 のボタンを制御するための入力値(OFF:0、ON:1) On2:チャンネル 2 のボタンを制御するための入力値(OFF:0、ON:1) OUTPUT On1:チャンネル 1 の設定値を出力(0.00~1.00) On2:チャンネル 2 の設定値を出力(0.00~1.00) 入力ポートから 0 が入力されるとボタンがオフになり、1 が入力されるとオンになります。 ■「Button」コンポーネントエディター ① ボタンがオンになったときに②で設定された値を、ボタンがオフになったときに③で設 定された値を出力します。 ② 0.00~1.00 ③ 0.00~1.
ポートごとの入出力値のパラメーター型 Operation Input Port Name ● On1 Trigger/ Output Port Name Processing Trigger: Button Output Value ● On1 Type Normalized Range 0.00~1.
Button (Value) ボタンのオン/オフを切り替えることによって、指定した値を出力します。 コンポーネントを配置したときに表示されるダイアログで出力値の種類(Num または dB) を選択できます。 (Input が 2 の場合) INPUT On1:チャンネル 1 のボタンを制御するための入力値(OFF:0、ON:1) On2:チャンネル 2 のボタンを制御するための入力値(OFF:0、ON:1) OUTPUT On1:チャンネル 1 の設定値を出力(-20000~20000)、(−∞~10.00) On2:チャンネル 2 の設定値を出力(-20000~20000)、(−∞~10.
■「Button」コンポーネントエディター(dB) ① ボタンがオンになったときに②で設定された値を、ボタンがオフになったときに③で設 定された値を出力します。 ② −∞~10.00 ③ −∞~10.00 ポートごとの入出力値のパラメーター型 Operation Input Port Name ● On1 Trigger/ Output Port Name Processing Trigger: Button Output Value Type Range dB ● On1 Value Num −∞~10.
Radio Button (Normalized Value) 複数のボタンのうち一つのボタンだけをオンにすることができます。すべてのボタンをオフ にすることもできます。ボタンがオンに切り替わったときに、オンになったボタンのチャン ネル番号と指定した値(正規化値)を出力します。 (Input が 2 の場合) INPUT 1:ボタン 1 を制御するための入力値 (OFF:0、ON:1) 2:ボタン 2 を制御するための入力値 (OFF:0、ON:1) Sel:オンにするボタン番号の指定(※) OUTPUT 1:ボタン 1 がオンになったとき 1 を、オフになったとき 0 を出力 2:ボタン 2 がオンになったとき 1 を、オフになったとき 0 を出力 Out:ボタンがオンになった個所の設定値を出力 Sel:オンになったボタン番号(※) ※は Parameters の Control PINs をチェックすると表示されます。 ■「Radio Button」コンポーネントエディター ① ボタンがオンになったときに②で設定された値を出力します。 ② 0.00~1.
ポートごとの入出力値のパラメーター型 Operation Input Port Name ● CH - ● Sel (1,2..) Trigger/ Output Port Name Processing Trigger: Radio Button Output Value (1,2..) Type Range ● CH ● Out Value Num 0.00~1.
Radio Button (Value) 複数のボタンのうち一つのボタンだけをオンにすることができます。すべてのボタンをオフ にすることもできます。ボタンがオンに切り替わったときに、オンになったボタンのチャン ネル番号と指定した値を出力します。 コンポーネントを配置したときに表示されるダイアログで出力値の種類(Num または dB) を選択できます。 (Input が 2 の場合) INPUT 1:ボタン 1 を制御するための入力値 (OFF:0、ON:1) 2:ボタン 2 を制御するための入力値 (OFF:0、ON:1) Sel:オンにするボタン番号の指定(※) OUTPUT 1: ボタン 1 がオンになったとき 1 を、オフになったとき 0 を出力 2: ボタン 2 がオンになったとき 1 を、オフになったとき 0 を出力 Out:ボタンがオンになった個所の設定値を出力 Sel:オンになったボタン番号(※) ※は Parameters の Control PINs をチェックすると表示されます。 ■「Radio Button」コンポーネントエディター(Num) ① ボタンがオンになったときに②で設
■「Radio Button」コンポーネントエディター(dB) ① ボタンがオンになったときに②で設定された値を出力します。 ② −∞~10 dB ③ ボタンがオンになっているチャンネル番号を表示します。すべてオフの場合は”0"と表示 されます。 ポートごとの入出力値のパラメーター型 Operation Input Port Name ● CH - ● Sel Trigger/ Output Port Name Processing (1,2..) Trigger: Radio Button Output Value (1,2..) Type ● CH ● Out Value ● Sel Value Value Range Num OFF:0 On:1 dB −∞~10.
