DIGITAL KEYBOARD リファレンスマニュアル PSR-S650をより深くお使いいただくための設定方法や機能が記載されています。 取扱説明書をお読みいただいたあと、さらに詳しくお知りになりたいときにお読みください。 JA
もくじ ボイスや鍵盤演奏に関する設定 3 鍵盤演奏で使う各ボイスのバランスを調整する.............. 3 ボイスの種類........................................................................ 4 ボイスの特徴 ................................................................. 4 メトロノームの詳細設定 .................................................... 5 1拍めのベルの鳴らす/鳴らさないを設定する ......... 5 メトロノームの音量を設定する .................................. 6 鍵盤のタッチ感度を変える................................................. 7 楽器全体のサウンドを最適な状態に設定する..................
ボイスや鍵盤演奏に関する設定 メインボイス、デュアルボイス、レフトボイスを選択すると、各ボイスに最適な音量やエフェクトレベル が自動的に設定されます。この章では、各ボイスに対するこれらの項目を自由に変更する方法や、鍵盤演 奏に関するその他の設定を説明します。 ボ イ ス や 鍵 盤 演 奏 に 関 す る 設 定 鍵盤演奏で使う各ボイスのバランスを調整する メインボイスとデュアルボイスのバランスや、右手演奏(メインボイス+デュアルボイス)と左手演奏(レフ トボイス)とのバランスを自由に調整できます。調整作業により好みのバランスになったら、レジストレー ションメモリーに保存して、あとでワンタッチで呼び出せるようにしておきましょう。 1 [機能](FUNCTION)ボタンを押します 2 カテゴリーボタン[<]、[>]を何度か押して、設定を変えたい項目を表示さ せます 現在選ばれている項目が表示されます メイン/デュアル/レフトボイスのそれぞれに対して、音量、オクターブ、パン、リ バーブレベル、コーラスレベル、DSPレベル、ドライレベルの設定を変えられます。 たとえばメインボイスのDSPレベルを変えた
ボ イ ス や 鍵 盤 演 奏 に 関 す る 設 定 3 ダイアルを回すか、[−/NO]、[+/YES]ボタンを押して設定値を変えます 4 必要に応じて、レジストレーションメモリーに保存します 鍵盤を弾いてみましょう。 手順2〜3で変更した設定は、違うボイスを選ぶと消えてしまいます。お気に入りの 設定を保存しておきたい場合は、レジストレーションメモリーを活用しましょう。 ボイスの種類 この楽器で扱えるボイスは以下の2種類です。 内蔵(プリセット)ボイス あらかじめ本体に内蔵されているボイス エクスパンション ボイス USBフラッシュメモリーからエクスパンション パックをインストールすること で、楽器に保存されるボイス(取扱説明書10章を参照) 内蔵ボイス エクスパンション ボイスがインストールされている場合 [エクスパンション](EXPANSION)ボタンを押すと、エ クスパンション ボイスが選べます。 ボイスの特徴 カテゴリーにかかわらず、内蔵のボイス名には、ボイスの特徴が表示されます。 • Cool! (クール) ..........
メトロノームの詳細設定 1拍めのベルの鳴らす/鳴らさないを設定する 「チーン」「カチ」「カチ」と鳴ってる「チーン」の音を消して「カチ」だけにす るかどうかを設定します。 1 ボ イ ス や 鍵 盤 演 奏 に 関 す る 設 定 [機能](FUNCTION)ボタンを押します カテゴリーボタン[<]、[>]を何度か押して、メトロノームカテゴリーの 2 「Bell」を表示させます メトロノームカテゴリーの画面には、[メトロノーム](METRONOME)ボタンを1 秒以上長押しすることでも入れます。 メトロノームカテゴリー ベルの項目 現在のベルの設定 3 ダイアルでベルを鳴らすか鳴らさないか(ON/OFF)を設定します リファレンスマニュアル 5
メトロノームの音量を設定する ボ イ ス や 鍵 盤 演 奏 に 関 す る 設 定 1 [機能](FUNCTION)ボタンを押します 2 画面にメトロノーム音量の項目「Metronome Volume」が表示されるま で、カテゴリーボタン[<]、[>]を何度か押します メトロノームの音量 3 ダイアルを回してメトロノームの音量を設定します リファレンスマニュアル 6
鍵盤のタッチ感度を変える タッチレスポンスがオンの場合のタッチ感度(鍵盤を弾く強さによって音量が変化する割合)を、3段階(1 〜3)の中から1つ、設定します。 1 タッチレスポンスがオンになっていることを確認します タッチレスポンスのオン/オフは画面で確認しましょう。[タッチ](TOUCH)ボタン を押すたびに、タッチレスポンスのオン/オフが切り替わります。 ボ イ ス や 鍵 盤 演 奏 に 関 す る 設 定 タッチレスポンスオンで表示 タッチレスポンスをオフにすると鍵盤を弾く強さに関係なく同じ音量で鳴ります。 [タッチ](TOUCH)ボタンを1秒以上押して、タッチ感度を設定する画面 2 「Touch Sensitivity」を表示させます タッチ感度項目 1秒以上押す 3 設定値 ダイアルを回して、タッチ感度を1〜3の中から選びます 小さい値に設定すると、弱いタッチでも大きい音が出やすくなります。大きい値に 設定すると、大きい音を出すためにより強いタッチが必要になります。 NOTE • 工場出荷時、タッチ感度は 「2」に設定されています。 リファレンスマニュアル 7
