User Manual

グラフィック EQ/ フェクト /PREMIUMRACK
リファレンスマニュアル
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NOTE
チャンネルストリップセクションのフェーダーが中央 ( フラット ) の位置にあるとき、対応す
[ON] キーが消灯しますこれは、その帯域が変更されていないことを表わします。フェー
ダーを少しでも上下させると、[ON] ーが点灯し、その帯域が変更されたことを表わします。
なお、点灯した [ON] キーを押して消灯させると、該当する帯域が即座にフラットに戻ります。
もう一度、[ON] キーを押すと変更された値となります。
ディスプレイの表示がほかの画面に切り替わると、チャンネルストリップセクションのフェー
ダーの割り当てが強制的に解除されます。ただし、再度同じラックを表示させたときに、以前操
作していた帯域が自動的にフェーダーに割り当てられます。
GEQEDIT 画面を閉じると、自動的に FADERASSIGN フィールドのボタンがオフになりま
す。
GEQEDIT 画面 (15BandGEQ)
画面は 31 バンド GEQ 同じですが、「AVAILABLEBANDS」に現在の GEQ で操作できる残
りのバンド数 ( 最大 15) がリアルタイムに表示されます。
ラック切り替えタブでは、Flex15GEQ をマウントしたラックのタブが、xA、xB のように 2 つに
分割されます (x ラック番号 )。
AUTOMIXER について
QL シリーズはオートミキサーを標準装備しています。オートミキサーは、台本がないようなスピーチ
用途において、有効なマイクを検出してゲイン配分を自動最適化することで、エンジニアがフェーダー
操作に掛かり切りになることなく、複数のマイク間で一貫したシステムゲインを維持します。
オートミキサーの動作原理
オートミキサーで使用している Dugan スピーチシステムでは、スピーチ用途において任意の本数のマ
イクゲインを自動調整します。
Dugan スピーチシステムは、リミッターやオートレベルコントローラーの機能とは異なります。複数
の人が話しているときに、エンジニアはフェーダーで通常どおり個々のマイクゲインをミックスしま
す。誰も話していない場合でも、マイク音声を検出して自動的にゲインを配分するので、フェーダーを上
げた状態のままにしておくことができます。
手順
1. Flex15GEQ がマウントされたラックのラックコンテナを押す。
2. GEQON/OFF ボタンを押して Flex15GEQ をオンにする。
3. FADERASSIGN フィールドの各ボタンを押して、操作する帯域を選ぶ。
4. チャンネルストリップセクションのフェーダーで、選んだ帯域を調節する。
5. 操作が終わったら、FADERASSIGN フィールドのボタンをオフにする。
複数のマイクで一人が話す場合 複数のマイクで二人が話す場合
1 人が話した場合には、そのマイクのゲインが瞬時に上
がり、他のマイクのゲインは下がります。別の 1 人が
話した場合も同様の動作です。
2 人が同時に話した場合には、トータルゲインが一定と
なるよう 2 本のマイク間でゲインが自動配分され、残
1 本のマイクのゲインは下がります。
オートミックス
でのゲイン (dB)
マイクの入力
音声 (dB)
オートミックス
でのゲイン (dB)
マイクの入力
音声 (dB)