User Manual

グラフィック EQ/ フェクト /PREMIUMRACK
リファレンスマニュアル
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タップテンポ機能を使う
USERDEFINED キーを押した間隔の平均値 (BPM) が算出され、その値が BPM パラメーター
に反映されます。
NOTE
平均値が 20 300BPM の範囲外のときは無視されます。
特殊パラメーターフィールドの MIDICLK タンをオンにすれば、MIDI ポートから入力される
MIDI タイミングクロックのテンポに応じて BPM ラメーターの値が変化します。
エフェクトとテンポの同期
QL シリーズの一部のエフェクトでは、効果をテンポに同期させることができます。同期させることが
できるのは、ディレイ系、変調系の 2 種類のエフェクトです。ディレイ系のエフェクトでは、テンポに合
わせてディレイタイムが変化します。変調系のエフェクトでは、テンポに合わせて変調信号の周波数が
変化します。
テンポ同期に関するパラメータ
テンポ同期には、次の 5 つのパラメーターが関係します。
1)SYNC 2)NOTE 3)TEMPO 4)DELAY 5)FREQ.
SYNC:............................... テンポ同期 ON/OFF のスイッチです。
NOTE TEMPO: .......... テンポ同期の基準になるパラメーターです。
DELAY FREQ.:........... DELAY ディレイタイムを表わす値、FREQ. 変調信号の周波数を
表わす値です。エフェクト音の変化に直接影響を与えます。DELAY
ディレイ系エフェクトのときだけ、FREQ. は変調系エフェクトのとき
だけ関係します。
各パラメーターの関係
テンポ同期は、TEMPO NOTE から DELAY( または FREQ.) の値
*a
を算出します。
SYNC ON にする
NOTE を変更する→ DELAY( たは FREQ.) が設定される
このとき、DELAY( または FREQ.) の値は次の式で計算されます。
DELAY( または FREQ.)=NOTEx4x(60/TEMPO)
TEMPO を変更する→ DELAY( または FREQ.) が設定される
このとき、DELAY( または FREQ.) の値は次の式で計算されます。
DELAY=NOTEx4x(60/TEMPO)sec
FREQ.=(TEMPO/60)/(NOTEx4)Hz
手順
1. ファンクションアクセスエリアの RACK ボタンを押す。
2. VIRTUALRACK 画面の EFFECT タブを押す。
3. 操作したいエフェクトがマウントされたラックのラックコンテナを押す。
4. EFFECTEDIT 画面のエフェクトタイプフィールドを押す。
5. EFFECTTYPE 画面で、BPM パラメーターを含むエフェクトタイプを選ぶ。
6. エフェクトパラメーターフィールドの SYNC パラメーターをオンにする
7. タップテンポ機能を割り当てた USERDEFINED キーを、希望するテンポに合わせて繰り返し押し
て、BPM パラメーターを設定する。
ab c
各間隔の平均がパラメーターに入力される
(a、b、c の平均 )
1回
タッピング
2 回目の
タッピング
3回
タッピング
4回
タッピング
タップテンポ画面