楽器全体のサウンドを最適な状態に設定する 楽器全体のサウンドを、本体スピーカーで聞くか、ヘッドフォンで聞くか、外部スピーカーで聞くか、状 況に応じて最適なEQ設定になるよう、5つの中から選ぶことができます。 ボ イ ス や 鍵 盤 演 奏 に 関 す る 設 定 1 [機能](FUNCTION)ボタンを押します 現在選ばれている項目が表示されます。 カテゴリーボタン[<]、[>]を何度か押して、マスター EQタイプの項目 2 「Master EQ Type」を表示させます 現在選択されているマスター EQタイプが表示されます。 現在選ばれているマスター EQタイプ 3 ダイアルを回して好きなマスター EQタイプを選びます 設定は1〜5の5つです。1、2は本体のスピーカーを使ってそのまま聞く場合の設 定です。1は低域から高域までバランスよく再生されるように調整してあります。2 は1に比べ、よりパワフルなサウンドに調整されています。中近東や南米などのロー カル音楽を聞くのに最適です。 3はヘッドフォンで聞く場合の設定です。1に比べ若干フラットに調整されていま す。 4、5はミキサーや外部スピーカーを
ハーモニー /エフェクトに関する設定 ハーモニーやエフェクト(リバーブ、コーラス、DSP)は、各ボイスやスタイル/ソングに最適なタイプが あらかじめ決められていて、メインボイス選択時またはスタイル/ソング選択時に自動的に呼び出されるよ うになっています。ここでは、これらのタイプを初期設定から切り替えたい場合の操作を説明します。 ハーモニー エ / フェクトに関する設定 ハーモニータイプを選ぶ ハーモニーをオンにすることで、メインボイスにハーモニー、トレモロやエコーがつけられます。ハーモ ニータイプは、メインボイス選択時に最適なものが自動的に選ばれますが、下記操作で自由に変えられま す。 1 [ハーモニー ](HARMONY)ボタンを押してハーモニーをオンにします ハーモニーのオン/オフは画面に表示されます。 オンのとき表示 2 [ハーモニー ](HARMONY)ボタンを1秒以上押して、ハーモニータイプの 項目「Harmony Type」を表示させます 現在選択されているハーモニータイプが表示されます。 ハーモニータイプの項目 現在のハーモニータイプ 1秒以上押す 3 4 ダイアルを回し
リバーブタイプを選ぶ リバーブにより、コンサートホールで弾いたような残響音(リバーブ)などを加えて演奏できます。リバー ブタイプは、スタイルやソングの選択時に最適なものが自動的に選ばれますが、下記操作で自由に変えら れます。 1 [機能](FUNCTION)ボタンを押してFUNCTION画面に入ります ハーモニー エ / フェクトに関する設定 カテゴリーボタン[<]、[>]を何度か押して、リバーブタイプの項目 2 「Reverb Type」を表示させます 現在選択されているリバーブタイプが表示されます。 リバーブタイプ項目 現在のリバーブタイプ 3 ダイアルを回して好きなリバーブタイプを選びます 鍵盤を弾いて音の響きを確かめてみましょう。 リバーブタイプの説明については取扱説明書巻末のリバーブタイプリストをご覧く ださい。 ■ リバーブレベルの調整 メイン/デュアル/レフトボイスのそれぞれに対して、リバーブのかかり具合を調整 できます。(3ページ) 4 必要に応じて、レジストレーションメモリーに保存します 手順3の設定はスタイルを変更すると消えてしまいます。お気に入りの設定を保存し てい
コーラスタイプを選ぶ コーラスにより、同時に複数のパートを演奏しているかのような厚みを、演奏音に加えられます。コーラ スタイプは、スタイルやソングの選択時に最適なものが自動的に選ばれますが、下記操作で自由に変えら れます。 1 [機能](FUNCTION)ボタンを押してFUNCTION画面に入ります ハーモニー エ / フェクトに関する設定 カテゴリーボタン[<]、[>]を何度か押して、コーラスタイプの項目 2 「Chorus Type」を表示させます 現在選択されているコーラスタイプが表示されます。 コーラスタイプ項目 現在のコーラスタイプ 3 ダイアルを回して好きなコーラスタイプを選びます 鍵盤を弾いて音の響きを確かめてみましょう。 コーラスタイプの説明については取扱説明書のコーラスタイプリストをご覧くださ い。 ■ コーラスレベルの調整 メイン/デュアル/レフトボイスのそれぞれに対して、コーラスのかかり具合を調整 できます。(3ページ) 4 必要に応じて、レジストレーションメモリーに保存します 手順3の設定はスタイルを変更すると消えてしまいます。お気に入りの設定を保存し ていおきたい
DSPタイプを選ぶ ハーモニー エ / フェクトに関する設定 リバーブやコーラスに加え、DSPによりさらに多彩な効果を楽器音にかけられ ます。リバーブやコーラスは楽器音全体にかかるエフェクトですが、DSPでは タイプにより、鍵盤音にだけ効果がかかります。 DSPタイプは、メインボイス選択時に最適なものが自動的に選ばれますが、下 記操作で自由に変えられます。 NOTE 1 NOTE [DSP]ボタンを押してDSPをオンにします オンにするとボタンが点灯します。DSP効果をつけたくないときはもう一度同じボ タンを押してオフにします。 DSPオンでボタンが点灯 2 [DSP]ボタンを1秒以上押して、DSPタイプの項目「DSP Type」を表示 させます 現在選択されているDSPタイプが表示されます。 DSPタイプ項目 • DSPとはデジタルシグナル プロセッサー (Digital Signal Processor)の略で、 デジタル信号を加工してさ まざまなエフェクトを作り 出す専用マイクロプロセッ サーのことです。 • DSPのオン/オフにより楽 器の音量が変わって聞こえ たり、音色によって
ボイスとエフェクトタイプについて この楽器ではエフェクト(リバーブ、コーラス、DSP)のタイプをそれぞれ1つ選び、 各エフェクトをかける深さ(リバーブレベルなど)をメイン、デュアル、レフトボイス ごとに設定することができます。ただし、各エフェクトはそれぞれ同時に1種類しか 選べません。メイン、デュアル、レフトボイスごとには選べず、同じエフェクトがか かります。サウンドを調整したい場合は、各ボイスへの深さで行ないましょう。 ハーモニー エ / フェクトに関する設定 DSPはそのとき選ばれているメインボイスにより、自動的に最適なタイプに切り替 わります。メインボイスを変えると、切り替わったDSPのタイプがデュアルボイス、 レフトボイスにもかかりますので、全体の音の響きが変わってしまうことがありま す。鍵盤演奏のサウンドをつくるときは、まずはメインボイスを決定してください。 リバーブ/コーラスは、スタイル/ソング変更に伴い、自動的に最適なタイプに切り 替わります。鍵盤ボイスにかかるエフェクトも変わります。ボイス選択によりリバー ブ/コーラスタイプを決めたい場合は、演奏したいメイン、デュアル、レフトボイス の組み