Fader (Normalized Value) 操作子を変更することで連続値(正規化値)を出力します。 (Input が 2 の場合) INPUT Value1:ノブ 1 を制御するための入力値(0.00~1.00) Value2:ノブ 2 を制御するための入力値(0.00~1.00) OUTPUT Value1:ノブ 1 を操作したときの出力値(0.00~1.00) Value2:ノブ 2 を操作したときの出力値(0.00~1.00) 入力信号(0.00~1.00)によってノブを制御することもできます。 ■「Fader」コンポーネントエディター ① 0.00 から 1.00 の正規化された値を出力します。 ポートごとの入出力値のパラメーター型 Operation Input Port Name ● Value1 Trigger/ Output Port Name Processing Trigger: Fader Output Value ● Value1 Type Range Normalized 0.00~1.
Fader (Value) 操作子を変更することで連続値を出力します。 コンポーネントを配置したときに表示されるダイアログで出力値の種類(Num または dB)を 選択できます。 (Input が 2 の場合) INPUT Value1:ノブ 1 を制御するための入力値 (-20000~20000)、(−∞~10.00) Value2:ノブ 2 を制御するための入力値(-20000~20000)、(−∞~10.00) OUTPUT Value1:ノブ 1 を操作したときの出力値 (-20000~20000)、(−∞~10.00) Value2:ノブ 2 を操作したときの出力値(-20000~20000)、(−∞~10.00) 入力信号(-20000~20000)、(−∞~10.
■「Fader」コンポーネントエディター(dB) ① −∞~10.00 の値を出力します。 ② MAX、MIN はフェーダーの動作範囲を指定します(−∞~10.00)。 ポートごとの入出力値のパラメーター型 Operation Input Port Name ● Value1 Trigger/ Output Port Name Processing Trigger: Fader Output Value ● Value1 Type Value Range Num -20000~20000 dB ∞~10.00 Num -20000~20000 dB −∞~10.
Processing Logic (Normalized Value) 基本回路のコンポーネントです。 コンポーネントを配置したときに表示されるダイアログで AND、NAND、OR、NOR、 XOR、NOT XOR、1 of N を選択できます。 (Input が 2 の場合) INPUT 1:Logic への入力値 1(OFF:0、ON:1) 2:Logic への入力値 2(OFF:0、ON:1) OUTPUT Out:Logic の処理結果(OFF:0、ON:1) ■「Logic」コンポーネントエディター ① 入力信号を確認できます。 ② 出力信号(処理結果)を確認できます。 ■「Logic」コンポーネントエディター (AND) すべての入力が 1 のとき、1 が出力されます。 いずれかの入力が 1 つでも 0 になると 0 が出力されます。 入出力が 0 の場合はインジケーターが消灯し、1 の場合は点灯します。 ■「Logic」コンポーネントエディター (NAND) すべての入力が 1 のとき、0 が出力されます。 いずれかの入力が 1 つでも 0 になると 1 が出力されます。 13
入出力が 0 の場合はインジケーターが消灯し、1 の場合は点灯します。 ■「Logic」コンポーネントエディター(OR) すべての入力が 0 のとき、0 が出力されます いずれかの入力が 1 つでも 1 になると、1 が出力されます。 入出力が 0 の場合はインジケーターが消灯し、1 の場合は点灯します。 ■「Logic」コンポーネントエディター (NOR) すべての入力が 0 のとき、1 が出力されます いずれかの入力が 1 つでも 1 になると、0 が出力されます。 入出力が 0 の場合はインジケーターが消灯し、1 の場合は点灯します。 ■「Logic」コンポーネントエディター (XOR) 1 の入力が奇数個のとき、1 が出力されます。 1 の入力が偶数個のとき、0 が出力されます 入出力が 0 の場合はインジケーターが消灯し、1 の場合は点灯します。 ■「Logic」コンポーネントエディター (NOT XOR) 1 の入力が偶数個のとき、1 が出力されます。 1 の入力が奇数個のとき、0 が出力されます 入出力が 0 の場合はインジケーターが消灯し、1 の場合は点灯します。 ■「Log
ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Range Input Port Name Operation Trigger/ Processing Output Value Output Port Name Type Range Processing: Logic Value Num OFF:0、ON:1 ● CH (1,2..
