User Manual

Dante について
取扱説明書
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リセスについて
この機器は、ラックマウント金具の取り付け位置をずらす
ことで、下の図のように、フロントパネル面をラック前面
より 50mm または 100mm 奥に配置できます。
同様に、リアパネル面側にもラックマウント金具を取り付
けることが可能です。
NOTE
金具を取り付けるときは、必ず取り外したネジをその
ままお使いください。
Dante について
Dante Audinate 社が開発したネットワークオーディ
オプロトコルです。ギガビットイーサネット対応のネット
ワーク環境で、サンプリング周波数 / ビットレートが違う
複数のオーディオ信号や、機器のコントロール信号を同時
に扱える特長を持っています。
Dante の詳細については、Audinate 社のウェブサイトを
ご参照ください。
http://www.audinate.com/
また、ヤマハプロオーディオのウェブサイトにも、Dante
に関するさまざまな情報を掲載しています。
http://www.yamahaproaudio.com/
本製品は Audinate 社提供の Dante モジュールを使用し
ています。
本製品で使用している Dante モジュールは Dante
Controller で確認できます。
Dante モジュールごとの、使用しているオープンソース
ライセンスについては、Audinate 社のウェブサイト (
) をご覧ください。
https://www.audinate.com/software-licensing
ネットワークスイッチ使用時の注意
Dante ネットワーク内では、ネットワークスイッチの
EEE 機能 (*) を使用しないでください。
EEE 機能に対応したスイッチ間では、消費電力の相互設定
が自動で調整されますが、相互設定の調整が正しく機能し
ないスイッチもあります。
これにより、Dante ネットワーク内の不適切な場面でス
イッチの EEE 機能が有効になってしまう可能性があり、
クロック同期性能が悪化して音声が途切れる場合があり
ます。
そのため、以下のようにしてください。
マネージドスイッチを使う場合、Dante を使用するす
べてのポートの EEE 機能をオフにしてください。EEE
機能がオフにできないスイッチは使用しないでくださ
い。
アンマネージドスイッチを使う場合、EEE 機能に対応し
たスイッチを使用しないでください。これらのスイッチ
EEE 機能をオフにできません。
* EEE(EnergyEfficientEthernet) 機能とは、ネットワー
クのトラフィックが少ないときにイーサネット機器の消
費電力を減らす技術。グリーンイーサネットや
IEEE802.3az とも呼ばれています。
ラックマウント時の注意
この機器が動作保証する室温は 0 40 ℃です。この機
器を複数台または他の機器と一緒に EIA 標準のラック
にマウントする場合、各機器からの熱でラック内の温度
が上昇し、十分な性能を発揮できないことがあります。
この機器に熱がこもらないように、必ず以下の条件で
ラックにマウントしてください。
3 台以上の Rio-D2 をすき間を空けずにマウントす
る場合は、ファン速度を HIGH に設定してください。
ファン速度を LOW に固定してこの機器を複数台
マウントする場合は、この機器 2 台ごとに 1U 以上
の隙間を空けてください。また、この隙間は通風パ
ネルを取り付けたり、開放したりして、十分な通気
を確保してください。
パワーアンプなどの発熱しやすい機器と一緒にマ
ウントする場合は、他の機器との間を 1U 以上空け
てください。また、このスペースは通風パネルを取
り付けたり、開放したりして、十分な通気を確保し
てください。
ラックの背面を開放して、ラックを壁や天井から
10cm 以上離し、十分な通気を確保してください。
ラック背面を開放できない場合は、ラックに市販の
ファンキットなどの強制換気用装置を設置してく
ださい。ファンキットを取り付けた場合は、ラック
の背面を閉じた方が放熱効果が大きくなることも
あります。詳しくはラックおよびファンキットの取
扱説明書をご参照ください。
50 mm
100 mm