スタイル再生に関する設定 ここでは、取扱説明書では説明しなかった、スタイル再生に関する細かな設定を説明します。 スタイル音量の設定 鍵盤演奏とスタイル再生音との音量バランスをとりたいときに、設定します。 ス タ イ ル 再 生 に 関 す る 設 定 1 [機能](FUNCTION)ボタンを押してFUNCTION画面に入ります 2 カテゴリーボタン[<]、[>]を何度か押して、スタイル音量の項目「Style Volume」を表示させます スタイル音量項目 000〜127まで設定 できる 3 ダイアルを回してスタイル音量を設定します NOTE • 鍵盤演奏の方の音量を調節 したい場合は、3ページの 説明を参考にしてください。 リファレンスマニュアル 14
スタイルの一部をミュート(消音)する スタイルは8トラック(パート)から構成されています。 スタイルを演奏するとコードやベースなど複数のトラックが同時に鳴っています。それらの一部のトラッ クをミュート(消音)したり、特定のトラックだけを鳴らしたりすることができます。 トラックのオン/オフは、[レジスト/パート[ミキサー ]](REGIST/PART [MIXER])ボタンとスタイル パート[リズム 1](RHY 1)〜[フレーズ 2](PHR 2)ボタンで行ないます。オンのトラックボタンは緑色に 点灯しています。オフにするとボタンのランプが消え、そのトラックの演奏はミュート(消音)され、画面 のパート表示の枠も消灯します。 ベースパートです。 スタイルの中心となるリズ ムパートです。通常、ドラ ムやパーカッションのパ ターンが入っています。 1 ピアノやギターな どの音で作られ る、コード伴奏の パートです。 ス タ イ ル 再 生 に 関 す る 設 定 ストリングス、オ ルガンなどの音を パンチの効いたブラスセク 使った、長く伸び ションやコードアルペジオ るコードの響きを 付けるパートです。
コードの押さえ方(フィンガリング)を選ぶ スタイルがオンのときに左手鍵域(自動伴奏鍵域)でのコードの押さえ方「フィンガリング」を3種類の中か ら選びます。 ス タ イ ル 再 生 に 関 す る 設 定 1 [スタイル オン/オフ](ACMP)ボタンを1秒以上長押しします 2 ダイアルで、フィンガリングタイプを選びます フィンガリングタイプを選ぶ画面が表示されます。 初期設定はマルチフィンガーです。 1 マルチフィンガー (Multi Finger) コードを構成する音をそのまま押すことによって、コードを 指定する方法です。詳細は次のページにあります。 2 フルキーボード (FullKeyboard) 左手/右手鍵域に関係なく、全鍵域での押鍵をもとにコード を検出します。同時に全鍵域で通常どおり鍵盤演奏も行なえ ます。 3 AIフィンガー (AI Fingered) 基本的にはマルチフィンガーと同じですが、鍵盤を2音以下 しか押さえなくても、1つ前に弾いたコードなどを元に適切 なコードを推定します。ただし取扱説明書の2章で説明した 「簡単なコードの押さえ方」は使えません。 AIとは、
■ マルチフィンガーで認識されるコード C M7 C sus4 C aug C M7aug C dim7 ) ) ( ( (b5) (b5) ( C7 (9) (11) C m7 C m7 (b5) (9) C mM7 C mM7 (b5) C m7 C mM7 C dim C 7aug C 7sus4 C sus2 (b9) (b13) (#11) (9) C7 C7 ) ( ) ) ( (b5) (#9) (13) C7 C7 ) ) ) ) ) ) ( ( ( ( ( C7 ( C7 ( ( ( ) ) ( ) C m7 C ) C7 ) C m6 ( C m add9 C M7 C M7 ) Cm (#11) (9) C M7 ( C6 ) C add9 ( (9) C6 C で表示される鍵盤は、省略してもかまいません。 コード 押鍵 画面表示 メジャー [M] 1-3-5 C アッドナインス[(9)] 1-2-3-
スタイルのパターンに変化を付ける 演奏を盛り上げるために、同じスタイルの中にも下記のバリエーションが用意されています。 それが「セクション」です。 イントロを入れる エンディングを入れる スタイルを鳴らす前にイントロ[I]〜 [III]ボタンを押しておくと、スタイ ルが鳴ると同時にイントロが入りま す。 数小節演奏されたあと、自動的にメ インに移ります。 エンディング/rit.[I]〜[III]ボタンを押すとエンディ ングが入って、スタイルがストップします。 ス タ イ ル 再 生 に 関 す る 設 定 エンディング再生中にエンディング/rit.
スプリットポイントの設定 スプリットポイントは、鍵盤の領域を左手演奏用と右手演奏用に分ける境目の鍵盤を指します。[スタイル オン/オフ](ACMP)ボタンがオフの場合は、スプリットポイントの左側ではレフトボイスが鳴ります。ス タイルオン/オフボタンがオンの場合は、スプリットポイントの左側はコード検出域(自動伴奏鍵域)にな り、ここで弾かれたコードに基づいてスタイルが鳴ったり、右手鍵域でのメインボイスの音にハーモニー が付きます。 スプリットポイントの初期設定は54(F#2)ですが、自由に変更することができます。 1 [機能](FUNCTION)ボタンを押します 2 カテゴリーボタン[<]、[>]を何度か押して、 「Split Point」(スプリット ポイント)を表示させます。 3 ダイアルを回してスプリットポイント036(C1)〜096(C6)を設定します スプリットポイント(54:F#2) メインボイス ス タ イ ル 再 生 に 関 す る 設 定 NOTE • スプリットポイント自体は、 左側に属します。 • [−/NO]、[+/YES]ボタン を押してもスプリットポイ ントを変更
スタイルが止まった状態でコード音を鳴らす [シンクロスタート](SYNC START) ボタンがオフの状態で、[スタイルオン/オフ](ACMP) ボタンをオ ンにすると、スタイルを再生させない状態で、自動伴奏鍵域でコード音を鳴らすことができます。スタイ ルが鳴っていない状態で、自動伴奏鍵域で押されたコードを元に、右手演奏音にハーモニーをつけられま す。 自動伴奏鍵域 ス タ イ ル 再 生 に 関 す る 設 定 スタイルオンで ボタンが点灯 スタイルの種類 この楽器で扱えるスタイルは以下の4種類です。 内蔵(プリセット)スタイル あらかじめ本体に内蔵されているスタイル ユーザースタイル スタイルクリエーター機能を使って自分で制作したスタイル コンピューターから転送したスタイル USBフラッシュメモリーからロードしたスタイル エクスパンション スタイル USBフラッシュメモリーからエクスパンション パックをインストールすること で、楽器に保存されるスタイル USBスタイル 楽器に接続したUSBフラッシュメモリー内のスタイル 下の表は内蔵スタイル、ユーザースタイル、エクスパンション スタ
