User Manual
本
編
PSR-E263 取扱説明書
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二人で一緒に弾く(デュオ)
この楽器をデュオモードとして電源を入れると、鍵盤が左右の鍵域に分かれ、同時に二人が同じ音域で演奏
できます。1台の楽器で二人同時に演奏したり、二人並んで座り、一人がお手本を弾き、もう一人がそれを
見ながら練習したりする、といった使い方ができます。
1
楽器をデュオモードとして起動するため、[左手]
ボタンを押したまま[ ](スタンバイ/オン)ス
イッチを押して電源を入れます。
「DuoMode」が数秒表示されたあと、066(F#3)が
スプリットポイントとなり、鍵盤が左奏者側と右奏
者側に分かれます。
2
左側鍵域と右側鍵域に分かれて、二人で演奏し
ましょう。
音色を選択する
16ページ「楽器音(ボイス)を選ぶ」の手順1〜2の操
作で選択します。
デュオモードでのスピーカー音
デュオモードの初期設定では、左側鍵域の演奏音が
左側のスピーカーから、右側鍵域の演奏音が右側の
スピーカーから鳴ります。スピーカー音の鳴らしか
たについては、下記手順で変更ができます。
1. 機能設定で「VoiceOut」(32ページ機能番号
015)を呼び出します。
2.「Normal」または「Separate」のどちらかを選
択することにより、左右のスピーカーの出力方法
を選択します。
•「Normal」:左側鍵域と右側鍵域の演奏音が、左
右両方のスピーカーで鳴ります。
•「Separate」:左側鍵域の演奏音が左側のスピー
カーで、右側鍵域の演奏音が右側のスピーカー
で鳴ります。
デュオモードでの初期設定は「Separate」です。
デュオモードでのサステイン効果
通常のモードと同様、デュオモードでも下記いずれ
かの方法で鍵盤演奏音に余韻(サステイン効果)を付け
られます。いずれも、左側鍵域と右側鍵域の両方に
効果をかけられます。
• [SUSTAIN]端子に接続したフットスイッチ(14ペー
ジ)を踏むこと。
• 常にサステインを効かせたい場合は、機能設定
「Sustain」(パネルサステイン)(32ページ機能番号
012)をONに設定すること。
デュオモードでのスタイル再生
リズムパートの再生のみ可能です。他のパートは再
生できません。
デュオモードでのフレーズ録音
右奏者側と左奏者側は同じトラックに録音されます。
3
デュオを解除するには、[ ](スタンバイ/オン)
スイッチを押して電源を切ります。
• 右奏者側と左奏者側では、同じ音色(楽器番号321〜335
が選択された場合を除きます)に設定されます。
• デュオのスプリットポイントはF
#
3から変更できません。
• デュアルボイス(楽器番号321〜335)を選択した場合は、
左側鍵域はメインボイスのみとなります。
• デュオモードではレッスン機能は使用できません。
スプリットポイント(066:F#3)
左奏者側 右奏者側
C3相当 C3相当
DuoMode
on
NOTE
NOTE
• デュオモードでは、VoiceOut=Separate(32ページ機
能番号015)の設定により、ステレオサウンドの定位
(パン)や左右の音質や音量が、通常とは聞こえ方が違いま
す。特にキーごとに定位の異なるドラムキットなどではご
注意ください。
• サステイン効果は左側鍵域と右側鍵域で別々にかけること
はできません。
• パネルサステインは、オンにしたまま電源を切ると、オン
の状態が保持されます。
NOTE
NOTE