NOT (Normalized Value) 入力値を反転させるコンポーネントです。 INPUT 1:入力値 (OFF:0、ON:1) OUTPUT Out1:NOT の処理結果(OFF:0、ON:1) 入力値が 1 のとき、0 が出力されます。 入力値が 0 のとき、1 が出力されます。 ■「NOT」コンポーネントエディター ① 入力値が 1 のとき点灯、0 のとき消灯します。 ② 出力値が 1 のとき点灯、0 のとき消灯します。 ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Value Num Range OFF:0、ON:1 Input Port Name ● CH (1,2,..
Flip-Flop (Normalized Value) トグル動作を実現するためのコンポーネントです。 INPUT Set:[Set]ボタンを押すためのトリガー入力 ※ Reset:[Reset]ボタンを押すためのトリガー入力 ※ Toggle:[Toggle]ボタンを押すためのトリガー入力 ※ ※:外部から入力される値は、動作に関係しない単なるトリガーとして動作します。 OUTPUT Out:[Set]ボタンのオン/オフ状態(OFF:0、ON:1) Not Out:Out の反転値 [Set]ボタンがオンになったときに、Out から 1 が出力され、Not Out から Out の反転値が出 力されます。 [Reset]ボタンをオンにすることで[Set]ボタンをオフにできます。 ■「Flip-Flop」コンポーネントエディター ① [Set]ボタンをオンにすると、[Toggle]ボタンもオンになり、[Output]インジケーターが点 灯します。 ② [Reset]ボタンをオンにすると、[Toggle]ボタンがオフになり、[Output]インジケーターが 消灯します。Out から 0、Not Ou
ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Operation Type Range Input Port Name Trigger Input - ● Set Trigger Input - ● Reset Trigger Input - ● Toggle Output Value Trigger/ Output Port Name Processing Type Range - - - - - Processing: - - - - - Flip-Flop - - - - - - - - - - ● Out Value Num OFF:0、ON:1 - - - - - ● NotOut Value Num OFF:0、ON:1 138 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
Invert (Normalized Value) 正規化値の最大値(1.00)から入力値を引いた値を算出するコンポーネントです。 (Input が 2 の場合) INPUT 1:チャンネル 1 の入力値(0.00~1.00) 2:チャンネル 2 の入力値(0.00~1.00) OUTPUT Out1:1.00 からチャンネル 1 の入力値を引いた値 Out2:1.00 からチャンネル 2 の入力値を引いた値 ■「Invert」コンポーネントエディター ① 入力値(0.00~1.00)を確認できます。 ② 1.00 から入力値①を引いた値が出力されます。 ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Range Normalized 0.00~1.00 Input Port Name ● CH (1,2..) Operation Trigger/ Processing Processing: Invert 139 Output Value Output Port Name ● CH (1,2..
Compare (Normalized Value) 2 つの入力値の比較結果を得るためのコンポーネントです。 コンポーネントを配置したときに表示されるダイアログで Greater、Less、Equal を選択で きます。 INPUT 1:入力値 1(0.00~1.00) 2:入力値 2(0.00~1.00) OUTPUT Out:比較結果(0、1) ■「Compare」コンポーネントエディター ① 入力値を確認できます。(0.00~1.