オリジナルのワンタッチセッティングを作る ユーザースタイルやUSBフラッシュメモリー上のスタイル、また外部から本体 に取り込んだスタイルに、ワンタッチセッティングを作ることができます。内 蔵スタイルとエクスパンション スタイルには作れません。 作ったワンタッチセッティングは、スタイルデータの一部として、保存されま す。 1 ユーザースタイルやUSBフラッシュメモリー上のスタイル、外部から本体 に取り込んだスタイルを選択します 2 3 手順1で選択したスタイル演奏時に使いたいパネル設定を行ないます 注記 • 選択したスタイルに、既にワ ンタッチセッティングの情報 がある場合は上書で消去する ことになるので、ご注意くだ さい。 NOTE • 上書きされたスタイルファ イルはSFF GEフォーマッ トになります。 ス タ イ ル 再 生 に 関 す る 設 定 [メモリー ](MEMORY)ボタンを押しながらワンタッチセッティング (OTS)の[1]〜[4] ボタンのいずれかを押して、パネル設定を登録します ワンタッチセッティング情報の上書をしてもよいか、確認のメッセージが表示され る場合があります
ソング再生に関する設定 ここでは、取扱説明書では説明しなかった、ソング再生に関する細かな設定を説明します。 ソング音量の設定 鍵盤演奏とソング再生音との音量バランスをとりたいときに、設定します。 ソ ン グ 再 生 に 関 す る 設 定 NOTE • ここでの説明は、ソング モードのときだけ適用され ます。 1 [機能](FUNCTION)ボタンを押してFUNCTION画面に入ります 2 カテゴリーボタン[<]、[>]を何度か押して、ソング音量の項目「Song Volume」を表示させます ソング音量項目 000〜127まで設定 できる 3 ダイアルを回してソング音量を設定します NOTE • 鍵盤演奏の方の音量を調節 したい場合は、3ページの 説明を参考にしてください。 リファレンスマニュアル 22
ソングの一部をミュート(消音)する ソングは16トラックから構成されています。 ソングを演奏するとメロディーや伴奏など複数のトラックが同時に鳴っています。それらの一部のトラッ クを鳴らさずに自分で弾いたり、特定のトラックだけを鳴らしたりすることができます。 トラックのオン/オフは、[レジスト/パート[ミキサー ]](REGIST/PART [MIXER])ボタンとソングパー ト[1/9]〜[8/16]ボタンで行ないます。オンのトラックボタンは緑色に点灯しています。オフにするとボ タンのランプが消え、そのトラックの演奏はミュート(消音)され、画面のトラック表示の枠も消灯します。 1 ソ ン グ 再 生 に 関 す る 設 定 ソングを選んで、[レジスト/パート[ミキサー ]](REGIST/ PART[MIXER])ボタンを何度か押して、ミュートしたい「TR1-8」また は「TR 9-16」を表示させます MAIN画面の右下の表示が「REGIST」→「TR 1-8」→「TR 9-16」の順に切り替 わるので、「TR 1-8」または「TR 9-16」を表示させます。 REGIST TR 1-8 TR 9-
ソングをランダム再生させる [デモ](DEMO)ボタンを押したときのソング、すなわちDemo Group (デモグループ - 47ページ)で指定 されたソング群の再生順をランダムに行ないます。Demo Group (デモグループ)がDemo (デモ)に設定さ れている場合、ここでの説明は適用されません。 1 ソ ン グ 再 生 に 関 す る 設 定 [機能](FUNCTION)ボタンを押します カテゴリーボタン[<]、[>]を何度か押して、再生モードを選ぶ画面 2 「Demo Play Mode」を表示させます 3 ダイアルを回して、再生モードに「Random」を選びます 4 [デモ](DEMO)ボタンを押して、ソングをスタートさせます 順番どおりの再生に戻したいときは、「Normal」を選びます。 デモグループで指定されたソング群が、ランダムに再生されます。 再生をストップしたいときは、[デモ](DEMO)ボタンか、[スタート/ストップ] (START/STOP)ボタンを押します。 リファレンスマニュアル 24
ソングの種類 この楽器で扱えるソングは以下の3種類です。 内蔵(プリセット)ソング ユーザーソング USBソング あらかじめ本体に内蔵されているソング9曲 ソング番号 001〜009 自分で録音したソング ソング番号 001〜005 コンピューターから転送したソング USBフラッシュメモリーからロードしたソング ソング番号 006〜 楽器に接続したUSBフラッシュメモリー内のソング ― 下の表は内蔵ソング、ユーザーソング、USBソングファイルの使い方の流れを表にまとめたものです。 コンピューター 自分の演奏 ソ ン グ 再 生 に 関 す る 設 定 USBフラッシュメモリー 録音 転送 (取扱説明書) (51ページ) 接続 (PSR-S650上のソングの保存場所) 再生 内蔵(プリセット) ソング (001〜009) ロード ユーザーソング ユーザーソング (001〜005) (006〜) USBソング USBにセーブ ユーザーソングは、[USER]ボタンを押して選びます。 リファレンスマニュアル 25
ソングを編集する この楽器で録音したソングや、外部からこの楽器に転送したソング、USBフラッシュメモリー内のソング を、トラックごとに編集して保存することができます。編集できる項目は、ボイスの変更、音の高さの変 更、発音タイミングのズレの補正の3つです。また、ソングの編集中にミキサー画面やテンポ画面を表示さ せてパラメーター値を変更し、その設定を保存することもできます。 1 ユーザーソングかUSBソングの中から、編集したいソングを選びます (データの入っているソングを選びましょう) 編集できるソングは、拡張子が.
