User Manual

セットアップ
リファレンスマニュアル
194
CONSOLEID SECONDARYPORT を切り替える
DANTESETUP 画面(SETUP ページ)
切り替えたボタンは赤く表示されます。
Dante オーディオネットワーク設定が適用されると、切り替えたボタン表示が戻ります。
NOTE
SECONDARYPORT を変更する場合には、QL シリーズ I/O デバイスの間の結線方法も変更
が必要です。たとえば、REDUNDANT に設定したときの結線のまま DAISYCHAIN に変更する
と、音声のやりとりができなくなります。設定を変更する前にケーブルを抜いておくようにし
てください。
CONSOLEID SECONDARYPORT 設定は、QL シリーズを初期化しても変更されませ
ん。
CONSOLEID OFF または 2,3,4 にした場合、ネットワーク上にある CONSOLEID=1 QL
シリーズ本体の DANTESETUP 画面で BIT LATENCY 変更しても、CONSOLEID
OFF または 2,3,4 となっている QL シリーズ本体の BIT/LATENCY は変更されません。
CONSOLEID OFF にした場合、DANTEPATCHBY フィールド内が DANTE
CONTROLLER に固定されます。また、DANTEINPUTPATCH 画面でパッチを変更すること
はできません。
また CONSOLEID OFF にした場合、マウントしているデバイスすべてが VIRTUAL になり
ます。
Rio シリーズの HAGAIN 等の変更操作は行なえますが、未接続のときと同じ状態なので機器側
には設定されません。そのため他の機器にレベルコントロールなどの影響を及ぼすことはあり
ません
Dante オーディオネットワークのレイテンシーを設定する
Dante オーディオネットワークを送受信される信号のレイテンシー設定は、接続方法や規模によって
適切な設定が変わります。ここでは、QL シリーズに接続された Dante 対応機器の接続状況によるレイ
テンシー設定の考え方を説明します。
スイッチとホップ数の関係
Dante オーディオネットワークのレイテンシー設定は、そのネットワークのホップ数に依存します。
ホップ数は、マスターとなる機器から最も遠くに接続された機器までを直列に考えたとき、間にあるス
イッチの数を表わします。
スイッチは、スイッチングハブのほかに、QL シリーズや I/O デバイスの各機器にも内蔵されています。
このホップ数によって、設定できるレイテンシーの目安がわかります。ホップ数による一般的なレイテ
ンシー設定の目安は次のとおりです。
NOTE
ネットワークの状況によっては、ホップ数が少なくてもレイテンシーを大きく設定する必要が
ある場合もあります。
問題が発生した場合は、レイテンシー設定が原因かどうかを切り分けるために 5.0ms を選んで
確認します。
手順
1. DANTESETUP 画面(SETUP ページ)にて CONSOLEID SECONDARYPORT を選択する。
2. APPLY ボタンを押す。
3. 切り替えを確認する画面で OK タンを押す。
ホップ数 レイテンシー (ms)
3ま 0.25
5ま 0.5
10 まで 1.0
20 まで 2.0
21 以上 ( または問題発生時 ) 5.0