それ以外は 0 が出力され、インジケーターが消灯します。 ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Range Normalized - Operation - 0.00~ 1.
Difference (Normalized Value) 2 つの入力値の差を得るためのコンポーネントです。 INPUT 1:入力値 1(0.00~1.00) 2:入力値 2(0.00~1.00) OUTPUT Out:入力値 1 から入力値 2 を引いた値 入力値 1 から入力値 2 を引いた(マイナスした)結果がマイナスの場合は 0.00 になります。 ■「Difference」コンポーネントエディター ① 入力値(0.00~1.00)を確認できます。 ② 入力値 1 から入力値 2 を引いた(マイナスした)値が表示されます。 ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Range Normalized 0.00~1.
Max/Min (Normalized Value) 複数のポートから入力された値の中から最大値/最小値を検出し、出力するコンポーネント です。 (Input が 2 の場合) INPUT 1:入力値 1(0.00~1.00) 2:入力値 2(0.00~1.00) OUTPUT Max:複数の入力値の中での最大値(0.00~1.00) Min:複数の入力値の中での最小値(0.00~1.00) ■「Max/Min」コンポーネントエディター ① 入力値(0.00~1.00)を確認できます。 ② すべてのチャンネル入力のなかで最大値(0.00~1.00)を Max として表示し Max ポートか ら出力します。すべてのチャンネル入力のなかで最小値(0.00~1.00)を Min として表示し Min ポートから出力します。 ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Range Normalized 0.00~1.00 Input Port Name ● CH - - - - - - - - (1,2..
Negate (Value) 入力値を演算処理するコンポーネントです。 コンポーネントを配置したときに表示されるダイアログで Negate、Square、Square Root、 Absolute を選択できます。 (Input が 2 の場合) INPUT 1:チャンネル 1 の入力値(-20000~20000)、(−∞~10.00) 2:チャンネル 2 の入力値(-20000~20000)、(−∞~10.
■「Negate」コンポーネントエディター(Absolute) 入力値の絶対値を出力します。 ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Range Input Port Name Num -20000~20000 dB −∞~10.00 Trigger/ Processing Output Value Output Port Name Type Range Processing : ● CH Value Operation (1,2..) Negate, Square, ● CH (1,2..
Compare (Value) 2 つの入力値の比較結果を得るためのコンポーネントです。 コンポーネントを配置したときに表示されるダイアログで Greater、Less、Equal を選択で きます。 INPUT 1:入力値 1(-20000~20000)、(−∞~10.00) 2:入力値 2(-20000~20000)、(−∞~10.
それ以外は 0 が出力され、インジケーターが消灯します。 ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Value - Range Num -20000~20000 db −∞~10.
Multi Compare (Value) 複数のポートから入力された値を比較し、最大値/最小値が入力されているチャンネル番号 を検出するコンポーネントです。 コンポーネントを配置したときに表示されるダイアログで Greatest、Smallest を選択でき ます。 (Input が 2 の場合) INPUT 1:入力値 1(-20000~20000)、(−∞~10.00) 2:入力値 2(-20000~20000)、(−∞~10.
■「Multi Compare」コンポーネントエディター(Smallest) Threshold 値より小さい入力値を比較し、最小値と判定されたチャンネルから 1 を出力しま す。それ以外のチャンネルは 0 を出力します。 ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Range Num Value dB Operation Input Port Trigger/ Output Port Name Processing Name -20000~ 20000 −∞~ 10.00 Output Value Type Range Processing : ● CH (1,2..) Multi Compare ( Greatest, ● CH (1,2..
Difference (Value) 2 つの入力値の差を得るためのコンポーネントです。 INPUT 1:入力値 1(-20000~20000)、(−∞~10.00) 2:入力値 2(-20000~20000)、(−∞~10.00) OUTPUT Out:入力値 1 から入力値 2 を引いた値 入力値 1 から入力値 2 を引いた結果がマイナスの場合は 0.00 になります。 ■「Difference」コンポーネントエディター ① 入力値を確認できます。 ② 入力値 1 から入力値 2 を引いた(マイナスした)値が表示されます。 ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Range Num Value Input Port Name Operation Trigger/ Processing Output Value Output Port Name -20000~ 20000 ● CH −∞~10.