4 トラックを編集して、[実行](EXECUTE)ボタンを押します 編集できる項目は、ボイスの変更、音の高さの設定、発音タイミングのズレの補正、 の3つです。カテゴリーボタン[<]、[>]を何度か押して、それぞれ対応した項目 「Voice」、「Ch Transpose」 、「Quantize」を画面上で選び、ダイアルでそれぞれ の値を変更します。 トランスポーズとクオンタイズについては、編集したパラメーターを確定するため に、[実行](EXECUTE)ボタンを押してください。 手順3〜4をくり返し、ほかのトラックも編集しましょう。 ■ リボイス 選択したトラックのボイスを変更できます。ボイスを変更すると、自動的にボイスの音 量、パン、リバーブレベル、コーラスレベルも最適な値に変更されます。ただし、DSP レベルの値は0に変更されます。 ■ トランスポーズ ソングのノート(音符)データを、トラックごとに半音単位で移動(トランスポーズ)しま す。上下2オクターブの範囲でトランスポーズできます。 ■ クオンタイズ NOTE • ドラムキットが割り当てら れているトラックをトラン スポーズすると、ドラムの
5 ミキサー画面で編集したり、テンポを調整します [レジスト/パート[ミキサー ]](REGIST/PART[MIXER])ボタンを1秒以上長押し すると、ミキサー画面に入ります。ミキサー画面の詳しい操作は取扱説明書の6章を ご覧ください。 テンポはテンポボタンで調整します。 1秒以上押す ミキサー画面やテンポ画面から抜けるときは、[画面戻る/終了](EXIT)ボタンを押 すとソング編集画面に戻ります。 ソ ン グ を 編 集 す る 6 試聴します 7 ソングの保存先を選ぶために、カテゴリーボタン[<]、[>]を何度か押し て、「Save To USB」か「Save To USER」を選びます。 そのあと、必要に応じて、[USB]ボタンを押して保存先を切り替えます [ ]ボタンを押すと、編集中のソングを聞くことができます。 必要があれば手順3〜5をくり返します。 データは、USBフラッシュメモリーと楽器の内部メモリーのどちらにでも保存でき ます。 USBフラッシュメモリーに保存したいときは「Save To USB」、本体の内部メモ リー (ユーザーソング)に保存したいときは「Save T
8 9 保存場所を確定するために、[実行](EXECUTE)ボタンを押します 必要に応じて、ファイル名を変更します ファイル名の先頭文字の下にカーソルが表示されます。 • レジストレーションメモリー [1]ボタンでカーソルを左、[2]ボタンで右に移動し ます • ダイアルで文字を選びます 以下の文字が選択できます [A]〜[Z], [a]〜[z], [0]〜[9], [!], [#], [$], [%], [&], ['], [(], [)], [-], [^], [@], [{], [}], [̲], [̀] • レジストレーションメモリー [8]ボタンでカーソル位置の文字を消去します カーソル カーソルを 左へ移動 10 カーソルを 右へ移動 文字消去 ダイアルで 文字を選択 ソ ン グ を 編 集 す る [実行](EXECUTE)ボタンを押すと、保存するかどうか確認する画面が 表示されますので、保存を実行する場合は[+/YES]ボタン、キャンセ ルする場合は[−/NO]ボタンを押します 元のユーザーソングに上書きする場合などは、上書きを確認するメッセージが表 示されますので、上書きする
オリジナルのスタイルを作る (スタイルクリエーター ) ここではオリジナルのスタイルを制作して保存する方法を説明します。 保存したスタイルは、プリセットスタイルと同じように、いつでも呼び出して再生できます。 スタイルの構成 スタイルは14種類のセクションと、それぞれのセクションに含まれる8つのパートで構成されています。 フィルインA〜D イントロ1〜3 メインA〜D エンディング1〜3 各セクションに 8パート オリジナルのスタイルを作る ︵スタイルクリエーター︶ パート:リズム 1、リズム 2、ベース、コード 1、コード 2、 パッド、フレーズ 1、フレーズ 2 パート 1 ×8 これら1つ1つのパートを、個別に録音することで、1つのスタイルを作り上げます。スタイル制作時の録 音方法は、ソング録音と違い、以下の特徴があります。 • ループ録音であること スタイル再生は数小節のリズムパターンの演奏を繰り返す(ループ)ものですが、録音も同 じようにループ方式になります。 たとえば2小節のメインセクションの録音をスタートさせると、2小節の録音が何回も繰 り返されます。一度録音したデータはその次の
スタイルクリエーターの操作の流れ 制作したいスタイルにもっとも近いスタイルを選ぶ 32ページ ※新規に制作する場合この手順は不要です。 32ページ スタイルクリエーターの画面を呼び出す ※新規のデータとして作るかどうかの確認が表示されます。 33ページ 拍子の設定 ・BEAT(拍子):2/4, 3/4, 4/4, 5/4 ※BEATを変更する場合は、全部のデータを消去し新規の状態から制作します。 36ページ セクションの設定 ・録音セクションの選択:INTRO 1〜3, MAIN A〜D, FILL IN A〜D, ENDING 1〜3 ・セクションのコピー ・小節数:1〜32 オリジナルのスタイルを作る ︵スタイルクリエーター︶ 37ページ パートの設定 ・録音パートの選択:RHYTHM 1〜2, BASS, CHORD 1〜2, PAD, PHRASE 1〜2 ・ボイス:録音するボイスを選ぶ ・パートボリューム:パートのボリュームを設定する ・パン:パートの左右で鳴る位置を設定する ・リバーブの深さ ・コーラスの深さ 38ページ パートの録音 ・録音
スタイルクリエーターの画面を呼び出す 1 制作したいスタイルにもっとも近い内蔵スタイルを選びます 自分で制作したスタイルや、USBフラッシュメモリー内のスタイルも選ぶことがで きます。(20ページ参照) 既存のスタイルを使用しないで作成する場合(ゼロから作成する場合)、この操作は不 要です。スタイルモードであることを確認してから手順2へ進んでください。([ソン グモード](SONG MODE)ボタンが点灯している場合は、ボタンを押してスタイル モードに切り替えます) 2 NOTE [録音](REC)ボタンを押してスタイルクリエーター画面に入ります • 本体メモリーの残量が少な いときは警告が表示されま す。 必要に応じて不要なスタイ ルデータやソングデータを USBなどに移動させ、デー タを本体から削除してメモ リー量を増やしてください。 スタイルデータを消去してゼロから作るかどうかの確認画面が表示されます。 NOTE オリジナルのスタイルを作る ︵スタイルクリエーター︶ • トラック間のボリュームを 調整 手順2に入る前にミキサー機 能を使って、各トラック間 のボリュームを調整するこ と
