User Manual

グラフィック EQ/ フェクト /PREMIUMRACK
リファレンスマニュアル
112
内蔵エフェクトを操作する
QL シリーズの内蔵エフェクトはEFFECT ラック 1-8 にマウントし、アウトプット系チャンネルの
/ インプット系チャンネルの入力にパッチしたり、各チャンネルにインサートして利用します。ラッ
クにマウントしたエフェクトは、それぞれ 54 種類のエフェクトタイプの中から 1 つを選びます。
ラック 5 8 は初期状態で MIX チャンネル 13 16 からの信号が入力され、STIN1 4(L/R)
に出力されています。ラック 1 4 には何も割り当てられていません。
NOTE
エフェクトタイプによっては、ラック 1、3、5、7 でのみ使用できるものがあります。
内蔵エフェクトをセンド / リターン経由で使用するには、MIX チャンネルなどの出力をエフェクトの
入力に、エフェクトの出力をインプット系チャンネルに割り当てます。この場合、該当するアウトプット
系チャンネルをエフェクトセンド用のマスターチャンネルとして、またインプット系チャンネルをエ
フェクトリターン用チャンネルとして使用します。
内蔵エフェクトの入出力を任意のチャンネル ( ただし、STIN チャンネルを除く ) のインサートアウト
/ インに割り当てて、そのチャンネルにインサートすることもできます。
内蔵エフェクトのタイプには、L/R チャンネルの入力信号を個別に処理する「STEREO イプ」(2IN/
2OUT) と、両方のチャンネルをミックスしてから処理する「MIX タイプ」(1IN/2OUT) 2 種類があ
ります。
エフェクトの L/R 入力の両方に信号経路を割り当てた場合は、STEREO または MIX のどちらかのエ
フェクトタイプが選ばれているかに応じて、L/R チャンネルの処理方法が次のように異なります。
STEREO タイプのエフェクト
MIX タイプのエフェクト
また、2 系統あるエフェクトの入力の片方にのみ信号を割り当てた場合は、STEREO または MIX のど
ちらかのエフェクトタイプが選ばれているときでも、モノラル入力 / ステレオ出力として処理されま
す。ただし、COMP276、COMP276S、COMP260、COMP260S、EQUALIZER601、
OPENDECK は例外になっています
内蔵エフェクトをセンド / リターン経由で利用する
ここでは、MIX バスをエフェクトセンドバス、STIN チャンネルをエフェクトリターンチャンネルとし
て利用し、センド / リターン経由でエフェクトを使用する方法について説明します。
NOTE
MIX バスをエフェクトセンドバスとして使用するときは、バスのタイプとして「VARI」を選択し
ておきます。こうすれば、インプット系チャンネルごとにセンドレベルを調節できます。
また、エフェクトへの入力をステレオで使用したいときは、送り先の MIX バスをステレオに指
定しておくと便利です ( バスの設定方法については、MIX バス /MATRIX スの基本設定(
P.189) をご参照ください )。
OUTPUT PATCH
INPUT PATCH
EFFECT
EFFECT
EFFECT
EFFECT
ラック 2
ラック 7
ラック 8
アウトプット系
チャンネルの出力
インプット系
チャンネルの入力
ラック 1
EFFECT
任意チャンネルの
インサートアウト *
任意チャンネルの
インサートイン *
*STIN チャンネルを除く
手順
1. バーチャルラックを操作する( →P.103)手順13を参考にして、ラックにエフェクトをマウ
ントする。
2. VIRTUALRACK 面の INPUTPATCHL ボタンを押して、ラックの入力元とな MIX チャンネ
ルを選ぶ ( P.103)。
3. VIRTUALRACK 画面の OUTPUTPATCHL タンを押して、ラックの出力先となる STIN チャ
ンネルの L 入力を選ぶ ( P.103)。
4. SELECTEDCHANNELVIEW 画面の SEND フィールドで、各チャンネルからのセンドレベルを
調節する。
5. ラックの入力元に選んだ MIX チャンネルでエフェクトセンドのマスターレベルを調節する
6. ラックの出力先に選んだ STIN チャンネルでエフェクトリターンレベルを調節する。
INPUT L EFFECT L L RETURN
INPUT R EFFECT R R RETURN
INPUT L L RETURN
INPUT R
EFFECT
R RETURN
L RETURN
EFFECT
R RETURN
INPUTL
または R