User Manual

Table Of Contents
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はじめに―PXアンプの使用例
PX10/PX8/PX5/PX3リファレンスマニュアル
PXアンプの信号処理
PXアンプは、インプットプロセッサーとスピーカープロセッサーで音響調整します。入力端子からの信号は入力端子ごとに装備しているインプットプロセッサーで信号処理されま
す。処理された信号は、経路設定によって加算や分配され、チャンネルごとのスピーカープロセッサーで最終的に処理されたあと、[SPEAKERS]端子から出力されます。
それぞれの処理については、「パネル操作」「TUNING画面」(25ページ)を参照してください。
入力感度とアンプゲイン
PXアンプは、入力感度/アンプゲインの設定を、2種類の入力感度または2種類のアンプゲインから指定できます。入力感度は、最大出力が得られる入力信号のレベルのことです。
入力感度以上の信号を入力すると、PXアンプの内部でリミッターがかかります。ボリュームを絞ると入力感度は上がり、アンプゲインは下がります。最大出力はボリュームを絞っ
ても変わりません。
たとえば、PX10ではアンプゲインを32dBに設定すると、最大出力は1000Wで、入力感度は+9.3dBuになります(スピーカーインピーダンスがの場合)。ボリュームを
絞っていないとき(0dB)、入力+9.3dBuで出力1000Wが得られます。ボリュームを6dB絞ると、PX10の入力感度は+15.3dBu(=+9.3dBu6dBu)となり、アンプゲイ
ンは26dB(32dB6dB)になります。+15.3dBuを入力すると最大出力1000Wが得られます。
D-Contour
Delay
HPF LPF Polarity
Speaker
Delay
Level Limiter
6 Band
PEQ
インプットプロセッサー スピーカープロセッサー
アンプゲイン26dB
ボリューム6dB
アンプゲイン32dB
最大出力41.3dBu
(1000W、8Ω)
入力感度+15.3dBu
入力感度+9.3dBu