拍子の設定(BEAT) ゼロからスタイルを制作する場合、まず拍子を設定します。既存スタイルを拍子を変えずに使用して制作 する場合は、拍子の設定は不要ですので、「セクションの設定」へ進んでください。 1 カテゴリーボタン[<]、[>]を何度か押して、Beat(拍子)の設定画面に入 ります 2 ダイアルを使用して録音するスタイルの拍子を選びます 3 [実行](EXECUTE)ボタンを押して拍子を確定します 設定範囲:2/4, 3/4, 4/4, 5/4 オリジナルのスタイルを作る ︵スタイルクリエーター︶ 既存のデータを元に作成している場合、以下の画面になります。 すべてのセクションを消去する場合は[+/YES]ボタンを押します。 リファレンスマニュアル 33
録音するセクションの設定 スタイルデータの作り方としては以下2通りがあります。 • 鍵盤演奏を録音する方法 →「セクションを選ぶ」、「小節数」の順に操作を行なったあと、「パートの設定」に進んでくだ さい。 • 既存のスタイルデータをセクション単位でコピーして持ってくる方法 →「セクションコピー」の操作を行なってください。 セクションコピー ある1つのセクションだけをゼロから作成し、他のセクションはそれをベース にして編集するときや、既存スタイルのセクションをベースにして編集したい ときに、セクションのコピー機能を使います。 1 カテゴリーボタン[<]、[>]を何度か押して、セクションコピー (Section Copy)の設定画面に入ります 画面下側にセクションコピーモードに入るかどうか確認するメッセージが表示され ます。 オリジナルのスタイルを作る ︵スタイルクリエーター︶ 2 [実行](EXECUTE)ボタンを押してセクションコピーモードに入ります 3 カテゴリーボタン[<]、[>]またはスタイルコントロールのセクションボタ ンを押して、現在制作中のスタイルのどのセクションへコピーするか選び
4 ダイアルまたはスタイルボタン群を押してコピー元のスタイルを選びます 現在制作中のスタイルも選べます。その場合は、[Current]を選びます。 NOTE • コピー先とコピー元で小節 数が異なる場合、コピー元 の小節数でコピーされます。 また、拍子が異なる場合は、 拍子はコピー先のままです。 コピー元スタイル 5 [実行](EXECUTE)ボタンを押して、コピー元のスタイルを確定します コピー元のセクションが選べるようになります。 オリジナルのスタイルを作る ︵スタイルクリエーター︶ コピー元セクション 6 ダイアルを回してコピー元のセクションを選びます 7 8 [実行](EXECUTE)ボタンを押して、セクションコピーを実行します 設定範囲:INTRO 1〜3, MAIN A〜D, FILL IN A〜D, ENDING 1〜3 キャンセルする場合は[画面戻る/終了](EXIT)ボタンを押します。 [画面戻る/終了](EXIT)画面を押して、セクションコピーを終わります 手順2の画面に戻ります。 NOTE • コピー元、コピー先のデー タサイズによっては、メモ リー容量不
セクションを選ぶ 1 カテゴリーボタン[<]、[>]を何度か押して、Section(セクション)の設定 画面に入ります 2 ダイアルまたはスタイルコントロール内のボタンを押して録音するセク ションを選びます 設定範囲:INTRO 1〜3, MAIN A〜D, FILL IN A〜D, ENDING 1〜3 NOTE • FILL IN A〜Dのセクション をボタンで選ぶ場合は、[自 動フィルイン](AUTO FILL IN)ボタンを押してFILL IN を選び、ダイアルを使用し てFILL IN A〜Dを選びま す。 または オリジナルのスタイルを作る ︵スタイルクリエーター︶ 3 [実行](EXECUTE)ボタンを押してセクションを確定します 録音対象のセクションボタンが赤く点灯します。フィルインを選んだ場合は、該当 するメインバリエーションボタンが点滅します。 小節数の設定 ゼロからセクションを作る場合は、必ず設定します。既存スタイルを使って 作っている場合も、必要に応じて設定します。ただしFILL INは1小節固定です ので、設定できません。 1 カテゴリーボタン[<]、[>]
パートの設定 録音パートを選ぶ 1 カテゴリーボタン[<]、[>]を何度か押して、録音するPart(パート)の設 定画面に入ります 2 ダイアルを使用して録音するパートを選びます 3 [実行](EXECUTE)ボタンを押してパートを確定します 設定範囲:RHYTHM 1〜2, BASS, CHORD 1〜2, PAD, PHRASE 1〜2 NOTE • [録音](REC)ボタンを押し ながら、パートボタン[RHY 1]〜[PHR 2]のいずれかを 押すことでも、録音パート を選択できます。 録音対象のパートボタンが赤く点灯します。 ボイスを選ぶ 1 カテゴリーボタン[<]、[>]を何度か押して、Voice(ボイス)の設定画面に 入ります 2 楽器ボタンでカテゴリーを選び、ダイアルで録音するボイスを選びます オリジナルのスタイルを作る ︵スタイルクリエーター︶ 設定範囲:・パートにRHY1が選ばれているときは全ボイスから選択 ・パートにRHY2が選ばれているときはドラムキットから選択 ・その他のパートが選ばれているときはドラムキット以外のボイスから選 択 パートボリューム
パートの録音 パートボタンの点灯する色 消灯:再生しないパート、または データ無しのパート 緑:再生データ有りのパート、再生する 赤:録音するパート リズムパートの録音 37ページでリズムパートを選択した場合の録音方法です。 1 リズムパートが、録音パートとして選ばれていることを確認します オリジナルのスタイルを作る ︵スタイルクリエーター︶ 録音するパートのボタンは赤く点灯しています。このとき、画面内の録音するパー トにも、RECマークが表示されます。 NOTE • 録音パートを選んだあとで も、セクションを変更する と、録音パートが変わって しまう場合がありますので、 ご注意ください。 現在の小節番号 再生データ無し 再生データあり、再生する(パートオン) 録音するパート 再生データあり、再生しない(パートオフ) 鍵盤を弾いて、録音したいドラムが鳴ることを確認します。 録音中に、録音パート以外の特定のパートを鳴らさないようにしたい場合は、その パートのボタンを押して、パートオフにします。OFFにするとパネルのボタンは緑 の点灯から消灯に変わります。 録音する前に練習したい場合は、もう
