User Manual
グラフィック EQ/ エフェクト /PREMIUMRACK
リファレンスマニュアル
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例1:SYNC=ON、DELAY=250ms、TEMPO=120 で、NOTE を 8 分音符から 4 分音符に
変更した場合
DELAY =変更後の NOTEx4x(60/TEMPO)
=(1/4)x4x(60/120)
=0.5(sec)
=500ms
となり、DELAY は 250ms から 500ms に変化します。
例2:SYNC=ON、DELAY=250ms、NOTE=8 分音符で、TEMPO を 120 から 121 に変更
した場合
DELAY =NOTEx4x(60/ 変更後の TEMPO)
=(1/8)x4x(60/121)
=0.2479(sec)
=247.9(ms)
となり、TEMPO は 250ms から 247.9ms に変化します。
*a計算結果には近似値が適用されます。
TEMPO パラメーターの特徴
TEMPO パラメーターは他のパラメーターと違って、以下のような特徴があります。
・ すべてのエフェクトで共通の値( ただし、MIDIIN 端子に MIDI クロックが入力されているときに、
MIDICLK ボタンが ON かつ SYNC が ON の場合のみです。)
・ エフェクトライブラリーにはストア / リコールされない ( シーンにはストア / リコールできます )
このため、エフェクトストア時とリコール時の TEMPO の値が異なる場合があります。たとえば次のよ
うな場合です。
エフェクトをストア:TEMPO=120→TEMPO を 60 に変更:TEMPO=60→
エフェクトをリコール:TEMPO=60
通常 TEMPO を変更すると、それに伴って DELAY( または FREQ.) が再設定されます。しかしここで
DELAY( または FREQ.) を変更すると、エフェクトのストア時とリコール時で聴こえ方が変わってし
まいます。ストア時とリコール時でエフェクトが変わってしまわないようにするため、エフェクトのリ
コール時にストア時と TEMPO が変わってしまっていても、DELAY( または FREQ.) の値は更新しま
せん。
* NOTE は以下の値で計算されます。
フリーズエフェクトを利用する
簡易サンプラー機能を持つエフェクトタイプ「FREEZE」の操作方法について説明します。このエフェ
クトタイプが選ばれているときは、画面上の操作で録音 ( サンプリング ) や再生が行なえます。
NOTE
エフェクトタイプ「FREEZE」と「HQ.PITCH」は、ラック 1/3/5/7 でのみ使用できます。
NOTE
・ 現在の録音位置は、EFFECTEDIT 画面のプログレスバーで確認できます。一定時間が経過する
と、自動的にそれぞれのボタンがオフになります。
・ EFFECTEDIT 画面内のパラメーターを操作すれば、録音時間、録音の開始方法やサンプルの再
生方法などを細かく設定できます。パラメーターについて詳しくは、QL データリスト(巻末)を
ご参照ください。
・ 録音をし直したり、エフェクトを切り替えたり、本体の電源を切ると、サンプリングされた内容
は消去されます。
= 1/48
= 3/16
= 1/24
= 1/4
= 1/16
= 3/8
= 1/12
= 1/2
= 3/4
= 3/32
= 1/8
= 1/1
= 2/1
= 1/6
手順
1. ファンクションアクセスエリアの RACK ボタンを押す。
2. VIRTUALRACK 画面の EFFECT タブを押す。
3. ラック 1/3/5/7 のどれかのエフェクトコンテナを押す。
4. EFFECTEDIT 画面のエフェクトタイプフィールドを押して EFFECTTYPE 画面を表示し、
「FREEZE」を選ぶ。
5. 録音 ( サンプリング ) を開始するには、REC ボタンを押し、続けて PLAY ボタンを押す。
6. 録音したサンプルを再生するには、PLAY ボタンを押す。