User Manual

トークバック / オシレーター
リファレンスマニュアル
96
トークバック / オシレーター
トークバックとは、選択した INPUT 端子の信号を任意のバスに送り出す機能です。主にオペレーター
からの指示を演奏者やスタッフに伝える目的に利用します。
また、QL シリーズにはサイン波やピンクノイズを任意のバスに出力するオシレーターが内蔵されてお
り、外部機器のチェックや会場の特性をテストするのに利用できます。
トークバック / オシレーターの信号の流れは、次の図のとおりです。
トークバックを利用する
任意の入力用端子に入力された信号を、任意のバスに送り出します。
NOTE
HA のゲインを +17dB +18dB の間で変化させると、内部的に PAD のオン / オフが切り
わります。
ファンタム電源を使用中で、INPUT 端子に接続されている機器の Hot Cold 間の出力イン
ピーダンスに差がある場合にはノイズが発生することがあります。
USERDEFINED キーに、トークバックのオン / オフや ASSIGN の変更を割り当てることも可
能です。この場合、ラッチ動作とアンラッチ動作 ( キーを押している間だけオンになる ) 選択
できます ( P.169)。
トークバックがオンのときに、トークバックディマーを使ってトークバック以外のモニターレ
ベルを下げることもできます ( →P.90)。
METER
64{32}
CASCADE
IN
SELECT
SLOT1 1-16
SLOT2 1-16
CASCADE IN
TALKBACK
INPUT
SELECT
ON
DANTE IN 1-64{32}
INPUT 1-32{16}
+48V
+48V MASTER
ON
+48V
AD
[INPUT]
[1-32{16}]
INPUT
+
-
1
2
3
METER
HA
LEVEL
ON
Pink Noise
Burst Noise
HPF LPF
METER
OSC
OSCILLATOR
Sine Wave
PRE GC
GAIN/TRIM
[DANTE]
DANTE
INPUT
METER
DANTE
IN
32{16}
DANTE IN 1-64{32}
INPUT 1-32{16}
MIX
12 15
16
ST
LR
M
O
N
O
(C)
MATRIX
12 78
CUE
LR
Compensation
Gain
手順
1. ファンクションアクセスエリアの MONITOR ボタンを押す。
2. MONITOR 画面の TALKBACK 表示ボタンまたは ASSIGN ィールドを押す。
3. リアパネルの INPUT 端子にマイクを接続する。
4. TALKBACK 画面にある ASSIGN フィールドのボタンを押して、トークバックの信号の送り先と
なるバスを選ぶ ( 複数選択可 )。
5. トークバックを有効にするには、TALKBACKON ボタンを押してオンにする。
6. INPUTTOTALKBACK ボタンを押して、入力を選択する。[TOUCHANDTURN]ノブで音量を
調節する。
MONITOR 画面