3 鍵盤を弾いてドラム音を録音します 4 [スタート/ストップ](START/STOP)を押して録音を終了します タイミングに合わせて鍵盤を弾きドラムを録音します。何度もくり返しますのでう まくタイミングが取れるとき録音してください。 ■ 録音したドラムの消去 録音したドラムのうち、特定のドラム楽器音だけを消去できます。リズムパートの録音手 順3に続いて以下の操作をします。 1 [−/NO]ボタンを押したまま、消去したいドラム音に対応した鍵盤を押します。 2 [スタート/ストップ](START/STOP)ボタンを押して録音を終了します。 NOTE • ここで消去できるのはリズ ムのパートだけです。ベー スやコードのパートは消去 できません。 ベース、コード、パッド、フレーズパートの録音 37ページでリズムパート以外を選択した場合の録音方法です。 リズムパート以外が、録音パートとして選ばれていることを確認します 2 3 [スタート/ストップ](START/STOP)ボタンを押して録音を開始します 録音するパートのボタンは赤く点灯しています。このとき、画面内の録音するパー トにも、RECマ
編集(発音タイミングを揃える、パートを消去する) クオンタイズの設定 録音したドラムの発音タイミングを揃えます。 1小節 実際に録音した タイミング クオンタイズ 1/8の場合 1/4 1/8 1/2 3/4 1/4 クオンタイズ 1/4の場合 1/4 1/2 オリジナルのスタイルを作る ︵スタイルクリエーター︶ 1 カテゴリーボタン[<]、[>]を何度か押して、Quantize(クオンタイズ)設 定画面に入ります 2 ダイアルまたは[+/YES]/[−/NO]ボタンを使用してクオンタイズを選択 します 3 [実行](EXECUTE)ボタンを押します NOTE • 録音パートが選択されてい ない場合、クオンタイズは 実行できません。パートを 選択してください。(37 ページ) • UNDOはこの画面から移動 するとできなくなります。 画面中央右付近に「Press [EXECUTE] :UNDO」が表示されます。 クオンタイズ前の状態に戻す場合は[実行](EXECUTE)ボタンをもう一度押します。 リファレンスマニュアル 40
録音したパートの消去 消去したいセクションを選んで以下の手順に進みます。 1 カテゴリーボタン[<]、[>]を何度か押して、Part Clear(パート消去)設 定画面に入ります 2 消去したい[パート]ボタンを1秒以上押します このときダイアルでもパートを選べます。ダイアルでパートを選んだ場合は、[実行] (EXECUTE)ボタンを押してください。 1秒以上押す 消去の実行を確認する画面が表示されます。 3 [+/YES]ボタンを押すと消去が実行されます オリジナルのスタイルを作る ︵スタイルクリエーター︶ リファレンスマニュアル 41
データの保存 録音したデータを保存します。 データの保存先は、楽器の内部メモリーとUSBフラッシュメモリーのどちらにでも保存できます。USBフ ラッシュメモリーに保存したい場合は、あらかじめUSBフラッシュメモリーを楽器に接続しておきましょ う。 カテゴリーボタン[<]、[>]を何度か押して、 「Save To USB」画面か 1 「Save To USER」画面に入ります 保存先の新しいスタイル番号が自動的に選ばれます。 注記 • すでに保存済みのファイルを 選んで保存すると、そのファ イルの内容は上書きされ消え てしまいます。 NOTE • データを保存しないでスタ イルクリエーターの画面か ら抜けたい場合は[画面戻る /終了](EXIT)ボタンを押し たあと、[+/YES]ボタンを 押してください。 • スタイルデータは最大50個 まで楽器に保存できます。 オリジナルのスタイルを作る ︵スタイルクリエーター︶ 2 必要に応じて、保存先を切り替えます [USB]ボタンを押すたびに、保存先が切り替わります。USBフラッシュメモリーに 保存したいときは「Save To USB」、本体の内部メモリーに
3 [実行](EXECUTE)ボタンを押して保存先を確定します 確認の画面が表示されます。 4 [+/YES]ボタンで保存を実行します 保存が終了すると以下の画面になります。 保存されたスタイルファイルはSFF GEフォーマットになります。 NOTE • 保存先にデータがある場合 「上書きしますか?」と表示 されます。上書きする場合 は[+/YES]ボタンを押しま す。 オリジナルのスタイルを作る ︵スタイルクリエーター︶ 必要に応じて「セクションの設定」(34ページ)に戻り他のセクションを設定しパート を録音します。 スタイルクリエーターを終了する [画面戻る/終了](EXIT)ボタンを押して、スタイルクリエーターを終了します 録音したデータを保存せずにスタイルクリエーターを終了したい場合は、[画面戻る/終 了](EXIT)ボタンを押します。データを保存せずに終了してよいか確認するメッセージが 表示されますので、[+/YES]ボタンを押してスタイルクリエーターを終了します。 スタイルファイルを削除する 1 [ファイル操作](FILE MENU)ボタンを押します。 2 カテゴリーボタン
機能(FUNCTION) FUNCTION画面では、チューニング、ボイスとスタイル/ソング再生音とのバランス調整やエフェクト関 連の設定など、さまざまな詳細設定ができます。全部で60項目の設定ができます。 基本操作 1 [機能](FUNCTION)ボタンを押してFUNCTION画面に入ります 2 カテゴリーボタン[<]、[>]を押すたびに、60個の項目が順番に画面に表 示されますので、設定したい項目を選びます 設定できる項目については、45〜47ページの設定項目リストをご覧ください。 画面上部左側にはひとつ前の項目が、右側にはひとつあとの項目が表示されていま す。 FUNCTION グループ ひとつ前の項目 機能︵FUNCTION︶ 現在選ばれている項目 3 ひとつあとの項目 設定値 ダイアルや[−/NO]、[+/YES]ボタンで値を設定します 数値ではなくオン/オフを設定する項目については、[+/YES]でオン、[−/NO]で オフとなります。 また、[−/NO]ボタンと[+/YES]ボタンを同時に押すと、初期設定値に戻ります。 (MIDIのイニシャルセットアップ以外) ・値を−1
設定項目リスト 設定項目 (画面表示) 設定値 初期設定 内容 000〜127 100 スタイルの再生音量を設定します。 000〜127 100 ソングの再生音量を設定します。 415.3〜466.2Hz 440.