Max/Min (Value) 複数のポートから入力された値の中から最大値/最小値を検出し、出力するコンポーネント です。 (Input が 2 の場合) INPUT 1:入力値 1(-20000~20000)、(−∞~10.00) 2:入力値 2(-20000~20000)、(−∞~10.00) OUTPUT Max:複数の入力値の中での最大値 Min:複数の入力値の中での最小値 ■「Max/Min」コンポーネントエディター ① 入力値(0.00~1.
ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Value Range Num dB Input Port Name Operation Trigger/ Processing Output Value Output Port Name -20000~ 20000 ● CH −∞~10.00 - - - - - - - Max/Min 152 Range - - - - - - - - ● Max Value Num OFF:0、ON:1 ● Min Value (1,2..) Processing: - Type dB Num dB −∞~10.00 OFF:0、ON:1 −∞~10.
Delay 入力信号を遅延させて出力させることができるコンポーネントです。 (Input が 2 の場合) INPUT 1:チャンネル 1 の入力値 2:チャンネル 2 の入力値 On1:チャンネル 1 のボタンを制御するための入力値(OFF:0、ON:1) (※) On2:チャンネル 2 のボタンを制御するための入力値(OFF:0、ON:1) (※) OUTPUT 1:チャンネル 1 の入力値 2:チャンネル 2 の入力値 On1:チャンネル 1 のボタンを切り替えたときの出力値(OFF:0、ON:1)(※) On2:チャンネル 2 のボタンを切り替えたときの出力値(OFF:0、ON:1)(※) ※は Parameters Control PINs をチェックすると表示されます。 遅延時間が 0msec の場合は、入力信号は、スルーして出力されます。 ■「Delay」コンポーネントエディター ① Delay 機能の有効/無効を切り替えます。 ② チャンネル入力に任意の値を入力したとき、入力された値が設定した遅延時間(0 ms~ 60.
ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Range Through Value Num OFF:0、ON:1 Operation Input Port Name ● CH (1,2..) ● On(1,2..) Trigger/ Processing Output Value Output Port Name Processing : ● CH Delay ● On(1,2..) 154 (1,2..
External Events 入力ポートへの 0 もしくは 1 の数値入力をトリガーにし、ネットワークに送信するコマン ドの設定を行います。 入力ポート 1 つに対して、1 つの External イベントが設定できます。 コンポーネント内で最大 16 個までの External イベントが設定できます。 コンポーネントを配置したときに表示されるダイアログでプロトコル(TCP、UDP)を選択 できます。 ■「External Events」コンポーネントエディター a [IP Address] テキストボックス コマンドを受信する機器の IP アドレスを設定します。 155 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
b [Port No.
Suspend 入力信号の出力を一時的に停止させるコントロールコンポーネントです。 (Input が 2 の場合) INPUT 1:チャンネル 1 の入力値 2:チャンネル 2 の入力値 On1:チャンネル 1 のボタンを制御するための入力値(OFF:0、ON:1) (※) On2:チャンネル 2 のボタンを制御するための入力値(OFF:0、ON:1) (※) OUTPUT 1:チャンネル 1 の入力値 2:チャンネル 2 の入力値 On1:チャンネル 1 のボタンを切り替えたときの出力値(OFF:0、ON:1)(※) On2:チャンネル 2 のボタンを切り替えたときの出力値(OFF:0、ON:1)(※) ※は Parameters Control PINs をチェックすると表示されます。 ■「Suspend」コンポーネントエディター ① オンのときに、信号の出力を停止します。 ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Range Through Value Num OFF:0、ON:1 Input Port Name ● CH (1,2..
