User Manual

レコーダー
リファレンスマニュアル
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DanteController の設定
コンピューターのネットワークポートをギガビット対応スイッチングハブに接続します。コンピュー
ターの IP アドレス設定は自動取得 ( デフォルト設 ) にしておきます。
DanteController で可能な設定は、下記のとおりです。
マルチトラック録音をするために I/O デバイスからのオーディオ信号を DVS もしくは DANTE-
ACCEL にパッチする
バーチャルサウンドチェックを行なうために、コンピューターからのオーディオ信号を Dante オー
ディオネットワークに出力して、QL シリーズのチャンネルに立ち上げられるようにパッチする
( P.127)
下記の例は、I/O デバイスの 1 16 チャンネルを DVS にパッチしたときの DanteController の設
定です。
この場合、マルチトラック録音時とマルチトラック再生時とで、QL シリーズの DANTEINPUT
PATCH を切り替える必要があります。それぞれの設定を DANTEINPUTPATCHLIBRARY
→P.128に保存しておくと、簡単に切り替えできます。
NOTE
DanteController の操作や詳しい設定については、DanteController のマニュアルをご参照くだ
さい。
DAW ソフトウェアの設定
DAW ソフトウェア上では、ドライバーの設定を行ないます。デバイス設定をする画面で、入出力するサ
ウンドカード ( またはオーディオドライバー) として「DanteVirtualSoundcard-ASIO」(Windows
PC) または「Dante」(Mac) を選択します
また、ドライバーと DAW ソフトウェアとの内部パッチが必要となる場合があります。詳しくは、DAW
ソフトウェアのマニュアルをご参照ください。
NuendoLive の設定
NuendoLive を起動して新規プロジェクトを作成すると、DVS で設定されたチャンネル数分のト
ラックが自動で作成され、トラック名に対して、QL シリーズの各チャンネル名とカラー情報がチャン
ネル数分だけ自動で設定されます。
NuendoLive では下記の設定を行ないます。
設定ボタン→オーディオシステムで、ドライバーとして DVSもしくは DanteAccelerator 選択
する
オーディオの録音 / 再生
DAW ソフトウェア上で、ドライバーの設定が完了したら、オーディオの録音 / 再生を行ないます。
マルチトラック録音をする場合は、DAW ソフトウェアの各トラックの入力ポートを、I/O デバイスの
オーディオ信号が入力されているポートに設定します。
バーチャルサウンドチェックを行なうために、録音したオーディオを QL シリーズのインプットチャン
ネルに立ち上げる場合はパッチを行ない、DAW ソフトウェアから QL シリーズの DANTE1 64
(QL1 DANTE1 32)に出力します。I/O デバイスからのオーディオ信号を立ち上げる場合と、
DAW ソフトウェアからのオーディオ信号を立ち上げる場合とで、DANTEINPUTPATCH の設定を
ライブラリーに追加しておくと便利です。ライブラリーに追加しておくことで、パッチ設定の切り替え
DanteController を起動せずに行なえます。また、バーチャルサウンドチェック中に特定のチャン
ネル ( たとえばボーカルな ) だけを I/O デバイスとパッチしてサウンドチェックをする、といったこ
ともできます。