設定項目 (画面表示) リバーブレベル (Main Reverb Level) コーラスレベル (Main Chorus Level) DSPレベル (Main DSP Level) ドライレベル (Main Dry Level) 設定値 初期設定 内容 000〜127 * メインボイスにかけるリバーブのかかり具合を設定します。 000〜127 * メインボイスにかけるコーラスのかかり具合を設定します。 000〜127 * メインボイスにかけるDSP効果のかかり具合を設定します。 000〜127 * メインボイスのドライレベル(リバーブ、コーラス、DSP効果がかからな い原音の量)を設定します。 000〜127 * デュアルボイスの音量を設定します。 −2〜+2 * デュアルボイスのオクターブを設定します。単位はオクターブ。 000〜64〜127 (左〜中央〜右) * デュアルボイスのパンを設定します。0にすると音は左のスピーカーから 聞こえ、127にすると音は右のスピーカーから聞こえます。 000〜127 * デュアルボイスにかけるリバーブのかかり
設定項目 (画面表示) 外部クロック (External Clock) キーボードアウト (Keyboard Out) スタイルアウト (Style Out) ソングアウト (Song Out) イニシャルセットアップ (Initial Setup) 設定値 初期設定 内容 ON/OFF OFF この楽器でのソング/スタイル再生を、内部クロックで動作させる(OFF) か、外部クロックで動作させる(ON)かを設定します。 ON/OFF ON 鍵盤の演奏情報をUSB TO HOST端子から送信する(ON)か、しない (OFF)かを設定します。 ON/OFF OFF スタイルの再生時にスタイルデータをUSB TO HOST端子から送信する (ON)か、しない(OFF)かを設定します。 ON/OFF OFF ソングの再生時にソングデータをUSB TO HOST端子から送信する(ON) か、しない(OFF)かを設定します。 ON ― この楽器のパネル設定を、MIDIメッセージとしてコンピューターに送信し ます。[+/YES]ボタンを押すと、送信されます。 USB TO HOS
コンピューターと接続する 取扱説明書では、コンピューターと楽器をUSBケーブルで接続し、コンピューターにドライバーをインス トールする方法を説明しました。ここでは、コンピューターと楽器間で演奏情報を送受信する際に必要な MIDI設定と、ファイルを送受信する方法についてご説明します。 コンピューターと通信するための設定 PCモード PCモードをFUNCTION画面で設定することで、楽器の演奏情報(MIDI)をコン ピューターとやりとりする際に必要な複数のMIDI設定を、ワンタッチで設定で きます。PC1、PC2、OFFから選びます。 NOTE • コンピューターと楽器間で ファイルの送受信をする場合 は、PC設定やMIDI設定は必 要はありません。 * PC2は将来の拡張用です。 PC1 PC2* ローカル オフ オフ OFF オン 外部クロック オン オフ オフ ソングアウト オフ オフ オフ スタイルアウト オフ オフ オフ キーボードアウト オフ オン オン コンピューターと接続する 1 [機能](FUNCTION)ボタンを押して、FUNCTION画
MIDI設定 NOTE 演奏情報の送受信に関する設定を行ないます。 項目 設定値 内容 ローカルオン/オフ ON/OFF この楽器の演奏を、この楽器の内部音源で鳴らす(ON)か鳴らさない(OFF) かを設定します。 外部クロック ON/OFF この楽器のクロックを内部クロックで動作させる(OFF)か、外部クロック で動作させる(ON)かを設定します。 キーボードアウト ON/OFF 鍵盤の演奏情報をUSB TO HOST端子から送信する(ON)か、しない (OFF)かを設定します。 スタイルアウト ON/OFF スタイルの再生時にスタイルデータをUSB TO HOST端子から送信する (ON)か、しない(OFF)かを設定します。 ソングアウト ON/OFF ユーザーソングの再生時にソングデータをUSB TO HOST端子から送信す る(ON)か、しない(OFF)かを設定します。 [機能](FUNCTION)ボタンを押します 2 カテゴリーボタン[<]、[>]を何度か押して設定を変えたい項目を表示させ ます 3 ダイアルを回してONかOFFを選びます • 外部クロッ
楽器のパネル設定を送信する(イニシャルセットアップ) この楽器のパネル設定を外部機器に送信します。PSR-S650の演奏を外部 シーケンサーやコンピューターに録音するとき、演奏前にイニシャルセット アップを行なうことにより、パネル設定を合わせて録音しておけます。これに より、再生時に録音時と同じサウンドが鳴ります。 コンピューターと接続する 1 [機能](FUNCTION)ボタンを押します 2 カテゴリーボタン[<]、[>]を何度か押して、イニシャルセットアップの項 目「Initial Setup」を表示させます 3 [+/YES]ボタンを押して送信します NOTE • ドラムキットを使用している 場合は、録音時と同じサウン ドで再生できない場合があり ます。 リファレンスマニュアル 50
楽器とコンピューター間でファイルを送受信する 楽器上で録音したユーザーソングやユーザースタイル、バックアップデータ(取扱説明書の8章)を、コン ピューターに転送できます。これらのファイルは、再び楽器へ戻すことができます。また、外部で入手し たソングファイル、スタイルファイル、ミュージックデータベースファイルもコンピューターから楽器に 転送できます。この操作をするためには、専用のアプリケーション「Musicsoft Downloader」(ミュー ジックソフトダウンローダー )をダウンロード(無料)し、ご使用のコンピューターにインストールする必要 があります。 ミュージックソフトダウンローダーをインストールする コンピューターを使用し、インターネット上の以下のURLからミュージックソ フトダウンローダーをダウンロードします。続けてインストールを行ないます。 http://www.yamaha.co.
■ 楽器のバックアップデータをコンピューターに転送する 【操作】 ミュージックソフトダウンローダーの画面上で、「電子楽器」→「System Drive」の中 にある「PSR-S650.BUP」をコンピューターに移動します。 コンピューターに保存したバックアップデータは、再び楽器に戻して設定などを再現する ことができます。楽器に戻すには、コンピューター上の「PSR-S650.
索引 A AIフィンガー ..................................... 16 D DSP................................................... 12 DSPレベル ..........................................3 M ソングエディット(ソング編集) ........ 26 ソング音量 ......................................... 22 ソングパート ..................................... 23 ソング編集 ......................................... 26 ロ タ ワンタッチセッティング ................... 21 テ P PCモード .......................................... 48 デモキャンセル ................................. 47 デモグループ ...........