User Manual

Table Of Contents
PSR-SX600 リファレンスマニュア 15
1
楽器音 演奏
Controller(コントローラー )画面
Modulation(モジュレーション)
[MODULATION]ホイールで、ビブラート効果のほかにも、フィルターや音量をコントロールしてワウ効果や
トレモロ効果を与えることもできます。以下の通り効果のかかり具合が設定できます。
NOTE LFO(LowFrequencyOscillator)とは、低周波で周期的な信号を発振するユニットです。ピッチ/フィルタ /アンプリチュード
に対する変調(周期的な揺れを与えること)に使われます。たとえばLFOをピッチにかけるとビブラート効果が、フィルターにかける
とワウ効果が、ボイスの音量にかけるとトレモロ効果が得られます
[3 ]/
[4 ]
MonoType
(モノタイプ)
上記でMono(モノ)に設定して編集中のボイスをレガート演奏する場合に、(例えば
ギターボイスのような)減衰音をどのように発音させるかを選択します。
Normal:前の発音を終了させてから次を発音します。
Legato:レガート演奏したとき、2つ目以降の発音はEG(エンベロープジェネレー
ター、16ページ)での音量変化を維持したまま、ピッチのみが滑らかに変化し
ます。
最初の発音から次の発音が1オクターブを超える場合は、ピッチは変化させず発
音をやり直します。
Crossfade:各ボイスは、どの音域をどの強さで弾くかによって切り替わる複数の
音色波形で構成されています。このタイプでは、レガート演奏したときに最初
の発音と二つ目以降の発音とで異なる音色波形が選択されていても、両者の音
色波形をクロスフェードさせながらピッチが変化します。
NOTE この項目はS.Art/Drums/SFXの各ボイスには対応していません。これらのボイスが
選ばれているときには「Normal」に設定されているときと同様に動作します。
NOTE 「Legato」または「Crossfade」を選んだ場合、(ここで記述されるもの以外の)動作
がパネル設定次第で「Normal」設定とは変わってくることがあります。
[5 ] PortamentoTime
(ポルタメントタイ
ム)
上記でMono(モノ)に設定した場合のポルタメントタイムを設定します。
NOTE ポルタメントタイムとは、上記のレガート奏法でポルタメント効果をかけるときの、
ピッチ変化にかかる時間のことです。
NOTE ポルタメントタイムの値が「0」のときは、ポルタメントはかかりません。
[6 ]/
[7 ]
PortamentoType
(ポルタメントタイ
プ)
実際の「ピッチ変化にかかる時間」をポルタメントタイムの値からどのように算出
するかと決めます。
FixedRate:「ピッチ変化の割合」を最大:0、最小:127に設定します。実際の
「ピッチ変化にかかる時間」は2つの音符の間隔によって変わります。
FixedTime:「ピッチ変化にかかる時間」を最小:0、最大:127に設定します。
「ピッチ変化の割合」は2つの音符の間隔によって変わります。
NOTE この設定が変更されても、ポルタメントタイムの基本的なルールは変わりません。ポ
ルタメントタイムの値が小さければ実際の時間は短くなり、値が大きければ実際の時
間は長くなります。
NOTE ポルタメントタイムの値が大きいほど、ここでの設定の効果がわかります。
[2 ]Filter
(フィルター )
フィルターカットオフ周波数をコントロールする場合の、効果の深さを設定します
フィルターについては、下記をご覧ください。
[3 ] Amplitude
(アンプリチュード)
アンプリチュード(音量)をコントロールする場合の、効果の深さを設定します。
[5 ] LFOPMOD
(ピッチモジュレー
ション)
ピッチ(音高)をLFOでコントロールする場合の、効果の深さ(ピッチの変化幅、ビブ
ラート効果の深さ)を設定します。
[6 ] LFOFMOD
(フィルターモジュ
レーション)
フィルターをLFOでコントロールする場合の、効果の深さ(カットオフ周波数の変化
幅、ワウ効果の深さ)を設定します。
[7 ] LFOAMOD
(アンプリチュード
モジュレーション)
ボイスの音量をLFOでコントロールする場合の、効果の深さ(音量の変化幅、トレモ
ロ効果の深さ)を設定します。
次ページへ