User Manual
シーンメモリー
V5 リファレンスマニュアル
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7 OFFSET ノブ
[TOUCHANDTURN] ノブを使って、リコール操作後オーディオファイルの再生までにかかる
時間を設定します。オフセットタイムは、0.0 〜 99.0 の範囲を 0.5sec 単位で設定できます。
8 スクロールノブ
[TOUCHANDTURN] ノブを使って、リストをスクロールします。
PREVIEW モードを使う
PREVIEW モードとは、カレントシーンの信号処理には影響を与えずに、メモリーにストアされたシー
ンの設定値を確認 / 変更するためのモードです。このモードでシーンをリコールすると、新規にリコー
ルしたシーンの設定値が QL シリーズのパネル上に表示されますが、カレントシーンの信号処理はリ
コール前のままとなります。また、設定を修正しシーンを新規 / 上書きでストアしても、カレントシーン
の信号処理はリコール前のままです。本番中に、次にリコールする予定のシーンの内容を確認したり、一
部を修正したあとでストアしておきたい場合などに便利です。
NOTE
・ PREVIEW モードは、シーンメモリーに含まれるすべてのパラメーターと、INPUTPATCH/
OUTPUTPATCH ファンクションに含まれるすべてのパラメーター、および HA のパラメー
ターに対して有効です。
・ PREVIEW モードでも、RECALLSAFE や FOCUSRECALL は有効です。
PREVIEW モードでの各機能について
下記のソフトウェアや外部からの操作に対しては、カレントシーンが変わります。
・ QLEditor
・ StageMix
・ MIDIRx
・ GPIIN
同様にカレントシーンの変更に対して、下記のソフトウェアや外部へ通知が行なわれます。
・ QLEditor
・ StageMix
・ MIDITx
・ GPIOUT
METER はカレントシーンの信号処理の状態を示します。
PLAYBACKLINK はカレントシーンの RECALL に対して働きます。
カスケード接続の挙動はマスター/ スレーブ共に独立に動作します。PREVIEW モード中はリンクしま
せん。
PREVIEW モードでは下記の機能が動作しません。
・ QLEditor との同期
・ ユーザーの切り替え
・ USERLEVEL の変更
・ LOAD/SAVE 機能
・ CUE の変更
・ USERDEFINEDKEYS 動作
・ USERDEFINEDKNOBS 動作
・ モニター(MONITOR、CUE、OSCILLATOR、TALKBACK) の変更、表示
・ NuendoLive の設定変更、表示
・ レコーダーの変更、表示
・ DANTESETUP や DANTEPATCH の変更
・ FADETIME
・ EFFECTFREEZE の PLAY/REC
・ EFFECT の MIDICLOCK、タップテンポ
・ PREMIUMEFFECT の内部 METER(DynamicEQ、Portico5043 の GR、Opt-2A、U76、Buss
Comp369 の VU)
また下記動作中は PREVIEW モードに入れません。
・ Scene や EQ などの Paste 中
・ GlobalPaste 実行中
・ QLEditor との同期中
・ ファイルの Save/Load 中
NOTE
StageMix で表示されるシーンタイトルは、PREVIEW モード中に操作された QL シリーズのス
トア時のタイトルに変更されます。
手順
1. SCENELIST ウィンドウ内の PREVIEW ボタンを押す。
2. [TOUCHANDTURN] ノブを使って SCENELIST 画面の SCENESELECT ノブを操作し、リ
コール元となるシーン番号を選択する。
3. SCENELIST画面のRECALLSCENEボタンを押す。リコールを実行するにはOKボタンを押す。
4. 必要に応じて、パネル上の操作子を使って、設定値を変更する。
5. 手順 4 の設定内容をストアしたい場合は、ストア先のシーン番号を選び、SCENELIST 画面の
SCENESTOREボタンを押す。
6. シーンの設定値を確認 / 変更できたら、SCENELIST ウィンドウ内の PREVIEW ボタンを押す。