User Manual
Table Of Contents
4 PSR-SX600 リファレンスマニュアル
1
いろいろな楽器音 ︵ボイス︶ で演奏する
ボイスの特徴
ボイスはその特徴が9種類(取扱説明書1章)に分類されます。ここではメガボイスについて詳しく説明します。
GM&XGボイス/GM2ボイス
GM&XGボイス/GM2ボイスは、シーケンスソフトウェアなどからのMIDIメッセージで発音させます。これらの
規格に対応したソングをシーケンスソフトウェアで再生すると、自動的に適切なボイスが選ばれます。
メトロノームの音、音量、拍子やタップテンポに関わる設定ができます。
1 設定画面を表示させます。
[MENU](メニュー )→TAB(タブ)[E]Menu1(メニュー 1)→カーソルボタン[][][E][F]Metronome
Setting(メトロノームセッティング)→[ENTER](決定)
2 カーソルボタン[][]ボタンを押して設定画面を切り替え、下記設定をします。
1Metronome(メトロノーム)
MegaVoice
(メガボイス)
通常のボイスでは、鍵盤を弾いた強さ(ベロシティー )に応じて音量や音質が変化します。それ
に対してメガボイスでは、ベロシティーによって音量/音質が変わるだけでなく、同じ楽器を
違う奏法で鳴らした場合に得られるさまざまな音の表情を、切り替えて再現することができま
す。たとえば、ギターのさまざまな奏法(オープンソフト、デッドノート、スライドなど)にお
ける音の表情を再現するために、従来の電子楽器では奏法ごとに違うボイスを呼び出すなどし
ていましたが、メガボイスではベロシティーを変えることで、1つのボイスでそれらを呼び出
すことが可能です。
このようなしくみのボイスであるため、予期せぬサウンドを鳴らしてしまう可能性があり、鍵
盤演奏には適していません。ソングやスタイルなど、頻繁にボイス変更をすることでデータが
重くなることを避けたいMIDIシーケンスデータをステップ入力で制作する場合に使うと、た
いへん有用です。
実際のメガボイスの奏法割り当てについては、ウェブサイト上のデータリストの「メガボイス
マップ」をご覧ください。
NOTE メガボイスは、ほかの種類のボイスとの互換性がありません。したがって、メガボイスを使った
スタイル/ソングデータを、メガボイスを搭載していない楽器で再生しても、この楽器で鳴って
いたサウンドを再現できません。
NOTE メガボイスは、演奏する鍵域や鍵盤を弾く強さ(ベロシティー )などによって鳴り方が変わります。
[HARMONY/ARPEGGIO](ハーモニー /アルペジオ)ボタンをオンにしたり、ボイスセットの設
定を変えたりすると、意図しない鳴り方になることがあります。
メトロノームやタップテンポの設定をする
[2] Volume
(ボリューム)
メトロノームの音量を調節します。
[3]〜
[5]
Sound
(サウンド)
各小節の1拍目にベルの音を鳴らすかどうかを設定します。
[6]/
[7]
TimeSignature
(タイムシグネチャー )
メトロノームの拍子を設定します。
カーソルボタン
[][]で切り
替えます。
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