Router 入力を出力ポートに振り分けます。 1 つの入力を複数のチャンネルに出力できますが、複数の入力を 1 つのチャンネルには出力 できません。 (Input が 2 の場合) INPUT 1:チャンネル 1 への入力値 2:チャンネル 2 への入力値 Out1 In1:Out1 に対する In1 の出力を切り替え(OFF:0、ON:1) (※) Out1 In2:Out1 に対する In2 の出力を切り替え(OFF:0、ON:1) (※) Out1 Sel:Out1 に出力する入力信号を指定(0~64) (※) 0 を指定すると信号は出力されません。 Out2 In1:Out2 に対する In1 の出力を切り替え (OFF:0、ON:1) (※) Out2 In2:Out2 に対する In2 の出力を切り替え (OFF:0、ON:1) (※) Out2 Sel:Out2 に出力する入力信号を指定(0~64) (※) 0 を指定すると信号は出力されません。 OUTPUT 1:チャンネル 1 からの出力値 2:チャンネル 2 からの出力値 Out1 In1:Out1 に対する In1 の出力状態 (O
■「Router」コンポーネントエディター ① 入力信号を振り分けるルーターです。マス目をクリックすることで出力のオン/オフを切 り替えます。 ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Range Through CH Output Value Trigger/ Input Port Name ● Operation Output Port Name Processing (1,2..) Type (1,2..) Range ● CH ● OUT(1,2..)(In1,2..) Value Num OFF:0、ON:1 ● OUT(1,2..) Sel Value Num INPUT CH No Input Value と同じ値 Processing : Value Num OFF:0、ON:1 ● OUT(1,2..)(In1,2..) Value Num INPUT CH No ● OUT(1,2..
その他 GPI In GPI IN から入力される信号を Control レイヤーで扱える制御信号に変換します。 各 GPI In 端子(16 個)からの入力に対し、0~1 で正規化された連続値を各出力ポートから出 力します。 GPI Input の設定方法は 2 種類あります。 ・機器シートの[Tools]ボタンから開く GPI Input ダイアログで設定する。 1 つの[GPI IN]端子からの入力で、1 つの機能を実行するには、こちらの方法をお試しく ださい。 ・機器シートの Control レイヤーに GPI Input コンポーネントを追加し、コンポーネント エディターで設定する。 1 つの[GPI IN]端子からの入力によって、複数のパラメーター/機能を同時にコントロール したい場合、コントロールコンポーネントを組み合わせて複雑な動作をさせたい場合 は、こちらの方法をお試しください。 ※GPI Input は、ダイアログによる設定と Control レイヤーの GPI Input コンポーネントによ る設定が同時に実行されます。 160 ProVisionaire Design DME7
■「GPI Input」コンポーネントエディター 入力された GPI 信号を、設定された方式で 0~1 の正規化値に変換し、出力します。 以降は ProVisionaire Design ユーザーガイドの GPI Input ダイアログをご覧ください。 ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type - - Range - Operation Input Port Name - Trigger/ Processing Trigger: GPI IN 161 Output Value Output Port Name ● CH (1,2..) Type Normalized Range 0.00~1.
GPI Out GPI Out 信号を GPI Out 端子から出力します。 GPI Output の設定方法は 2 種類あります。 ・機器シートの[Tools]ボタンから開く GPI Output ダイアログで設定する。 1 つの動作を要因として、1 つの[GPI OUT] 端子から出力するような使い方の場合は、こ ちらの方法をお試しください。 ・機器シートの Control レイヤーに GPI Output コンポーネントを追加し、コンポーネン トエディターで設定する。 複数の動作を要因として、1 つの[GPI OUT] 端子から出力したい場合、コントロールコン ポーネントを組み合わせて複雑な動作をさせたい場合は、こちらの方法をお試しくださ い。 ※Output ポートタイプの設定は、ダイアログと Control レイヤーの GPI Output コンポー ネントで連動します。 162 ProVisionaire Design DME7 コンポーネントガイド
■「GPI Output」コンポーネントエディター 以降は ProVisionaire Design ユーザーガイドの GPI Output ダイアログをご覧ください。 ポートごとの入出力値のパラメーター型 Input Value Type Value Num Range OFF:0、ON:1 Input Port Name ● CH (1,2..
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