User Manual

CL/QL シリーズ&Shure ワイヤレス
www.yamahaproaudio.com/japan/
2
1 システム要件
ヤマハ デジタルミキシングコンソール:CL5 / CL3 / CL1 / QL5 / QL1
o ファームウェア V4.10 以降
Shure デジタルワイヤレスマイクレシーバー:
o ULXD4D / ULXD4Q / ULXD4(ファームウェア V1.7.34 以降)
o QLXD4(ファームウェア V1.1.15 以降)
o Axient AXT400(ファームウェア V1.16.11 以降)、ShowLink アクセスポイント
(AXT400 ShowLink 機能を使用する場合)
ネットワークスイッチ:ヤマハ SWP1 シリーズなど
CAT5e / CAT6 ケーブル
Dante Controller ソフトウェアがインストールされたコンピューター
o Dante Controller は以下から無償でダウンロードできます。
www.audinate.com
2 ネットワーク設計
Dante 機器が 4 台以上あるシステムでは、ネットワークスイッチを 1 台以上使用することを
推奨します。これにより、ネットワークレイテンシーを最小にすることができ、またケーブル
の接続をより柔軟に行えるようになります。演奏者が自身の演奏音をリアルタイムでモニタ
ーする必要がある場合は、レイテンシーが特に重要です。モニター信号経路上にあるすべ
てのオーディオ機器を、1 台のスイッチに接続するようにしてください。
ネットワークスイッチは、EEE 機能を無効にして、Dante ネットワークでの使用に適した設定
にする必要があります。ヤマハのネットワークスイッチ「SWP1 シリーズ」は Dante システム
での動作が検証されていて、他のスイッチよりも設定が簡単です。Dante 非対応の Shure
ワイヤレスレシーバーも CL/QL シリーズの Dante ポートから操作するため、すべての
Dante 機器と Shure ワイヤレス機器を同じ VLAN に接続する必要があります。
CL/QL シリーズ V4.10 以降では、DHCP サーバーを使用してネットワーク上の機器に IP
アドレスを割り当てることができるようになりました。DHCP サーバーが無い場合、
「169.254.*.*」の IP アドレスがすべての機器に自動的に割り当てられます。これが機器の
初期設定なので、もっとも簡単です。固定 IP アドレスを使用することもできますが、その場
合は設定が必要になります。
CL/QL シリーズや ULXD などの多くの Dante 機器は、リダンダントネットワーク(Primary
ネットワークと Secondary ネットワーク)に対応しています。ただし、CL/QL から Shure 機器
のリモート操作・監視は Primary ネットワークでのみ動作します。Secondary ネットワークを
構築した場合、オーディオの冗長性は確保できますが、操作・監視の冗長性は確保できま
せん。
ULXD4 QLXD4 などの Dante 非対応ワイヤレスマイクレシーバーでは、アナログ接続で
オーディオ信号を伝送する必要があります。例えば、ヤマハ R シリーズ(MY8-AD96 を装
着した RSio64-D など)経由でミキサーに接続します。AXT ではデジタルオーディオ