User Manual

PSR-SX600 リファレンスマニュア 7
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楽器音 演奏
鍵盤全体の音高(ピッチ)を微調整する
鍵盤演奏音、スタイル、ソングなど鍵盤全体のピッチを微調整(チューニング)できます。オーディオファイルの再
生やほかの楽器と合わせて演奏するときに、音の高さを合わせることができるので便利です。ドラム/SFXキット
やオーディオファイル再生音はチューニングできません。
1 設定画面を表示させます。
[MENU](メニュー )→TAB(タブ)[F]Menu2(メニュー 2)→カーソルボタン[][][E][F]MasterTune/
ScaleTune(マスターチューン/スケールチューン)→[ENTER](決定)→TAB[E]MasterTune
2 [4]/[5]ボタンを押してチューニングします(0.2Hz単位)。
初期設定の440.0Hzに戻すには、45の[]と[]ボタンを同時に押します。
音律(調律法)を選ぶ(スケールチューニング)
音律(調律法)を選びます。演奏曲が作られた時代や音楽のジャンルなどに合わせて音律を選んで弾いてみましょう。
1 設定画面を表示させます。
[MENU](メニュー )→TAB(タブ)[
F
]
Menu2
(メニュー 2)→カーソルボタン[
][][E][F
]
MasterTune/
ScaleTune
(マスターチューン/スケールチューン)→[ENTER](決定)→TAB[
F
]
ScaleTune
2 [1]ボタンで音律を選びます。
内蔵の音律
音の高さに関する設定
Equal
(イコールテンパラメント=平均
律)
1オクターブを12の間隔で等分した音律です。現在もっともポピュラーな音律です。
PureMajor
(ピュアメジャー =純正律長調)
PureMinor
(ピュアマイナー =純正律短調)
自然倍音を基準とするため、3音構成の和音が美しく純粋に響くのが特徴です。現在
でも合唱のハーモニーなどで使われます。
Pythagorean
(ピタゴリアン=ピタゴラス調律)
ギリシャ時代の哲学者ピタゴラスによって考えられた、5度音程だけの組み合わせか
らできた音律です。3度はうなりが生じますが、5度と4度の音程が美しく、旋律の
演奏に向いています。
Mean-Tone
(ミーントーン=中全音律)
ピタゴラス音律の3度のうなりをなくすために改良された音律です。16世紀後半か
18世紀後半までにかけて広く普及し、ヘンデルも使用しました。
3
2
音律の設定状況が鍵盤イラストに
表示されます。
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