User Manual

リファレンスマニュア 27
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トラックを編集して、[実行](EXECUTE)ボタンを押します
編集できる項目は、ボイスの変更、音の高さの設定、発音タイミングのズレの補正、
3つです。カテゴリーボタン[<]、[>]を何度か押して、それぞれ対応した項目
「Voice」「ChTranspose」「Quantize」を画面上で選び、ダイアルでそれぞれ
の値を変更します。
トランスポーズとクオンタイズについては、編集したパラメーターを確定するため
に、[実行](EXECUTE)ボタンを押してください。
手順34をくり返し、ほかのトラックも編集しましょう。
リボイス
選択したトラックのボイスを変更できます。ボイスを変更すると、自動的にボイスの音
量、パン、リバーブレベル、コーラスレベルも最適な値に変更されます。ただし、DSP
レベルの値は0に変更されます。
トランスポーズ
ソングのノート(音符)データを、トラックごとに半音単位で移動(トランスポーズ)しま
す。上下2オクターブの範囲でトランスポーズできます。
クオンタイズ
トラック内の音符の鳴るタイミングを設定します。たとえば、次の図のような4拍子の
レーズを録音したとします。演奏しているときは、正確に弾いているつもりでも、タイ
ングが微妙に遅れたり早かったりする場合もあります。クオンタイズはそういった微妙
「ずれ」を補正してデータを書き直す機能です。
クオンタイズの分解能を設定します。選択したトラックで使われている、最も細かい音
を選んでください。最も細かい音符が8分音符の場合は、「1/8」を選びます。
ドラムキットが割り当てら
れているトラックをトラン
スポーズすると、ドラムの
音色が変わってしまいます。
ご注意ください。
NOTE
クオンタイズのサイズを8分音符に設定して、
クオンタイズを実行した場合
* マークの付いた3つのクオンタイズ設定は、異なる2つの音符の長さを同時に利用してクオンタイズを実行
できるので大変便利です。たとえば、8分音符と38分音符の両方の音符が録音されているトラックに、8
分音符の長さでクオンタイズをかけた場合、そのトラックのすべての音符が8分音符でクオンタイズされて
しまい、3連符のリズムが完全になくなってしまいます。ところが、8分音符+38分音符の設定を使う
と、8分音符と3連符の両方の音符をクオンタイズすることができます。
設定値 画面表示
4分音符 1/4
3連4分音符 1/6
8分音符 1/8
3連8分音符 1/12
16分音符 1/16
316分音符 1/24
32分音符 1/32
8分音符+38分音* 1/8+1/12
16分音符+38分音* 1/16+1/12
16分音符+316音符* 1/16+1/24